GOEMON (映画)
| GOEMON | |
|---|---|
| 監督 | 紀里谷和明 |
| 脚本 | 紀里谷和明 瀧田哲郎 |
| 製作 | 一瀬隆重 紀里谷和明 |
| 出演者 | 江口洋介 大沢たかお 広末涼子 |
| 主題歌 | VIOLET UK[注 1] |
| 撮影 | 紀里谷和明 |
| 編集 | 紀里谷和明 横山智佐子 |
| 配給 | 松竹 ワーナー・ブラザーズ映画 |
| 公開 | |
| 上映時間 | 128分 |
| 製作国 | |
| 言語 | 日本語 |
| 製作費 | 8.5億円 |
| 興行収入 | 14.3億円[1] |
| allcinema | |
| キネマ旬報 | |
| AllRovi | |
| IMDb | |
『GOEMON』(ゴエモン)は、2009年5月1日公開の日本映画。紀里谷和明監督作品の2作目となる。丸の内ピカデリー1他全国松竹系にて公開された。
目次 |
[編集] 概要
実写部分の撮影は2007年に行われ、その後、CG制作に1年を費やして、企画段階から数えて5年がかりで長編映画として完成した。日本国外での公開も計画されている。大泥棒・石川五右衛門が活躍する娯楽時代劇である。舞台設定等は歴史にとらわれずに独自の作品<パラレルワールドとしての織豊時代[注 2]>となっている。監督自身の構想としては、前作『CASSHERN』製作時から既にあり、ようやく形として表現できた作品。
いわゆる“時代劇”にとらわれず、監督曰く「ゼロからのオリジナルストーリー」で、出演者の衣装やCGを駆使した映像など、随所で“紀里谷ワールド”と呼ばれる個性が出た作品になっている。前作『CASSHERN』と同様に「グリーンバックでの撮影が大変だった・難しかった」と振り返る出演者も多かった。また、前作と本作は関連性はないものの、引き続きの出演者も多数いる(要潤、寺島進、佐田真由美、玉山鉄二、小日向文世、りょう、鶴田真由)。
CGを加味したアクションシーンや映像美が印象的な映画となっているが、殺陣・打撃格闘の他に、友情・恋愛・人間模様などが盛り込まれた物語を展開している。紀里谷監督の構想では全三部作とされているが、現段階では「未定の予定」となっている[2]。
[編集] キャッチコピー
- 愛するもののために。
[編集] ストーリー
時は戦国時代、本能寺の変により織田信長が暗殺され、日本統一の理想を豊臣秀吉が引き継いだ頃の日本。一時の平和を謳歌していたが、上に立つ権力者は代わっても、民衆は依然変わらぬ飢えと渇きに苦しめられていた。そんな頃、民衆の喝采を浴びていたのが大名や豪商の蔵を狙い、金銀財宝を奪っては貧しいものに分け与える義賊・石川五右衛門であった。彼はある日、豪商の紀伊国屋文左衛門の蔵へ忍び込み、一つの小さな箱を戦利品に加えるが、あっさり子供にくれてやってしまった。ところがその箱には、織田から豊臣へと支配者が移った真相を書いた密書が秘められていたのだった。追われる身となった五右衛門は、真実を知り、どう動くのか。
注意:以降の記述で物語・作品・登場人物に関する核心部分が明かされています。免責事項もお読みください。 →[記述をスキップ]
[編集] キャスト
- 石川五右衛門:江口洋介
- 強い者から金銀財宝を奪い、弱い者に分け与える大泥棒でありながら民衆のヒーロー。優れた身体能力で屋敷を荒し回り自由気ままに暮らしていたが、ある日忍び込んだ蔵から持ち出した「箱」により過去の重大な出来事に関わる一連の真相を知ってしまう。
-
- 青年時代:佐藤健
- 信長への奉公を終え「侍になりたい」と夢を目指した。
- 浅井茶々:広末涼子
- 信長の姪で両親がおらず、育ての親である信長や秀吉を慕っていた。五右衛門と同じように真相を知ってしまい、戦が起こる(戦乱の世に戻ってしまう)事を察知し自ら止めに出る(そして復讐を試みる)。
-
- 少女時代:福田麻由子
- 友達のいなかった茶々は密かに五右衛門に想いを寄せていた。
- 猿飛佐助:ゴリ(ガレッジセール)
- 一度は五右衛門の首を狙うも敵わず、その後は五右衛門に財宝の在処などを提供したり、くっついて回るお調子者。やがて五右衛門の事が理解できなくなり徳川軍の兵隊として戦に出向く。
- おりん:佐田真由美
- 三成の妻で、裏で糸を引きながら三成を操っているような雰囲気。
- 又八:玉山鉄二
- 街の役人だが、実際はその特権を利用し民衆に脅威を与えている悪人。
- 我王:チェ・ホンマン
- 秀吉の側近、怪力の男。
- 小平太:深澤嵐
- 町でスリをしている途中で又八から金を盗もうとしたところで捕まってしまい、殺されそうになる少年。その後目の前で母親を殺され、その場から助け出してくれた五右衛門に付いていくようになる。
- 弥七(遊郭の番頭):小日向文世
- 五右衛門の母:りょう
- 五右衛門の祖母:花原照子
- 小平太の母:鶴田真由
- 山賊の首領:増本庄一郎
- お吉(才蔵の妻):藤澤恵麻
- 蕎麦屋の店主:蛭子能収
- その他エキストラ:ウド鈴木(キャイ〜ン)、なべやかん など多数
以上で物語・作品・登場人物に関する核心部分の記述は終わりです。
[編集] スタッフ
- プロデューサー:一瀬隆重、紀里谷和明
- 脚本:紀里谷和明、瀧田哲郎
- 原案・撮影監督:紀里谷和明
- 撮影:田邉顕司
- 照明:牛場賢二
- 美術監督・ビジュアルコンセプト:林田裕至
- 美術プロデューサー:赤塚佳仁
- セットデザイナー:平井淳郎
- 装飾:西尾共未
- 衣装デザイン:Vaughan Alexander、Tina Kalivas
- 音楽:松本晃彦
- 録音:矢野正人
- 音響効果:伊藤瑞樹
- VFX スーパーバイザー:野崎宏二
- VFX プロデューサー:藤田卓也
- 編集:紀里谷和明、横山智佐子
- ヘアメイク:稲垣亮弐
- キャスティング:山口正志
- 殺陣:森聖二
- 助監督:近藤一彦
- アソシエイト・プロデューサー:長澤佳也、上田有史
- 監督:紀里谷和明
- 制作プロダクション:KIRIYA PICTURES
- 配給:松竹、ワーナー・ブラザース映画
- 製作:2009「GOEMON」パートナーズ(松竹、ワーナー・ブラザース映画、大一商会、木下工務店、衛星劇場、KIRIYA PICTURES、CELL、テレビ朝日、電通、吉本興業、ドリームキッド、ホットトイズ、エイベックス・エンタテインメント)
[編集] 主題歌
- 2009年4月29日よりiTunes Storeにて配信開始[注 3]。ヴォーカルはKatie Fitzgeraldが担当している。
- 映画の公開に合わせて「Rosa」のスペシャルCD5万枚が全国の劇場で先着でプレゼントされた[4]。
[編集] 関連商品
- DVD 『GOEMON』(DLV-F5332・SD-F5618)
- Blu-ray 『GOEMON』(WBA-F5620・SDB-F5619)
- 2009年10月9日発売(発売元:ワーナー・ホーム・ビデオ)
- 共に同じ内容で、本編のみの盤(通常盤)と特典などが付いた2枚組(DVDは3枚組)の豪華盤が発売される。
- 通常盤(本編+特別映像)もDVDとBlu-rayの両方で同日発売。
- DVD通常盤がオリコンDVD映画ランキングで初登場2位を記録(2009年10月26日付)。
- DVD+CD 『GOEMON』YOSHIKIインタビュー映像収録版
- 2010年2月10日発売(発売元:ワーナー・ホーム・ビデオ・SD-F6036)
- 通常盤に、主題歌を手掛けたYOSHIKIの舞台挨拶や発表会見、インタビューを加えて収録。CDには対談入りの主題歌『Rosa』を収録。
- CD 『GOEMON』オリジナル・サウンドトラック
- フィギュア(発売元:株式会社ホットトイズジャパン[1])
- ムービー・マスターピース『GOEMON The Movie』(五右衛門:2009年7月、茶々・才蔵:2009年10月発売)
- 高さ約31センチの1/6スケールフィギュアで、リアルに再現されていて、32箇所以上が可動するように作られている。
- 五右衛門、茶々、才蔵のの3種類を発売。
- コスベイビー『GOEMON The Movie』(2009年5月発売)
- 高さ約7センチにデフォルメされたフィギュアで、「自由になってみたい」「友情」「強くなれ」の3種類を発売。
- ムービー・マスターピース『GOEMON The Movie』(五右衛門:2009年7月、茶々・才蔵:2009年10月発売)
- 小説『GOEMON』
- 2009年4月発売(発売元:幻冬舎・ISBN 9784344413016)
- 作:竹内清人
- 漫画『GOEMON』
- 2009年4月28日発売(発売元:講談社・ISBN 9784063757248)
- 作:森遊作
- アプリ『GOEMON』
- 2009年5月1日配信(販売者:Attic Arcade)
- iPhone、iPod Touchで遊べるアプリケーション(クイズ形式のゲーム)で、iTunes Storeにて無料配信。(※iTunesが必須)
- 『GOEMON』限定スペシャルDVD付前売り券
- ローソンLoppiにて予約販売。
[編集] 関連項目
- 『風が如く』(『週刊少年チャンピオン』(秋田書店)にて連載された漫画)
- 公式HPに各界の著名人からコメントが寄せられている中で、主演・江口洋介と漫画家・米原秀幸の対談が週刊少年チャンピオンの特別企画で行われた(紀里谷監督も同席)。両者ともお互いの作品を絶賛し、米原秀幸によって江口洋介が演じる五右衛門と『風が如く』の五右衛門が共演する絵が読者プレゼントとして描かれた。
- なお、“五右衛門”という共通点はあるものの、両者とも自身のオリジナルの作品で関連性はなく、公開時期と連載時期が重なったのは偶然である。
[編集] 脚注
注釈
出典
- ^ 2009年度興収10億円以上番組 (日本映画製作者連盟 2010年1月発表)
- ^ DVD(Blu-ray)の特典映像、そしてKiriya.comのLivechatより。
- ^ 予定していた出演者の都合が合わなくなったため、急遽演じることになった。DVD(Blu-ray)にて「演技というのは大変な事、役者の苦労がわかった」と語った。
- ^ 『GOEMON』映画会場で先着5万人にVIOLET UKの「ROSA」プレゼント Barks.com 2009-04-30