Eye of the Storm

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』
『Eye of the Storm』
ONE OK ROCK の スタジオ・アルバム
リリース
録音 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
ジャンル パワー・ポップ
ロック
R&B
オルタナティブ・ロック
レーベル 日本の旗 A-Sketch
アメリカ合衆国の旗 Fueled by Ramen
チャート最高順位
  • 週間1位（国内盤・オリコン）[1]
  • 週間3位（海外盤・オリコン）[2]
  • 週間1位（Billboard Japan Hot Albums）
  • 2019年度年間3位（Billboard Japan Hot Albums）
  • 2019年度年間8位（オリコン、CDセールス）
  • 2020年度年間72位（Billboard Japan hot Albums）
ゴールドディスク
  • プラチナ（日本レコード協会）
    • ONE OK ROCK アルバム 年表
    Ambitions
    （2017年）    		Eye of the Storm
    （2019年）    		Luxury Disease
    （2022年）
    『Eye of the Storm』収録のシングル
    1. 「Change」
      リリース: 2018年2月16日（デジタル・ダウンロード）
    ミュージックビデオ
    Change - YouTube
    Stand Out Fit In - YouTube
    Wasted Nights - YouTube
    テンプレートを表示

    『Eye of the Storm』（アイ・オブ・ザ・ストーム）は、ONE OK ROCKの9枚目のオリジナル・アルバム。日本盤は2019年2月13日に、海外盤は2019年2月15日に発売された。

    概要[編集]

    前作『Ambitions』以来、約2年ぶりとなるオリジナル・アルバム。先行配信シングル「Change」を含む13曲となっており、日本盤・収録曲が異なる海外盤の2タイプが製作された[3]。また、日本盤の初回限定盤にはアコースティックセッションの模様を収録したDVDが付く[4]。

    前作まで収録されていた冒頭のイントロダクション・ラストナンバーのボーナストラックは本作には収録されていない。

    会場限定シングル「Skyfall」は本作には収録されていない。

    評価[編集]

    音楽評論家によるレビュー
    レビュー・スコア
    出典評価
    AllMusic4/5stars

    ロッキング・オンの古川晋は、「ONE OK ROCKは本作で『世界基準』を目指すバンドではなく『世界基準』の強力な一端を担うバンドになった。」と評価し、「快挙とか偉業という言葉でも足りない、異次元のアルバム」と称賛した[5]。音楽ライターの西廣智一は、本作について「ロックやヒップホップ、ポップスなどジャンルで括ることがバカらしくなるほどに“ONE OK ROCKらしさ”に満ち溢れた、カテゴライズを超越したアルバム」と評価し、本作はロックというジャンルよりも宇多田ヒカルの『初恋』（2018年）あたりとともに語られるべき1枚なのかもしれない。」と語った[6]。同じくReal Soundにて、批評家のimdkmは、ONE OK ROCKが本作で提示した「新しいロック」について「トラップに負けない重低音と、各パートの抜き差しによって楽曲のなかにダイナミズムをつくりだすEDM的な方法を取り入れたもの」と指摘。また、The 1975『A Brief Inquiry Into Online Relationships』やBring Me The Horizon『Amo』といった作品と比べて、本作は「プロダクションの堅実さに寄りすぎているようにも感じる。」とも批評。「新しいロックの語法を手に入れたあと、次の一歩はどこに進むのか。そこでこそ彼らのポテンシャルが問われるだろう。」と語った[7]。

    チャート成績[編集]

    日本盤は初週で197,563枚を売り上げ、週間アルバムチャート（2019年02月25日付・オリコン）で首位を獲得。海外盤も28,321枚を売り上げ、3位を獲得。日本盤と海外盤でトップ3入りを果たした[2]。

    収録曲[編集]

    日本盤[編集]

    1. Eye of the Storm
      • テレビCM YouTube Music 起用曲
    2. Stand Out Fit In
      • テレビCM「ONE OK ROCK×Honda Bike『Go, Vantage Point.』」篇テーマソング
    3. Head High
      • テレビCM「ONE OK ROCK×Power Products『Go, Vantage Point.』」篇テーマソング
    4. Grow Old Die Young
    5. Push Back
    6. Wasted Nights
    7. Change
      • テレビCM「ONE OK ROCK×Honda Jet『Go, Vantage Point.』」篇テーマソング
    8. Letting Go
    9. Worst in Me
    10. In the Stars (feat. Kiiara)
    11. Giants
    12. Can't Wait
    13. The Last Time

    海外盤[編集]

    1. Eye of the Storm
    2. Stand Out Fit In
    3. Head High
    4. Grow Old Die Young
    5. Push Back
    6. Wasted Nights
    7. Change
    8. Letting Go
    9. Worst in Me
    10. In the Stars (feat. Kiiara)
    11. Giants
    12. Unforgettable
    13. The Last Time

    チャート[編集]

    認定とセールス[編集]

    国/地域 認定 認定/売上数
    日本 (RIAJ) プラチナ[20] 289,000（フィジカルCD) （オリコン）[21]
    日本 (RIAJ) N/A 67,200（デジタル配信）（オリコン）[22]

    * 認定のみに基づく売上数
    ^ 認定のみに基づく出荷枚数

    演奏[編集]

    Eye of the Storm

    • Dan Lancaster：Produce, Recording
    • Kyle Moorman：Additional Production
    • Rhys May：Production Assistant

    Stand Out Fit In

    • Derek Fuhrmann：Produce, Additional Guitars, Synthesizer, Drums Programming, Background Vocals
    • Taka, Jamil Kazmi：Background Vocals
    • Erin Tyson-Lewis, Alex Thteat-Arowana, Aja Grant, Moriah Holmes, Candace Lacy, Judah Lacy, Romaine Jones, Charles Morgan, JonJon Harrold, G-janee Davis：Choir
    • Jonathan Decuir：Choir Vocal Arrangement

    Head High

    • Pete Nappi, Jared Gudstadt：Produce
    • Poo Bear：Produce, Vocal Production

    Grow Old Die Young

    • CJ Baran, Ben Romans：Produce
    • Erin Tyson-Lewis, Alex Thteat-Arowana, Aja Grant, Moriah Holmes, Candace Lacy, Judah Lacy, Romaine Jones, Charles Morgan, JonJon Harrold, G-janee Davis：Choir
    • Jonathan Decuir：Choir Vocal Arrangement

    Push Back

    • David Pramik：Produce, Recording, Background Vocal

    Wasted Nights

    • Pete Nappi：Produce
    • Janee "Jin Jin" Bennett：Background Vocals
    • Erin Tyson-Lewis, Alex Thteat-Arowana, Aja Grant, Moriah Holmes, Candace Lacy, Judah Lacy, Romaine Jones, Charles Morgan, JonJon Harrold, G-janee Davis：Choir
    • Jonathan Decuir：Choir Vocal Arrangement

    Change

    • Pete Nappi：Produce

    Letting Go

    • Kyle Moorman：Produce

    Worst in Me

    • Colin Brittain：Produce
    • Jonathan Gerring：Additional Production, Programming

    In the Stars (feat. Kiiara)

    • Dan Book：Produce
    • Erin Tyson-Lewis, Alex Thteat-Arowana, Aja Grant, Moriah Holmes, Candace Lacy, Judah Lacy, Romaine Jones, Charles Morgan, JonJon Harrold, G-janee Davis：Choir
    • Jonathan Decuir：Choir Vocal Arrangement

    Giants

    • Mark Crew：Produce, Keyboards, Programming
    • Dan Priddy：Additional Programming
    • Jack Duxbury：Keyboards
    • Janee "Jin Jin" Bennett：Background Vocals

    Can't Wait

    • Pete Nappi：Produce

    The Last Time

    • David Pramik：Produce, Recording

    脚注[編集]

    [脚注の使い方]
    1. ^ “Eye of the storm”. オリコン. 2019年2月21日閲覧。
    2. ^ a b “週間 アルバムランキング 2019年02月25日付”. オリコン. 2019年2月21日閲覧。
    3. ^ “アルバム 「Eye of the Storm」発売決定＆収録曲「Stand Out Fit In」が配信開始”. ONE OK ROCK 公式サイト. (2018年11月23日). http://www.oneokrock.com/jp/news/2558 2018年11月24日閲覧。 
    4. ^ “ONE OK ROCKニューアルバムが2月に登場、新曲配信＆MV公開スタート”. ナタリー. (2018年11月23日). https://natalie.mu/music/news/309230 2018年11月24日閲覧。 
    5. ^ “ONE OK ROCK『Eye of the Storm』を紡ぐ音が凄すぎることについて”. rockin'on.com (2019年2月14日). 2020年10月17日閲覧。
    6. ^ “ONE OK ROCKが国内外で続けるあくなき挑戦　カテゴライズ超越した『Eye of the Storm』を聴いて”. Real Sound (2019年2月16日). 2020年10月17日閲覧。
    7. ^ “ONE OK ROCK『Eye of the Storm』から考える、“クロスオーバー”がロックに与えた新たな語法”. Rel Sound (2019年2月26日). 2020年10月17日閲覧。
    8. ^ “ARIA Australian Top 50 Digital Albums”. Australian Recording Industry Association (2019年2月25日). 2019年2月23日閲覧。
    9. ^ "Offiziellecharts.de – One Ok Rock – Eye of the Storm" (in German). GfK Entertainment Charts. 2019年2月22日閲覧。
    10. ^ {{{album}}} | {{{artist}}} ORICON NEWS. oricon ME. 2019年2月20日閲覧。
    11. ^ “Billboard Japan Hot Albums: 2019/02/25 付け”. Billboard Japan. 2019年2月20日閲覧。
    12. ^ “Digital Albums”. Billboard (2019年3月2日). 2019年3月25日閲覧。
    13. ^ “Top Album Sales”. Billboard (2019年3月2日). 2019年3月25日閲覧。
    14. ^ “Tastemaker Albums”. Billboard (2019年3月2日). 2019年3月25日閲覧。
    15. ^ Billborad Japan Hot Albums of the Year 2019
    16. ^ Billborad Japan Download Albums of the Year 2019
    17. ^ オリコン年間アルバムランキング
    18. ^ Billborad Japan Hot Albums of the Year 2020 2020年12月4日閲覧
    19. ^ Billborad Japan Download Albums of the Year 2020 2020年12月4日閲覧
    20. ^ 2019年2月度認定作品一覧
    21. ^ オリコン年間アルバムランキング. 2020年11月25日閲覧
    22. ^ オリコン年間デジタルアルバムランキング. 2020年11月25日閲覧
    Taka（Vocal） - Toru（Vocal&Guitar） - Ryota（Bass） - Tomoya（Drums）
    シングル
    ミニアルバム

    ONE OK ROCK - Keep it real

    アルバム
    映像作品
    その他作品
    関連項目
    カテゴリ カテゴリ
    オリコン週間アルバムチャート第1位（2019年2月25日付）
    1月
    2月
    3月
    4月
    5月
    6月
    7月
    8月
    9月
    10月
    11月
    12月
    オリコン週間合算アルバムチャート第1位（2019年2月25日付）
    12月
    1月
    2月
    3月
    4月
    5月
    6月
    7月
    8月
    9月
    10月
    11月
    12月
    オリコン月間アルバムチャート第1位（2019年2月度）
    2015年
    2016年
    2017年
    2018年
    2019年
    Billboard JAPANアルバム・セールス・チャート「Billboard JAPAN Top Albums」第1位（2019年2月25日付）
    1月
    2月
    3月
    4月
    5月
    6月
    7月
    8月
    9月
    10月
    11月
    12月
    Billboard JAPANアルバム・チャート「Billboard JAPAN Hot Albums」第1位（2019年2月25日付）
    1月
    2月
    3月
    4月
    5月
    6月
    7月
    8月
    9月
    10月
    11月
    12月
    スタブアイコンサブスタブ

    この項目は、まだ閲覧者の調べものの参照としては役立たない、アルバムに関連した書きかけの項目です。この項目を加筆・訂正などしてくださる協力者を求めています（P:音楽/PJ:アルバム）。

    「https://ja.wikipedia.org/w/index.php?title=Eye_of_the_Storm&oldid=98241519」から取得