ロッド・バラハス

ロッド・バラハス
*Rod Barajas*
ピッツバーグ・パイレーツ #26
	ドジャース時代のバラハス
基本情報
国籍	アメリカ合衆国; メキシコ[要出典]
出身地	カリフォルニア州オンタリオ
生年月日	1975年9月5日（48歳）
身長; 体重	6' 2" ＝約188 cm; 245 lb ＝約111.1 kg
選手情報
投球・打席	右投右打
ポジション	捕手
プロ入り	1996年
初出場	1999年9月25日
年俸	$3,250,000（2011年）
経歴（括弧内はプロチーム在籍年度）
	アリゾナ・ダイヤモンドバックス（1999年 - 2003年）; テキサス・レンジャーズ（2004年 - 2006年）; フィラデルフィア・フィリーズ（2007年）; トロント・ブルージェイズ（2008年 - 2009年）; ニューヨーク・メッツ（2010年）; ロサンゼルス・ドジャース（2010年 - 2011年）;
国際大会
代表チーム	メキシコ
WBC	2009年
	この表について

ロドリゴ・リチャード・バラハス（Rodrigo Richard Barajas, 1975年 9月5日 - ）は、MLBの捕手。右投右打。アメリカ合衆国のカリフォルニア州オンタリオ出身。

略歴

1996年に、ドラフト外でアリゾナ・ダイヤモンドバックスに入団。入団4年目となる1999年に、ダイヤモンドバックスでメジャーデビューを果たした。デビューイヤーは5試合の出場に留まったが、プロ初本塁打を放つなど、貴重な経験を積んだシーズンとなった。メジャー3年目となる2001年から出場機会が増え始め、51試合に出場。打率は.160ながら、3本塁打を記録。控え捕手としての役割をこなした。2002年も引き続き、正捕手のダミアン・ミラーの控え捕手として試合に出場。ミラーがシカゴ・カブスに移籍した為、2003年はレギュラーのチャンスだったが、チャド・モーラーと出場機会を半分ずつに分け合うような形になり、正捕手獲得とまではいかなかった（バラハスが80試合、モーラーが78試合）。2004年は、テキサス・レンジャーズに移籍してのシーズン。レンジャーズで控え捕手としての働きを期待されたが、正捕手候補であったジェラルド・レアードが故障した為、正捕手の座が転がり込んだ。その結果、108試合の出場ながら、15本塁打を放つ活躍を見せた。続く2005年も正捕手として試合に出場。自身初の20本塁打をクリアした。2006年は、故障の影響などで出場機会が限られたが、それでも3年連続で2ケタ本塁打はクリア。オフにフィリーズと契約し、2007年はフィリーズで正捕手としてプレイする事になった。

2008年 1月24日、トロント・ブルージェイズと1年契約を結んだ。2009年はワールド・ベースボール・クラシックにメキシコ代表として出場。シーズンでは正捕手を務め、自己最多の125試合に出場。打率・出塁率は低迷したが、本塁打はキャリアハイの2005年に次ぐ19本を放ち、打点はキャリアハイとなる71打点をマークした。長打力を買われ、4番を打つこともあった。

2010年よりニューヨーク・メッツでプレー。シーズン途中にロサンゼルス・ドジャースへ移籍した。

2011年 11月10日に1年400万ドル(2年目は350万ドルのオプション)でピッツバーグ・パイレーツと契約した^[2]。

選手としての特徴

バッティングは粗く、打率が.250にも達さないことも多い。しかし一方でパワーがあり、フル出場すれば20本塁打前後放てるパワーがある。2005年には実際に21本塁打、2010年には僅か339打席で17本塁打を放ち、そのパワーを証明している。捕手は元々、足の遅い選手が多いが、バラハスはその中でも飛び抜けて遅い。メジャー昇格以後、記録した盗塁はわずかに2個（失敗も2個）。守備面では、肩の強さは平均程度だが、リード面や捕球面では及第点以上の能力。総合的に見ると、正捕手を充分務められるだけの能力を持っていると言える。捕手以外にファーストも守ることができる。

その他のエピソード

練習態度が良く、特に、ピッチャーの投球練習によく付き合う捕手として知られている。その為、投手陣からの信頼は厚い。

練習熱心な態度が強く表れ過ぎて、トラブルを起こしてしまった事もある。2005年の5月24日のカンザスシティ・ロイヤルズ戦で、先発投手のライアン・ドリーズと配球面で食い違い、ベンチで掴み合いの喧嘩を演じている（その翌日に、ドリーズはワシントン・ナショナルズにトレードされている）。

2006年オフには、契約更改時にちょっとした騒動が起きている。オフにレンジャーズをFAになって、一時はトロント・ブルージェイズと契約間近に迫ったのだが、契約合意には至らず、フィリーズと契約している。メディアによると、身体検査をパスできなかった為、契約合意には至らなかったと言う事だが、バラーハス本人によると、ブルージェイズ側が提示した金額に不満があったからだという。

年度別打撃成績

年度	球団	試合	打席	打数	得点	安打	二塁打	三塁打	本塁打	塁打	打点	盗塁	盗塁死	犠打	犠飛	四球	敬遠	死球	三振	併殺打	打率	出塁率	長打率	O P S
1999	ARI	5	18	16	3	4	1	0	1	8	3	0	0	1	0	1	0	0	1	0	.250	.294	.500	.794
2000		5	13	13	1	3	0	0	1	6	3	0	0	0	0	0	0	0	4	0	.231	.231	.462	.693
2001		51	110	106	9	17	3	0	3	29	9	0	0	0	0	4	0	0	26	0	.160	.191	.274	.465
2002		70	172	154	12	36	10	0	3	55	23	1	0	2	3	10	4	3	25	4	.234	.288	.357	.645
2003		80	239	220	19	48	15	0	3	72	28	0	0	1	3	14	7	1	43	6	.218	.265	.327	.592
2004	TEX	108	389	358	50	89	26	1	15	162	58	0	1	8	7	13	0	3	63	3	.249	.276	.453	.729
2005		120	449	410	53	104	24	0	21	191	60	0	0	4	3	26	0	6	70	6	.254	.306	.466	.772
2006		97	371	344	49	88	20	0	11	141	41	0	0	5	1	17	0	4	51	9	.256	.298	.410	.708
2007	PHI	48	146	122	16	28	8	0	4	48	10	0	1	1	0	21	3	2	24	5	.230	.352	.393	.745
2008	TOR	104	377	349	44	87	23	0	11	143	49	0	0	0	4	17	0	7	61	9	.249	.294	.410	.704
2009	TOR	125	460	429	43	97	19	0	19	173	71	1	0	3	7	20	2	1	76	4	.226	.258	.405	.661
2010	NYM	74	267	249	30	56	11	0	12	103	34	0	0	1	3	8	3	6	39	4	.225	.263	.414	.677
2010	LAD	25	72	64	9	19	3	0	5	37	13	0	0	0	1	5	3	2	15	2	.297	.361	.578	.939
'10計		99	339	313	39	75	14	0	17	140	47	0	0	1	4	13	6	8	54	6	.240	.284	.447	.731
2011		98	336	305	29	70	13	0	16	131	47	0	0	2	3	22	4	4	71	5	.230	.287	.430	.717
通算：13年		1010	3419	3139	367	746	176	1	125	1299	449	2	2	28	35	178	26	39	569	57	.238	.284	.414	.698

2011年度シーズン終了時

脚注

^ “Rod Barajas Stats, News, Pictures, Bio, Videos” (英語). ESPN.com. 2011年10月16日閲覧。
^ Nicholson-Smith, Ben(2011-11-10). Pirates Sign Rod Barajas. MLBTradeRumors.com(英語). 2011年11月11日閲覧

外部リンク

選手の通算成績と情報 MLB、ESPN、Baseball-Reference、Fangraphs、The Baseball Cube、Baseball-Reference (Register)

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[1] “Rod Barajas Stats, News, Pictures, Bio, Videos” (英語). ESPN.com. 2011年10月16日閲覧。

[2] Nicholson-Smith, Ben(2011-11-10). Pirates Sign Rod Barajas. MLBTradeRumors.com(英語). 2011年11月11日閲覧

[1]

[2]

表話編歴ピッツバーグ・パイレーツロースター
投手	67 ブラクストン・アッシュクラフト（英語版） 51 デビッド・ベッドナー 43 ライアン・ボルッキ（故障者リスト） 56 ジャスティン・ブルール 53 マイク・バロウズ（英語版） 45 アロルディス・チャップマン 26 ベイリー・ファルター 27 マルコ・ゴンザレス（故障者リスト） 35 コリン・ホルダーマン 59 ドールトン・ジェフリーズ 37 ジャレッド・ジョーンズ 23 ミッチ・ケラー 36 ダウリ・モレタ（故障者リスト） 50 カルメン・ムジンスキー（英語版） 62 カイル・ニコラス（英語版） 48 ルイス・オルティス 24 ヨハン・オビエド（故障者リスト） 54 マーティン・ペレス（故障者リスト） 64 クイン・プリースター（故障者リスト） 72 ライダー・ライアン（英語版） 60 デニス・サンタナ 30 ポール・スキーンズ 63 ハンター・ストラットン（英語版） 73 フェリペ・バスケス（制限リスト）
捕手	14 ジョーイ・バート（故障者リスト） 32 ヘンリー・デービス 55 ジェイソン・デレイ（英語版） 6 ヤズマニ・グランダル 25 エンディ・ロドリゲス（故障者リスト）
内野手	3 裴智桓（故障者リスト） 71 鄭宗哲 15 オニール・クルーズ 39 ニック・ゴンザレス -- ニコ・グッドラム 13 ケブライアン・ヘイズ 31 リオバー・ペゲーロ 44 ロウディ・テレス 19 ジャレッド・トリオロ 25 アリカ・ウィリアムズ（故障者リスト）
外野手	2 コナー・ジョー 38 エドワード・オリバレス 77 ジョシュ・パラシオス 10 ブライアン・レイノルズ 65 ジャック・スウィンスキー 18 マイケル・テイラー
指名打者	22 アンドリュー・マカッチェン
監督・コーチ	17 デレク・シェルトン（監督） 12 ドン・ケリー（ベンチコーチ） 49 アンディ・ハインズ（英語版）（打撃コーチ） 88 クリスチャン・マレーロ（打撃コーチ補佐） 47 オスカー・マリン（投手コーチ） 16 タリック・ブロック（英語版）（一塁コーチ） 58 マイク・ラベロ（三塁コーチ） 87 ジャスティン・メッケージ（英語版）（ブルペンコーチ） 86 ラドリー・ハダッド（英語版）（戦略コーチ） 82 ジョーダン・コマデナ（ブルペン捕手）
公式サイト（英語）より　40人ロースター　監督・コーチ一覧　2024年6月13日更新

表話編歴野球メキシコ代表 - 2009 ワールド・ベースボール・クラシック
監督	9 ビニー・カスティーヤ
コーチ	34 フェルナンド・バレンズエラ 49 テディ・ヒゲーラ 44 アルマンド・レイノサ 6 エベル・マガラネス 20 ホセ・トレンティーノ 5 ヒューストン・ヒメネス
投手	13 ロドリゴ・ロペス 19 ラファエル・ディアス 29 パブロ・オルテガ 33 ホルヘ・カンピーヨ 45 エルマー・デセンス 46 オリバー・ペレス 48 ホアキム・ソリア 51 デビッド・コルテス 52 デニス・レイエス 56 ルイス・アヤラ 60 フランシスコ・ロドリゲス 73 リカルド・リンコン 84 フランシスコ・カンポス
捕手	32 ロッド・バラハス 35 ミゲル・オヘーダ
内野手	1 オーギー・オヘーダ 2 エドガー・ゴンザレス 3 ホルヘ・カントゥ 17 フレディ・サンドバル 23 エイドリアン・ゴンザレス 25 ジェリー・ヘアストン・ジュニア 26 オスカー・ロブレス 38 ホルヘ・バスケス 47 エルビエル・デュラーゾ（途中離脱） 50 アガスティン・ムリーヨ
外野手	7 マリオ・バレンズエラ（追加招集） 8 アルフレッド・アメザガ（途中離脱） 10 カリーム・ガルシア 14 スコット・ヘアストン 22 クリスティアン・プレシチ（追加招集）