沖縄戦跡国定公園

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沖縄戦跡国定公園
Okinawa Heiwakinen Memorial Park01n3104.jpg
沖縄平和祈念公園
所在地
沖縄県糸満市、島尻郡八重瀬町
分類 国定公園
面積 81.3km²
設備・遊具 平和祈念資料館、平和の礎
駐車場 有り
告示 1965年
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沖縄戦跡国定公園(おきなわせんせきこくていこうえん)は、沖縄県沖縄本島南端部、糸満市島尻郡八重瀬町にまたがる、第二次世界大戦沖縄戦)の戦跡と自然景観を有する国定公園である。

概要[編集]

沖縄戦跡国定公園の広さは81.3km²(陸域31.27km²、海域50.03km²)。戦跡としては唯一の国定公園である。

1965年昭和40年)、琉球政府立公園に指定され、1972年(昭和47年)の本土復帰に伴い、国定公園に指定された。

公園内の戦跡は沖縄戦最大の激戦地であり、終焉地である。1945年(昭和20年)5月、アメリカ軍の攻撃により、首里那覇市)にあった日本軍司令部は、この沖縄本島南端部(島尻)に撤退した。狭い島尻には、南下侵攻する米軍から避難する一般住民と撤退・抗戦する日本軍の軍人が混在し、パニック状態に陥った。日本軍による組織的抵抗は、同年6月23日に司令官・牛島満中将が摩文仁の司令部壕で自決したことにより終了したが、アメリカ軍は翌7月初めまで掃討戦を続けた。

沖縄県は日本軍の組織的抵抗が終了した6月23日を「慰霊の日」としている。例年この日には、摩文仁の平和祈念公園で、県主催の沖縄全戦没者追悼式が行われる。

公園内の慰霊施設等[編集]

沖縄戦跡国定公園には、多くの慰霊施設・慰霊碑慰霊塔がある。慰霊碑・慰霊塔の数は、主要なものだけでも100余にのぼる。

沖縄平和祈念公園[編集]

国定公園内の東部、糸満市摩文仁(まぶに)地区に所在。付近一帯は摩文仁の丘とも呼ばれる。園内には、国立沖縄戦没者墓苑・平和の礎(いしじ)・黎明之塔、日本各県出身地別の慰霊・平和祈念施設、式典会場や駐車場などの付属施設もある。公園に隣接して沖縄平和祈念資料館・沖縄平和祈念堂がある。

沖縄県平和祈念資料館[編集]

沖縄県平和祈念資料館は、「第二次世界大戦で貴い命を失ったすべての人々に哀悼の意を表すとともに、悲惨な戦争の教訓を後世に伝え、世界の恒久平和の実現に寄与するため」に平和祈念公園内に設置された資料館である(沖縄県平和祈念資料館及び平和の礎の設置及び管理に関する条例1条)。 1975年(昭和50年)に開館した。 沖縄戦に関連する軍関係文書や個人所蔵の文書、ひめゆり学徒の手記などが収蔵・展示されている。 館内の展示は、「沖縄戦への道」、「戦場の住民」、「証言の部屋」、「収容所から」の4部で構成される。証言も聞ける。

沖縄平和祈念堂[編集]

沖縄平和祈念堂は、恒久平和を祈念して平和祈念公園内に建造された高さ45m、七角形の堂塔である。内部には沖縄平和祈念像が置かれ、周囲には平和の鐘・美術館などが配されている。

国立沖縄戦没者墓苑[編集]

国立沖縄戦没者墓苑は、18万余柱の遺骨が安置されている納骨・慰霊施設である。1979年(昭和54年)2月に建立された。赤瓦が葺かれた参拝所と石を積み上げた琉球墳墓風の納骨堂、それを囲む広場からなる。近くには各府県や各種団体の慰霊碑・慰霊塔が多数建立されている。

平和の礎[編集]

平和の礎は、世界の恒久平和を願い、国籍や軍人・民間人の区別なく、沖縄戦などで亡くなった全ての人々の氏名を刻んだ祈念碑である。1995年(平成7年)6月に太平洋戦争・沖縄戦終結50周年を記念して建立された。海岸線を見渡す平和の広場に建てられた、屏風型の花崗岩に銘が刻まれる。現在も追加刻銘を受け付けており、刻銘者数は2009年(平成21年)6月21日時点で24万856人。

黎明之塔[編集]

黎明之塔は、司令官・牛島満中将と参謀長・長勇中将を祀る慰霊塔である。戦跡と太平洋を見渡す丘の上に所在し、司令官が自決した司令部壕跡の上に建つ。

島守之塔[編集]

島守之塔は、沖縄戦で殉職した島田叡知事(兵庫県出身)と県職員453名を祀る慰霊塔である。1951年(昭和26年)に旧県庁の生存者三百数十人や県民を中心とした浄財の寄付により建立された。

糸満市米須霊域[編集]

糸満市米須霊域は、平和祈念公園から2.5kmほど南西の糸満市米須(こめす)にある霊域である。域内には、各都道県の慰霊碑や、有川中将以下将兵自決の壕・慰霊塔などがある。また、中心にある「魂魄の塔」(こんぱくのとう)は、沖縄戦に関連して沖縄各地に存在する慰霊塔のうち最古のものとされている。霊域西側には、1993年(平成5年)の第44回全国植樹祭の会場となった沖縄県平和創造の森公園が広がる。

ひめゆりの塔[編集]

ひめゆりの塔は、糸満市米須霊域の北、糸満市米須に建つ。沖縄戦で亡くなった沖縄師範学校女子部・沖縄県立第一高等女学校の職員・生徒、計219人が合祀される慰霊塔である。沖縄師範学校女子部・沖縄県立第一高等女学校の職員・生徒で編成されたひめゆり部隊は、従軍看護婦として動員された。

アクセス[編集]

路線バス
  • 平和祈念堂入口バス停
    82番(玉泉洞糸満線) 琉球バス交通 ※平日、土曜、休日とも1時間に1本程度の運行。

ギャラリー[編集]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]