できるかな
| できるかな | |
|---|---|
| ジャンル | 子供向け番組 |
| 放送時間 | 当該項参照 |
| 放送期間 | 1967年4月 - 1990年3月 |
| 放送国 | |
| 制作局 | NHK |
| 出演者 | ノッポさん … 高見映 ゴン太くん … 井村淳 ほか |
| オープニング | 「できるかな」 (作詞:山元護久、作曲:岩代浩一) |
『できるかな』は、1967年4月から1990年3月までNHK教育テレビで放送されていた幼児向けの工作番組である。「ノッポさん」と「ゴン太くん」が、テレビを見ている幼児に、身近にあるものを使って工作の楽しさを教える。2008年5月現在、CSスカイパーフェクTV!・ケーブルテレビのファミリー劇場にて、1980年代に放送された作品のうち数作が再放送されている。
なお、ここでは前身番組『なにしてあそぼう』についても記述する。
目次 |
[編集] 概要
並外れた長身にチューリップハットをかぶった不思議なお兄さん「ノッポさん」(演:高見映)と、言葉・表情の代わりに「ウゴウゴ」と言う着ぐるみの「ゴン太くん」の無言劇を、画面には一切姿を見せない天の声の「おしゃべり」で解説を行う工作番組。NHK教育テレビにて、1970年頃から約20年間もの間、長らく就学前の幼稚園・保育園児や小学校低学年の児童に親しまれた児童番組である。
番組の基本的な流れは、“ノッポさんは退屈したり遊びたがっているゴン太くんのために即興で遊び道具を製作する。大抵は最初は小さな物を作り始め、番組クライマックスで段ボールとガムテープで器用に大きな玩具を作り出す”というもの。
本放送終了後も、ノッポさん・ゴン太くんがNHK・民放の様々な番組に不定期に出演している(本項“番組史>放送後”参照)。最近のYahoo! JAPANによる市場調査でも、DVD化してほしいNHK番組の第1位に輝いたともされる[1]。19年間の放送分の中から、高見映と当時のスタッフが厳選した30回分を収録したDVDが2009年12月23日に発売された。
最終回では、それまで20年間「無言」を貫いたノッポさんが、「あーあ、しゃべっちゃった!」と語ったことは、大きな話題になり、高見映自身、その時の心境と経緯を著書『ノッポさんがしゃべった日』に書いている。
[編集] 主題歌
- 作詞:山元護久、作曲・編曲:岩代浩一、歌:由起真、ザ・チャープス(初代)
- 作詞:山元護久、作曲:岩代浩一、編曲:小六禮次郎、歌:沙麗人(二代目)
- 作詞:山元護久、作曲:岩代浩一、編曲:小六禮次郎、歌:みちるとピーカブー(三代目)
[編集] 番組史
[編集] 放送中
- 1960年
- 『できたできた』という子供向け造形指導番組が制作された。『なにしてあそぼう』の前身。
- 1967年4月
- 『なにしてあそぼう』というタイトルでスタート。当初、ノッポさんの相方は「ムウくん」という赤い色をした熊の子だった。
- 1970年3月
- 『なにしてあそぼう』最終回。これに伴って、ムウくんも降板。ムウくんは降板した3年後の1973年に、『おかあさんといっしょ』のコーナーの1つ「ヤンヤンムウくん」で再登場した。
- 『なにしてあそぼう』の終了につき、ノッポさんも一旦降板。後述するように1年後、視聴者の悲願により復帰する。
- 1970年4月
- 『できるかな』放送開始。1年目のみ出演者が異なっていた。当時は5人のお兄さん・お姉さんが登場。
- 1971年4月
- 復帰を願う子供たちの声に応える形で、ノッポさんが再登場。「ゴン太くん」との名コンビが誕生。
- 1974年
- 動けない設定だった初代ゴン太くんが、2代目である着ぐるみの姿に変更。
- 1989年
- 1990年3月9日
- 『できるかな』最終回。ノッポさんが最終回にして初めて言葉を発する。「(前略)あーあ、喋っちゃった。今日はね、特別なんです。えーとね、長い間ね、みんなと友達でいましたけど、『できるかな』は4月から『ともだちいっぱい』という新しい番組と変わります。(後略)」と、ノッポさんの発した言葉は、視聴者への別れの挨拶と新番組の紹介であった。こうして『できるかな』は、『なにしてあそぼう』から23年続いたその歴史にピリオドを打つ。
[編集] 放送終了後
- 注)高見映の呼称について、特にNHKの番組で「高見のっぽ」と紹介される為、以降「高見のっぽ」で記述し、「高見映(番組内では「高見のっぽ」)で紹介」の形では記述しない。
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- フジテレビのバラエティ番組『クイズ!年の差なんて』にクイズ問題としてノッポさんとゴン太くんが出演。騎士に扮したゴン太君がノッポさんの守るダンボール製の城壁に攻め込むというコントを演じた。このときに出された問題は「チューリップハットをかぶったこの人の名前は何でしょう?ヒントは○○さん」だった。
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- NHK-BS2で放送された、NHKテレビ放送開始40周年記念番組BS青春テレビタイムトラベルにて、『なにしてあそぼう』が再放送される。
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- NHK教育テレビ『天才てれびくんMAX』の生放送に、ノッポさんとゴン太くん(着ぐるみのみ)が出演。『できるかな』の秘話をクイズ形式で紹介したり、レギュラー出演者とともに工作をした。ノッポさん(高見映)は『みんなのうた』(グラスホッパー物語)でもおなじみのタップダンスを生で披露した。
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- NHK教育テレビ『親と子のTVスクール』にノッポさんとゴン太くん(パネルのみ)が出演。この時には久しぶりにノッポさんが工作を行った。
- NHK総合テレビ『NHKアーカイブス』において、『できるかな』1988年4月26日放送回「こどもの日」と『なにしてあそぼう』の1シーン(NHKが現在所有する唯一の映像ファイル「箱であそぼう」の回から)、および『できるかな』最終回の1シーン(ノッポさんが喋ったシーン)が放送された。
- NHK『クイズ日本の顔』で、ノッポさんとゴン太くんが出演。
- 注)これ以降の高見映の呼称について、特にNHKの(ニュース)番組で「高見のっぽ」と紹介される為、以降関連の記述は「高見のっぽ」で記述し、「高見映(番組内では「高見のっぽ」)で紹介」の形では記述しない。
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- NHK総合テレビ『スタジオパークからこんにちは』に高見のっぽがゲスト出演した。なお、番組後半にはゴン太くんも出演したほか、1990年3月6日放送の『できるかな』の一部も放送した。
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- NHK総合テレビ『ニュースウオッチ9』において、NHK放送文化賞受賞者関連のニュースを放送。この賞に高見のっぽが受賞した。後日の放送(放送日不詳)では、『できるかな』のごく一部が放送された。
- 『NHKアーカイブス』にて、『なにしてあそぼう』再放送。
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- 1月
- NHK教育テレビの50周年記念番組にて、その他過去のキャラクターとともに、ノッポさんとゴン太くんが出演した。
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- 1月6日『ETV50 もう一度見たい教育テレビ「初めて出会うテレビ〜子ども番組〜」』(NHK教育テレビ)にノッポさんが出演。『できるかな』以外にも『おじさん おはなししてよ』や『ブーフーウー』についても語った。
- 1月10日『あつまれ!キッズソング50〜スプー・ワンワン 宇宙の旅〜』(NHK教育テレビ)で、ノッポさんとゴン太くんが出演した。原則無口であったが、番組内で一度だけ、スプー、ワンワンにお礼の言葉をかけられた際に「どういたしまして。私も歌、大好きですから」と喋る。スプー、ワンワンはこれに対して「喋った…」と驚いた。
- 5月8日
- 教育テレビ50周年記念企画として、『できるかな』最終回が再放送される(12月31日(15:41~16:00)にも再々放送)。
[編集] 放送時間
(いずれも教育テレビ)
- (1967年度、68年度については調査中)
- 1969年度-1971年度
- 本放送(火)10:30-10:45・再放送(水)9:00-9:15・再々放送(木)14:40-14:55
- 1972年度-1979年度
- 本放送(火)10:30-10:45・再放送(水)9:15-9:30・再々放送(木)14:40-14:55
- 1980年度-1981年度
- 本放送(火)10:30-10:45・再放送(水)9:15-9:30・再々放送(木)15:20-15:35
- 1982年度-1984年度
- 本放送(火)10:30-10:45・再放送(水)9:15-9:30・再々放送(木)15:15-15:30
- 1985年度-1989年度
- 本放送(火)10:30-10:45・再放送(水)9:15-9:30・再々放送(木)15:00-15:15
(いずれも教育テレビ)
- 就学前の幼児を対象とした番組にもかかわらず、小学生からも支持を受けた。これは本放送当時に、放課後となる午後2時 - 4時の間にも再放送されていたことが影響している。
[編集] 出演者
- ノッポさん … 高見映
- チューリップハットとそこから覗くもじゃもじゃの髪の毛、長い足にパンタロン・ズボン吊りがトレードマークのパントマイマー。タップダンスが得意である。番組中一貫して一言も喋らずにいることがある種のトレードマークであったが、最終回にだけ声を出し、番組を見ていた幼児たちを驚かせた。
- しかし、時期は不明だが工作中において小声を微かに発していたのをマイクで拾われている回がある(おそらく、最終回のうっかりと異なり本当にうっかりして出たものとみられる)。
- 『なにしてあそぼう』の頃は髪が短く、ハンチングを被り、赤いオーバーオールを穿いていた。
- 放送終了後も根強い人気を誇り、フジテレビのバラエティ番組『トリビアの泉』でも2回ほどゲスト出演している(いずれも高見が演じた)。
- ノッポさんの由来は、演じた高見が身長182センチとかなり背が高かったところにちなんでいる。
- 被っているチューリップハットは放映時期によって色が異なり、緑と薄い茶色の二種類がある。近年の登場では緑のチューリップハットを被る事が多い。
- なお、本番組放送終了以降、NHKの番組(テレビ・ラジオ問わず)に出演する場合は、「高見のっぽ」として紹介されている。
- ムウくん … 松島みのり → 堀絢子
- 『なにしてあそぼう』の中で、ノッポさんの当初の相方として登場していた熊の男の子。『なにしてあそぼう』終了とともに降板。その後、1973年 - 1975年、『おかあさんといっしょ』内の「ヤンヤンムウくん」という番組で自らが主役となり、2度目の勤めを果たした。
- ゴン太くん … 操作:井村淳(現・日本人形劇人協会 常任理事)
- 人でもなく、動物でもない不思議なキャラクター。初代は放映3年目まで登場。2代目のような毛は無く、洗面器(実は西ドイツ製ベビーバス)をかぶったような風貌であった。動けない設計だったため、ノッポさんと共に工作ができるよう2代目の姿に変わった。
- 大きな赤い鼻に、茶色で寸胴短足・眠たげな大きな瞳と、黄色の麦藁帽子(緑色のリボンが巻かれている)がトレードマーク。おにぎりが大好物で、最終回では、後任のゴロリにおにぎりを渡していた。
- 特徴となる「ウゴウゴ」という声は、クイーカという楽器の内部の棒を濡れた布で擦る時に出る音である。「ゴン太」は大阪でいう「やんちゃ坊主」の意。
- 初代ゴン太くんの人形は、廃棄されたため現存しない(ただし、フジテレビ『トリビアの泉』でこのことが取り上げられた際、復元されたことがある)。2代目の着ぐるみは、東京都小平市にある白梅学園短期大学の造形室に保管されている。
- おしゃべり(ナレーター) … つかせのりこ → かずきかずみ
- 視聴者に対する解説にとどまらず、2人の行動に対し突っ込みを入れることも多々ある。その名調子ぶりで子供達を楽しませた。
- なお、ライブパフォーマンスを含む各種イベントにノッポさんの相方「キミちゃん」として出演している古家貴代美が、『サラリーマンNEO』のコントでもおしゃべりを担当した。
[編集] その他
- 後年、ノッポさんを演じた高見映が語った所によれば、彼は実は不器用なため、毎回スタッフが「後は所定の位置にガムテープを貼るだけ」な状態まで準備してくれたことも多かったという。しかしながら、軽やかなステップと表情豊かな演技は、多くの子供等の関心を呼んでいたといえよう。
- 最終回でノッポさんが喋ったのは元々の予定ではなく高見のアドリブであったとの事である。
- 2006年4月30日深夜(5月1日未明)にはNHK総合テレビ『NHKアーカイブス』で1988年4月26日放送分の『できるかな』が、2007年10月21日深夜には1967年12月3日放送分の『なにしてあそぼう』(NHKアーカイブスが唯一現在まで保存している回)が放送された。『なにしてあそぼう』は、1993年にもNHK BS-2で放送されたことがあり、それ以来の再放送となる。
- 番組放送中の取材記事はほとんど存在しないが、アニメ雑誌月刊アウト1987年12月号で、「みてるかな? できるかな」と題する番組出演者と主要スタッフのインタビュー記事が7ページに渡って組まれており、当時の番組制作サイドの生の姿を垣間見ることができる。
- NHKの番組紹介でも、高見映へのインタビューや番組製作の舞台裏の紹介がなされたことがある。このときは高見の生の声を聞くことができた。
- ゴン太くんの初代と2代目の競演は、番組内では果たされなかったが、2004年にフジテレビの『トリビアの泉』で初代の存在が紹介された際、30年越しの競演が行われた。
[編集] スタッフ
[編集] パロディーなど
- ウッチャンナンチャンのやるならやらねば!「でっきるかな?」
- SMAP×SMAP「できるだろ!」
[編集] 脚注
[編集] 外部リンク
| NHK教育テレビ 幼稚園・保育所の時間 工作系番組(1990年度以前) | ||
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| 前番組 | 番組名 | 次番組 |
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なにしてあそぼう
↓ できるかな |
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