虎姫駅
| 虎姫駅 | |
|---|---|
 駅舎（2009年11月） | |
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とらひめ Torahime | |
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◄JR-A09 長浜 (5.1 km) (2.8 km) 河毛 JR-A07► | |
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| 所在地 | 滋賀県長浜市大寺町細田1043 |
| 駅番号 | JR-A08 |
| 所属事業者 | 西日本旅客鉄道（JR西日本） |
| 所属路線 | A 北陸本線 |
| キロ程 | 12.8 km（米原起点） |
| 電報略号 | トラ |
| 駅構造 | 地上駅 |
| ホーム | 2面2線 |
| 乗車人員 -統計年度- |
709人/日（降車客含まず） -2019年- |
| 開業年月日 | 1902年（明治35年）6月1日[1][2][3] |
| 備考 | 簡易委託駅 |
虎姫駅（とらひめえき）は、滋賀県長浜市大寺町細田にある、西日本旅客鉄道（JR西日本）北陸本線の駅である。駅番号はJR-A08。
歴史
- 1902年（明治35年）6月1日：官設鉄道北陸線の長浜駅 - 高月駅間に新設開業[1][2][3]。一般駅。
- 1909年（明治42年）10月12日：線路名称制定。北陸本線の所属駅となる[4]。
- 1971年（昭和46年）3月25日：貨物の取り扱いを廃止（旅客駅となる）[5]。
- 1984年（昭和59年）2月1日：荷物の取り扱いを廃止[5]。
- 1987年（昭和62年）4月1日：国鉄分割民営化により、西日本旅客鉄道（JR西日本）の駅となる[5]。
- 1995年[6]（平成7年）8月19日：SL北びわこ号の運行を開始[7]、当駅が停車駅となる（2021年に運行終了）[6][8]。
- 2003年（平成15年）10月26日：北陸本線・湖西線の直流電化工事が開始される[9][10]。
- 2006年（平成18年）10月21日：北陸本線長浜駅 - 敦賀駅間直流電化により、新快速の乗り入れを開始する[11][12][13][14]。ICカード「ICOCA」の利用が可能となる[13]。ホームのかさ上げ工事が完成。
- 2018年（平成30年）3月17日：駅ナンバリングが導入され、使用を開始。
駅構造
相対式ホーム2面2線[3]を有する地上駅[2]。分岐器や絶対信号機を持たないため、停留所に分類される。互いのホームは跨線橋で結ばれている[3]。駅舎は2006年にログハウス風の建物に改修され[3][15]、バリアフリーに対応するため入口にスロープが設置されているものの、跨線橋にはエレベーターは設置されていない[3]。
現在は長浜市の指定管理者「まちづくり虎姫」[16]の運営による簡易委託駅（米原駅管理）となっているが、実際はJR西日本交通サービス社員が駅業務を行っている。また、料金専用補充券による指定席発売も行っている。上りホームは4両分、下りホームは6両分かさ上げされている[3]。なお、当駅と長浜駅の間にデッドセクションが設置されていたが、直流電化の際に廃止されている[2]。
みどりの窓口はないが[15]、ICOCAチャージ機能付きの自動券売機[15]とICカード専用簡易改札機[13]が設置されている。
のりば
| のりば | 路線 | 方向 | 行先 |
|---|---|---|---|
| 1 | A 北陸本線 | 上り | 長浜・米原方面[17] |
| 2 | 下り | 近江塩津・敦賀方面[17] |
- JR京都・神戸線運行管理システムの導入区間内に位置しているが、旅客案内情報処理装置(PIC)は設置されていない。また、同システムによる案内放送も導入されておらず、従来の接近警報機が引き続き使用されている。
ダイヤ
日中時間帯は近江塩津発着の新快速が上下線とも1時間あたり1本停車し、下り列車（※北陸本線を基準とするため、米原駅まで上り列車）は近江塩津駅で湖西線（近江今津方面）の新快速に接続する。なお、敦賀発着の新快速は朝と夕方以降に、米原・長浜・敦賀発着の普通は朝晩にそれぞれ運行される。
- 備考
- かつては当駅の南側（※駅から離れた所。1991年9月までは坂田 - 田村間）にデッドセクションを設けていたため、当駅を発着する普通は気動車で運行していたが、後に交直流電車へ変更された。なお、2006年10月以降は直流電車で運行する普通も混在する。
利用状況
「滋賀県統計書」によると、1日平均の乗車人員は以下の通りである。
| 年度 | 1日平均 乗車人員 |
出典 |
|---|---|---|
| 1992年 | 569 | [統計 1] |
| 1993年 | 561 | [統計 2] |
| 1994年 | 562 | [統計 3] |
| 1995年 | 544 | [統計 4] |
| 1996年 | 588 | [統計 5] |
| 1997年 | 579 | [統計 6] |
| 1998年 | 576 | [統計 7] |
| 1999年 | 529 | [統計 8] |
| 2000年 | 534 | [統計 9] |
| 2001年 | 530 | [統計 10] |
| 2002年 | 543 | [統計 11] |
| 2003年 | 530 | [統計 12] |
| 2004年 | 488 | [統計 13] |
| 2005年 | 508 | [統計 14] |
| 2006年 | 510 | [統計 15] |
| 2007年 | 574 | [統計 16] |
| 2008年 | 584 | [統計 17] |
| 2009年 | 568 | [統計 18] |
| 2010年 | 577 | [3][統計 19] |
| 2011年 | 559 | [統計 20] |
| 2012年 | 604 | [統計 21] |
| 2013年 | 638 | [統計 22] |
| 2014年 | 662 | [統計 23] |
| 2015年 | 690 | [統計 24] |
| 2016年 | 709 | [統計 25] |
| 2017年 | 698 | [統計 26] |
| 2018年 | 709 | [統計 27] |
| 2019年 | 709 | [統計 28] |
駅周辺
水田が大きく広がるが、駅東側・駅北東側・駅南側には民家が多い。駅北西側にはプラスチック加工業の工場が建つ。国道8号は駅から約1km離れた西側を、北陸自動車道は駅から約2km離れた東側を通る。
- 虎姫時遊館
- 長浜市役所虎姫支所（旧虎姫町役場）
- 長浜市立虎姫図書館
- 長浜市虎姫文化ホール（すぃせん館）
- 勤労者体育センター
- 虎姫郵便局
- 滋賀銀行虎姫支店
- エルナー滋賀営業所
- ジェイフィルム長浜工場（プラスチック加工業）
- 滋賀県立虎姫高等学校
- 長浜市立虎姫学園
- 虎姫幼稚園
- 虎御前山[18] - 当駅の北東に位置する山で別名「虎姫山」。別名は虎姫という蛇の化身の娘がいた伝説から名付けられており、この伝説が駅名の由来となっている[2]。
- 篠原寺
- 大将軍神社[19]
- 国道8号
- 滋賀県道263号丁野虎姫長浜線
- 滋賀県道274号虎姫停車場線
- 滋賀県道275号三川月ヶ瀬線
- 滋賀県道501号安養寺虎姫線
その他
- 駅名に「虎」が付くことから、阪神タイガースファンに人気のある駅のひとつである[3]。駅前には、地元の有志が2003年に阪神タイガースがリーグ優勝した際に設置した「虎神殿」がある[20]。
- 1985年に阪神タイガースが快進撃を重ね、21年ぶりのリーグ優勝を達成したときには駅名の「虎」にあやかって入場券などが売れ、当時の国鉄も増収策として当駅発着の阪神ファン向け団体列車を運行した。なお、その次に18年ぶりに優勝を果たした2003年にも、同様に記念入場券（硬券）が発売された。
隣の駅
脚注
本文中の出典
- ^ a b 長浜市年表 2004, p. 179.
- ^ a b c d e 川島 2010, p. 51.
- ^ a b c d e f g h i 朝日 2012, p. 25.
- ^ 『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 I』JTB、1998年10月1日、91頁。
- ^ a b c 石野哲（編）『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』JTB、1998年、131頁。ISBN 978-4-533-02980-6。
- ^ a b “デゴイチが牽引、SL北びわこ号の春季運転が4月末から”. Lmaga.jp (2020年3月22日). 2021年9月4日閲覧。
- ^ 長浜市年表 2004, p. 308.
- ^ “JR西日本「SL北びわこ号」C57形1号機が牽引 - 1日限定の冬季運転、3/6実施”. マイナビニュース (2016年2月29日). 2021年9月4日閲覧。
- ^ 長浜市年表 2004, p. 323.
- ^ “広報つるが 平成15年12月号” (PDF). 敦賀市企画部広報広聴課. p. 1 (2003年11月11日). 2021年9月4日閲覧。
- ^ “広報きゃんせ長浜 2006年10月号” (PDF). 長浜市企画部企画政策課. p. 5 (2006年10月1日). 2021年9月4日閲覧。
- ^ “広報きゃんせ長浜 2006年11月号” (PDF). 長浜市企画部企画政策課. p. 9 (2006年11月1日). 2021年9月4日閲覧。
- ^ a b c “広報たかしま 平成18年10月1日号” (PDF). 高島市役所企画部秘書広報課. pp. 2-3 (2006年10月1日). 2021年9月5日閲覧。
- ^ “琵琶湖環状線ぐるり車窓の旅 滋賀県がリーフレット”. 産経ニュース. (2016年10月22日) 2021年9月4日閲覧。
- ^ a b c 長浜市内の駅の利用 - 長浜市都市建設部都市計画課
- ^ 指定管理者の候補者の選定結果概要 虎姫駅コミュニティハウス関連施設 (PDF) - 長浜市総務部財産活用政策室
- ^ a b “虎姫駅|時刻表”. 西日本旅客鉄道. 2022年9月16日閲覧。
- ^ 滋賀県観光情報 虎御前山 - びわこビジターズビューロー
- ^ “大将軍神社”. 長浜・米原・奥びわ湖を楽しむ観光情報サイト. 2022年9月16日閲覧。
- ^ “広報ながはま 2010年2月号” (PDF). 長浜市企画部企画調整課. p. 10 (2010年2月1日). 2021年9月4日閲覧。
利用状況の出典
- ^ 平成4年滋賀県統計書
- ^ 平成5年滋賀県統計書
- ^ 平成6年滋賀県統計書
- ^ 平成7年滋賀県統計書
- ^ 平成8年滋賀県統計書
- ^ 平成9年滋賀県統計書
- ^ 平成10年滋賀県統計書
- ^ 平成11年滋賀県統計書
- ^ 平成12年滋賀県統計書
- ^ 平成13年滋賀県統計書
- ^ 平成14年滋賀県統計書
- ^ 平成15年滋賀県統計書
- ^ 平成16年滋賀県統計書
- ^ 平成17年滋賀県統計書
- ^ 平成18年滋賀県統計書
- ^ 平成19年滋賀県統計書
- ^ 平成20年滋賀県統計書
- ^ 平成21年滋賀県統計書
- ^ 平成22年滋賀県統計書
- ^ 平成23年滋賀県統計書
- ^ 平成24年滋賀県統計書
- ^ 平成25年滋賀県統計書
- ^ 平成26年滋賀県統計書
- ^ 平成27年滋賀県統計書
- ^ 平成28年滋賀県統計書
- ^ 平成29年滋賀県統計書
- ^ 平成30年滋賀県統計書 (PDF)
- ^ 令和元年滋賀県統計書 (PDF)
参考文献
- 『長浜市史 第8巻 年表・便覧』長浜市役所、2004年3月14日。
- 川島令三『【図説】日本の鉄道中部ライン全線・全駅・全配線 第5巻 米原駅 - 加賀温泉駅』講談社、2010年8月20日。ISBN 978-4-06-270065-8。
- 『週刊JR全駅・全車両基地 18 北陸本線②（森本〜米原） 越美北線』朝日新聞出版、2012年12月9日。
関連項目
外部リンク
- 虎姫駅｜駅情報：JRおでかけネット - 西日本旅客鉄道
