1.44 (航空機)

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Flag of Russia.svg 1.44 (Изделие 1.44)

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  • 用途:概念実証機
  • 分類:試作機
  • 設計者Flag of Russia.svg RSK「MiG」
  • 製造者
  • 初飛行2000年2月29日
  • 生産数:1機
  • 運用状況:開始中止
  • ユニットコスト:約84億円
ロシア空軍100周年記念航空ショー(2012年)の際に撮影された1.44(画面奥、エアインテーク側面に「144」と記され機首をカバーで覆われた機体)。

1.44は、ロシア空軍向けにミコヤンが開発した、第5世代ジェット戦闘機にあたる1.42の概念実証機。製品1.44ロシア語:Изделие 1.44)とも呼ばれる。2000年に初飛行をしているが、ロシアの財政難により計画は進展していない。北大西洋条約機構(NATO)の使用するNATOコードネームフラットパック (Flatpack)。当機は試作機ゆえにプレフィックスが無く紛らわしいため、便宜上MiG-1.44と呼称されることがある。また、資料によってはMiG-35、MiG-39、MiG-42、MiG-MFIなどの誤用も散見される。

概要[編集]

ソ連空軍1981年に、アメリカATF計画に対抗できる多機能前線戦闘機の開発計画、MFI計画を発表し、ロシアの軍用機メーカー各社に機体設計の提案を求めた。ミコヤンもこの計画に参加し、独自で1.42(MiG-1.42と呼ばれる事もあった)という戦闘機をソ連空軍に提案した。その後1.42は、MFI計画での有力な候補機と位置づけられ、ヤコヴレフ案との比較の末、ロシアの第5世代ジェット戦闘機に選定された。ミコヤンは1.42の基本設計を1985年までに済ませ、同時に1.42のデモンストレータ機となる1.44の開発も1989年に開始した。

MFI計画中にソ連が崩壊し、計画はロシアが引き継ぐ事になるが、財政難などで先行きが危うくなっていた。ミコヤンでは1.44の初飛行は1995年に行う予定であったが、MFI計画の進展状況から考えて初飛行を控え、1.44は長い間保管されていた。状況は悪化の一途をたどり、MFI計画は1997年に中止された。しかしライバルのスホーイが、1997年Su-47を初飛行させた事から、ミコヤンは1.44の写真を1998年12月に公式公開、2000年2月29日には初飛行に成功した。

しかしロシアの財政難は相変わらずで、現状では今後1.44の計画が一息に進展する事は考えがたい。またロシア空軍は、第5世代ジェット戦闘機に関してはスホーイのPAK FAの方に興味を示していて、2015年には運用を開始したいものと考えていることから、なおさら1.44/1.42の量産の可能性は低くなっている。

初飛行の情報が出た後は何も情報が出てこなくなり、「廃棄されたのでは」という見方が強かったが、2009年のMAKSで基地の隅の方で静かに駐機している姿が目撃され、飛んではいないものの、未だに機体が存在していることが分かっている。

機体[編集]

1.44は、開発当時のトレンドであったクロースカップルドデルタ翼機である。主翼後退角は48度で主翼後縁にはエルロンを兼ねたフラップを2枚有する。垂直尾翼直下の機体下部に舵面付きのベントラルフィンを装備している。エンジンは本機のために新規開発したAL-41Fターボファンを2基搭載する。AL-41Fは二次元推力偏向ノズルを装備しそれぞれ左右に15度、上下に8度ずつ可動し、高い空中機動性を発揮する。操縦システムには、新型のフライ・バイ・ワイヤシステムKSU-1-42が導入され、前述の推力偏向の効果もあり60~70度の迎え角でも機動可能で、短時間ならば100~120度での機動も可能とされる。また、大推力のエンジンにより超音速巡航能力を有し最高速度はマッハ2.6に達する。

ステルス性にも配慮が行われており、可変面積式エアインテークはS時に曲げられインテークの内側や外装には電波吸収材が使用され、内側のエンジンノズルには熱探知を避けるためセラミックタイルを装備している。なお、プラズマステルスを装備しているといわれているが詳細は不明である。

レーダーは、ファゾトロン-NIIRロシア語版が開発したN014パッシブフェーズドアレイレーダーを搭載する予定であった。N014は高出力のフェーズドアレイレーダーであり、機首のサイズは迎撃機のMiG-31に匹敵する。また、後方捜索のために機体後部にもレーダーアンテナを有しており後方目標の迎撃も可能とされる。そのほか、引き込み式で機首にIRSTレーザー測距装置を装備している。

武装は、固定兵装として主翼付け根に機関砲を装備し、ミサイルや対地攻撃兵装等は内部のウェポンベイに収容される。

スペック[編集]

MiG-1.44-crossection.png
  • 全長:19.00 m
  • 全幅:15.00 m
  • 全高:4.50 m
  • 主翼面積:90.5 m²
  • 空虚重量:18,000 kg
  • 最大離陸重量:35,000 kg
  • 最大速度:マッハ2.6 (2761.2 km/h)
  • 航続距離:4,000 km
  • 発動機:リューリカ=サトゥールン AL-41F×2
(アフターバーナー時に約176kN/39,680 lb)

登場作品[編集]

複数の作品で登場。プレイヤー機として選択可能。作中では「MiG-1.44」と標記される。
ロビエト空軍の戦闘機として、1.44に似た機体が登場。
プレイヤー機として選択可能。

参考文献[編集]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]