清水誉
阪神タイガース #45 | |
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2016年3月20日 阪神鳴尾浜球場にて | |
基本情報 | |
国籍 | 日本 |
出身地 | 兵庫県三木市 |
生年月日 | 1984年4月23日(40歳) |
身長 体重 |
178 cm 77 kg |
選手情報 | |
投球・打席 | 右投右打 |
ポジション | 捕手 |
プロ入り | 2006年 大学生・社会人ドラフト4巡目 |
初出場 | 2009年4月4日 |
年俸 | 1,150万円(2016年) |
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度) | |
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この表について
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清水 誉(しみず たかし、1984年4月23日 - )は、阪神タイガースに所属するプロ野球選手(捕手)。
来歴・人物
プロ入り前
兵庫県三木市出身。三木市立平田小学校2年時に少年野球チームの「くるみビックス」で野球を始め、強肩を買われて捕手を務める[1]。三木市立三木中学校では4番・捕手として東播大会3位となった。高校は野球強豪校へ進学することも考えたが、両親の説得により公立進学校の小野高校に入学[1]。高校では1年夏から正捕手となり、3年夏の兵庫大会では坂口智隆を擁する神戸国際大附高校に敗れたもののベスト8入りした[1][2]。高校通算27本塁打。
高校卒業後は関西学生野球連盟所属の関西学院大学に進学。正捕手だった上級生の怪我もあって1年春のリーグ戦から出場し、そのまま正捕手に定着[1]。1年後輩の宮西尚生とバッテリーを組み、4年時には春秋連続でリーグ戦ベストナインを受賞する[1][2]など、関西の大学野球界ナンバーワン捕手と呼ばれた。リーグ戦通算83試合出場、293打数79安打、打率.270、6本塁打、43打点。
2006年の大学・社会人ドラフトで阪神に4巡目指名され入団。
プロ入り後
2007年は練習試合やオープン戦でのリードが評価され開幕一軍登録されたが、出場機会はないまま二軍に降格した。ウエスタン・リーグ公式戦では41試合に出場。大学時代からの課題とされていた打撃面では、打率.260, 19安打中5本の二塁打を記録した。
2008年には、ウエスタン・リーグの公式戦54試合に出場。捕手としては、チーム最多の47試合に起用された。打撃面では3本塁打を記録した一方で、打率が前年より低下。また、132打席で3つの四死球しか得られなかった影響で、出塁率を前年より大幅に下げた。なお、この年まではプレー中にコンタクトレンズを着用していたが、シーズン終了後にはレーシック手術を受けることで視力を矯正した[3]。
2009年は正捕手の矢野輝弘が故障で開幕に間に合わなかった影響もあり2年ぶりに開幕一軍登録。開幕2戦目となる4月4日の対東京ヤクルトスワローズ戦で一軍初出場、5月17日の同カードで初スタメン出場・初安打を記録するなど20試合に出場した。二軍では23試合に出場して打率.278, 出塁率.333を記録し、長打の割合も増えた。同年オフには中学時代の同級生と結婚することを発表した[4]。なお、2010年以降も、毎年一軍の公式戦に出場している。
2013年には、5月25日に出場選手登録を果たすも、6月19日に抹消。7月4日には、再登録が予定されていたにもかかわらず、球団側の手違いから清原大貴(投手)が登録選手として公示される事態に見舞われた[5]。しかし、翌5日に清原と入れ替わる格好で再登録を果たしている。スタメンマスクを任された8月4日の読売ジャイアンツ戦(東京ドーム)では、初めてバッテリーを組んだ新人投手の藤浪晋太郎を好リード。先発投手として6回裏まで投げた藤浪を巨人戦初登板初勝利(阪神の高卒新人投手では1967年の江夏豊以来の記録)へ導くとともに、チームに完封勝ちをもたらした。その後も藤井彰人との併用策でスタメン出場の機会が増加。9月中旬に藤井が故障で戦線を離脱している間には、ほぼ全ての試合でスタメンに起用された。8月23日の中日ドラゴンズ戦(ナゴヤドーム)では、6回表1死2塁で迎えた第3打席で、ライト前に安打を放ってプロ初打点を挙げた[6]。最終的に39試合に出場し、打撃面では打率.233、3打点であった。
2014年10月21日に、「日本プロ野球80周年記念試合」の阪神・巨人連合チームに選出された事が発表された[7]。
2015年は開幕一軍も含め数度一軍登録されるもチーム状態により公式戦出場することはなかった。
詳細情報
年度別打撃成績
年 度 |
球 団 |
試 合 |
打 席 |
打 数 |
得 点 |
安 打 |
二 塁 打 |
三 塁 打 |
本 塁 打 |
塁 打 |
打 点 |
盗 塁 |
盗 塁 死 |
犠 打 |
犠 飛 |
四 球 |
敬 遠 |
死 球 |
三 振 |
併 殺 打 |
打 率 |
出 塁 率 |
長 打 率 |
O P S |
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2009 | 阪神 | 20 | 18 | 17 | 0 | 3 | 1 | 0 | 0 | 4 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 3 | 2 | .176 | .222 | .235 | .458 |
2010 | 3 | 4 | 4 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | .250 | .250 | .250 | .500 | |
2011 | 11 | 11 | 11 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 4 | 0 | .091 | .091 | .091 | .182 | |
2012 | 2 | 3 | 3 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | .000 | .000 | .000 | .000 | |
2013 | 39 | 94 | 90 | 8 | 21 | 3 | 1 | 0 | 26 | 3 | 0 | 0 | 1 | 0 | 1 | 0 | 2 | 29 | 2 | .233 | .258 | .289 | .547 | |
2014 | 26 | 32 | 28 | 4 | 3 | 1 | 0 | 0 | 4 | 2 | 0 | 0 | 1 | 0 | 2 | 0 | 1 | 8 | 0 | .107 | .194 | .143 | .336 | |
通算:6年 | 101 | 162 | 153 | 12 | 29 | 5 | 1 | 0 | 36 | 5 | 0 | 0 | 2 | 0 | 4 | 0 | 3 | 46 | 4 | .190 | .225 | .235 | .460 |
- 2015年度シーズン終了時
年度別守備成績
年 度 |
捕手 | ||||||||||
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試合 | 刺殺 | 補殺 | 失策 | 併殺 | 捕逸 | 守備率 | 企図数 | 許盗塁 | 盗塁刺 | 阻止率 | |
2009 | 13 | 30 | 3 | 0 | 0 | 1 | 1.000 | 5 | 4 | 1 | .250 |
2010 | 2 | 2 | 2 | 0 | 0 | 0 | 1.000 | 1 | 0 | 1 | 1.000 |
2011 | 9 | 23 | 2 | 1 | 0 | 1 | .962 | 4 | 2 | 2 | .500 |
2012 | 2 | 7 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1.000 | 3 | 3 | 0 | .000 |
2013 | 36 | 194 | 22 | 0 | 3 | 2 | 1.000 | 16 | 12 | 4 | .250 |
2014 | 25 | 90 | 4 | 1 | 0 | 0 | .989 | 6 | 5 | 1 | .167 |
通算 | 87 | 346 | 33 | 2 | 3 | 4 | .995 | 35 | 26 | 9 | .257 |
- 2015年度シーズン終了時
記録
- 初出場:2009年4月4日、対東京ヤクルトスワローズ2回戦(京セラドーム大阪)、8回裏に桧山進次郎の代走で出場
- 初打席:2009年5月3日、対読売ジャイアンツ5回戦(阪神甲子園球場)、8回裏に豊田清の前に空振り三振
- 初先発出場:2009年5月17日、対東京ヤクルトスワローズ7回戦(明治神宮野球場)、8番・捕手で先発出場
- 初安打:同上、5回表無死に川島亮から左翼線二塁打
- 初打点:2013年8月23日、対中日ドラゴンズ16回戦(ナゴヤドーム)、6回表に大野雄大から中前適時打[8]
背番号
- 45 (2007年 - )
代表歴
脚注
- ^ a b プロ野球 阪神タイガース選手名鑑 野球 清水 誉 - スポーツニッポン、2010年6月21日閲覧
- ^ トラ番担当記者コラム - ウェイバックマシン(2009年2月8日アーカイブ分)
- ^ 阪神清水が結婚発表、中学時代の同級生と - 日刊スポーツ 2010年6月21日閲覧
- ^ 阪神・清水、「清」違いでドタバタ昇格 サンケイスポーツ 2013年7月5日付記事、同月31日閲覧。
- ^ スタメンマスクの阪神・清水、プロ初打点! サンケイスポーツ 2013年8月24日付記事、同日閲覧。
- ^ 2014 SUZUKI 日米野球シリーズ 阪神・巨人連合チーム出場選手発表 阪神タイガース公式サイト (2014年10月21日) 2015年5月26日閲覧
- ^ 和田監督退場に燃えた!虎が大逆転勝利 デイリースポーツ 2013年8月24日閲覧。
関連項目
外部リンク
- 個人年度別成績 清水誉 - NPB.jp 日本野球機構
- 清水 誉 - 阪神タイガース公式サイト