オーストロネシア祖語

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オーストロネシア祖語は世界最大の語族、オーストロネシア語族の再建された祖語である。また下位祖語としてマレー・ポリネシア祖語、オセアニア祖語、ポリネシア祖語が再建されている。

オーストロネシア語族の拡散。祖地は中国南部と考えられる

特徴[編集]

オーストロネシア祖語は現在の台湾諸語フィリピン諸語と同じく多くの接辞焦点が存在した。オーストロネシア語族の言語は開音節言語が多いが、祖語はむしろ閉音節言語で有る可能性が高いとされる。

祖地[編集]

オーストロネシア祖族は約6000年前に中国南部、現在の福建省から台湾へ渡り[1]、5000年前以降にフィリピンやインドネシア方面へ拡散していった[2][3]

脚注[編集]

  1. ^ Kun, Ho Chuan (2006). "On the Origins of Taiwan Austronesians". In K. R. Howe. Vaka Moana: Voyages of the Ancestors (3rd ed.). Honolulu: University of Hawai'i Press. pp. 92–93
  2. ^ ピーター・ベルウッド (1989)「太平洋 ―東南アジアとオセアニアの人類史―」植木武・服部研二 訳 東京:法政大学出版局
  3. ^ ピーター・ベルウッド(2008)『農耕起源の人類史』長田俊樹・佐藤洋一郎 訳 地球研ライブラリー no. 6 京都:京都大学学術出版会