コンテンツにスキップ

序数標識

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

これはこのページの過去の版です。ケイ20003 (会話 | 投稿記録) による 2011年11月22日 (火) 11:43個人設定で未設定ならUTC)時点の版であり、現在の版とは大きく異なる場合があります。

º ª

序数標識(じょすうひょうしき)は、アラビア数字またはローマ数字の後につけて序数を表すのに使われる約物スペイン語イタリア語など、ロマンス語に属する言語で用いられる。

用法

数字につけて序数を表す。ロマンス語の形容詞には男性形と女性形が存在するため、それぞれの形が用意されている。標識の下に線が引かれる場合もある。

例: スペイン語・イタリア語の1(uno)
(男性形) primero(西) = primo(伊) = 1º
(女性形) primera(西) = prima(伊) = 1ª

他の言語において

同様に、他の言語でも数字に序数詞の語尾をつけて序数を標記することがある。

英語

英語の序数は基本的に基数詞接尾辞"-th"をつける形をしているため、数字に"th"をつけて序数を表すことができる。但し、13は不規則な変化をするため、それに対応した接尾辞をつける("-st","-nd","-rd")。また、21以降は一の位の数に従うため、一の位が1〜3であれば"-1st"〜"-3rd"を用いる(序数詞#英語も参照)。この際、スペイン語などと同様に上付き文字とする場合もあるが、特別に文字は割り当てられていない。

例:
 1(one)        →  1st,  1st(first)
 2(two)        →  2nd,  2nd(second)
 3(three)      →  3rd,  3rd(third)
 4(four)       →  4th,  4th(fourth)
21(twenty-one) → 21st, 21st(twenty-first)

フランス語

フランス語の序数は"-ème"といった形をしている。このため、序数標識として"-e"または"-ème"が用いられる。但し、1は例外的な形をしており、男性形と女性形で形が異なる。

例:
 1(un)   →  1er(男性形: premier), 1ère(女性形: première)
 2(deux) →  2e, 2ème(deuxième)

符号位置

記号 Unicode JIS X 0213 文字参照 名称
ª U+00AA 1-9-7 ª
ª
ª
女性序数標識
º U+00BA 1-9-17 º
º
º
男性序数標識