「グッピー」の版間の差分
ref style / style[文体統一:だ→である|他]/ layout[「特徴」節→改名「生物的特徴」、「おもな品種」節→改名「品種」、「グッピーの体色」節→改名「体色」、「出典」節→改名「脚注」|「名称」「関係者」「飼育」「関連事象」「参考文献」「関連項目」節の新設|「生物的特徴」節の下位節「形質」「分布」「天敵」の新設|「外来種問題」節を「分布」節に収納|他]/ + / tmp / -1img+img[テンプレ画像の交換],+2img[テンプレ画像の追加],+5img[その他]/ 推敲 / +節スタブ(x1) / Commons→Commonscat タグ: サイズの大幅な増減 |
ref style[作業中]/ layout[「名称」節の下位節「和名」を新設|「関連事象」節の下位節を新設|「関連文献」「映像資料」「外部リンク」節を新設]/ + / tmp / typo / +3img / 推敲 / +3xl / +wikt(x3) タグ: サイズの大幅な増減 曖昧さ回避ページへのリンク |
||
4行目: | 4行目: | ||
|名称 = グッピー<br />{{Snamei|Poecilia reticulata}} |
|名称 = グッピー<br />{{Snamei|Poecilia reticulata}} |
||
|画像 = [[ファイル:Guppy CS pair 4 20130113.jpg|250px|野生型の飼育種]][[ファイル:Guppy coppia gialla.jpg|250px|鑑賞用品種改良型の飼育種]] |
|画像 = [[ファイル:Guppy CS pair 4 20130113.jpg|250px|野生型の飼育種]][[ファイル:Guppy coppia gialla.jpg|250px|鑑賞用品種改良型の飼育種]] |
||
|画像キャプション = [上]野生型の飼育種:[[ |
|画像キャプション = [上]野生型の飼育種:[[雌]](左)と[[雄]](右)<br />[下]鑑賞用[[品種改良]]型の飼育種:雌(左)と雄(右) |
||
|目 = [[カダヤシ目]] {{Sname||Cyprinodontiformes}} |
|目 = [[カダヤシ目]] {{Sname||Cyprinodontiformes}} |
||
|科 = [[カダヤシ科]] {{Sname||Poeciliidae}} |
|科 = [[カダヤシ科]] {{Sname||Poeciliidae}} |
||
|亜科 = カダヤシ亜科 {{Sname||Poeciliinae}} |
|亜科 = [[カダヤシ亜科]] {{Sname||Poeciliinae}} |
||
|族 = |
|族 = [[ポエキリア族]] {{Sname||Poeciliini}} |
||
|属 = [[ |
|属 = [[ポエキリア属]] {{Snamei||Poecilia}} |
||
|種 = '''グッピー''' {{Snamei|P. reticulata}} |
|種 = '''グッピー''' {{Snamei|P. reticulata}} |
||
|学名 = '''{{Snamei||Poecilia reticulata}}<br />{{AUY|Peters|1859}}''' <ref name="fishbase">Froese, R. and D. Pauly. Editors. 2019. [https://www.fishbase.de/summary/Poecilia-reticulata.html ''Poecilia reticulata'']. FishBase. World Wide Web electronic publication. https://www.fishbase.org, version ( |
|学名 = '''{{Snamei||Poecilia reticulata}}<br />{{AUY|Peters|1859}}''' <ref name="fishbase">[[:en:Rainer Froese|Froese, R]]. and D. Pauly. Editors. 2019. [https://www.fishbase.de/summary/Poecilia-reticulata.html ''Poecilia reticulata'']. FishBase. World Wide Web electronic publication. https://www.fishbase.org, version (December 2019).</ref> |
||
|シノニム = {{Center|[[#シノニム|本文]]を参照}} |
|シノニム = {{Center|[[#シノニム|本文]]を参照}} |
||
|和名 = '''グッピー'''{{Sfnp|本村|2020|p=53}} |
|和名 = '''グッピー'''{{Sfnp|本村|2020|p=53}} |
||
18行目: | 18行目: | ||
|生息図キャプション = 野生種および野生化した個体の分布図<br />(2006年時点) |
|生息図キャプション = 野生種および野生化した個体の分布図<br />(2006年時点) |
||
}} |
}} |
||
'''グッピー'''([[学名]]:'''{{Snamei|Poecilia reticulata}}''')は、[[条鰭綱]][[カダヤシ目]][[カダヤシ科]]{{仮リンク| |
'''グッピー'''([[学名]]:'''{{Snamei|Poecilia reticulata}}''')は、[[条鰭綱]][[カダヤシ目]][[カダヤシ科]]{{仮リンク|ポエキリア属|en|Poecilia}}の1[[種 (分類学)|種]]に分類される[[魚類]]。 |
||
[[1858年]]頃に[[ベネズエラ]]の[[カラカス]]付近を流れる短い川である[[グアイレ川]]で発見され、[[1859年]]に[[記載]]された。 |
[[1858年]]頃に[[ベネズエラ]]の[[カラカス]]付近を流れる短い川である[[グアイレ川]]で発見され、[[1859年]]に[[記載]]された。 |
||
全長約5[[センチメートル|cm]]の小魚で、[[雄]]のほうが[[雌]]に比べて色も形も派手である。[[卵胎生]]を行う。古くから[[熱帯魚]]として広く親しまれている。[[日本]]にも[[帰化]]している[[外来種]]で、[[沖縄県]]<ref>{{Cite journal|和書|author=佐藤綾 |title=<講演論文>グッピーにおける性淘汰とオスの体色の多様性 |journal=動物心理学研究 |ISSN=0916-8419 |publisher=日本動物心理学会 |year=2018 |volume=68 |issue=1 |pages=89-97 |naid=130007411779 |doi=10.2502/janip.68.1.9 |url=https://doi.org/10.2502/janip.68.1.9}}</ref> |
全長約5[[センチメートル|cm]]の小魚で、[[雄]]のほうが[[雌]]に比べて色も形も派手である。[[卵胎生]]を行う。古くから[[熱帯魚]]として広く親しまれている。[[日本]]にも[[帰化]]している[[外来種]]で、[[沖縄県]]<ref>{{Cite journal|和書|author=佐藤綾 |title=<講演論文>グッピーにおける性淘汰とオスの体色の多様性 |journal=動物心理学研究 |ISSN=0916-8419 |publisher=日本動物心理学会 |year=2018 |volume=68 |issue=1 |pages=89-97 |naid=130007411779 |doi=10.2502/janip.68.1.9 |url=https://doi.org/10.2502/janip.68.1.9}}</ref>のような温暖な地域ばかりでなく、[[温泉街]]の[[用水路]]<ref>{{Cite journal|和書|author=山岸宏, 中村譲, 和田芳武, 沖野外輝夫, 中本信忠 |title=グッピーの生態学的研究 I : 日本の温泉地において自然繁殖するグッピーについて |journal=衛生動物 |ISSN=0424-7086 |publisher=日本衛生動物学会 |year=1966 |volume=17 |issue=1 |pages=48-58 |naid=110003824220 |doi=10.7601/mez.17.48 |url=https://doi.org/10.7601/mez.17.48}}</ref>や温排水を出す施設の周辺水域{{Sfn|北海道水辺の会 YouTube-20200710}}{{Sfn|北海道水辺の会 YouTube-20220329}}{{Sfn|加藤英明 YouTube-20211015}}などでは、放逐(廃棄的[[放流]])されたり逃げたりした[[個体]]群の生存が確認される(''cf.'' [[#外来種問題]])。 |
||
== 名称 == |
== 名称 == |
||
31行目: | 31行目: | ||
=== 英語名 === |
=== 英語名 === |
||
[[英語]]名 "[[Wikt:en:guppy|'''guppy''']]" は、{{IPA|ˈɡʌpi}}(ガピ |
[[英語]]名 "[[Wikt:en:guppy|'''guppy''']]" は、{{IPA|ˈɡʌpi}}(ガピィ/ゴピィ)と発音し、日本語ではこれを音写して「'''グッピー'''」と読み書きする。guppy の名は、本種を発見した[[トリニダード島]]居住の[[イギリス人]][[博物学|博物学者]][[レッチミア・グッピー|ロバート・ジョン・レッチミア・グッピー]] ({{Lang|en|Robert John Lechmere '''Guppy'''}}) に捧げられた名前である。 |
||
博物学者[[ヴィルヘルム・ペータース]]が[[1859年]]の時点で本種を '''{{Snamei||Poecilia reticulata}} {{AUY|Peters|1859}}''' の学名で[[記載]]したのであるが、[[1866年]]になって、今度は博物学者[[アルベルト・ギュンター]]が、自分の研究していた[[標本 (分類学)|標本]]をペータースのものと同種とは気付かずに '''{{Snamei|Girardinus guppii}} {{AUY|Günther|1866}}''' と命名して記載した。ここで命名された種小名 "'''guppii'''(グッピイ)" が「グッピー氏にゆかりの」を意味するレッチミア・グッピーへの[[献名]]であった。ところが、先述のとおり、ペータースの学名が先行名として記載されていたことが判明すると、ギュンターの学名は後行異名(遅れて記載された[[シノニム|異名]])ということになり、折角の献名も無効になってしまった。このような経緯を辿ったため、グッピーの発見者たるグッピー氏の名前は献名の栄誉に浴せなくなったが、[[通称]]という形で広まった英語名のほうはそのまま定着して国際[[共通語]]的名称になった。 |
博物学者[[ヴィルヘルム・ペータース]]が[[1859年]]の時点で本種を '''{{Snamei||Poecilia reticulata}} {{AUY|Peters|1859}}''' の学名で[[記載]]したのであるが、[[1866年]]になって、今度は博物学者[[アルベルト・ギュンター]]が、自分の研究していた[[標本 (分類学)|標本]]をペータースのものと同種とは気付かずに '''{{Snamei|Girardinus guppii}} {{AUY|Günther|1866}}''' と命名して記載した。ここで命名された種小名 "'''{{Snamei|guppii}}'''(グッピイー、グッピイ)" が「グッピー氏にゆかりの」を意味するレッチミア・グッピーへの[[献名]]であった。ところが、先述のとおり、ペータースの学名が先行名として記載されていたことが判明すると、ギュンターの学名は後行異名(遅れて記載された[[シノニム|異名]])ということになり、折角の献名も無効になってしまった。このような経緯を辿ったため、グッピーの発見者たるグッピー氏の名前は献名の栄誉に浴せなくなったが、[[通称]]という形で広まった英語名のほうはそのまま定着して国際[[共通語]]的名称になった。 |
||
また、ヨーロッパに伝えられた当時の通称には、guppy のほかに "'''rainbow fish'''(レインボゥフィシュ|レインボーフィッシュ)"や "'''million fish'''(ミリエンフィシュ|ミリオンフィッシュ)" があった{{Sfn|OED|loc=Other early popular names for it were ''rainbow fish'' and ''million fish''.}}。前者は[[虹]]のように色彩が美しいことから、後者は簡単に繁殖させられることから<ref name=GEX>{{Cite web |title=グッピーを上手に飼う方法 |url=https://www.gex-fp.co.jp/guppy/kaikata/index.html |publisher=ジェックス株式会社 |website=GEX |accessdate=2022-10-05 }}</ref>、そのように呼び馴らされたものである。 |
|||
{{Anchors|Guppy (surname)}} |
{{Anchors|Guppy (surname)}} |
||
==== サーネーム Guppy ==== |
==== サーネーム Guppy ==== |
||
英語圏での "[[Wikt:en:Guppy|Guppy]]" は第一に[[人名]]({{仮リンク|サーネーム|en|surname}};[[名字]]、''cf.'' [[:en:Guppy (surname)]])で、元々は[[ウィルトシャー]]や[[ドーセット]]など[[イングランド]]南西部で[[17世紀]]頃から記録されているサーネームであり<ref name=Forebears>{{Cite web |title=Guppy Surname Definition |url=https://forebears.io/surnames/guppy |website=Forebears: Names & Genealogy |language=en |accessdate=2022-10-05 }}</ref>(古い時代の著名人には[[発明家]]{{仮リンク|サラ・グッピー|en|Sarah Guppy}}〈1770-1852〉がいる)、一説には、「[[キツネ]]」を意味する[[古フランス語]] "[[Wikt:en:goupil|goupil]](グーピル)" に由来する[[フランス語]]のサーネーム "Goupy(グーピ)" と関連があると見られる{{R|Forebears}}。そのようなことで、魚のグッピーに特定する意をもって呼ぶ場合は "'''guppy fish'''(ガピー/ゴピー |
英語圏での "[[Wikt:en:Guppy|Guppy]]" は第一に[[人名]]({{仮リンク|サーネーム|en|surname}};[[名字]]、''cf.'' [[:en:Guppy (surname)]])で、元々は[[ウィルトシャー]]<ref name=Forebears>{{Cite web |title=Guppy Surname Definition |url=https://forebears.io/surnames/guppy |website=Forebears: Names & Genealogy |language=en |accessdate=2022-10-05 }}</ref>や[[ドーセット]]{{Sfn|OED|loc=The family name is from a place in Dorset.}}{{R|Forebears}}など[[イングランド]]南西部で[[17世紀]]頃から記録されているサーネームであり<ref name=Forebears>{{Cite web |title=Guppy Surname Definition |url=https://forebears.io/surnames/guppy |website=Forebears: Names & Genealogy |language=en |accessdate=2022-10-05 }}</ref>(古い時代の著名人には[[発明家]]{{仮リンク|サラ・グッピー|en|Sarah Guppy}}〈1770-1852〉がいる)、一説には、「[[キツネ]]」を意味する[[古フランス語]] "[[Wikt:en:goupil|goupil]](グーピル)" に由来する[[フランス語]]のサーネーム "Goupy(グーピ)" と関連があると見られる{{R|Forebears}}。そのようなことで、魚のグッピーに特定する意をもって呼ぶ場合は "'''guppy fish'''(ガピー/ゴピーフィシュ、{{Small|日本語慣習読み}}:グッピーフィッシュ)" を用いる(※生物に関する英語名の慣習として、語頭の1字を[[大文字]]で表示する場合が多いが、[[言語]]の観点からは適当でない。)。 |
||
⚫ | |||
[[和名]]は、現在の標準和名である「'''グッピー'''」のほかに、「'''ニジメダカ'''{{Sfn|kb小学国}}(虹目高、虹鱂)」がある。また、「'''百万魚'''」という[[漢字]]表記もある{{Sfn|kb小学国}}が、読みに関しては情報が無い。「ニジメダカ」と「百万魚」は、それぞれに英語名の "rainbow fish" と "million fish" に対応した[[漢訳]]語であることが分かる。 |
|||
=== 中国語名 === |
=== 中国語名 === |
||
52行目: | 57行目: | ||
=== 分布 === |
=== 分布 === |
||
{{節スタブ|date=2022年10月5日}} |
{{節スタブ|date=2022年10月5日}} |
||
原産地は、[[南アメリカ]]の[[ベネズエラ]]および[[ギアナ]]、[[西インド諸島]]の[[トリニダード・トバゴ]]および[[バルバドス]]{{Sfn|北海道BL2010guppy}}。 |
|||
==== 外来種問題 ==== |
==== 外来種問題 ==== |
||
[[アメリカ]]、[[日本]]([[沖縄県]]ほか)、[[タイ王国|タイ]]、[[パプアニューギニア]]、[[オーストラリア]]、[[スリランカ]]などで、[[在来種]]の魚類を駆逐して[[生態系]]を脅かしている<ref name="Bkng"/>。 |
[[アメリカ]]、[[日本]]([[沖縄県]]ほか)、[[タイ王国|タイ]]、[[パプアニューギニア]]、[[オーストラリア]]、[[スリランカ]]などで、[[在来種]]の魚類を駆逐して[[生態系]]を脅かしている<ref name="Bkng"/>。日本では(少なくとも[[2010年]]〈平成22年〉には)[[環境省]]によって「[[要注意外来生物]]」に指定されており{{Sfn|NIES 侵入生物Db}}{{Sfn|北海道BL2010}}、これ以上に野生[[個体]]が増殖するようなら「[[特定外来生物]]」に指定される可能性もある。 |
||
グッピーは熱帯魚だけに耐寒性が低く、[[日本本土]]の野外で[[越冬]]するのは難しい。しかし、[[カダヤシ]]より止水や汚水に強く、都市の[[下水]]ですら生育できる能力がある。そのために、[[温泉街]]などでは下水の流入する地域にグッピーが[[外来種]]として生息している例がある<ref name="Bkng">{{cite book | 和書 | author = 多紀保彦(監修) 財団法人[[自然環境研究センター]](編著) | title = 決定版 日本の外来生物 | publisher = [[平凡社]] | date = 2008-04-21 | isbn = 978-4-582-54241-7 }}</ref>。北海道の温泉地でも定着が確認されている<ref name="Ihblue">北海道 ブルーリスト [http://bluelist.ies.hro.or.jp/db/detail.php?k=05&cd=14 グッピー]</ref>。野生化した飼育個体グッピーは野生型に近い姿をしている。 |
グッピーは熱帯魚だけに耐寒性が低く、[[日本本土]]の野外で[[越冬]]するのは難しい。しかし、[[カダヤシ]]より止水や汚水に強く、都市の[[下水]]ですら生育できる能力がある。そのために、[[温泉街]]などでは下水の流入する地域にグッピーが[[外来種]]として生息している例がある<ref name="Bkng">{{cite book | 和書 | author = 多紀保彦(監修) 財団法人[[自然環境研究センター]](編著) | title = 決定版 日本の外来生物 | publisher = [[平凡社]] | date = 2008-04-21 | isbn = 978-4-582-54241-7 }}</ref>。北海道の温泉地でも定着が確認されている<ref name="Ihblue">北海道 ブルーリスト [http://bluelist.ies.hro.or.jp/db/detail.php?k=05&cd=14 グッピー]</ref>。野生化した飼育個体グッピーは野生型に近い姿をしている。 |
||
65行目: | 71行目: | ||
自然界における主な[[天敵]]としては以下のものがある<ref name=PBS_Predators>{{Cite web |date=12 December 2013 |title=Predators play an important role in the evolution of guppy populations. Take a closer look at some of the fish that have the greatest impact on guppies. |url=https://www.pbs.org/wgbh/evolution/sex/guppy/predators.html |publisher=[[公共放送サービス|Public Broadcasting Service (PBS)]] |website=official website |work= |language=en |accessdate=2022-10-05 }}</ref>。 |
自然界における主な[[天敵]]としては以下のものがある<ref name=PBS_Predators>{{Cite web |date=12 December 2013 |title=Predators play an important role in the evolution of guppy populations. Take a closer look at some of the fish that have the greatest impact on guppies. |url=https://www.pbs.org/wgbh/evolution/sex/guppy/predators.html |publisher=[[公共放送サービス|Public Broadcasting Service (PBS)]] |website=official website |work= |language=en |accessdate=2022-10-05 }}</ref>。 |
||
[[ファイル:Aequidens pulcher.jpg|thumb|天敵、ブルーアカラ]] |
[[ファイル:Aequidens pulcher.jpg|thumb|天敵、ブルーアカラ]] |
||
[[ファイル:Hoplias malabaricus1.jpg|thumb|天敵、トラヒラ]] |
|||
* {{仮リンク|ブルーアカラ|en|Aequidens pulcher}}(学名:{{Snamei||Aequidens pulcher}}、英名:Blue acara)- {{仮リンク|カワスズメ目|en|Cichliformes}}({{Small|旧分類では[[スズキ目]]}})[[シクリッド科]]{{仮リンク|アンディノアカラ属|en|Andinoacara}}の肉食性淡水魚。[[トリニダード島]]および[[ベネズエラ]]を主とする[[南アメリカ]]に生息する。{{Small|■右列に画像あり}}。 |
* {{仮リンク|ブルーアカラ|en|Aequidens pulcher}}(学名:{{Snamei||Aequidens pulcher}}、英名:Blue acara)- {{仮リンク|カワスズメ目|en|Cichliformes}}({{Small|旧分類では[[スズキ目]]}})[[シクリッド科]]{{仮リンク|アンディノアカラ属|en|Andinoacara}}の肉食性淡水魚。[[トリニダード島]]および[[ベネズエラ]]を主とする[[南アメリカ]]に生息する。{{Small|■右列に画像あり}}。 |
||
* {{仮リンク|パイクシクリッド|en|Pike cichlid}}(学名:{{Snamei||Crenicichla alta}}、英名:Pike cichlid)- カワスズメ目({{Small|旧分類ではスズキ目}})シクリッド科{{仮リンク|クレニキクラ属|en|Crenicichla}}。生息地はブルーアカラと同じ。 |
* {{仮リンク|パイクシクリッド|en|Pike cichlid}}(学名:{{Snamei||Crenicichla alta}}、英名:Pike cichlid)- カワスズメ目({{Small|旧分類ではスズキ目}})シクリッド科{{仮リンク|クレニキクラ属|en|Crenicichla}}。生息地はブルーアカラと同じ。 |
||
* {{仮リンク|リブルス|en|Rivulus}}(学名:{{Snamei |
* {{仮リンク|リブルス|en|Rivulus}}(学名:{{Snamei|Rivulus hartii}}、英名:Rivulus)- [[カダヤシ目]]{{仮リンク|リブルス科|en|Rivulidae}}リブルス属。[[カリブ諸島]]と南アメリカに生息。 |
||
* {{仮リンク|トラヒラ|en|Hoplias malabaricus}}(学名:{{Snamei||Hoplias malabaricus}}、英名:Wolf fish, Tigerfish, Guabine, Trahira)- カダヤシ目{{仮リンク|エリュトリヌス科|en|Erythrinidae}}{{仮リンク|ホプリアス属|en|Hoplias}}。トリニダード島および南アメリカに生息。 |
* {{仮リンク|トラヒラ|en|Hoplias malabaricus}}(学名:{{Snamei||Hoplias malabaricus}}、英名:Wolf fish, Tigerfish, Guabine, Trahira)- カダヤシ目{{仮リンク|エリュトリヌス科|en|Erythrinidae}}{{仮リンク|ホプリアス属|en|Hoplias}}。トリニダード島および南アメリカに生息。 |
||
* {{仮リンク|ゴールデントラヒラ|en|Hoplerythrinus unitaeniatus}}(学名:{{Snamei||Hoplerythrinus unitaeniatus}}、英名:Golden trahira)- カダヤシ目エリュトリヌス科{{仮リンク|ホプレリトリヌス属|en|Hoplerythrinus}}。トリニダード島および南アメリカに生息。 |
* {{仮リンク|ゴールデントラヒラ|en|Hoplerythrinus unitaeniatus}}(学名:{{Snamei||Hoplerythrinus unitaeniatus}}、英名:Golden trahira)- カダヤシ目エリュトリヌス科{{仮リンク|ホプレリトリヌス属|en|Hoplerythrinus}}。トリニダード島および南アメリカに生息。 |
||
* {{仮リンク|ファットスリーパー|en|Dormitator maculatus}}(学名:{{Snamei||Dormitator maculatus}}、英名:Fat sleeper)- {{仮リンク|ハゼ目|en|Gobiiformes}}{{仮リンク|カワアナゴ科|en|Eleotridae}}{{仮リンク|Dormitator|label=''Dormitator''属|en|Dormitator}}。[[北アメリカ]]南部、[[ |
* {{仮リンク|ファットスリーパー|en|Dormitator maculatus}}(学名:{{Snamei||Dormitator maculatus}}、英名:Fat sleeper)- {{仮リンク|ハゼ目|en|Gobiiformes}}{{仮リンク|カワアナゴ科|en|Eleotridae}}{{仮リンク|Dormitator|label=''Dormitator''属|en|Dormitator}}。[[北アメリカ]]南部、[[バハマ諸島]]、南アメリカに生息。 |
||
=== シノニム === |
=== シノニム === |
||
88行目: | 95行目: | ||
== 関係者 == |
== 関係者 == |
||
* '''LECHMERE GUPPY, R. J.''' (Robert John Lechmere Guppy) |
* '''LECHMERE GUPPY, R. J.''' (Robert John Lechmere Guppy) |
||
: [[レッチミア・グッピー]] ([[:en:Lechmere Guppy|Lechmere Guppy]])。1836年生、1916年没。本種を発見した[[トリニダード島]]居住の[[イギリス人]][[博物学|博物学者]]。トリニダード島における研究で、博物学、とりわけ[[地質学]]・[[古生物学]]・[[動物学]]の分野に多大な貢献をした。 |
: [[レッチミア・グッピー]] ([[:en:Lechmere Guppy|Lechmere Guppy]])。日本語では「レクメア・グッピー」とも呼ばれる。1836年生、1916年没。本種を発見した[[トリニダード島]]居住の[[イギリス人]][[博物学|博物学者]]。トリニダード島における研究で、博物学、とりわけ[[地質学]]・[[古生物学]]・[[動物学]]の分野に多大な貢献をした。 |
||
* '''PETER, W. K. H.''' (Wilhelm Karl Hartwich Peters, Wilhelm Karl Hartwig Peters) |
* '''PETER, W. K. H.''' (Wilhelm Karl Hartwich Peters, Wilhelm Karl Hartwig Peters) |
||
: [[ヴィルヘルム・ペータース]] ([[:en:Wilhelm Peters|Wilhelm Peters]])。1815年生、1883年没。[[ドイツ人]]博物学者。本種の学名 '''{{Snamei||Poecilia reticulata}} {{AUY|Peters|1859}}''' の[[記載]]者。 |
: [[ヴィルヘルム・ペータース]] ([[:en:Wilhelm Peters|Wilhelm Peters]])。1815年生、1883年没。[[ドイツ人]]博物学者。本種の学名 '''{{Snamei||Poecilia reticulata}} {{AUY|Peters|1859}}''' の[[記載]]者。 |
||
* '''GÜNTHER, A. K. L. G.''' (Albert Karl Ludwig Gotthilf Günther) |
* '''GÜNTHER, A. K. L. G.''' (Albert Karl Ludwig Gotthilf Günther) |
||
: [[アルベルト・ギュンター]] ([[:en:Albert Günther|Albert Günther]])。1830年生、1914年没。ドイツ人博物学者。本種の[[シノニム|後行異名]] '''{{Snamei|Girardinus guppii}} {{AUY|Günther|1866}}''' の記載者。種小名 " |
: [[アルベルト・ギュンター]] ([[:en:Albert Günther|Albert Günther]])。1830年生、1914年没。ドイツ人博物学者。本種の[[シノニム|後行異名]] '''{{Snamei|Girardinus guppii}} {{AUY|Günther|1866}}''' の記載者。種小名 "{{Snamei|guppii}}(グッピイー、グッピイ)" は「グッピー氏にゆかりの」を意味しており、レッチミア・グッピーへの[[献名]]であった。ペーターズの記載した学名が先行名であったため、ギュンターの学名は後行異名となって無効名と化し、グッピーの名も無効名になってしまったが、英語名という形では生き残った。 |
||
== 飼育 == |
== 飼育 == |
||
観賞用に飼育されているこの仲間のうちでは、ごく小型の部類にはいる。非常に丈夫で飼育が容易である。また、同類の他の魚との違いとして、個体ごとに色が異なることがあげられる。[[サザンプラティフィッシュ]]なども様々な色彩のものがあるが、それらは品種として扱える程度の遺伝的な安定性があるが、グッピーでは変化が非常に激しい。しかもそれがひれの形にまで及ぶのが独特で、特に改良品種では大きな鰭を持ち、美しい。また、繁殖もごく簡単で、群泳させておけば勝手に交配し、子を産む。気をつけなければならないのは、生まれた子を親が[[共食い]]しないような配慮くらいであり、非常にやさしい。それらの特徴のため、熱帯魚における入門的な種としても人気がある。 |
観賞用に飼育されているこの仲間のうちでは、ごく小型の部類にはいる。非常に丈夫で飼育が容易である。また、同類の他の魚との違いとして、個体ごとに色が異なることがあげられる。[[サザンプラティフィッシュ]]なども様々な色彩のものがあるが、それらは品種として扱える程度の遺伝的な安定性があるが、グッピーでは変化が非常に激しい。しかもそれがひれの形にまで及ぶのが独特で、特に改良品種では大きな鰭を持ち、美しい。また、繁殖もごく簡単で、群泳させておけば勝手に交配し、子を産む。気をつけなければならないのは、生まれた子を親が[[共食い]]しないような配慮くらいであり、非常にやさしい。それらの特徴のため、熱帯魚における入門的な種としても人気がある。 |
||
長く系統を維持するのは案外難しい。安易な飼育では繁殖はしても次第に勢いを失い、奇形が出現することが多く、系統の維持は容易でない。さらに美しいものを繁殖させるのはもっと難しい。美しい個体を作るためには[[遺伝]]的背景を考慮する必要があり、その辺の工夫に凝るときりがない。それゆえ、「熱帯魚飼育は "''グッピーに始まりグッピーに終わる''"」といわれることもある。 |
長く系統を維持するのは案外難しい。安易な飼育では繁殖はしても次第に勢いを失い、奇形が出現することが多く、系統の維持は容易でない。さらに美しいものを繁殖させるのはもっと難しい。美しい個体を作るためには[[遺伝]]的背景を考慮する必要があり、その辺の工夫に凝るときりがない。それゆえ、「熱帯魚飼育は "''グッピーに始まりグッピーに終わる''"」といわれることもある{{R|GEX}}<ref name="美の壺">{{Cite web |title=File138 「熱帯魚」|url=https://www.nhk.or.jp/tsubo/program/file138.html |publisher=[[日本放送協会|NHK]] |website=[[美の壺|鑑賞マニュアル 美の壺]] |accessdate=2022-10-05 }}</ref>。 |
||
== 流通 == |
== 流通 == |
||
104行目: | 111行目: | ||
今では、主に[[シンガポール]]で[[養殖]]されたものを「外国産グッピー」、日本国内で繁殖・作出されたもの「を国産グッピー」と呼んでいる。外国産グッピーのほうが安価であるが、国産グッピーのほうが日本の水で育っていること、輸送ストレスが低いこと、大切に扱われていることなどから大変丈夫である。特に[[1990年代]]から俗に「グッピーエイズ」と呼ばれた病気により、外国産グッピーの死亡率が非常に高い現象が知られているが、国産グッピーではそのようなことはない。 |
今では、主に[[シンガポール]]で[[養殖]]されたものを「外国産グッピー」、日本国内で繁殖・作出されたもの「を国産グッピー」と呼んでいる。外国産グッピーのほうが安価であるが、国産グッピーのほうが日本の水で育っていること、輸送ストレスが低いこと、大切に扱われていることなどから大変丈夫である。特に[[1990年代]]から俗に「グッピーエイズ」と呼ばれた病気により、外国産グッピーの死亡率が非常に高い現象が知られているが、国産グッピーではそのようなことはない。 |
||
== 品種 == |
|||
[[ファイル:Guppy-standards-grafik.svg|thumb|飼育種/品種により、尾は様々な形状がある。]] |
[[ファイル:Guppy-standards-grafik.svg|thumb|飼育種/品種により、尾は様々な形状がある。]] |
||
[[ファイル:Gup 12.gif|thumb]] |
|||
[[ファイル:Guppy breeds.jpg|thumb|飼育種]] |
[[ファイル:Guppy breeds.jpg|thumb|飼育種]] |
||
[[ファイル:guppy_rrea_full_red_tail_japan_20090821_050.jpg|thumb|リアルレッドアイ・フルレッドテール]] |
[[ファイル:guppy_rrea_full_red_tail_japan_20090821_050.jpg|thumb|リアルレッドアイ・フルレッドテール]] |
||
[[ファイル:Sigmoid Display of Male Guppy Fish.png|thumb|中央の雄は下剣尾型 |
[[ファイル:Sigmoid Display of Male Guppy Fish.png|thumb|中央の雄は下剣尾型(ボトムソードテール)]] |
||
⚫ | |||
尾鰭の形状は[[三角形]]に大きく広がる「デルタテール (delta tail)」({{Small|■右図の |
尾鰭の形状は[[三角形]]に大きく広がる「デルタテール (delta tail)」「トライアングルテール (triangle tail)」({{Small|■右図のA~B}})が一般的であるが、[[旗]]のような形状の「フラッグテール (flag tail)」({{Small|■右図のD}})、細長く伸びる「ソードテール (top swordtail)」は、上下に伸びる「ダブルソードテール (double swordtail)」({{Small|■右図のE}})、上にだけ伸びる「トップソードテール (top swordtail)」({{Small|■右図のF}})、下にだけ伸びる「ボトムソードテール (bottom swordtail)」({{Small|■右図のG}})があり、[[楕円形]]の「ラウンドテール (round tail)」({{Small|■右図のK}})、[[六角形]]の「スペードテール / コファーテール (spade tail, coffer tail)」({{Small|■右図のI}})、中央から細長く伸びる「ピンテール / ニードルテール / スピアーテール (pintail, needle tail, spear tail)」({{Small|■右図のJとL}})なども存在する。[[ヨーロッパ]]ではラウンドテールやピンテールの品種に人気がある。 |
||
⚫ | |||
⚫ | |||
=== 東南アジア産 === |
=== 東南アジア産 === |
||
169行目: | 176行目: | ||
グッピーとの[[雑種]]も見られるが、[[エンドラーズ・ライブベアラ]]は2005年に別種として取り扱われるようになった。 |
グッピーとの[[雑種]]も見られるが、[[エンドラーズ・ライブベアラ]]は2005年に別種として取り扱われるようになった。 |
||
⚫ | |||
== 関連事象 == |
== 関連事象 == |
||
[[ファイル:USS Greenfish;0835105.jpg|サムネイル|GUPPYの下で高性能化された潜水艦の1隻 USS Greenfish]] |
|||
⚫ | |||
=== 潜水艦推力増強計画 GUPPY === |
|||
[[潜水艦推力増強計画]]({{Lang-en-short|Greater Underwater Propulsion Power Program}})は、[[第二次世界大戦]]後に[[アメリカ海軍]]が実施した[[潜水艦]]の近代化改装計画。[[頭字語]]は発音しやすいように "Y" を付け足した "GUPPY" となり{{Sfn|OED}}、発音は本種と同じ「ガピィ/ゴピィ」{{Sfn|OED}}、つまり、日本語読みすれば「グッピー」である。 |
|||
=== Pregnant Guppy === |
|||
[[航空機]]「[[プレグナントグッピー]]」{{Enlink|Aero Spacelines Pregnant Guppy}}は、[[アメリカ航空宇宙局]] (NASA) が運用する、特大サイズの[[貨物]]を輸送するため広胴型巨大貨物[[輸送機]]。その名 "Pregnant Guppy" は「[[妊娠|身篭った]]グッピー」を意味し<ref name="乗りもの_20220919">{{Cite news |和書 |author=種山雅夫(元[[航空科学博物館]]展示部長 学芸員)|date=2022-09-19 |title=元祖「もっとも醜い航空機」!? その名も“妊娠した魚” 世界に1機 超異形の飛行機なぜ誕生? |url=https://trafficnews.jp/post/121986 |publisher=株式会社[[メディア・ヴァーグ]] |newspaper=乗りものニュース |accessdate=2022-10-05 }}</ref>、[[産卵]]を控えて腹が大きく膨らんだ雌のグッピーを[[連想]]しての命名である。巨大な構造物に敢えて小さな物の名前を付けることは、欧米人にしばしば見られる趣向で、史上最大の[[戦車]]「[[マウス (戦車)|マウス]]」などは典型である。 |
[[航空機]]「[[プレグナントグッピー]]」{{Enlink|Aero Spacelines Pregnant Guppy}}は、[[アメリカ航空宇宙局]] (NASA) が運用する、特大サイズの[[貨物]]を輸送するため広胴型巨大貨物[[輸送機]]。その名 "Pregnant Guppy" は「[[妊娠|身篭った]]グッピー」を意味し<ref name="乗りもの_20220919">{{Cite news |和書 |author=種山雅夫(元[[航空科学博物館]]展示部長 学芸員)|date=2022-09-19 |title=元祖「もっとも醜い航空機」!? その名も“妊娠した魚” 世界に1機 超異形の飛行機なぜ誕生? |url=https://trafficnews.jp/post/121986 |publisher=株式会社[[メディア・ヴァーグ]] |newspaper=乗りものニュース |accessdate=2022-10-05 }}</ref>、[[産卵]]を控えて腹が大きく膨らんだ雌のグッピーを[[連想]]しての命名である。巨大な構造物に敢えて小さな物の名前を付けることは、欧米人にしばしば見られる趣向で、史上最大の[[戦車]]「[[マウス (戦車)|マウス]]」などは典型である。 |
||
=== グッピーなら死んでる === |
|||
「グッピーなら死んでる」「グッピーなら死んでた」は、[[日本語]]の[[インターネットスラング]]である<ref name=numan>{{Cite web |date=2018年4月9日作成、2018年5月14日更新 |title=グッピーなら死んでる |url=https://numan.tokyo/words/5yYfk |publisher=乙女企画 |website=numan |accessdate=2022-10-05 }}</ref>。この語は、[[サブカルチャー]]の分野で、テンションの温度差が激しすぎる[[作品]]や人物を指すとともに、その状況に対して発せられる[[慣用句]]にもなっている{{R|numan}}。[[熱帯魚]]の中でも体が強いグッピーは初心者でも飼育しやすいことで知られているが、そうは言っても熱帯魚だけに、温度差には弱い{{R|numan}}。グッピーのこの特徴をテンションの温度差が激しい作品と紐付け、[[シリアス]]パートと[[ギャグ]]パートの落差が大きすぎる、テンションが不安定すぎるなど、その作品のファンですら付いていくことが難しい、そのような状況になった時、それは、温度差に弱い「グッピーなら死んでる」レベルということになる{{R|numan}}。 |
|||
== 参考文献 == |
== 参考文献 == |
||
<!-- |
|||
; 事辞典 |
; 事辞典 |
||
* グッピー |
|||
** {{Cite web |title=グッピー |url=https://kotobank.jp/word/グッピー-55600 |author=[[中坊徹次]]、[[小学館]]『[[日本大百科全書]](ニッポニカ)』|publisher=[[コトバンク]] |accessdate=2022-10-05 |ref={{SfnRef|kb-Nipp}} }} |
|||
** {{Cite web |title=グッピー |url=https://kotobank.jp/word/グッピー-55600#E3.83.96.E3.83.AA.E3.82.BF.E3.83.8B.E3.82.AB.E5.9B.BD.E9.9A.9B.E5.A4.A7.E7.99.BE.E7.A7.91.E4.BA.8B.E5.85.B8.20.E5.B0.8F.E9.A0.85.E7.9B.AE.E4.BA.8B.E5.85.B8 |author=『[[ブリタニカ百科事典|ブリタニカ国際大百科事典]] 小項目事典』|publisher=コトバンク |accessdate=2022-10-05 |ref={{SfnRef|kb-Brit}} }} |
|||
** {{Cite web |title=グッピー |url=https://kotobank.jp/word/グッピー-55600#E7.99.BE.E7.A7.91.E4.BA.8B.E5.85.B8.E3.83.9E.E3.82.A4.E3.83.9A.E3.83.87.E3.82.A3.E3.82.A2 |author=[[平凡社]]『百科事典[[マイペディア]]』|publisher=コトバンク |accessdate=2022-10-05 |ref={{SfnRef|kb-MyPedia}} }} |
|||
** {{Cite web |title=グッピー |url=https://kotobank.jp/word/グッピー-55600#E7.B2.BE.E9.81.B8.E7.89.88.20.E6.97.A5.E6.9C.AC.E5.9B.BD.E8.AA.9E.E5.A4.A7.E8.BE.9E.E5.85.B8 |author=小学館『精選版 [[日本国語大辞典]]』|publisher=コトバンク |accessdate=2022-10-05 |ref={{SfnRef|kb小学国}} }} |
|||
** {{Cite web |title=グッピー |url=https://eow.alc.co.jp/search?q=グッピー |publisher=[[アルク]] |website=[[英辞郎]] on the WEB |accessdate=2022-10-05 |ref={{SfnRef|英辞郎}} }} |
|||
* guppy ([[Wikt:en:guppy|wikt:en]]) |
|||
** {{Cite web |title=guppy |url=https://eow.alc.co.jp/search?q=guppy |publisher=アルク |website=英辞郎 on the WEB |accessdate=2022-10-05 |ref={{SfnRef|英辞郎 guppy}} }} |
|||
** {{Cite web |title=guppy |url=https://www.etymonline.com/search?q=guppy |publisher=[[:en:Online Etymology Dictionary|Online Etymology Dictionary (OED)]] |language=en |accessdate=2022-10-05 |ref={{SfnRef|OED}} }}※[[オンライン・エティモロジー・ディクショナリー]]。 |
|||
* レインボーフィッシュ - {{Cite web |title=レインボーフィッシュ |url=https://kotobank.jp/word/レインボーフィッシュ-661277 |author=小学館『[[大辞泉|デジタル大辞泉]]』|publisher=コトバンク |accessdate=2022-10-05 |ref={{SfnRef|kb レインボーフィッシュ}} }} |
|||
* 日本グッピー協会 (Japan Guppy Association. JGA) - {{Cite web |title=日本グッピー協会 |url=https://eow.alc.co.jp/search?q=日本グッピー協会 |publisher=アルク |website=英辞郎 on the WEB |accessdate=2022-10-05 |ref={{SfnRef|英辞郎}} }} |
|||
; 書籍、ムック |
; 書籍、ムック |
||
<!--※以下は法人など。--> |
|||
⚫ | |||
* <!--へいぼんしゃ-->{{Cite book |和書 |author=財団法人[[自然環境研究センター]] 編著 |others=[[多紀保彦]] 監修 |date=2008-04-21 |title=日本の外来生物─決定版 |url=https://www.heibonsha.co.jp/book/b159212.html |publisher=[[平凡社]] |ref={{SfnRef|日本の外来生物|2008}} }}{{Small|{{ISBN2|4-582-54241-7}}、{{ISBN2|978-4-582-54241-7}}、{{OCLC|676639227}} }}。 |
|||
⚫ | |||
; 論文 |
; 論文 |
||
* <!-- |
* <!--さとう-->{{Cite journal |和書 |author=佐藤綾 |date=2018 |title=グッピーにおける性淘汰とオスの体色の多様性 |publisher=[[日本動物心理学会]] |journal=動物心理学研究 |volume=68 |issue=1 |pages=89-97 |ref={{SfnRef|佐藤|2018}} }}{{Small|{{CRID|1390282763017450752}}、{{DOI|10.2502/janip.68.1.9}}、{{ISSN|0916-8419}} }}。 |
||
* <!--たかはし-->{{Cite journal |和書 |author=高橋裕哉 |date=1995 |title=魚の性 |url=https://eprints.lib.hokudai.ac.jp/dspace/handle/2115/77000 |publisher=[[北海道大学大学院水産科学研究院・大学院水産科学院・水産学部|北海道大学大学院水産科学研究院]] |ref={{SfnRef|高橋|1995}} }}{{Small|{{CRID|1050283688375684608}} }}。{{オープンアクセス}} |
|||
* <!--もとむら-->{{Cite journal |和書 |author=本村浩之 |date=2020-05 |title=日本産魚類全種目録 : これまでに記録された日本産魚類全種の現在の標準和名と学名 |publisher=[[鹿児島大学総合研究博物館]] |page=53 |ref={{SfnRef|本村|2020}} }}{{Small|{{ISBN2|9784905464150}}、{{NCID|BB30640363}}、{{ISSN|0424-7086}} }}。 |
|||
* <!--やまぎし-->{{Cite journal |和書 |author1=山岸宏 |author2=中村譲 |author3=和田芳武 |author4=沖野外輝夫 |author5=中本信忠 |
|||
|date=1966 |title=グッピーの生態学的研究 I : 日本の温泉地において自然繁殖するグッピーについて |publisher=[[日本衛生動物学会]] |journal=衛生動物 |volume=17 |issue=1 |pages=48-58 |ref={{SfnRef|山岸ほか|1966}} }}{{Small|{{CRID|1390001204947811584}}、{{DOI|10.7601/mez.17.48}}、{{ISSN|0424-7086}} }}。 |
|||
* <!--わだ-->{{Cite journal |和書 |author=和田悠里 |date=2018 |title=グッピーの体長と性転換にかかる日数の関係 |url=https://www.chiba-c.ed.jp/funako/fttp_kousin/ssh/reserch/2018/2018_21b6.pdf |publisher=[[千葉県立船橋高等学校]] |journal=理数科課題研究 |format=PDF |pages=81-84 |ref={{SfnRef|和田|2018}} }} |
|||
⚫ | |||
<!--※出典に使わない、または、まだ使ってないが、理解を深めるのに有用な文献。出典に使う際は「参考文献」節に移動させ、どこに使ったかを表示して下さい。ページ番号が必要なら表示箇所か書誌情報(もともと1ページしか無い場合のみ)のどちらかに記して下さい。--> |
|||
* <!--Aerts-->{{Cite journal |last1=Aerts |first1=Diederik |author1=Diederik Aerts |authorlink1=:en:Diederik Aerts |last2=Broekaert |first2=Jan |author2=Jan Broekaert |last3=Gabora |first3=Liane |author3=Liane Gabora |authorlink3=:en:Liane Gabora |last4=Tomas Veloz |first4=Tomas |author4=Tomas Veloz |date=August 2012 |title=The Guppy Effect as Interference |url=https://link.springer.com/chapter/10.1007/978-3-642-35659-9_4 |location=[[ニース|Nice]] |publisher=[[:en:University of Nice Sophia Antipolis|University of Nice Sophia Antipolis]] |journal=Quantum Interaction |pages=36–47 |ref={{SfnRef|Aerts ''et al.''|2012}} }}{{Small|{{DOI|10.1007/978-3-642-35659-9_4}} }}。 |
|||
* <!--まつい-->{{Cite journal |和書 |author1=松井哲也 |author2=小池淳 |date=2018 |title=࣮バーチャルキャラクターのデザインにおけるグッピー効果 |url=https://nihon-kyousou.jp/sfcc2018/proc/sfcc2018_B-5.pdf |publisher=[[成蹊大学]]、共創学会 |journal=共創学会第2回年次大会 |pages=111-112 |ref={{SfnRef|松井|小池|2018}} }} |
|||
== 映像資料 == |
|||
* {{Cite video |people=北海道水辺の会 |date=2020-07-10 |title=北海道の野生グッピーをまた見つけてしまいました【ガサガサ】|url=https://www.youtube.com/watch?v=miV9V1TM2LI |medium=[[動画共有サービス]] |publisher=[[YouTube]] |accessdate=2022-10-05 |ref={{SfnRef|北海道水辺の会 YouTube-20200710}} }}視聴時間 12分54秒。※[[北海道]]の小さな川に捨てられた大量のグッピーのリポート。さすがに寒冷な道内では温排水の流れる限られた水域でしか生き延びられないという。 |
|||
** {{Cite video |people=北海道水辺の会 |date=2022-03-29 |title=雪の降る北海道でグッピー掬いをしてきた【ガサガサ】|url=https://www.youtube.com/watch?v=uAA1-MmXByY |accessdate=2022-10-05 |ref={{SfnRef|北海道水辺の会 YouTube-20220329}} }}視聴時間 11分59秒。※温排水域限定ながら、冬の北海道で生き延びているグッピー。 |
|||
* {{Cite video |people=生物ハンター加藤英明【公式】かとチャン |date=2021-10-15 |title=【異常繁殖】荒川でグッピーめっちゃ捕れた!東京ー埼玉温排水≫生物ハンター加藤英明・Japan wild hunter |url=https://www.youtube.com/watch?v=5O3jT2CX7Os |medium=動画共有サービス |publisher=YouTube |accessdate=2022-10-05 |ref={{SfnRef|加藤英明 YouTube-20211015}} }}視聴時間 23分09秒。※[[YouTuber]]でもある[[加藤英明]]([[爬虫両棲類学|爬虫類学者]]、[[生態学者]])による、[[関東地方]]の[[荒川 (関東)|荒川]]の温水域で異常繁殖しているグッピーのリポート。 |
|||
== 脚注 == |
== 脚注 == |
||
188行目: | 230行目: | ||
{{Reflist|2}} |
{{Reflist|2}} |
||
{{Wiktionary|:en:gupp|:en:Guppy}}{{Wiktionary|:en:Poecilia reticulata}} |
|||
⚫ | |||
⚫ | |||
{{Species|Poecilia reticulata}} |
{{Species|Poecilia reticulata}} |
||
⚫ | |||
== 関連項目 == |
|||
* [[トリニダード島]] - 本種の主要な原産地。 |
* [[トリニダード島]] - 本種の主要な原産地。 |
||
* [[グアイレ川]] - 本種の発見地。 |
* [[グアイレ川]] - 本種の発見地。 |
||
* [[日本胎生魚協会]] (Japanese Livebearer Association, JLA) |
|||
== 外部リンク == |
|||
* {{Cite web |title=グッピー |url=https://www.nies.go.jp/biodiversity/invasive/DB/detail/50240.html |publisher=[[国立環境研究所]] (NIES) |website=侵入生物データベース |accessdate=2022-10-05 |ref={{SfnRef|NIES 侵入生物Db}} }} |
|||
* {{Cite web |date=2010 |title=特定外来生物・要注意外来生物から検索 ~ 要注意外来生物 ( 魚類 ) ~ |url=http://bluelist.pref.hokkaido.lg.jp/db/list_tokutei.php?cd=2&k=05 |publisher=[[北海道]] |website=北海道ブルーリスト 2010 |accessdate=2022-10-05 |ref={{SfnRef|北海道BL2010}} }} |
|||
** {{Cite web |date=2010 |title=グッピー |url=http://bluelist.pref.hokkaido.lg.jp/db/detail_print.php?k=05&cd=14 |accessdate=2022-10-05 |ref={{SfnRef|北海道BL2010guppy}} }} |
|||
{{Fish-stub}} |
{{Fish-stub}} |
2022年10月6日 (木) 01:39時点における版
グッピー Poecilia reticulata | ||||||||||||||||||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
分類 | ||||||||||||||||||||||||||||||
| ||||||||||||||||||||||||||||||
学名 | ||||||||||||||||||||||||||||||
Poecilia reticulata Peters, 1859 [1] | ||||||||||||||||||||||||||||||
シノニム | ||||||||||||||||||||||||||||||
本文を参照
| ||||||||||||||||||||||||||||||
和名 | ||||||||||||||||||||||||||||||
グッピー[2] | ||||||||||||||||||||||||||||||
英名 | ||||||||||||||||||||||||||||||
guppy[1] guppy fish | ||||||||||||||||||||||||||||||
野生種および野生化した個体の分布図
(2006年時点) |
グッピー(学名:Poecilia reticulata)は、条鰭綱カダヤシ目カダヤシ科ポエキリア属の1種に分類される魚類。
1858年頃にベネズエラのカラカス付近を流れる短い川であるグアイレ川で発見され、1859年に記載された。
全長約5cmの小魚で、雄のほうが雌に比べて色も形も派手である。卵胎生を行う。古くから熱帯魚として広く親しまれている。日本にも帰化している外来種で、沖縄県[3]のような温暖な地域ばかりでなく、温泉街の用水路[4]や温排水を出す施設の周辺水域[5][6][7]などでは、放逐(廃棄的放流)されたり逃げたりした個体群の生存が確認される(cf. #外来種問題)。
名称
学名
属名の "Poecilia(ポエキリア)" は、古代ギリシア語 "ποικιλία(ラテン翻字:poikílos、日本語音写例:ポイキロス)" をラテン語形化したうえで名詞化した語形である。元の古代ギリシア語は、英語の "variegated"、日本語の「多色の、多彩な、まだらの」に相当する。従って属名は「多色な者」「多彩な者」「まだらな者」などといった意味を持つ。
種小名の "reticulata(レーティクラーター、レティクラタ)" は、英語の "reticulated"、日本語の「網状の、網状になった」に相当するラテン語 "rēticulātā(レーティクラーター)" に由来する。
英語名
英語名 "guppy" は、[ˈɡʌpi](ガピィ/ゴピィ)と発音し、日本語ではこれを音写して「グッピー」と読み書きする。guppy の名は、本種を発見したトリニダード島居住のイギリス人博物学者ロバート・ジョン・レッチミア・グッピー (Robert John Lechmere Guppy) に捧げられた名前である。
博物学者ヴィルヘルム・ペータースが1859年の時点で本種を Poecilia reticulata Peters, 1859 の学名で記載したのであるが、1866年になって、今度は博物学者アルベルト・ギュンターが、自分の研究していた標本をペータースのものと同種とは気付かずに Girardinus guppii Günther, 1866 と命名して記載した。ここで命名された種小名 "guppii(グッピイー、グッピイ)" が「グッピー氏にゆかりの」を意味するレッチミア・グッピーへの献名であった。ところが、先述のとおり、ペータースの学名が先行名として記載されていたことが判明すると、ギュンターの学名は後行異名(遅れて記載された異名)ということになり、折角の献名も無効になってしまった。このような経緯を辿ったため、グッピーの発見者たるグッピー氏の名前は献名の栄誉に浴せなくなったが、通称という形で広まった英語名のほうはそのまま定着して国際共通語的名称になった。
また、ヨーロッパに伝えられた当時の通称には、guppy のほかに "rainbow fish(レインボゥフィシュ|レインボーフィッシュ)"や "million fish(ミリエンフィシュ|ミリオンフィッシュ)" があった[8]。前者は虹のように色彩が美しいことから、後者は簡単に繁殖させられることから[9]、そのように呼び馴らされたものである。
サーネーム Guppy
英語圏での "Guppy" は第一に人名(サーネーム;名字、cf. en:Guppy (surname))で、元々はウィルトシャー[10]やドーセット[11][10]などイングランド南西部で17世紀頃から記録されているサーネームであり[10](古い時代の著名人には発明家サラ・グッピー〈1770-1852〉がいる)、一説には、「キツネ」を意味する古フランス語 "goupil(グーピル)" に由来するフランス語のサーネーム "Goupy(グーピ)" と関連があると見られる[10]。そのようなことで、魚のグッピーに特定する意をもって呼ぶ場合は "guppy fish(ガピー/ゴピーフィシュ、日本語慣習読み:グッピーフィッシュ)" を用いる(※生物に関する英語名の慣習として、語頭の1字を大文字で表示する場合が多いが、言語の観点からは適当でない。)。
和名
和名は、現在の標準和名である「グッピー」のほかに、「ニジメダカ[12](虹目高、虹鱂)」がある。また、「百万魚」という漢字表記もある[12]が、読みに関しては情報が無い。「ニジメダカ」と「百万魚」は、それぞれに英語名の "rainbow fish" と "million fish" に対応した漢訳語であることが分かる。
中国語名
中国語では、いずれも美麗な「孔雀魚(簡体字〈以下同様〉:孔雀鱼|拼音:kǒngquèhóng〈日本語音写例:コォンチュエホォン〉)」「孔雀花鱂(孔雀花鳉)」「鳳尾魚(凤尾鱼)」「彩虹花鱂(彩虹花鳉)」「虹鱂(虹鳉)」「古比魚(古比鱼)」などといった名称で呼ばれている。
生物的特徴
形質
グッピーは小型の胎生メダカ類である。雄と雌で性的二形が著しく、大きさは雌が大きいが、彩りは雄が美しい。雌雄異体種[13]であるが、ホルモン剤投与により人工的に性転換を起こすことが可能である[14]。
体長は、雄が3-4cm、雌は5-6cm。雌の形はメダカやカダヤシに似ている。野生種では薄い褐色の体に、透明な鰭(ひれ)を持つ。雄では雌よりやや細身ながら、ほぼ同じ形であるが、背鰭と尾鰭が大きく広がる。特に尾鰭は後端が不規則な形の旗のように広がり、また、胴体の側面と尾鰭に青や赤など様々な色の模様が出て、一部は金属光沢を帯びる。これらの斑点は個体変異が大きく、親子兄弟でも違ったものが見られる。また、臀鰭/尻鰭(しりびれ)は細長く尖がる。この臀鰭はゴノポディウム (gonopodium) と呼ばれる管状の交接器になっており、これによって精子のかたまりを雌の総排出腔に注入する。
観賞用に改良された品種が多くある。飼育種は品種によって様々であるが、野生種より大柄で、鰭がより広がるものが多い。また、それらでは雌にも尾鰭などに若干の模様が出ることが多い。
分布
この節の加筆が望まれています。 |
原産地は、南アメリカのベネズエラおよびギアナ、西インド諸島のトリニダード・トバゴおよびバルバドス[15]。
外来種問題
アメリカ、日本(沖縄県ほか)、タイ、パプアニューギニア、オーストラリア、スリランカなどで、在来種の魚類を駆逐して生態系を脅かしている[16]。日本では(少なくとも2010年〈平成22年〉には)環境省によって「要注意外来生物」に指定されており[17][18]、これ以上に野生個体が増殖するようなら「特定外来生物」に指定される可能性もある。
グッピーは熱帯魚だけに耐寒性が低く、日本本土の野外で越冬するのは難しい。しかし、カダヤシより止水や汚水に強く、都市の下水ですら生育できる能力がある。そのために、温泉街などでは下水の流入する地域にグッピーが外来種として生息している例がある[16]。北海道の温泉地でも定着が確認されている[19]。野生化した飼育個体グッピーは野生型に近い姿をしている。
沖縄県では自然の流水にメダカが生息するが、郊外の流水から止水域でカダヤシが、都市の下水や汚染の進んだ河川でグッピーが生息し、いずれもメダカの生息環境に対する脅威となっている。先述のとおり、グッピーが国内で定着可能な水域は限定的であり全国的に問題化する可能性は低いが、環境省は生態系被害防止外来種に選定し、飼育グッピーを野外へ遺棄することがないよう啓発している[16]。
なお、沖縄の熱帯魚店では、捕獲された野生化グッピーが販売される例がある。主としてアロワナなど大型魚の餌とするためである。
天敵
- ブルーアカラ(学名:Aequidens pulcher、英名:Blue acara)- カワスズメ目(旧分類ではスズキ目)シクリッド科アンディノアカラ属の肉食性淡水魚。トリニダード島およびベネズエラを主とする南アメリカに生息する。■右列に画像あり。
- パイクシクリッド(学名:Crenicichla alta、英名:Pike cichlid)- カワスズメ目(旧分類ではスズキ目)シクリッド科クレニキクラ属。生息地はブルーアカラと同じ。
- リブルス(学名:Rivulus hartii、英名:Rivulus)- カダヤシ目リブルス科リブルス属。カリブ諸島と南アメリカに生息。
- トラヒラ(学名:Hoplias malabaricus、英名:Wolf fish, Tigerfish, Guabine, Trahira)- カダヤシ目エリュトリヌス科ホプリアス属。トリニダード島および南アメリカに生息。
- ゴールデントラヒラ(学名:Hoplerythrinus unitaeniatus、英名:Golden trahira)- カダヤシ目エリュトリヌス科ホプレリトリヌス属。トリニダード島および南アメリカに生息。
- ファットスリーパー(学名:Dormitator maculatus、英名:Fat sleeper)- ハゼ目カワアナゴ科Dormitator属。北アメリカ南部、バハマ諸島、南アメリカに生息。
シノニム
- Acanthophacelus guppii (Günther, 1866)
- Acanthophacelus reticulatus (Peters, 1859)
- Haridichthys reticulatus (Peters, 1859)
- Heterandria guppyi (Günther, 1866)
- Girardinus guppii Günther, 1866 [21]
- Girardinus reticulatus (Peters, 1859)
- Lebistes poecilioides De Filippi, 1861
- Lebistes poeciloides De Filippi, 1861
- Lebistes reticulatus (Peters, 1859)
- Poecilia reticulatus Peters, 1859
- Poecilioides reticulatus (Peters, 1859)
関係者
- LECHMERE GUPPY, R. J. (Robert John Lechmere Guppy)
- レッチミア・グッピー (Lechmere Guppy)。日本語では「レクメア・グッピー」とも呼ばれる。1836年生、1916年没。本種を発見したトリニダード島居住のイギリス人博物学者。トリニダード島における研究で、博物学、とりわけ地質学・古生物学・動物学の分野に多大な貢献をした。
- PETER, W. K. H. (Wilhelm Karl Hartwich Peters, Wilhelm Karl Hartwig Peters)
- ヴィルヘルム・ペータース (Wilhelm Peters)。1815年生、1883年没。ドイツ人博物学者。本種の学名 Poecilia reticulata Peters, 1859 の記載者。
- GÜNTHER, A. K. L. G. (Albert Karl Ludwig Gotthilf Günther)
- アルベルト・ギュンター (Albert Günther)。1830年生、1914年没。ドイツ人博物学者。本種の後行異名 Girardinus guppii Günther, 1866 の記載者。種小名 "guppii(グッピイー、グッピイ)" は「グッピー氏にゆかりの」を意味しており、レッチミア・グッピーへの献名であった。ペーターズの記載した学名が先行名であったため、ギュンターの学名は後行異名となって無効名と化し、グッピーの名も無効名になってしまったが、英語名という形では生き残った。
飼育
観賞用に飼育されているこの仲間のうちでは、ごく小型の部類にはいる。非常に丈夫で飼育が容易である。また、同類の他の魚との違いとして、個体ごとに色が異なることがあげられる。サザンプラティフィッシュなども様々な色彩のものがあるが、それらは品種として扱える程度の遺伝的な安定性があるが、グッピーでは変化が非常に激しい。しかもそれがひれの形にまで及ぶのが独特で、特に改良品種では大きな鰭を持ち、美しい。また、繁殖もごく簡単で、群泳させておけば勝手に交配し、子を産む。気をつけなければならないのは、生まれた子を親が共食いしないような配慮くらいであり、非常にやさしい。それらの特徴のため、熱帯魚における入門的な種としても人気がある。
長く系統を維持するのは案外難しい。安易な飼育では繁殖はしても次第に勢いを失い、奇形が出現することが多く、系統の維持は容易でない。さらに美しいものを繁殖させるのはもっと難しい。美しい個体を作るためには遺伝的背景を考慮する必要があり、その辺の工夫に凝るときりがない。それゆえ、「熱帯魚飼育は "グッピーに始まりグッピーに終わる"」といわれることもある[9][22]。
流通
日本へは1920年(大正9年)頃に伝わったとされる。広く認知され始めたのは1930年(昭和5年)頃で、三越の日本橋本店や銀座千疋屋に陳列されるようになってからである。
今では、主にシンガポールで養殖されたものを「外国産グッピー」、日本国内で繁殖・作出されたもの「を国産グッピー」と呼んでいる。外国産グッピーのほうが安価であるが、国産グッピーのほうが日本の水で育っていること、輸送ストレスが低いこと、大切に扱われていることなどから大変丈夫である。特に1990年代から俗に「グッピーエイズ」と呼ばれた病気により、外国産グッピーの死亡率が非常に高い現象が知られているが、国産グッピーではそのようなことはない。
品種
ここでは数多くの品種のうちの主要なものを記載する。
尾鰭の形状は三角形に大きく広がる「デルタテール (delta tail)」「トライアングルテール (triangle tail)」(■右図のA~B)が一般的であるが、旗のような形状の「フラッグテール (flag tail)」(■右図のD)、細長く伸びる「ソードテール (top swordtail)」は、上下に伸びる「ダブルソードテール (double swordtail)」(■右図のE)、上にだけ伸びる「トップソードテール (top swordtail)」(■右図のF)、下にだけ伸びる「ボトムソードテール (bottom swordtail)」(■右図のG)があり、楕円形の「ラウンドテール (round tail)」(■右図のK)、六角形の「スペードテール / コファーテール (spade tail, coffer tail)」(■右図のI)、中央から細長く伸びる「ピンテール / ニードルテール / スピアーテール (pintail, needle tail, spear tail)」(■右図のJとL)なども存在する。ヨーロッパではラウンドテールやピンテールの品種に人気がある。
東南アジア産
- レッド・モザイク
- もっともポピュラーなグッピーの1つ。名前のとおり赤いモザイク模様がとても美しい。
- グリーン・グラス
- モザイク・グッピーより尾びれの模様が細かいグッピー。
- ブラック・タキシード
- 体の下半分から尾びれまで雌雄同様に真っ黒になるのが特徴。
- フラミンゴ
- 体がフラミンゴのようなあざやかな赤色をしていることからこの名がついた。
日本産
日本国内のブリーダー産。「国産グッピー」などともいう。
- ドイツイエロー・タキシード
- 体の半分が濃い色彩で染まったグッピー。グッピーの中でも、1・2位の人気を誇る。1969年にドイツから導入された。日本ではイエローよりもホワイトカラーの尾びれが好まれ、現在日本のドイツイエロータキシードはイエローではなくホワイトカラーになっている。
- キングコブラ
- 原型はアメリカで作出された。基調色は黄色で体にコブラのような模様が入る。
- アルビノ・レッドテール(ルチノー)
- 昔から存在するアルビノタイプ。メラニン色素が欠落した系統である。本種はアルビノの中でも人気が高い。
- オールドファッションファンテール
- 1986年にヨーロッパから導入された。柄の鮮やかさが特徴。
- ピングー
- Pingu。"Pink Guppy" の意。1993年にヨーロッパから導入された。下半身がピンク系のパール色に輝く。性染色体上のタキシード遺伝子に加え、常染色体上の劣性形質であるピングー遺伝子が同時に揃った場合に表現される。
- レッドモザイク
- 柄がグラスよりも大柄に入る。尾筒の付け根が暗色で始まる。
- ブルーグラス
- 日本のブリーダー(荒井と木島)が作出したグッピー。グラス遺伝子・ヘテロモルファ遺伝子・ゼブリナス遺伝子を合わせた品種。グッピーの中では1・2位を争う人気品種。尾筒の付け根は明色で始まる。
- イエローグラス
- レオパードとガラスのグラスから作出されてとされている。尾鰭が鮮やかなイエローに黒いスポットが特徴。
- ウィーンエメラルド
- 尾びれの形状が上下にソードのような形を形成しているグッピー。ボディカラーが鮮やかでソードテールに中では一番の人気。
- ネオンタキシード
- 背中のシルバーとメタリックブルーの単色の尾鰭が美しい。ブルーの発色は不完全優性と呼ばれる珍しい遺伝をする。ブルーグラスなどのブルーの大元である。
- アクアマリン(ジャパンブルー)
- 大元は、外国産のジェイドと呼ばれる遺伝子からの派生。下半身部分がライトブルーに輝くタイプを指す。
- RRE.Aアクアマリンネオンタキシード
- 別名ブルートパーズ(トパーズと省略される事が多い)。尾鰭とボディがブルーに輝く神秘的なグッピー。RRE.A(リアルレッドアイ・アルビノ)とは目が赤いアルビノの事である。ルチノーよりもメラニン色素が薄くより赤く表現される。
- ギャラクシーブルーグラス
- プラチナ遺伝子とコブラ遺伝子がYで固まった遺伝子をギャラクシーと呼ぶ。それに、ブルーグラスの尾鰭を持たせた物である。
- レッドグラス
- 外国産グラスグッピーと国産のレッドモザイクとの交配により作出されたと言われている。ブルーグラスと別種であるが、最近はレッドグラスとブルーグラスが混ざった子が売られている場合がある。
体色
- グレー
- 普通種とよばれていて、グッピーの体色に一番多い。
- ゴールデン
- 突然変異により発生した黄色い体色。
- アルビノ
- 突然変異により黒色色素がない体色。目は赤く見える(角度によって黒く見えるものはブドウ目、どの角度から見ても赤いものはリアルレッドアイアルビノと呼ばれている)。
- ブラオ
- やや青みがかったグレーの体色。
別種
グッピーとの雑種も見られるが、エンドラーズ・ライブベアラは2005年に別種として取り扱われるようになった。
関連事象
潜水艦推力増強計画 GUPPY
潜水艦推力増強計画(英: Greater Underwater Propulsion Power Program)は、第二次世界大戦後にアメリカ海軍が実施した潜水艦の近代化改装計画。頭字語は発音しやすいように "Y" を付け足した "GUPPY" となり[23]、発音は本種と同じ「ガピィ/ゴピィ」[23]、つまり、日本語読みすれば「グッピー」である。
Pregnant Guppy
航空機「プレグナントグッピー」 (Aero Spacelines Pregnant Guppy) は、アメリカ航空宇宙局 (NASA) が運用する、特大サイズの貨物を輸送するため広胴型巨大貨物輸送機。その名 "Pregnant Guppy" は「身篭ったグッピー」を意味し[24]、産卵を控えて腹が大きく膨らんだ雌のグッピーを連想しての命名である。巨大な構造物に敢えて小さな物の名前を付けることは、欧米人にしばしば見られる趣向で、史上最大の戦車「マウス」などは典型である。
グッピーなら死んでる
「グッピーなら死んでる」「グッピーなら死んでた」は、日本語のインターネットスラングである[25]。この語は、サブカルチャーの分野で、テンションの温度差が激しすぎる作品や人物を指すとともに、その状況に対して発せられる慣用句にもなっている[25]。熱帯魚の中でも体が強いグッピーは初心者でも飼育しやすいことで知られているが、そうは言っても熱帯魚だけに、温度差には弱い[25]。グッピーのこの特徴をテンションの温度差が激しい作品と紐付け、シリアスパートとギャグパートの落差が大きすぎる、テンションが不安定すぎるなど、その作品のファンですら付いていくことが難しい、そのような状況になった時、それは、温度差に弱い「グッピーなら死んでる」レベルということになる[25]。
参考文献
- 事辞典
- グッピー
- guppy (wikt:en)
- “guppy”. 英辞郎 on the WEB. アルク. 2022年10月5日閲覧。
- “guppy” (英語). Online Etymology Dictionary (OED). 2022年10月5日閲覧。※オンライン・エティモロジー・ディクショナリー。
- レインボーフィッシュ - 小学館『デジタル大辞泉』. “レインボーフィッシュ”. コトバンク. 2022年10月5日閲覧。
- 日本グッピー協会 (Japan Guppy Association. JGA) - “日本グッピー協会”. 英辞郎 on the WEB. アルク. 2022年10月5日閲覧。
- 書籍、ムック
- 財団法人自然環境研究センター 編著『日本の外来生物─決定版』多紀保彦 監修、平凡社、2008年4月21日 。ISBN 4-582-54241-7、ISBN 978-4-582-54241-7、OCLC 676639227 。
- 論文
- 佐藤綾「グッピーにおける性淘汰とオスの体色の多様性」『動物心理学研究』第68巻第1号、日本動物心理学会、2018年、89-97頁。CRID 1390282763017450752、doi:10.2502/janip.68.1.9、ISSN 0916-8419 。
- 高橋裕哉「魚の性」、北海道大学大学院水産科学研究院、1995年。CRID 1050283688375684608 。
- 本村浩之「日本産魚類全種目録 : これまでに記録された日本産魚類全種の現在の標準和名と学名」、鹿児島大学総合研究博物館、2020年5月。ISBN 9784905464150、NCID BB30640363、ISSN 0424-7086 。
- 山岸宏、中村譲、和田芳武、沖野外輝夫、中本信忠「グッピーの生態学的研究 I : 日本の温泉地において自然繁殖するグッピーについて」『衛生動物』第17巻第1号、日本衛生動物学会、1966年、48-58頁。CRID 1390001204947811584、doi:10.7601/mez.17.48、ISSN 0424-7086 。
- 和田悠里「グッピーの体長と性転換にかかる日数の関係」(PDF)『理数科課題研究』、千葉県立船橋高等学校、2018年、81-84頁。
関連文献
- Aerts, Diederik; Broekaert, Jan; Gabora, Liane; Tomas Veloz, Tomas (August 2012). “The Guppy Effect as Interference”. Quantum Interaction (Nice: University of Nice Sophia Antipolis): 36–47 .doi:10.1007/978-3-642-35659-9_4 。
- 松井哲也、小池淳「࣮バーチャルキャラクターのデザインにおけるグッピー効果」『共創学会第2回年次大会』、成蹊大学、共創学会、2018年、111-112頁。
映像資料
- 北海道水辺の会 (10 July 2020). 北海道の野生グッピーをまた見つけてしまいました【ガサガサ】 (動画共有サービス). YouTube. 2022年10月5日閲覧。視聴時間 12分54秒。※北海道の小さな川に捨てられた大量のグッピーのリポート。さすがに寒冷な道内では温排水の流れる限られた水域でしか生き延びられないという。
- 北海道水辺の会 (29 March 2022). 雪の降る北海道でグッピー掬いをしてきた【ガサガサ】. 2022年10月5日閲覧。視聴時間 11分59秒。※温排水域限定ながら、冬の北海道で生き延びているグッピー。
- 生物ハンター加藤英明【公式】かとチャン (15 October 2021). 【異常繁殖】荒川でグッピーめっちゃ捕れた!東京ー埼玉温排水≫生物ハンター加藤英明・Japan wild hunter (動画共有サービス). YouTube. 2022年10月5日閲覧。視聴時間 23分09秒。※YouTuberでもある加藤英明(爬虫類学者、生態学者)による、関東地方の荒川の温水域で異常繁殖しているグッピーのリポート。
脚注
出典
- ^ a b Froese, R. and D. Pauly. Editors. 2019. Poecilia reticulata. FishBase. World Wide Web electronic publication. https://www.fishbase.org, version (December 2019).
- ^ 本村 (2020), p. 53.
- ^ 佐藤綾「<講演論文>グッピーにおける性淘汰とオスの体色の多様性」『動物心理学研究』第68巻第1号、日本動物心理学会、2018年、89-97頁、doi:10.2502/janip.68.1.9、ISSN 0916-8419、NAID 130007411779。
- ^ 山岸宏, 中村譲, 和田芳武, 沖野外輝夫, 中本信忠「グッピーの生態学的研究 I : 日本の温泉地において自然繁殖するグッピーについて」『衛生動物』第17巻第1号、日本衛生動物学会、1966年、48-58頁、doi:10.7601/mez.17.48、ISSN 0424-7086、NAID 110003824220。
- ^ 北海道水辺の会 YouTube-20200710.
- ^ 北海道水辺の会 YouTube-20220329.
- ^ 加藤英明 YouTube-20211015.
- ^ OED, Other early popular names for it were rainbow fish and million fish..
- ^ a b “グッピーを上手に飼う方法”. GEX. ジェックス株式会社. 2022年10月5日閲覧。
- ^ a b c d “Guppy Surname Definition” (英語). Forebears: Names & Genealogy. 2022年10月5日閲覧。
- ^ OED, The family name is from a place in Dorset..
- ^ a b kb小学国.
- ^ 高橋裕哉「魚の性」1995年、NAID 120006814281。
- ^ グッピーの体長と性転換にかかる日数の関係 (PDF) 千葉県立船橋高等学校 理数科課題研究、2018年。
- ^ 北海道BL2010guppy.
- ^ a b c 多紀保彦(監修) 財団法人自然環境研究センター(編著)『決定版 日本の外来生物』平凡社、2008年4月21日。ISBN 978-4-582-54241-7。
- ^ NIES 侵入生物Db.
- ^ 北海道BL2010.
- ^ 北海道 ブルーリスト グッピー
- ^ “Predators play an important role in the evolution of guppy populations. Take a closer look at some of the fish that have the greatest impact on guppies.” (英語). official website. Public Broadcasting Service (PBS) (2013年12月12日). 2022年10月5日閲覧。
- ^ “Girardinus guppii Günther, 1866” (英語). World Register of Marine Species (WoRMS). 2022年10月5日閲覧。
- ^ “File138 「熱帯魚」”. 鑑賞マニュアル 美の壺. NHK. 2022年10月5日閲覧。
- ^ a b OED.
- ^ 種山雅夫(元航空科学博物館展示部長 学芸員)「元祖「もっとも醜い航空機」!? その名も“妊娠した魚” 世界に1機 超異形の飛行機なぜ誕生?」『乗りものニュース』株式会社メディア・ヴァーグ、2022年9月19日。2022年10月5日閲覧。
- ^ a b c d “グッピーなら死んでる”. numan. 乙女企画 (2018年4月9日作成、2018年5月14日更新). 2022年10月5日閲覧。
関連項目
外部リンク
- “グッピー”. 侵入生物データベース. 国立環境研究所 (NIES). 2022年10月5日閲覧。
- “特定外来生物・要注意外来生物から検索 ~ 要注意外来生物 ( 魚類 ) ~”. 北海道ブルーリスト 2010. 北海道 (2010年). 2022年10月5日閲覧。
- “グッピー” (2010年). 2022年10月5日閲覧。