ホーム・アローン2
ホーム・アローン2 | |
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Home Alone 2: Lost in New York | |
監督 | クリス・コロンバス |
脚本 | ジョン・ヒューズ |
製作 | ジョン・ヒューズ |
製作総指揮 |
マーク・ラドクリフ ダンカン・ヘンダーソン リチャード・ベイン |
出演者 |
マコーレー・カルキン ジョー・ペシ ダニエル・スターン |
音楽 | ジョン・ウィリアムズ |
撮影 | ジュリオ・マカット |
編集 | ラジャ・ゴズネル |
配給 | 20世紀フォックス |
公開 |
1992年11月20日 1992年12月19日 |
上映時間 | 120分 |
製作国 | アメリカ合衆国 |
言語 | 英語 |
興行収入 | $358,994,850[1] |
配給収入 | 25億円[2] |
前作 | ホーム・アローン |
次作 | ホーム・アローン3 |
『ホーム・アローン2』(ホーム・アローンツー、原題:Home Alone 2: Lost in New York)は、1992年に公開されたアメリカ合衆国のコメディ映画。1990年に公開された『ホーム・アローン』の続編である。監督はクリス・コロンバス。脚本と製作はジョン・ヒューズ。出演はマコーレー・カルキンなど。配給収入は日本国内で約25億円。
あらすじ
前作から1年後のクリスマス休暇、シカゴ在住のマカリスター家は、親戚一同でマイアミ旅行に行くことになっていた。しかし温暖なマイアミにはクリスマスツリーも雪もないためか、ケビンはあまり楽しみに思っていなかった。
出発前夜、ケビンは学校のクリスマス祭で長兄バズと喧嘩をし、ステージを滅茶苦茶にしてしまう。彼はそれを家族に咎められ、再び一人だけ屋根裏部屋で寝る羽目になる。一方、ケビンの両親ピーターとケイトはビデオカメラの充電器を抜く際にコンセントタップごと抜いたため時計をリセットしてしまう。同じ頃、前作でマカリスター家に侵入し捕まった泥棒二人組、ハリーとマーヴが刑務所での暴動に乗じて脱獄したという新聞記事が出ていた。
翌朝、再び家族全員が寝坊してしまい一家は大急ぎで空港に向かうが、前作とは異なりケビンは忘れられずに済む。しかし、空港のターミナルでケビンがカセットプレイヤーの電池を交換をしようと立ち止まり、家族とはぐれてしまう。更に、父と同じコートを着た男性を追ったことで飛行機を乗り間違え、一人だけニューヨークへ飛ぶことになる。両親が再びケビンがいなくなったことに気が付いたのは、大雨のマイアミに着いてからだった。すぐさま警察へ赴き、事情を話す両親だが、ピーターのクレジットカードがケビンの手元にあることを思い出し、すぐに盗難手続きを取る[注 1]。ケビンは空港で電池が入った父親のカバンを受け取っていたが、そこには大量の現金、手帳、そしてクレジットカードも入っていたのである。ニューヨークにいるピーターの兄[注 2]にも連絡を取るが、家の改装中で連絡は付かなかった。
ニューヨークだと気づいたケビンはひとりで観光を始める。やがてセントラルパークにたどり着くが、そこで鳩の大群を従えるホームレスの女性(鳩おばさん)と遭遇し、恐れから逃げ出してしまう。プラザホテルを見たケビンは前日、テレビのCMが放送されていたことを思い出す。カセットをスロー再生にし、父親を騙ってスイートルームの予約を取ったケビンは、窓口係を言葉巧みに騙しつつ父親のカードでチェックイン。その晩、ルームサービスでプラザホテルを満喫する。翌日リムジンで連れて行ってもらった巨大な玩具屋では、レジ係から経営者ダンカンがクリスマスの売り上げを小児病院に寄付しているという話を聞き、ケビンは商品の代金に加えて寄付をする。それに感銘したレジ係はクリスマスツリーの飾りを一つプレゼントするといい、2ヶ1組になっているキジバトの飾りを手渡した。その飾りは、一つは自分の手元に、もう一つは大切な人に持たせて、永遠の友情を示すのだという。ところが、店の出口付近にある経営者の肖像画には、レジ係と瓜二つの人物が描かれていた。その頃、ホテルボーイのヘクターがケビンの使ったカードを精算処理に掛けた[注 3]結果、盗難届が出ていることを知る。同時に、ケビンがプラザホテルにいることがマイアミの両親にも伝えられ、マカリスター家とその親戚はニューヨーク行きを決意する。
一方、ハリーとマーヴは魚のコンテナと共にフルトン魚市場からニューヨークに上陸しており、玩具屋から出てきたケビンと遭遇する。ケビンはなんとか難を逃れ、慌ててホテルに戻るも、そこではヘクターはじめホテル職員がケビンを待ち構えていた。客室のテレビで彼らを翻弄することでホテルから逃亡するが、再びハリーとマーヴに捕まり、そこで玩具屋襲撃の計画を聞かされる。更に逃げ出したケビンはピーターの手帳を頼りに叔父の家を訪ねるが、改装中で誰もいない。仕方なくセントラル・パークへ赴くと、鳩おばさんと再会する。ケビンの状況を知った彼女は彼をカーネギー・ホールの天井裏に連れて行き、オーケストラを聞きながら自分がホームレスとなった経緯を話すと、彼女はケビンに励ましの言葉をもらう。その頃、マカリスター家もプラザホテルにたどり着くが、息子に逃げられたと知りケイトは職員に激昂する。
鳩おばさんと別れたケビンは、当てもなく通りかかった小児病院の前で寄付と強盗計画の話を思い出し、強盗の阻止を決意する。彼は叔父の家にあった建築資材などで仕掛けを造り「準備」を整えた後、玩具屋で盗みにいそしむ2人の姿を写真に撮って証拠を確保し、ショーウィンドウに石を投げつけて警報装置を作動させ、彼らを叔父の家へおびき出す。2人はそこでケビンの仕掛けにはまり、またも満身創痍となる。ケビンは隙を見て警察を呼ぶが、セントラル・パークへ逃げ込んだところで2人に捕らえられる。それに気付いた鳩おばさんは鳩の大群に強盗を襲わせ、2人の行き場を失くす。彼らは警察に逮捕され、玩具屋強盗は解決を見る。
その頃、ケイトは街中で人に尋ねながらケビンを探していたが、一向に手がかりを得られず絶望していた。停まっていたパトカーの警官に捜索を懇願すると、「息子さんならどこに行きそうですか」と問われる。彼女は息子がクリスマスツリーが好きであることを思い出し、ロックフェラー・センターへ連れて行ってもらう。予想通り、ケビンはセンターの巨大なクリスマスツリーの前で一人たたずんでおり、再会を果たす。こうして、マカリスター家はプラザホテルでクリスマスイブを過ごすこととなった。
翌朝、クリスマスツリーの袂にはダンカンから贈られたプレゼントが大量に置かれていた。バズは大都会で一人行動したケビンの勇敢さを称え、兄弟で和解を宣言する。団欒の中、ケビンはセントラル・パークへ行き、鳩おばさんにキジバトの飾りの片方を手渡す。しかし、ピーターはケビンがルームサービスで使った967ドルの請求書を見て驚愕し、ホテルの外まで聞こえるほどの大声で叫ぶ。それに慌てたケビンは大慌てで逃げだした。
登場人物
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主要人物
- ケビン・マカリスター
- 本作の主人公。マカリスター家の末っ子。
- 前作において泥棒コンビのハリーとマーヴを自慢の知恵で追い払って逮捕に追い詰めた武勇伝を持つが、相変わらず家族からからかわれている模様。
- 家に置き去りとなった前作とは打って変わって、本作では空港で家族と離れた際に手違いでフロリダへ行くはずがニューヨークで豪遊することとなる。ニューヨークの名所を観光し、ホテルでの宿泊の際、父親のカードを利用して泊まることに成功するが、これが豪遊を終わらせるきっかけとなる。
- 前作での行動力と知恵の高さは健在で、言葉巧みに従業員を騙してプラザホテルに宿泊し、正体が知られた際には従業員に捕まるのを策で逃れ、ハリーとマーヴを退治するために改装中の親戚の空き家にありとあらゆる仕掛けを設置して迎え撃つ。また、物を壊したことで損害賠償の責任が発生すること、それを保険で賄うということも子供ながらに知っていた。また、寂しがり屋な一面も健在である。
- 最後はバズからルームサービスの料金967ドル[注 4]を聞いた父親の怒声を聞いて、逃げ出した。
- ハリー・ライム
- 前作でケビンに敗れ御用となった泥棒コンビの一人。マーヴと共に刑務所を脱獄し、ニューヨークへ逃げ延びる。今作ではダンカンの玩具屋での強盗を目論む。前作でケビンの罠に多くかかったため、警戒しながら進むなど用心深くなったが、短気で詰めの甘い所も健在でまたしてもケビンに敗れた。
- 本作でもケビンの罠にかかり、シーソーで吹っ飛ぶ(落ちた先は車の上)、ハシゴから落下、工具箱の中身を頭上に落とされる、頭を燃やされ挙句便器に頭を突っ込んで火を消そうとしたが水ではなく灯油だったため爆発、のこぎりに傷つけられてもろくされたハシゴで登らされる、鉄パイプが(2回)直撃、階段から降下してきた道具棚に押しつぶされる、ロープに火を放たれ落下、ハトに襲われるなど前作以上に悲惨な目に遭った。最後はマーヴと共に、あっけなく再逮捕された。第4作ではマーヴと縁を切ったのか、二度と登場しなかった。
- 「小学校もろくに行かなかった」と作中で語っている。今作では看守から奪った銃を持っているが、終盤で使おうとしたときには、ケビンの罠で全身が度を越えてベタついた状態になったことから指が思うように動かず、使えずじまいであった。前作で高温で熱せられていたマカリスター家のドアノブを握ったことによって、それが焼印となり、現在も右手の掌に『M』の字の痕が残っている。
- マーヴ・マーチャント
- 前作でケビンに敗れ御用となった泥棒コンビの一人。ハリーと共に刑務所を脱獄し、ニューヨークへ逃げ延びる。前作以上に頭の悪さに磨きがかかっており、言わなくて良いことをペラペラしゃべる悪い癖がある。今作では「水撒き強盗」あらため「くっつき強盗」を自称する。
- 今作ではケビンと戦った際に、頭部に煉瓦落下(4個)、急所にタッカーの鋲が3本命中、玄関(2階)の大穴に気付かずに1階へ落下して顔面から床に激突、滑ってペンキ棚の下敷き、流し台の水道に繋げた溶接機で感電、ロープに繋げた石灰の袋の落下、鉄パイプが(2回)直撃、階段から降下してきた道具棚に押しつぶされる、ロープに火を放たれ落下、ハトに襲われるなど前作より明らかに痛い目に遭い、敗れた。最後はハリーと共に、あっけなく再逮捕された。
- 鳩おばさん
- 黒いコートを纏い、セントラル・パークの鳩だけが寄り添っている如何にも外見が怖い老女のホームレス。本名は不明。
- 外見とは裏腹に子供好きな心優しい女性で、怖がって逃げていたケビンとも後に仲良くなる。かつては家庭も仕事もあったが夫に逃げられてしまい、以降人と慣れ合うことが苦手と語っていたが、ケビンとの出会いから自ら立ち向かうことの勇気を与えられる。終盤では立場が逆転して泥棒コンビに追い詰められていたケビンを助けた。翌日、ケビンと再会して友情の証であるキジバトの飾り物の片方を貰った。
- E・F・ダンカン
- ニューヨークでも有名な大規模玩具店の経営者。
- 玩具屋に買い物に来たケビンと親しくなり、ケビンの心の温かさを知って感動し、ツリーに飾っていた二羽のキジバトの飾り物をプレゼントする。
- クリスマスには店の売上を全てボランティア団体に寄付することを習慣としている。泥棒コンビにクリスマスの売り上げを奪われかけたが、ケビンの大活躍によって阻止されお礼に大量のクリスマスプレゼントをマカリスター一家に贈った。
マカリスター家
- ピーター・マカリスター
- ケビンの父親。フロリダでケビンの行方不明にいち早く気づいた。
- 夫婦揃っての寝坊癖は今年も健在。
- バズと共にホテルの請求書に記されていた金額を見た瞬間、「ケビン!ルームサービスに967ドルも使ったのか!?」とケビンに怒声を上げた。
- ケイト・マカリスター
- ケビンの母親。前作での不祥事からケビンに対して温かく接するようになったが、バズとの対立に関しては耳を傾けようとしなかった。
- 夫婦揃っての寝坊癖、彼女特有のヒステリックさは今年も健在である。不審者が多いであろう夜間であるにも関わらず、ケビンを連れ戻しに向かうことを周りに心配されたときは「私は平気よ!殺人犯や極悪人もなにも怖くないわ!逆に怖がらせてやるわ!」と豪語し、尚も口出しを続けるヘクターに平手打ちをかました。
- バズ・マカリスター
- マカリスター家の長兄。
- 今年も相変わらず意地悪な兄でケビンをからかっており、学校での合唱会の際に彼に赤恥を掻かせ、一家の前で謝る振りをして挑発的な言葉を囁いたことで対立した。
- セドリックが届けたルームサービスの請求書を見ながら、「確かに、メリー・クリスマス…」と呆れていたが、金額を見た途端、父親を呼んだ。
- ジェフ・マカリスター
- マカリスター家の次男。
- リニー・マカリスター
- マカリスター家の長女。
- ミーガン・マカリスター
- マカリスター家の次女。兄姉の中ではケビンの数少ない理解者。
- フランク・マカリスター
- ピーターの兄で、ケビンの伯父。居候[注 5]の身でありながら、ケチで意地汚い性格は全く変わっていない。
- シャワールームで一人で歌っているところをケビンに見られ、激怒した[注 6]。
- 自らは全く旅行のための金を使用しなかったにもかかわらず、「俺の旅行を潰すつもりなのか?」と偉そうな態度を取ったため、ケビンから「邪魔はしないよ、しみったれ野郎(Mr. Cheapskate)」と罵られた。
- レスリー・マカリスター
- ピーターの兄嫁で、ケビンの伯母。
プラザホテル
- ヘクター
- プラザホテルの接客係。
- ケビンが他人のクレジットカードを乱用していることを見抜いて、一度目はルームサービスの名を借りて父が部屋に戻ってきたかを確かめに合鍵で部屋に入ったが、ケビンが伯父の歌声と怒鳴り声を録音していたテープとピエロの風船によるシルエットで追い返された。二度目はケビンの留守中にクレジットカードの精算処理をした[注 3]結果「盗難」(STOLEN)と出たことから、ハリー達に追い回されてホテルに戻って来たケビンを他の従業員と共に追い詰めようとしたが、映画[注 7]の音声を利用した撃退作戦に騙されて撤退の身となった。ただし、カードを調べたおかげでケビンの居場所が判明するきっかけとなる。
- 何かにつけて言い逃れする癖がある鬱陶しい性格で、ホテルの受付で憤慨したケイトに「表には武装した強盗がいますから」と警告したが平手打ちをかまされてからは半泣き状態であった。
- セドリック
- プラザホテルの荷物係、ベルボーイ。
- 公衆の面前でもチップを数えるのが癖で、ヘクターに注意される。
- ケビンにチップを要求するが、現金ではなくガムを1枚渡されるだけだった。また、終盤でバズにチップを要求するが、彼からもガムのカスを渡された。
- ストーン
- プラザホテルのフロント係の女性。
- ケビンをカード詐欺の犯人だと捕まえようとするがエレベーターに逃げられてしまい、ヘクターとセドリックにぶつかってしまう。
- クリフ
- プラザホテルの警備員の老人。ケビンが見る暴力ビデオ[注 7]のジョニーが名乗り上げる尻軽男の名前と同じため、とんだ災難に遭う。
キャスト
役名 | 俳優 | 日本語吹替 | |||
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ソフト版 | テレビ朝日版 | フジテレビ版 (追加収録部分) | |||
ケビン・マカリスター | マコーレー・カルキン | 折笠愛 | 林勇 | 矢島晶子 | |
ハリー・ライム | ジョー・ペシ | 青野武 | 樋浦勉 | 青野武 (多田野曜平) | |
マーヴ・マーチャント | ダニエル・スターン | 安原義人 | 山寺宏一 | 江原正士 | |
ピーター・マカリスター(ケビンの父) | ジョン・ハード | 富山敬 | 野島昭生 | 有本欽隆 (菅生隆之) | |
ケイト・マカリスター(ケビンの母) | キャサリン・オハラ | 武藤礼子 | 高島雅羅 | 鈴木弘子 | |
バズ・マカリスター(ケビンの長兄) | デヴィン・ラトレイ | 草尾毅[注 8] | 森川智之 | 高木渉 | |
フランク・マカリスター(ケビンの伯父) | ゲリー・バンマン | 有本欽隆 | 大木民夫 | 富田耕生 | |
レスリー・マカリスター(ケビンの伯母) | テリー・スネル | さとうあい[注 8] | 宮寺智子 | 秋元千賀子[注 8] | |
リニー・マカリスター (ケビンの長姉) | モーリーン・エリザベス・シェイ[注 9] | 川田妙子[注 8] | 氷上恭子 | 神代知衣 | |
ミーガン・マカリスター (ケビンの次姉) | ヒラリー・ウルフ | 篠原恵美[注 8] | 池澤春菜 | ならはしみき | |
フラー・マカリスター (ケビンの従弟) | キーラン・カルキン | 矢島晶子 | 鈴木真央 | 雨蘭咲木子[注 8] | |
ジェフ・マカリスター (ケビンの次兄) | マイケル・C・マロンナ | 真地勇志[注 8] | 鈴木琢磨 | 伊倉一恵 | |
トレイシー・マカリスター (ケビンの従姉) | センタ・モージズ | 伊藤美紀[注 8] | 中山真奈美 | 水谷優子[注 8] | |
ロッド・マカリスター (ケビンの従兄) | ジェディダイア・コーエン | 難波圭一[注 8] | 岡野浩介 | 沼田祐介 | |
ソンドラ・マカリスター (ケビンの従姉) | ダイアナ・キャンピーヌ | 冬馬由美[注 8] | 桑島法子 | 堀越真己 | |
ブルック・マカリスター (ケビンの従妹) | アンナ・スロットキー | 遠藤みやこ | |||
鳩おばさん | ブレンダ・フリッカー | 此島愛子 | 来宮良子 | 藤波京子 | |
ヘクター(プラザホテルの給仕係) | ティム・カリー | 池田勝 | 玄田哲章 | 小島敏彦 | |
セドリック(プラザホテルの給仕係) | ロブ・シュナイダー | 難波圭一 | 島田敏 | 三ツ矢雄二 | |
ストーン(プラザホテルのフロント係) | ダナ・アイヴィ | 一柳みる | 京田尚子 | ||
クリフ(プラザホテルの警備員) | フレッド・クラウズ | 滝雅也 | 清川元夢 | 星野充昭 | |
E・F・ダンカン(ダンカンの玩具屋経営者) | エディ・ブラッケン | 宮内幸平 | 中村正 | 久米明 | |
ベネット巡査 | ロッド・セル | 辻親八 | 石塚運昇 | 秋元羊介 | |
ジョニー(ビデオに登場するギャング) | ラルフ・フーディー | 仁内建之 | 宝亀克寿 | 亀井三郎 | |
ビデオに登場する女性 | クレア・ホーク | 加藤優子 | 鈴鹿千春 | ||
「ディン・ダン・ドン」の司会者 | ボブ・ユーバンクス | 掛川裕彦 | 幹本雄之 | ||
ダンカンの玩具屋の客 | クリス・コロンバス | 柳沢栄治 | |||
ニューヨークの空港のチケット係 | アリー・シーディ | ||||
「プラザホテル」のオーナー | ドナルド・トランプ[注 10] | 仁内建之 | 稲葉実 | 星野充昭 | |
「プラザ・ホテル」CMナレーション | 真地勇志 | 中村秀利 | 田原アルノ | ||
役不明又はその他 | 喜田あゆ美 | 伊藤栄次 沢海陽子 中澤やよい 江川央生 |
- ソフト版:1993年発売・ビデオ・オン・デマンドなど各種配信にも使用。
- テレビ朝日版:初回放送1996年4月14日『日曜洋画劇場』21:02-23:24
- フジテレビ版:初回放送1997年12月27日『ゴールデン洋画劇場』21:00-23:24 ※本編ノーカット放送
※日本語吹替は上記の他、ダニエル・スターンを小形満が吹き替えたものがある[4]。
スタッフ
- 監督:クリス・コロンバス
- 脚本:ジョン・ヒューズ
- 音楽:ジョン・ウィリアムズ
- 製作:ジョン・ヒューズ
- 製作総指揮:マーク・ラドクリフ、ダンカン・ヘンダーソン、リチャード・ベイン
- 撮影:ジュリオ・マカット
日本語版
- | ソフト版 | テレビ朝日版 | フジテレビ版 |
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演出 | 福永莞爾 | 春日正伸 | |
翻訳 | 平田勝茂 | たかしまちせこ | 徐賀世子 |
調整 | 兼子芳博 | 山田太平 | 栗林秀年 |
効果 | リレーション | 山本洋平 | |
制作 | テレビハウス | ムービーテレビジョン |
地上波放送履歴
回数 | テレビ局 | 番組名 | 放送日 | 放送時間 | 吹替版 | 視聴率 |
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1 | テレビ朝日 | 日曜洋画劇場 | 1996年4月14日 | 21:02~23:24 | テレビ朝日版 | 22.3% |
2 | フジテレビ | ゴールデン洋画劇場 | 1997年12月27日 | 21:00~23:24 | フジテレビ版 | 16.6% |
3 | 1999年7月24日 | 21:00~22:54 | 15.9% | |||
4 | テレビ朝日 | 日曜洋画劇場 | 2001年2月11日 | 21:00~22:54 | テレビ朝日版 | 14.9% |
5 | フジテレビ | ゴールデンシアター | 2002年3月2日 | 21:00~22:54 | フジテレビ版 | 15.9% |
6 | テレビ東京 | 木曜洋画劇場 | 2006年12月14日 | 21:00~22:54 | 11.8% | |
7 | 日本テレビ | 金曜ロードショー | 2009年2月13日 | 21:03~22:54 | 14.3% | |
8 | テレビ東京 | Xマスシネマスペシャル | 2010年12月23日 | 19:58~21:48 | 7.0% | |
9 | TBS | 水曜プレミアシネマ | 2012年12月19日 | 21:00~22:54 | テレビ朝日版 | 7.4% |
10 | テレビ東京 | 午後のロードショー | 2016年8月29日 | 13:50~15:55 | フジテレビ版 | 3.3% |
11 | 日本テレビ | 金曜ロードSHOW! | 2018年12月21日 | 21:00~22:54 | 9.2% | |
12 | 日本テレビ | 金曜ロードショー | 2022年12月23日(予定) | 21:00~22:59 | フジテレビ版(予定) |
製作
1991年2月、ジョン・ヒューズが20世紀フォックスと6つの映画を製作する契約に署名したと報道され、そのプロジェクトの中に『ホーム・アローン』の続編があったことで本作が製作された[5]。脚本は1991年2月までに執筆された。前作より上映時間が長く、ニューヨークロケをふんだんに取り入れた結果、制作予算は前作の1800万ドルを上回る2800万ドルとなった[6]。
1991年5月には、マコーレー・カルキンが続投することに決定。前作のヒットにより人気子役となっていたカルキンは、出演料が450万ドルに加えて本作の売上げ総額の5%を支払われることとなった[7]。カルキン以外のキャストも、数人を除いてこの後すぐに続投が決定した。
主要撮影は、1991年12月9日から1992年5月1日まで行われた[8]。
ドナルド・トランプ
ケビンがプラザホテルでロビーの場所を尋ねる場面でドナルド・トランプがカメオ出演している。監督のクリス・コロンバスによると、プラザホテルの場面がスタジオセットでの再現が困難なため実際のホテルのロビーで撮影しようとしたところ、当時ホテルのオーナーだったトランプが自身の出演を撮影条件にだしてきたことで出演することになったという[9]。なお、コロンバスはこの出演を「強制」「自身の映画への道に対するいじめ」だと感じたため撮影後に該当場面の削除を計画していたが、試写会でトランプが登場すると観客が歓声を上げたことから「トランプは生かそう。映画は観客のための時間だ」とその場面は残すことにしたという[10]。
トランプ自身は2019年に、「私は今よりもちょっとだけ若かった、控えめに言うと」「知っての通り、映画は大ヒットになった。今までで一番大当たりしたクリスマス映画の一つだ」「そういった映画に関わったことは光栄なことだ」と述べている[11]。
トランプがアメリカ合衆国大統領に就任してからは同場面に賛否両論があり、SNSを筆頭にシーンの削除や編集でジョー・バイデンなど別人物に置き換えることを求める声が上がっている[9]。マコーレー・カルキンはシーン削除に関して、Twitterにて賛同のツイートをしている[9]一方で、カナダのテレビ局での放送時に枠の都合から実際に出演場面が削除された際は物議を醸し、ドナルド・トランプ・ジュニアやトランプ本人がコメントする事態となっている[12]。
ゲーム版
アメリカでNintendo Entertainment System(海外版ファミリーコンピュータ)、Super Nintendo Entertainment System(同スーパーファミコン)、メガドライブ、ゲームボーイ、MS-DOS用ソフトとしてゲーム化された(en:Home Alone 2: Lost in New York (video game))。種類はアクションゲーム。なお、日本ではいずれも未発売[注 11]。
脚注
注釈
- ^ 盗難届が出されたカードを使うと、カードの所在地が判明するため。
- ^ 本作では登場しなかったケビンの従姉のヘザーの父。ピーターとケイトのやり取りから、彼自身はまだパリにいる模様。
- ^ a b 公開当時、クレジットカードは現在とは異なり即時決済ではなく、インプリンターで転写されたカード情報を基に後でまとめてカード会社に申告する仕組みとなっていた。
- ^ 1992年12月当時の相場(日本銀行 主要時系列統計データ表)によれば、日本円で約12万円。
- ^ ただし、フジテレビ版の吹替ではオハイオ州在住となっている。
- ^ だが、この時にケビンが録音した歌声と怒鳴り声がNYの寝室でクレジットカードを調べようとしたホテルマンを追い払う伏線となった。
- ^ a b "Angels with Even Filthier Souls"(『さらに汚れた心の天使』)というタイトル(前作に登場した“Angels with Filthy Souls”(『汚れた心の天使』)の続編で“Angels with Dirty Faces”(『汚れた顔の天使』)の捩り)である。
- ^ a b c d e f g h i j k 『ホーム・アローン』から声優が変更された。
- ^ 本作では『ホーム・アローン』の役者から変更された。
- ^ カメオ出演。トランプはこの映画製作当時、実際のプラザホテルのオーナーだった。
- ^ 前作のゲーム版についてはスーパーファミコン版とゲームボーイ版が発売された。
出典
- ^ “Home Alone 2: Lost in New York (1992)”. Box Office Mojo. 2010年2月13日閲覧。
- ^ 1993年配給収入10億円以上番組 - 日本映画製作者連盟
- ^ “ホーム・アローン2[吹替補完版]”. 2019年1月27日閲覧。
- ^ マウスプロモーション 小形満
- ^ Cieply, Michael (1991年2月14日). “Fox Says 'Big Deal' to New Hollywood Frugality”. Los Angeles Times: p. D2. オリジナルの2021年1月4日時点におけるアーカイブ。 2020年12月30日閲覧。
- ^ Putzer, Gerald (January 3, 1993). “Sequels are B.O. Winners”. Variety. オリジナルのOctober 12, 2019時点におけるアーカイブ。 2019年10月12日閲覧。.
- ^ Fox, David J. (1991年5月12日). “Fine With Us, but He Has to Share With His Brother”. Los Angeles Times: p. 16. オリジナルの2021年1月4日時点におけるアーカイブ。 2020年12月30日閲覧。
- ^ Weekly Variety Magazine; December 9, 1991; Page 11
- ^ a b c “トランプ氏の「ホームアローン」出演場面に削除求める声、主演俳優が「賛同」”. CNN (2021年1月18日). 2021年1月19日閲覧。
- ^ Jason, Guerrasio (2020年12月25日). “'Home Alone' at 30: Director Chris Columbus talks Trump 'bullying his way' into a cameo and more never-before-told stories”. Insider 2022年1月2日閲覧。
- ^ “トランプ大統領、『ホーム・アローン2』出演は「光栄」と述懐”. AFPBB News. (2019年12月25日) 2022年1月2日閲覧。
- ^ “『ホーム・アローン2』、カナダテレビ局がトランプ氏の登場シーンをカット”. AFPBB News. (2019年12月27日) 2022年1月2日閲覧。