コンテンツにスキップ

金山 (名古屋市)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
金山
ミッドランドスクエアから見た金山駅周辺
金山の位置(愛知県内)
金山
金山
金山の位置
金山の位置(名古屋市内)
金山
金山
金山 (名古屋市)
北緯35度8分35.6秒 東経136度54分3.6秒 / 北緯35.143222度 東経136.901000度 / 35.143222; 136.901000
日本の旗 日本
都道府県 愛知県の旗 愛知県
市町村 名古屋市
中区
熱田区
町名制定 1974年昭和49年)5月11日
人口
2018年(平成30年)12月1日現在)[WEB 1]
 • 合計 3,666人
等時帯 UTC+9 (日本標準時)
郵便番号
460-0022(中区)[WEB 2]
456-0001(熱田区)[WEB 3]
市外局番 052 (名古屋MA)[WEB 4]
ナンバープレート 名古屋
金山町
日本の旗 日本
都道府県 愛知県の旗 愛知県
市町村 名古屋市
熱田区
中区
町名制定 1980年(昭和55年)7月13日
人口
2018年(平成30年)12月1日現在)[WEB 1]
 • 合計 612人
等時帯 UTC+9 (日本標準時)
郵便番号
456-0002(熱田区)[WEB 5]
460-0023(中区)[WEB 6]
市外局番 052 (名古屋MA)[WEB 4]
ナンバープレート 名古屋
旧・金山町の成立は1939年(昭和14年)4月1日

金山(かなやま)は、愛知県名古屋市中区熱田区にまたがる地名。現行行政地名は金山一丁目〜五丁目および金山町一丁目〜二丁目。住居表示実施済み。

概要

[編集]

名古屋市中区の南端、熱田区の北端に位置する。地名の由来となった金山神社がある金山駅南口側は、金山町が熱田区および一部が中区にまたがり、北口側は中区金山一丁目〜五丁目および熱田区金山町一丁目と表示が分かれている。日本中央競馬会(JRA)の場外馬券売場がある尾頭橋地区(中川区)が南西側に隣接している。

東海旅客鉄道(JR東海)・名古屋鉄道(名鉄)・名古屋市営地下鉄の3社局の駅を統合的に整備した金山総合駅1989年(平成元年)に供用開始されて以降急速に開発の進んだエリアで、名古屋市の代表的な副都心繁華街である。また周辺は居酒屋などの飲食店がひしめき合い、名古屋市の代表的な歓楽街の一つでもある。

世帯数と人口

[編集]

2018年(平成30年)12月1日現在の世帯数と人口は以下の通りである[WEB 1]

金山

[編集]
丁目 世帯数 人口
中区 金山一丁目 539世帯 837人
金山二丁目 774世帯 1,231人
金山三丁目 370世帯 591人
金山四丁目 239世帯 262人
金山五丁目 446世帯 745人
熱田区 金山一丁目 0世帯 0人
2,368世帯 3,666人

人口の変遷

[編集]

国勢調査による人口の推移

1995年(平成7年) 2,971人 [WEB 7]
2000年(平成12年) 3,325人 [WEB 8]
2005年(平成17年) 3,375人 [WEB 9]
2010年(平成22年) 4,003人 [WEB 10]
2015年(平成27年) 4,077人 [WEB 11]

金山町

[編集]
丁目 世帯数 人口
熱田区 金山町一丁目 355世帯 555人
金山町二丁目 33世帯 57人
中区 金山町一丁目 0世帯 0人
388世帯 612人

人口の変遷

[編集]

国勢調査による人口の推移

1995年(平成7年) 877人 [WEB 7]
2000年(平成12年) 783人 [WEB 8]
2005年(平成17年) 690人 [WEB 9]
2010年(平成22年) 682人 [WEB 10]
2015年(平成27年) 694人 [WEB 11]

歴史

[編集]

町名の由来

[編集]

旧愛知郡東熱田村(熱田東町)の字金山および金山神社に由来する[1]

沿革

[編集]

(旧)金山町

[編集]
  • 1939年(昭和14年)4月1日 - 熱田区熱田東町波寄町の各一部より、同区(旧)金山町が成立[2]
  • 1944年(昭和19年)2月11日 - 一部を中区へ編入し、中区(旧)金山町が成立[2]
  • 1946年(昭和21年)4月15日 - 中区(旧)金山町の一部を熱田区へ編入[2][注釈 1]
  • 1956年(昭和31年)7月13日 - 熱田区(旧)金山町の一部を中区へ編入[2][注釈 2]
  • 1974年(昭和49年)5月11日 - 中区(旧)金山町の一部が同区金山四丁目となる[3]
  • 1977年(昭和52年)5月8日 - 中区(旧)金山町の残部が同区金山一・四丁目となり廃止[3]。熱田区(旧)金山町の一部が同区金山一丁目となる[2]
  • 1979年(昭和54年)6月3日 - 熱田区(旧)金山町の一部を同区波寄町へ編入[2]
  • 1980年(昭和55年)7月13日 - 熱田区(旧)金山町の残部が鉄道部分を除き同区金山町一〜二丁目・沢上二丁目となる[2]

金山・(新)金山町

[編集]
  • 1974年(昭和49年)5月11日 - 中区流町葉場町古沢町の各一部より中区金山二丁目が、長岡町・流町・葉場町・古沢町・向田町の各一部より金山三丁目が、波寄町・(旧)金山町・流町・古沢町の各一部より金山四丁目が成立[3]
  • 1977年(昭和52年)5月8日 - 中区(旧)金山町・東雲町東古渡町・古沢町・古渡町の各一部より中区金山一丁目が、熱田区(旧)金山町の一部より熱田区金山一丁目が成立。中区古沢町の一部を金山二丁目へ、古沢町・(旧)金山町の一部を金山四丁目へ編入[3]
  • 1979年(昭和54年)6月3日 - 中区桜田町・流町・御器所町西川端町・向田町全域および金山三〜四丁目・平和二丁目の各一部より、中区金山五丁目が成立[3]
  • 1980年(昭和55年)7月13日 - 熱田区(旧)金山町・新尾頭町の各一部より熱田区(新)金山町一丁目が、熱田区(旧)金山町・沢上町・沢下町の各一部より熱田区(新)金山町二丁目が、中区東古渡町・古渡町の各一部より中区(新)金山町一丁目が成立[2][3]

施設

[編集]
金山駅北口の様子 沢上橋から見た金山の夜景
金山駅北口の様子
沢上橋から見た金山の夜景
地図
About OpenStreetMaps
Maps: terms of use
300 m
15
14
13
12
11
10
9
8
7
6
5
4
3
2
1
略地図
1
金山駅
2
Niterra日本特殊陶業市民会館
3
名古屋市音楽プラザ
4
金山南ビル・ANAクラウンプラザホテルグランコート名古屋
5
アスナル金山
6
ループ金山
7
A-PLACE金山
8
札幌かに本家金山店
9
愛知銀行金山支店
10
成城石井アスナル金山店
11
イオン金山店
12
名古屋金山ホテル
13
名鉄イン名古屋金山
14
金山神社
15
ウインズ名古屋

金山一丁目

[編集]
元の名古屋市金山体育館の場所に新築された建物。

金山二丁目

[編集]

金山三丁目

[編集]

金山四丁目

[編集]

金山町一丁目

[編集]

金山町二丁目

[編集]

交通

[編集]
金山駅周辺

鉄道

[編集]

バス

[編集]

道路

[編集]

その他

[編集]

日本郵便

[編集]
  • 集配担当する郵便局は以下の通りである[WEB 12])。
町丁 郵便番号 郵便局
中区 金山 460-0022[WEB 2] 名古屋中郵便局
金山町 460-0023[WEB 6]
熱田区 金山 456-0001[WEB 3] 熱田郵便局
金山町 456-0002[WEB 5]

発音

[編集]

「金山」を発音する場合、2通りのアクセントが行われる[WEB 13]。古くは「かやま」と、「な」だけを強調しており、2021年時点での名鉄の駅名アナウンスや、2010年頃の調査によれば名古屋から離れた岐阜県三河地方などの一部に残存している。後に、「かなやま」という、か以外を高めとする発音が普及し、JRや名古屋市営地下鉄はこちらで案内される。

脚注

[編集]

注釈

[編集]
  1. ^ 『角川日本地名大辞典』においては全域を熱田区へ統合としている。
  2. ^ 『角川日本地名大辞典』においてはこの時改めて中区域成立としている。

WEB

[編集]
  1. ^ a b c 町・丁目(大字)別、年齢(10歳階級)別公簿人口(全市・区別)”. 名古屋市 (2018年12月20日). 2019年1月6日閲覧。
  2. ^ a b 郵便番号”. 日本郵便. 2019年1月6日閲覧。
  3. ^ a b 郵便番号”. 日本郵便. 2019年1月6日閲覧。
  4. ^ a b 市外局番の一覧”. 総務省. 2019年1月6日閲覧。
  5. ^ a b 郵便番号”. 日本郵便. 2019年1月6日閲覧。
  6. ^ a b 郵便番号”. 日本郵便. 2019年1月6日閲覧。
  7. ^ a b 総務省統計局 (2014年3月28日). “平成7年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等” (CSV). 2019年4月27日閲覧。
  8. ^ a b 総務省統計局 (2014年5月30日). “平成12年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等” (CSV). 2019年4月27日閲覧。
  9. ^ a b 総務省統計局 (2014年6月27日). “平成17年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等” (CSV). 2019年4月27日閲覧。
  10. ^ a b 総務省統計局 (2012年1月20日). “平成22年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等” (CSV). 2019年4月27日閲覧。
  11. ^ a b 総務省統計局 (2017年1月27日). “平成27年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等” (CSV). 2019年4月27日閲覧。
  12. ^ 郵便番号簿 平成29年度版 - 日本郵便. 2019年01月06日閲覧 (PDF)
  13. ^ <ユースク>「次は〜金山〜」発音の謎 JR・地下鉄と名鉄なぜ違う? 中日新聞社、2021年12月6日(2023年3月19日閲覧)。

書籍

[編集]

参考文献

[編集]
  • 「角川日本地名大辞典」編纂委員会 編『角川日本地名大辞典 23 愛知県』角川書店、1989年3月8日。ISBN 4-04-001230-5 
  • 名古屋市計画局『なごやの町名』名古屋市計画局、1992年3月31日。全国書誌番号:93012879 

関連項目

[編集]

外部リンク

[編集]