女系家族

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内, 検索

女系家族』(にょけいかぞく)は、山崎豊子小説。『週刊文春』に連載され、1963年、単行本が文藝春秋新社から全2巻で刊行された。1966年に全1冊の新潮文庫版が刊行された(のち、2002年に上下2分冊で再刊された)。

現在までに映画化および再三に亘るテレビドラマ化がなされている。

目次

[編集] 概要

大阪・船場の老舗木綿問屋「矢島商店」は、代々家付き娘が婿養子をとる女系の家である。社長・矢島嘉蔵が死去し、遺言によってその存在が発覚した身重の愛人・浜田文乃と嘉蔵の娘である三姉妹(矢島藤代・千寿・雛子)、更に彼女たちの叔母芳子や矢島商店の大番頭宇市、藤代の踊りの師匠である芳三郎らの思惑も絡まりあい、彼らの間で繰り広げられる莫大な遺産の相続を巡る凄絶な権謀術数のさまが描かれる。しかし、最後に笑うのは彼らが予想もしなかった人物であった。

[編集] 出版

  • 単行本
    • 『女系家族』上・下(1963年、文藝春秋)
  • 文庫
    • 『女系家族』(1966年、新潮社)
    • 『女系家族』上・下(2002年、新潮社)※2冊にまとめたもの。活字が大幅に拡大。
  • 全集
    • 『山崎豊子全作品』第4巻(1985年、新潮社)
    • 『山崎豊子全集』第4巻(2004年、新潮社)

[編集] 映画

1963年大映(現・角川映画)の配給で映画化された。現在はDVD化もされている。

[編集] スタッフ

[編集] キャスト

[編集] テレビドラマ

2005年版以外、現在DVD化されておらず、主要キャスト以外の出演者も今のところ不詳。

[編集] 1963年版

1963年10月1日 - 1964年3月31日毎日放送制作・NET系列で火曜日21:00 - 21:30に放送。全26回。

[編集] キャスト

[編集] スタッフ

[編集] 1970年版 - 1994年版

放送日 回数 キャスト ナレーター 放送枠
浜田文乃 矢島藤代 矢島千寿 矢島雛子 大野宇市 矢島嘉蔵
1970年8月28日
- 9月25日
全5回 河村有紀 松山容子 北林早苗 土田早苗 内田朝雄 加藤嘉 フジテレビおんなの劇場」枠
1975年9月29日
- 1976年2月27日
全105回 岡田茉莉子 高田美和 井原千寿子 高田瞳 金田龍之介 高田浩吉 毎日放送妻そして女シリーズ」枠
1984年1月5日 全1回 三田佳子 赤座美代子 秋野暢子 松原千明 芦屋雁之助 読売テレビ木曜ゴールデンドラマ」枠
1991年9月30日
- 12月27日
全20回 高田美和 三林京子 春やすこ 大井利江 金田龍之介 葉山良二 野村啓司 毎日放送「妻そして女シリーズ」枠
1994年1月3日 全1回 名取裕子 岡江久美子 渡辺典子 立花理佐 藤岡琢也 江原真二郎 テレビ東京の初春ドラマスペシャルとして放送。
  • 1991年版では藤代を中心に描かれている。また、重厚な作風を重視するため、ナレーションを導入。ナレーションに「すてきな出逢い いい朝8時」と「クイズ!!ひらめきパスワード」の司会で人気を得ていたMBSアナウンサーの野村啓司(現MBS専任局長兼チーフパーソナリティー)を起用。野村独特の語りが物語を引き立てている。
  • 1994年版では、副題に「赤い欲望 老舗の商家に起る凄絶な遺産争い・体を張った相続の座・欲に舞い愛に踊る華麗な女達」と付け加えている。

[編集] 2005年版

2005年7月7日 - 9月15日TBS系列で木曜日22:00 - 22:54に放送。主演は米倉涼子。全11回。初回のみ60分拡大の2時間スペシャル。

序盤の視聴率は好調だったが、裏番組のフジテレビのドラマ『電車男』が話題であったり、ちょうど2005年8月第二次小泉内閣衆議院解散による報道番組への関心が高まったり、厳しい戦いを余儀無くされた。それでも最後の2回は健闘し、前ドラマ「汚れた舌」の平均視聴率を上回った。現在のところ、2002年以降のTBS木曜10時枠の連続ドラマとしては平均視聴率がトップである。

原作は戦後間もない大阪・船場が舞台となっているが、2005年製作のテレビドラマでは舞台設定を2005年の東京日本橋に置き換えている。

[編集] キャスト

[編集] スタッフ

[編集] 主題歌

[編集] サブタイトルと視聴率

放送日 サブタイトル 演出 視聴率 備考
第1話 2005年7月7日 激突! 愛人と三姉妹骨肉の遺産相続争い!
目的は遺産よりも復讐
酒井聖博 18.1% 21:00〜22:48(108分)、再放送では放送枠の関係で
前後編2回に分けて放送されることがある。
第2話 2005年7月14日 確執 15.4%
第3話 2005年7月21日 非情 竹村謙太郎 12.0%
第4話 2005年7月28日 新事実 12.1%
第5話 2005年8月4日 流産 伊藤寿浩 11.3%
第6話 2005年8月11日 修羅場 酒井聖博 12.2%
第7話 2005年8月18日 汚らわしい! 竹村謙太郎 13.2%
第8話 2005年8月25日 裏取引 伊藤寿浩 12.7%
第9話 2005年9月1日 男達の裏の顔 酒井聖博 12.4%
第10話 2005年9月8日 大逆転! 復讐の切り札 竹村謙太郎 16.4%
第11話 2005年9月15日 崩れ落ちる家 酒井聖博 16.5% 最終回
平均視聴率13.8%(ビデオリサーチ社調べ)

[編集] 外部リンク

TBS MBS制作平日帯ドラマ
前番組 番組名 次番組
女系家族(1975年版)
(1975.9.29 - 1976.2.27)
TBS系 妻そして女シリーズ(MBS制作)
前番組 番組名 次番組
女系家族(1991年版)
(1991.9.30 - 12.27)
TBS 木曜10時枠の連続ドラマ
前番組 番組名 次番組
汚れた舌
(2005.4.14 - 2005.6.23)
女系家族(2005年版)
(2005.7.7 - 2005.9.15)
今夜ひとりのベッドで
(2005.10.20 - 2005.12.22)
個人用ツール
名前空間

変種
操作
案内
ヘルプ
ツールボックス
他の言語