おはようパーソナリティ小縣裕介です

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おはようパーソナリティ
小縣裕介です
生放送に使用している朝日放送ラジオ本社
(大阪・ほたるまち
愛称 おはパソ
ジャンル ワイド・バラエティ
放送方式 生放送
放送期間 2022年3月28日 -
放送時間 月-木 6:30 - 9:00(150分)
放送局 朝日放送ラジオ(ABCラジオ)
パーソナリティ 小縣裕介
出演 いがらしあみ
テーマ曲 クラリネット・ポルカ
公式サイト 公式サイト
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おはようパーソナリティ小縣裕介です』(おはようパーソナリティおがたゆうすけです)は、朝日放送ラジオ(ABCラジオ)で2022年令和4年3月28日から毎週月曜日 - 木曜日の6:30 - 9:00(JST)に放送中の生ワイド番組。『おはようパーソナリティ』シリーズの第3代に当たる番組の一つ(『おはようパーソナリティ道上洋三です』月 - 木曜分の後継番組)で、小縣裕介朝日放送テレビアナウンサー)の冠番組でもある。

ちなみに、小縣の「」は法務省から人名用漢字に定められているが、新聞常用漢字表の対象に含まれていない。このような事情から、一部の新聞(『毎日新聞』『スポーツニッポン』など)に掲載されるラジオ番組表では、番組のタイトルや小縣の苗字を異体字小県)で表記している。

概要

朝日放送ラジオでは、朝日放送ラジオ・テレビ兼営局としての旧法人)時代の1971年4月1日月曜日)から1977年3月25日(金曜日)まで、『おはようパーソナリティ中村鋭一です』を平日の早朝に生放送。1977年3月28日(月曜日)からは、『おはようパーソナリティ道上洋三です』というタイトルで、道上洋三朝日放送→朝日放送テレビアナウンサー)が先輩の中村鋭一からパーソナリティを引き継いでいた。

しかし、道上は2021年9月11日土曜日)に自宅で脳梗塞を発症。翌週(13日)以降の『おはようパーソナリティ道上洋三です』では、道上が復帰するまでの暫定措置として、朝日放送テレビの後輩アナウンサー(小縣や古川昌希など)がパーソナリティを代行していた(当該項に詳述)。しかし、道上は入院加療を経てリハビリに専念しているが、高齢(当時78歳)の身で放送へ復帰する目途が立っていないことから、朝日放送ラジオでは家族や関係者と協議したうえで『おはようパーソナリティ道上洋三です』を終了させることを決定。小縣がパーソナリティ代理を務めた2022年3月25日(金曜日)放送分で、45年にわたる歴史に幕を下ろした。

その一方で、朝日放送ラジオでは『おはようパーソナリティ』シリーズを継続したうえで、道上以外のアナウンサーをパーソナリティに立てることを検討し、その結果、現役のスポーツアナウンサーでもある小縣に対して、(テレビを含めた)プロ野球・高校野球(全国高等学校野球選手権大会)中継への出演と並行しながら『おはようパーソナリティ』を任せることを打診した。小縣もこの打診を快諾したため、『 - 道上洋三です』の月 - 木曜分を『おはようパーソナリティ小縣裕介です』として継承。週5日の勤務を基調に朝日放送テレビが設けている社内規定を踏まえて、スポーツアナウンサーとしての小縣の活動を金 - 日曜日や祝日に集中させることなどを条件に、金曜分を古川の冠番組(『おはようパーソナリティ古川昌希です』)として編成することも決まった[1]。その結果、朝日放送ラジオが平日の午前中(5 - 12時台)と夕方帯(15 - 17時台)に自社制作で放送している生ワイド番組はすべて、2022年4月改編から月 - 木曜日と金曜日で別々に編成されるようになった。

小縣・古川とも第3代の「おはようパーソナリティ」に当たるが、シリーズ史上初めて月 - 木曜日と金曜日でパーソナリティを分担[1]。『 - 道上洋三です』の最終アシスタントだったいがらしあみオフィスキイワード所属のフリーアナウンサー)を当番組の初代アシスタントとして事実上続投させる一方で、『 - 古川昌希です』のアシスタントに去来川奈央松竹芸能所属のフリーアナウンサー)を迎えたため、アシスタントも「おはようパーソナリティ」シリーズ史上初めて月 - 木曜日と金曜日で別々の人物が担当している。放送上は大半のコーナーやスポンサーを『 - 道上洋三です』から引き継いでいるものの、過去のシリーズ番組から一転して、「リスナーから寄せられた疑問を放送中に解決する『問題解決型ラジオ』」というコンセプトを『 - 古川昌希です』と共に打ち出している[2]

当番組の放送を開始してからは、小縣がスポーツアナウンサーとしての活動や休暇との兼ね合いで、全国高等学校野球選手権大会中継の期間中(8月上 - 中旬)や祝日を中心に当番組を定期的に休演。小縣の休演日には、2021年9月13日以降の『 - 道上洋三です』と同様に、他の同僚アナウンサーがパーソナリティ代理を随時担当している(詳細後述)。ただし、古川が代演する日に限って、金曜分と同じく『おはようパーソナリティ古川昌希です』というタイトルで放送。「『おはようパーソナリティ○○です』という番組タイトルの『○○』にパーソナリティ代理者の氏名を入れて放送する」という措置は、2022年8月第2週までのシリーズ番組で一切為されていなかったが、同月15日(月曜日)から古川が当番組のパーソナリティ代理を担当する日に限って適用される。

出演者

パーソナリティ

  • 小縣裕介朝日放送テレビアナウンサー)
    • 『おはようパーソナリティ中村鋭一です』放送開始の半年後(1971年9月29日)に出生(当番組スタートの時点では50歳)。「おはようパーソナリティ」前任者の中村・道上にもスポーツアナウンサーとして活動した時期があったが、「おはようパーソナリティ」を担当する前に活動を終了していたため、『おはようパーソナリティ』シリーズ史上初めてスポーツ中継への出演を続けながらレギュラーでパーソナリティを務める。(一方で金曜日担当の古川はスポーツアナウンサーとしての活動経験が無いまま『おはようパーソナリティ』シリーズ初のレギュラーパーソナリティを務めるアナウンサーとなる)
      • 本人によれば、「『おはようパーソナリティ』とスポーツ実況の『二刀流』」「古川との『おはようパーソナリティ』の分担」といった異例の体制は、日本国内でいわゆる「働き方改革」が進んでいる風潮を背景に朝日放送ラジオ側から提案されたという。このような経緯から、パーソナリティへの就任に際しては、月 - 木曜日が祝日と重なる場合[注釈 1]や、全国高等学校野球選手権大会中継の期間中(8月上 - 中旬)[注釈 2]に当番組を休演することをあらかじめ表明。以上の場合に加えて、大会中継期間の前後に夏季休暇を取得する場合に、同僚のアナウンサーなどをパーソナリティ代理に立てることも決めている[3]詳細後述)。
        • 2022 FIFAワールドカップ(日本時間で2022年11月20日から12月18日までカタールで開催)の期間中には、ABEMAが東京からのオフチューブ方式で中継の動画を配信する試合の一部で実況を担当することが決まっている。大会全試合の中継動画における日本国内向けのインターネット配信権を保有しているABEMAに対して、大株主の1つであるテレビ朝日系列局から一部のアナウンサーを配信限定の実況要員として派遣することに伴う措置で、朝日放送テレビからは同僚の高野純一と共に抜擢された。小縣自身は当番組への出演を続けながら、11月24日(木曜日)の深夜・25日(金曜日)の夕方・27日(日曜日)の未明・12月2日(金曜日)の深夜(いずれも日本時間)に開催されるグループリーグの4試合[注釈 3]を東京界隈のスタジオで実況する予定。
    • ABCミュージックパラダイス』(ABCラジオの自社制作による深夜帯の音楽番組シリーズ)第1期のパーソナリティ時代に、自身の苗字(小縣=おがた)にちなんでリスナーから付けられた「ガッチ」という愛称が、リスナーや関係者に広く浸透。当番組のパーソナリティ起用を機に、当番組を船に例えながら「ガッチ丸」、自身を「ガッチ丸の船長」とも称している。また、『 - 古川昌希です』との共同企画で(古川の愛称である「フルポン」と合わせて)「ガッチポン」という名義を使用することもある。

パーソナリティ代理

◎:担当の時点で朝日放送テレビのアナウンサー(☆の人物は小縣の同僚に当たるスポーツアナウンサー)
○:『おはようパーソナリティ道上洋三です』時代にもパーソナリティ代理を経験
放送上は、古川以外の人物が代演する場合に、『 - 道上洋三です』に続いて「『おはようパーソナリティ小縣裕介です』、ピンチヒッターの○○です」(○○は氏名)と名乗っている。古川が代演する場合には、本来出演している金曜日と同じく『おはようパーソナリティ古川昌希です』というタイトルで放送するため、このような措置を講じない。

2022年

その他のレギュラー出演者

  • いがらしあみ(アシスタント、オフィスキイワードに所属するフリーアナウンサー
    • 『おはようパーソナリティ道上洋三です』の最終アシスタントで、2020年野村朋未(第12代アシスタント)の夏季休暇中での代演を経て、同年10月5日(月曜日)放送分から第13代のアシスタントとして平日の全曜日に出演。アシスタントへの正式な就任を機にリスナーから「あーみん」という愛称が付けられていて、小縣とは、道上の脳梗塞発症に伴って金曜分のパーソナリティ代理を務めていた時期から共演していた。
    • 阪神甲子園球場阪神タイガース本拠地)がある兵庫県西宮市の出身[注釈 8]で、関西地方における高校・大学野球の事情に詳しい。本名の漢字表記は「五十嵐愛生」で、実母は結婚前に「久本有香」という名義で『ABCヤングリクエスト』(道上が初代のパーソナリティに名を連ねていたラジオの深夜番組)のパーソナリティを務めていた。
    • 当番組を開始してからは、夏季休暇で休演する場合に、 『 - 古川昌希です』アシスタントの去来川奈央が同番組と合わせてアシスタントを担当。逆に、去来川が『 - 古川昌希です』を休演する場合には、自身が同じパターンで代演している。
  • 芦沢誠(ニュースキャスター、朝日放送テレビアナウンサー)
    • 『おはようパーソナリティ道上洋三です』が放送されていた2019年1月から、月 - 木曜日の前枠で『朝も早よから 芦沢誠です』((朝日放送ラジオが自社で制作する生ワイド番組)のパーソナリティを務めながら、本番後に『おはようパーソナリティ』枠内の定時ニュース(7時台・8時台の「ABCニュース」)を担当。
  • 清水とおる(7時台後半の「ABC天気予報」にのみ出演)
    • 朝日放送グループと契約している気象予報士で、『おはようパーソナリティ道上洋三です』時代の2006年から出演しているほか、『おはようパーソナリティ古川昌希です』でも7時台後半の「ABC天気予報」を担当。
    • 俳句歳時記の鑑賞が趣味で、小縣が一時メインキャスターを務めていた『NEWSゆう+』(朝日放送テレビ平日夕方の関西ローカル向け報道・情報番組)でも気象キャスターを担当していた。

放送時間

  • 2022年3月28日 -  月 - 木曜日6:30 - 9:30(金曜日には『おはようパーソナリティ古川昌希です』を編成)
    • 毎年8月に開催される全国高等学校野球選手権大会では、準々決勝までの期間で第1試合の開始を8:00(または8:30)に予定している日に、当番組の放送終了時間を繰り上げる。ラジオでの実況中継を優先するための措置だが、この場合にも、「こどもの詩」までのレギュラーコーナー(後述)を通常どおり放送。予定されていた全ての試合の中止が放送中までに決まった場合や、第1試合の開始を9:00以降にまで遅らせる場合や、大会の休養日と重なる場合には通常の全編生放送へ切り替える。

タイムテーブル

コーナーについては、特記しない限り、『おはようパーソナリティ道上洋三です』(『 - 道上洋三です』)の月 - 木曜分からスポンサーごと継承。生放送番組のため、コーナーの放送時間を変更したり、コーナーを休止したりすることがある。また、小縣/いがらしが休演する日の放送では、以下に記す「小縣」「いがらし」の役割をパーソナリティ/アシスタントの代理者が担当。

6時台

  • 6:30 オープニング
おはようパーソナリティ中村鋭一です』(『 - 中村鋭一です』)の時代から、パーソナリティ(○○)による「おはようパーソナリティ、○○です」という番組タイトルの読み上げが挨拶を兼ねている。ちなみに、小縣が『 - 道上洋三です』で道上の代役を務めた期間中は、「『おはようパーソナリティ、道上洋三です』。ピンチヒッターの小縣裕介です」と名乗っていた。
小縣は『 - 道上洋三です』のパーソナリティ代理時代から、いがらしとの間でトークをひとしきり展開した後に、リスナーから募集するメッセージのテーマを決めている。メッセージはFAXでも受け付けているが、放送上は道上と同じく、FAXを「ファクシミリ」と表現。当番組が始まってからは、月曜放送分のテーマを「週末リポート」(前週土曜日および放送前日の出来事に関する報告)に事実上限定している。
  • 6:40 「ABC天気予報」
『 - 道上洋三です』時代に続いて、いがらしが関西地方の気象概況を伝える。2022年10月27日(木曜日)までは『 - 道上洋三です』時代と同じく6:50頃に放送していたが、後述する「今日の朝刊」と順番を入れ替える格好で、翌週(10月31日=月曜日)から放送時間を繰り上げた。
  • 6:43 今日の朝刊
放送日に大阪で発行された一般紙朝刊(最終版)の1面(新聞休刊日にはスポーツ紙の即売版と共同通信社の配信記事)から、小縣が私見を交えながら注目の記事を取り上げる。
放送上は『 - 道上洋三です』時代からコーナータイトルを出さず、パーソナリティによる「朝刊です」との一言を合図に記事の紹介を開始。当コーナーで伝え切れなかった場合には、7時台のフリーゾーンにまで持ち越す。
  • 6:53 「おでかけインフォメーション」
交通情報全般を扱うコーナー。最初に、朝日放送ラジオの平日生ワイド番組で最も早く、日本道路交通情報センターから担当者が最新の道路情報を伝える。その後で、いがらしが当番組のスタジオから、関西圏の航空便・鉄道の発着情報を入れる。
  • 6:55 「おはよう朝一番」
放送開始までにハガキ・電子メール・FAXで届いたリスナーからのメッセージを紹介。

7時台

  • 7:00 「おはようメッセージ」
時報明けに小縣・いがらしがリスナーに向けて挨拶してから、「おはよう朝一番」に続いて、リスナーから寄せられたメッセージから一部を紹介。前述した事情でリハビリに専念している道上の近況も、小縣を通じて随時報告している。
2019年1月以降の『 - 道上洋三です』に続いて、『朝も早よから 芦沢誠です』パーソナリティの芦沢が8時台を含めて担当。『 - 道上洋三です』時代にはストレートニュースを伝えることに専念していたが、当番組では(非常時や異常気象の発生時を除いて)ニュースを読む前に挨拶を兼ねて小縣・いがらしとのクロストークへ臨んでいる。
  • 7:10 「ABC天気予報」
6時台と同様に、いがらしが天気予報の原稿を読む。
この時間の天気予報のみ、「今週のお天気ミュージック」として、ヒット曲などのインストゥルメンタル1曲を1週間(『 - 古川昌希です』と)共通のBGMとして流す。そのため、いがらしは『 - 道上洋三です』のアシスタント時代から、天気予報を伝えた後にBGMの曲名・アーティスト名を紹介している。
放送日に発行された一般紙朝刊の記事(新聞休刊日にはスポーツ紙の即売版と共同通信社の配信記事)から、気になる話題を1つ取り上げる。
『 - 道上洋三です』に続いて、毎月最初の放送日には、「~月の暦」を必ず放送。季節に応じた複数のBGMを流しながら、向こう1ヶ月間の暦や主な行事・イベントの予定や、当該月にちなんだ俳句を小縣が紹介している。
  • 7:25 「スポーツの話題」
『 - 中村鋭一です』の時代から、日本プロ野球(NPB)のシーズン中で阪神タイガースが前日に組まれていた試合に勝利した場合に、パーソナリティとアシスタントが(代演者を含めて)球団歌の『六甲おろし』を熱唱することで知られるコーナー。この場合には、『ABCフレッシュアップベースボール』(朝日放送ラジオのプロ野球中継)での実況が収録された音源(または報道素材として収録された音源)からハイライトシーンを放送する。
小縣は当番組のパーソナリティと並行しながら阪神戦中継での実況・ベンチリポートも続けるため、『サクサク土曜日 中邨雄二です』(毎週土曜日の7:30 - 10:00に放送中の生ワイド番組)における中邨雄二(先輩アナウンサーで2022年3月31日の定年後も同番組やスポーツ中継などへの出演を継続)と同じく、現役のスポーツアナウンサーでありながら『六甲おろし』を熱唱。「おはようパーソナリティ」のレギュラー担当者としては初めて、(金 - 日曜日に)『 - フレッシュアップベースボール』向けの中継で(曜日を問わず)阪神の勝利を実況できた場合[注釈 9]には、(翌週月曜日の)当コーナーで自身の実況音源を流しながら『六甲おろし』を歌い上げている[注釈 10][注釈 11]
『 - 道上洋三です』時代の2014年4月1日(月曜日)から、淀川製鋼所がこのコーナーを単独で提供。当番組でも提供を続けているため、放送上は同社の40秒CMを境に、基本として前半を阪神関連の話題、後半をNPB他球団の動向(放送の前日に公式戦が開催された場合には試合の結果・責任投手・本塁打の紹介)や他のスポーツの話題に充てている。また、火曜日には同番組に続いて、寺尾博和(日刊スポーツ西日本大阪本社編集委員)が定期的に出演。
  • 7:40 「ABC交通情報」(番組開始から3ヶ月間は7:45頃に放送)
  • 7:45 「ABC天気予報」(番組開始から3ヶ月間は7:53頃に放送)
『 - 道上洋三です』時代の2009年10月4日(月曜日)放送分から、気象予報士の清水がこの時間にのみ出演。主な放送対象地域である関西地方が異常気象(台風や豪雨など)に見舞われている場合や、放送の時点で異常気象の発生が予想される場合を除いて、放送時点での季節・天気に関する俳句や歳時記の一節を織り交ぜながら当日の気象概況を伝える。
  • 7:52 「こどもの詩(うた)」(番組開始から3ヶ月間は7:55頃に放送)
『 - 道上洋三です』時代の1982年から放送されているコーナーで、小縣が同番組のパーソナリティ代理を務めていた時期と同じく、小学生から寄せられた作文から毎日1編をいがらしが代読。作文を読まれた小学生には、5,000円分の図書カードと、代読の模様を録音したCDを進呈している。
  • 7:55 リスナーからのメッセージ紹介
番組開始から3ヶ月間は7:45頃に放送。放送日によっては、「スポーツの話題」の続きに充てていた。
全国高等学校野球選手権大会の期間中には、小縣がスタジオへ登場せず、大会の第1試合の開始時間が8:00に設定されている日には当番組の放送を7:54で切り上げる。ただし、小縣が第1試合のラジオ中継で実況を担当する日には、「ABCニュース」直後のフリーゾーンを割愛。「スポーツの話題」から「こどもの詩」までの放送時間をその分だけ繰り上げたうえで、小縣の居る阪神甲子園球場放送席からのミニ中継を「こどもの詩」の直後(7:50前後からエンディングの直前まで)に編成する。この中継は、金曜日の第1試合ラジオ中継で小縣が実況する場合にも放送されていて、小縣がパーソナリティ代演者や(高校野球に詳しい)いがらしとのクロストークを交えながら当日の試合中継の聴きどころを紹介している。

8時台

  • 8:00 「話のダイジェスト」
話題のアンテナ 日本全国8時です』(朝日放送ラジオが加盟するJRNのネットワークセールス番組)の企画ネットによる日替わりの特集コーナーで、同番組のCMのみ放送。『 - 道上洋三です』時代に続いて、ゲストを招くことが多い。
時報明けに小縣・いがらしがリスナーに向けて挨拶してから、本編をスタート。放送日によっては、時報前に続いてメッセージを紹介してから、スポットCMをはさんでこのコーナーを始めることがある。
  • 8:20 「健康道場」
サンスターが単独で提供する日替わりコーナーで、『 - 道上洋三です』の時代から放送。月 - 水曜日には、健康に関する話題を取り上げる。
『 - 道上洋三です』では火曜日に編成していた「リスナー道場」を、当番組の開始を機に木曜日へ移動。リスナーから引き続きメッセージを受け付けたうえで、投稿したメッセージが紹介されたリスナーに、コーナーと同名の健康食品(サンスターの製品)を進呈する。
朝日放送ラジオで2014年10月から毎週土曜日の7:00 - 7:30(『サクサク土曜日 中邨雄二です』の直前)に放送されている『道上洋三の健康道場』は、このコーナーから派生したサンスター単独提供の事前収録番組で、道上の氏名を番組のタイトルに冠したまま2022年4月から伊藤史隆(中邨と同期のスポーツアナウンサーで小縣の先輩)をメインパーソナリティ代理に迎えている。
『 - 道上洋三です』時代から、本編に続いてサンスターの40秒CM(主に「健康道場」ブランド製品のPR)を放送。全国高等学校野球選手権大会中継との兼ね合いで当コーナーを放送できない場合にも、中継内のスポットCM枠に組み込むことで対応している。
  • 8:20 小縣・いがらしがスタジオから伝えるインフォマーシャル
  • 8:30 「ABCニュース」
  • 8:35 「ABC天気予報」
『 - 道上洋三です』時代の2021年4月1日から牛乳石鹸共進社が単独で提供している関係で、沼光絵理佳(ピアニスト)のアレンジ・ピアノ演奏による「牛乳石鹸のうた」を「お天気ミュージック」に使用。6時台・7時台の前半に続いて、いがらしが天気予報を伝える。
  • 8:40 「ABC交通情報」(6時台の「おでかけインフォメーション」と同じ構成)
  • 8:45 「話のマーケット」
『 - 道上洋三です』で長らく放送されていたものの、最終盤(2021年頃)に休止していたコーナーを復活。実際には、リスナーからのメッセージ紹介やインフォマーシャルに充てられている。
『 - 道上洋三です』時代の2011年4月から放送。他のラジオ番組と同様に、ジャパネットのラジオスタジオ(東京都中央区麻布もしくは長崎県佐世保市)から、同社の「MC社員」が中継で出演している。小縣が『 - 道上洋三です』のパーソナリティ代理を務めていた時期からは、鹿児島放送(朝日放送テレビと同じテレビ朝日系列のテレビ単営局)のアナウンサーからジャパネットたかたの「MC社員」へ転身した馬場雄二が、ラジオ専任のMCとして主に商品の紹介担当。
  • 8:57 エンディング
翌日(木曜日には『 - 古川昌希です』)の「話のダイジェスト」で取り上げる予定のテーマを小縣が紹介したうえで、木曜日には古川、休演前最後の放送日にはパーソナリティの代理者へ向けてメッセージを残す。
  • 8:59 番組終了

テーマ曲

  • クラリネット・ポルカ
    • 『おはようパーソナリティ中村鋭一です』の初回から、『おはようパーソナリティ』シリーズの共通テーマ曲としてオープニングとエンディングに放送。

時刻の告知方法

当番組を含む『おはようパーソナリティ』シリーズは平日早朝の生放送番組であるため、正時(0分)の時報とは別に、7時台に5分単位・8時台に10分単位で時刻を告知している。正時以外の時刻の告知には、サウンドエフェクト(効果音)と合成音声を使用。時刻が7:05の場合には、効果音に続いて、合成音声で「7時、5分。」とだけ伝えている。

効果音は流す季節に応じた素材(カッコウの鳴き声や蒸気機関車の警笛音など)を用いていて、番組の進行にかかかわらず、上記の時刻に差し掛かると強制的に流れるようになっている。そのため、当該時刻でCMを放送していても、CMの音源に効果音と合成音声を重ねる格好で時刻を伝えている。

ちなみに、道上の脳梗塞発症を受けて小縣が毎週金曜日にパーソナリティ代理を務めていた時期(2021年11月19日 - 2022年3月25日)の『 - 道上洋三です』では、7時0分の時報にスポンサーを付けていた一方で、8時0分に時報のみ強制的に挿入していた。当番組でもこの体制を『 - 古川昌希です』と共にスポンサーごと踏襲していたが、2022年7月4日(月曜日)からは、別のスポンサーが『 - 古川昌希です』と共通で8時0分の時報に付いた。その関係で7・8時とも時報の直前にスポンサーのCM(時報CM)を入れているため、『 - 道上洋三です』時代から7:40頃に編成していたリスナーからのメッセージ紹介ゾーンを7:55頃に移動させたうえで、このゾーンの切れ目を8時の時報CMに合わせている。

特別番組・連動企画

公開生放送

過去の『おはようパーソナリティ』シリーズで恒例になっていた公開生放送については、新型コロナウイルスへの感染拡大防止策を可能な限り講じたうえで、『 - 古川昌希です』との合同企画として、2022年9月19日(月曜日・敬老の日)に神戸震災復興記念公園(みなとのもり公園)[注釈 12]で初めて実施することを計画していた。

この計画は令和4年台風14号の接近が予想されたことを受けて直前に中止されたが、2022年11月13日日曜日)に万博記念公園大阪府吹田市)の一角で開かれた「ABCラジオまつり2022」では、公開生放送で予定していた企画(小縣・いがらし・古川・去来川が一堂に会してのア・カペラボイスパーカッションによる「上を向いて歩こう[注釈 13]「六甲おろし」の演奏[注釈 14])を「おしゃべりステージ」(生放送と連動していないイベント向けに「お祭り広場」へ設けられていたステージ)で実現。さらに、「上を向いて歩こう」の収録音源を14日(月曜日)、「六甲おろし」の収録音源を15日(火曜日)の当番組で7時台の前半に放送した。

テレビ番組との連動企画

  • 朝日放送→朝日放送テレビが新卒扱いでアナウンサー(新人アナウンサー)を採用した年には、新人アナウンサーが新人合同研修とアナウンス研修を経て(朝日放送)ラジオの定時ニュースで「初鳴き」(番組デビュー)を控えている日(主に6 - 7月の水曜日)の早朝に、リスナーや視聴者への自己紹介を兼ねて『おはようパーソナリティ道上洋三です』と『おはよう朝日です』(朝日放送→朝日放送テレビが編成している関西ローカル向け生放送番組の平日版で通称『おは朝』)へ相次いで出演することが2020年まで恒例になっていた[注釈 15]。以上の「お披露目企画」は道上の発案によるものだが、朝日放送テレビが2022年4月1日付で福戸あや平野康太郎をアナウンサーとして入社させたことを受けて、同年以降は当番組が「朝日放送ラジオにおける新人アナウンサーのお披露目の場」としての役割を『 - 道上洋三です』から引き継いでいる(テレビでは『おはよう朝日です』で上記の企画を引き続き実施)[4]
  • 『 - 道上洋三です』時代の1979年から1985年まで年に1回実施した後に、2006年9月25日に1回限定で復活させていた『おは朝』とのサイマル放送当該項で詳述)を、2022年6月6日(月曜日)から3ヶ月に1回のペースで再開している。当番組開始の時点では『おは朝』平日版の放送枠が5:00 - 8:00に2部構成で設定されているため、実際には、6・7時台に小縣が当番組スタジオからの中継を通じて『おは朝』に出演。逆に、8時台の「話のダイジェスト」では、本番を終えたばかりの『おは朝』から出演者の一部(小縣の後輩アナウンサーで総合司会の岩本計介など)を当番組のスタジオに迎えている。

脚注

注釈

  1. ^ 当初は、朝日放送グループの内規に沿って休暇を取得することを表明していた。ただし、当日に阪神甲子園球場か京セラドーム大阪で組まれている阪神主催のデーゲームを『ABCフレッシュアップベースボール』で中継する場合には、実況を随時担当する。
  2. ^ 当番組の開始前(2021年の第103回大会)までに続いて、朝日放送テレビ・ラジオの試合中継で実況やインタビュアーを随時担当。
  3. ^ 11月24日:ウルグアイ韓国戦(グループH=解説:名波浩)、25日:ウェールズイラン戦(グループB=解説:城彰二)、26日:フランスデンマーク戦(グループD=特別解説:岡田武史)、12月2日:ガーナ対ウルグアイ戦(グループH=解説:中西哲生)。
  4. ^ 小縣が『ABCフレッシュアップベースボール』の阪神デーゲーム中継を実況することに伴う措置。
  5. ^ 「こどもの日特別企画」として、公募と抽選を経て2名の小学生がパーソナリティを務めることに伴う措置。
  6. ^ 実際には武田和歌子(妻で同僚アナウンサー)の近親者が新型コロナウイルスへ感染したことに伴って、夫婦とも所轄の保健所からこの近親者との濃厚接触者に指定された。このため、自身にはPCR検査で陰性が確認されていながら、自宅での待機を余儀なくされた。なお、武田も濃厚接触者への指定に伴って、レギュラーで担当している生放送番組への出演を見合わせている。
  7. ^ 阪神がセントラル・リーグの2022年レギュラーシーズン3位でクライマックスシリーズ(CS)への進出を確定させたことを背景に、朝日放送ラジオが『ABCフレッシュアップベースボールスペシャル』として10月8日(土曜日)から10日まで横浜DeNAベイスターズとのCSファーストステージ(横浜スタジアムでのデーゲーム)を自社制作で中継することに際して、小縣が実況(9日の第2戦)とベンチリポート(8日の第1戦・10日の第3戦)を担当することに伴う措置。ただし、当番組には「スポーツの話題」へ電話で出演している。
  8. ^ 出身高校は、女子生徒が全国高等学校野球選手権大会開会式入場行進のプラカード嬢を務めることで知られる西宮市立西宮高等学校
  9. ^ 『 - 道上洋三です』時代の月曜日には、阪神が日曜日の試合で勝利していた場合に限って、道上が『六甲おろし』を歌うことが既定路線になっていた。
  10. ^ 当番組開始(2022年のNPBレギュラーシーズン開幕)当初の阪神は、3月25日(金曜日)の開幕戦(最大7点差からの逆転負け)から30日(水曜日)の対広島東洋カープ戦(マツダスタジアム)まで球団史上27年振りの開幕5連敗(ビジターカードを含めての球団史上最長タイ記録)を喫するほど不振に喘いでいたが、当番組では31日(木曜日)に小縣が『六甲おろし』を初めて歌った。阪神を長年応援している『 - 道上洋三です』時代からのリスナーが、「このような時にこそ、阪神へのエールを込めて『六甲おろし』を歌って欲しい。道上ならこのような時に歌っているはず」というメッセージを寄せたことを受けての「歌い初め」だったが、阪神は当日夜の対広島戦にも敗戦。結局、「阪神が勝利した翌朝に『六甲おろし』を歌う」という『おはようパーソナリティ』シリーズ本来のパターンは、4月5日(水曜日)放送分で初めて実現した(阪神甲子園球場におけるレギュラーシーズン最初の試合であった前夜の対横浜DeNAベイスターズ戦で完封勝利)。
  11. ^ 実際には、当番組のスタート前日(2022年3月27日)にも、『ABCフレッシュアップベースボール』の関西ローカル向け中継で、京セラドーム大阪から阪神対東京ヤクルトスワローズのデーゲームを実況していた(解説:濱中治、ベンチリポート:高野純一)。このパターンに沿った『六甲おろし』の披露が初めて実現したのは2022年4月18日(月曜日)放送分で、同月15日(金曜日)の『フレッシュアップベースボール』(甲子園球場の阪神対読売ジャイアンツ戦中継)における自身の実況音源も放送された(阪神はこの試合に4対1で勝利)。
  12. ^ 小縣の出身地(神戸市)にある公園で、『 - 道上洋三です』時代の2014年にも吉田詩織(第11代アシスタント)のお披露目を兼ねた公開生放送で使用。
  13. ^ 『サクサク土曜日 中邨雄二です』では、この曲のインストゥルメンタルバージョンを、番組開始の当初からテーマソングに使用している。
  14. ^ 2曲とも、古川がヴォーカル、小縣と渡辺敦(小縣が指導を受けていたチキンガーリックステーキのメンバー)がボイスパーカッション、去来川・いがらしがコーラスを担当。
  15. ^ 2021年にアナウンサーとして朝日放送テレビへ入社した鷲尾千尋は、入社の5日後(4月5日)から『おは朝』平日版第1部(早朝5時台)のアシスタントに抜擢された。「新卒採用のアナウンサーが入社の5日目から(定時ニュース以外の)番組にレギュラーで出演する」という事例は、朝日放送時代の初期を除けば初めてだったため、『 - 道上洋三です』では同月9日(木曜日)の『おは朝』終了後に鷲尾を「話のダイジェスト」に迎えることで対応。

出典

  1. ^ a b 道上洋三アナの後任は小縣裕介、古川昌希両アナ ABCラジオ「おはようパーソナリティ」”. サンケイスポーツ (2022年2月25日). 2022年3月1日閲覧。
  2. ^ ABCラジオ春の新番組のお知らせ”. 朝日放送ラジオ (2022年3月23日). 2022年3月24日閲覧。
  3. ^ 日刊スポーツ』(日刊スポーツ西日本大阪本社発行版)で当番組初日(2022年3月28日発行分)の25面に掲載された全面特集内でのインタビューより。
  4. ^ “ABC新人の福戸あやアナ6日に”初鳴き”夏の甲子園開会式で司会務めた女子高生が夢への第一歩”. 日刊スポーツ. (2022年7月4日). https://www.nikkansports.com/entertainment/news/202207040000604.html 2022年7月6日閲覧。 

外部リンク

  • 公式サイト - 『おはようパーソナリティ古川昌希です』と共用。『おはようパーソナリティ道上洋三です』の最終盤に開設されていたページも残されている。
  • ABCラジオポッドキャスト - 当番組と『 - 古川昌希です』の開始を機に、過去の放送からのダイジェスト音源を定期的に配信。
朝日放送ラジオ 月 - 木6:30 - 9:00(おはようパーソナリティ枠)
前番組 番組名 次番組
おはようパーソナリティ小縣裕介です
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