控除

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索

控除(こうじょ、本来の用字は扣除。控除は代用字)とは、ある金額から一定の金額を差し引くことである。

賃金からの控除[編集]

労働者に支払われる賃金は、労働基準法第24条の規定により原則として賃金の全額について支給することとされるが、その他の法律の規定により支払われる賃金から特定の金額を差し引いて支給することができる。

[編集]

天引(き)[編集]

賃金から所得税などを控除することを天引(き)ともいうが、もともと天引(き)とは金銭消費貸借において、その期間の利息をあらかじめ差し引いた金額を貸し付け、期間満了時に貸し付け金額全体を返済するというものである。

税における控除[編集]

において控除(こうじょ)とは、一定の要件に該当することにより、所得または税額から引くことのできる金額。次の態様に分けられる。以下、特に断りがなければ、主に所得税について記載する。

引くことができるものによる分類[編集]

  • 所得控除(米: Deductions): 所得金額から引くことができるもの
  • 税額控除(米: Tax Credits): 課税所得金額に税率を掛けて算出した税額から、一定の金額を差し引くことができるもの

性質による分類[編集]

  • 人的控除: 人的要因(配偶者扶養など)により差し引くことができるもの
  • 物的控除: 人的控除以外のもの

各税目における控除[編集]

特に以下に挙げる控除名の多くは、確定申告書を作成する際には切っても切れないものとなっている。

所得税・個人住民税[編集]

所得税及び個人住民税には、次の控除がある。

法人税[編集]

法人税には、次の控除がある。

  • 租税特別措置法による特別控除
  • 仮装経理の更正に伴う控除法人税
  • 利子配当に係る所得税額の控除
  • 教育訓練費の額が増加した場合の特別控除
  • 外国税額控除
  • 繰越税額控除限度超過額等の繰越控除

相続税[編集]

相続税には、次の控除がある。

  • 債務控除
  • 遺産に係る基礎控除
  • 暦年課税分の贈与税額控除
  • (配偶者の税額軽減)
  • 未成年者控除
  • 障害者控除
  • 相次相続控除
  • 外国税額控除

贈与税[編集]

贈与税には、次の控除がある。

  • 贈与税の配偶者控除
  • 基礎控除: 年110万円
  • 特別控除: 累積2,500万円

消費税[編集]

消費税には、次の控除がある。

  • 仕入税額控除

法人住民税[編集]

法人住民税には、次の控除がある。

  • 外国税額控除

脚注[編集]

関連項目[編集]