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タウスグ語

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
タウスグ語
Bahasa Sūg
بَهَسَ سُوگ
話される国 フィリピンの旗 フィリピン
マレーシアの旗 マレーシア
インドネシアの旗 インドネシア
地域 フィリピンのスールー州パラワン州バシラン州サンボアンガおよび周辺。インドネシア(ボルネオ島)、マレーシア(サバ州)
話者数 1,022,000人
(フィリピンに900,000人)
言語系統
表記体系 ラテン文字
ジャウィ文字
公的地位
公用語 フィリピンの地方言語
統制機関 フィリピン言語委員会
言語コード
ISO 639-2 phi
ISO 639-3 tsg
Areas where Tausug is spoken
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タウスグ語(タウスグご、タウスグ語: Bahasa Sūg、マレー語: Bahasa Suluk)はビサヤ語に属する言語である。話者はフィリピンスールー諸島インドネシアマレーシアに居住するタウスグ族英語版の人々である。

言語学的分類において、ブトゥアノン語Butuanon)と近い関係にある。

日本語ではスル語とも表記される[1]

言語名別称

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  • Bahasa Sug
  • Joloano Sulu
  • Joloano
  • Jolohano
  • Moro Joloano
  • Moro
  • Sinug Tausug
  • Sinug
  • Sooloo
  • スルック語(Suluk)
  • スル語(Sulu)
  • タオスグ語(Taosug)
  • Tausog
  • Taw Sug

音韻論

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タウスグ語のアルファベット
Letter A B D G H I J K L M
Name ā bā' dāl gā' hā' ī jīm kāp lām mīm
IPA /a/ /b/, /β/ /d/ /g/, /ɣ/ /h/ /i/ /dʒ/ /k/ /l/ /m/
Letter N Ny P R S T U W Y '
Name nūn nyā' pā' rā' sīn tā' ū wāw yā' hamja
IPA /n/ /ɲ/ /p/ /r/ /s/ /t/ /u/ /w/ /j/ /ʔ/

子音

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特徴: すべて非声門音の長子音

  • b [b] または [β] 母音の間の場合
  • d [d]
  • g [g] または [ɣ] 母音の間の場合
  • h [h]
  • j [dʒ]
  • k [k]
  • l [l]
  • m [m]
  • n [n]
  • ny [ɲ]
  • p [p]
  • r [r]
  • s [s]
  • t [t]
  • w [w]
  • y [j]

母音

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長母音化するものがある (例: bāy ‘house’)。 最終音節に非音素的強勢がある。

  • a/ā [a] および [aː]
  • i/ī [i] および [iː]
  • u/ū [u] および [uː]
  • ü [ɜ]

二重母音: aw, uy, ay, iw[2]

参考文献

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  • Sundita, Christopher Allen (2002). In Bahasa Sug: An Introduction to Tausug. Lobel & Tria Partnership, Co.. ISBN 971-92226-6-2 

脚注

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  1. ^ 内堀基光「ボルネオ語諸語」『言語学大辞典 第3巻 世界言語編 下-1』、三省堂、1992年、1187頁、ISBN 4-385-15217-9 
  2. ^ As in issiw, variant of hisiyu, 'who.'

関連項目

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外部リンク

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