ヤップ語

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ヤップ語
話される国 ミクロネシア連邦
創案時期 1987年国勢調査
地域 ヤップ島
母語話者数 7,400
言語系統
方言
言語コード
ISO 639-1 なし
ISO 639-2 yap
ISO 639-3 yap
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ヤップ語(ヤップご)はヤップ島ミクロネシア連邦)の島民が話す言語である。オーストロネシア語族の中で大洋州諸語に属している。ヤップ語はアドミラルティ諸島諸語英語版の一つの可能性が指摘されているが、エスノローグでは大洋州諸語の中で孤立した言語であると位置づけている。

正書法[編集]

大洋州諸語の分布図。オレンジがアドミラルティ諸島諸語とヤップ語、黄色がセント・マティア語、緑が西オセアニア語群、紫がテモツ語、残りは中部東オセアニア語群で赤は南東ソロモン語、青は南オセアニア語、ピンクはミクロネシア語、黄土色はフィジーポリネシア語

声門破裂音がヤップ語最大の特徴である。母音字(文法上の例外も一部あり)から始まっている言葉は声門閉鎖音から始まっていて、隣接する母音には間に声門閉鎖音があり、語尾も声門閉鎖音になっている言葉も多い。

ヤップ語の表記にはラテン文字が使われる。1970年まで使われていたヤップ語の表記では声門破裂音は明確な文字で書かれることはなく、語尾の声門閉鎖音は二重の最終母音文字で表現され、子音の声門化英語版はアポストロフィで表現されていた。また同じく1970年代、正字法は長母音を表現するために二重の母音文字が使用されていたが、声門閉鎖音が表現されなかったら曖昧になる表現があるため声門閉鎖音は「q」という文字で書かれるようになった。「q」を使うこの新たな正字法は一般的に使用されないが、ヤップ島にある象徴的な場所に関する多くの製作品や地図ではこの正字法が使われており、「q」の文字が多く使われている状況は言語や新しい正字法が分からない人々を困惑させている。

音韻[編集]

ヤップ語は放出摩擦音を使う世界で比較的数少ない言語の一つである[1]。ヤップ語の放出音にあたる子音は/pʼ tʼ kʼ fʼ θʼ/である(sとchは放出音にあたるホモログではない)。また、声門化された鼻音/mˀ nˀ ŋˀ/や側音の/lˀ/もある[2]

組になっている文法である母音とは別に音節は子音+母音や子音+母音+子音で母音は

a aa ae ä e ee ea ë i ii o oo oe ö u uu

となり子音は

b bp ch d f f' g gg k k' l l' ll lr m m' n n' ng ng' p p' q r rr s t t' th th' w ww y yy

となる。

Hとjは日本語や英語の借用語として存在する。chとthは別として二重の字で書かれた子音は珍しく、末尾の子音に制限がほとんどなく、実際、語根は短母音で終わることはなく、末尾の子音で終わることが圧倒的に多い。

脚注[編集]

  1. ^ Ladefoged, Peter; Maddieson, Ian (1996). The Sounds of the World's Languages. Oxford: Blackwell. p. 178. ISBN 0-631-19814-8. 
  2. ^ Jensen (1977)

参考資料[編集]

  • Jensen, John Thayer. 1977. Yapese–English Dictionary. (PALI Language Texts: Micronesia.) Honolulu: University of Hawai‘i Press.
  • Jensen, John Thayer. 1977. Yapese Reference Grammar. Honolulu: University of Hawai‘i Press.

外部リンク[編集]