J

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ナビゲーションに移動 検索に移動
Jj Jj
ラテン文字
  Aa Bb Cc Dd  
Ee Ff Gg Hh Ii Jj
Kk Ll Mm Nn Oo Pp
Qq Rr Ss Tt Uu Vv
  Ww Xx Yy Zz  

Jは、ラテン文字アルファベット)の10番目の文字。小文字はj

呼称[編集]

日本では「ジェー」「ジェイ」と呼ぶことが多い。日本放送協会(NHK)では、Jの発音・表記として「ジェー」を優先し、「ジェイ」を発音の幅として認められるとする。国語辞典でも「ジェー」で項目を立てるものがほとんどである[1]

以下に主な言語における呼称を示す。

歴史[編集]

ギリシャ文字Ι(イオタ)に由来し、キリル文字І と同系の文字である。IとJの2形があったが、I母音を、J半母音を、区別して表すようになった。両者が区別して使われるようになったのは14世紀以降である。

字形[編集]

大文字は、縦棒の下が左に曲がった形である。しばしば折り返す。フラクトゥールで、書体によっては(I) と区別が付かない。このため、記号としては(J) を抜かすことがある((I) の次の記号に(K) を使う)。また、T の筆記体と紛らわしいが、フラクトゥールで T はのようであり、区別が付く。

小文字はミーンラインより下に書かれるが、ベースラインを越えて下に突き出す。このため、実質的な大きさはこれだけでも大文字と同等である。さらに、i同様、上に点を付ける。フラクトゥール。文字の上部に付けるダイアクリティカルマークが付く場合、普通は点を付けないで、ダイアクリティカルマークのみを付ける。

メイリオなど、書体によってはゴシック体でも上部にセリフが付く。手書きでもセリフ付きブロック体が用いられることがある。

音価[編集]

文字 J は、半母音(硬口蓋接近音[j] を表すのに用いられるほか、言語によっては以下のような音を表すのに用いられる。

東アジアの諸言語をラテン文字で転写する際には、[dʒ] の近似音を J で表すことが多い。有声音無声音の区別がなく有気音無気音を区別する言語では、無気音のほうに J が当てられる。その場合、J は無声音をも表すことになる。日本語のヤ行の子音等[j]の近似音は代わりにYで表すことが多い。

  • 朝鮮語では、[dʒ]に近い有声音で発音される[ʥ])に J が当てられている。大韓民国の文化観光部2000年式では無声音で[ʨ]と発音される場合でも母音が後続するなら J を用いる。は常に無声音で発音されるが jj となる。
  • 中国語漢語拼音では、J は無声歯茎硬口蓋破擦音の無気音 [ʨ] を表す。
  • 日本語ヘボン式ローマ字表記では、[dʒ]に近いジャ「ジ」「ジュ」「ジョ」の子音 [ʥ] に J が当てられている。訓令式では使用しない。

J の意味[編集]

学術的な記号・単位[編集]

その他の記号[編集]

商品名・作品名・固有名等[編集]

符号位置[編集]

大文字 Unicode JIS X 0213 文字参照 小文字 Unicode JIS X 0213 文字参照 備考
J U+004A 1-3-42 J
J
j U+006A 1-3-74 j
j
U+FF2A 1-3-42 J
J
U+FF4A 1-3-74 j
j
全角
U+24BF Ⓙ
Ⓙ
U+24D9 1-12-35 ⓙ
ⓙ
丸囲み
🄙 U+1F119 🄙
🄙
U+24A5 ⒥
⒥
括弧付き
𝐉 U+1D409 𝐉
𝐉
𝐣 U+1D423 𝐣
𝐣
太字

他の表現法[編集]

フォネティックコード モールス符号
Juliet ・---
ICS Juliet.svg Semaphore Juliet.svg ⠚
信号旗 手旗信号 点字

脚注[編集]

[ヘルプ]
  1. ^ 放送用語委員会 ● 第1413回(東京)外来語としての「アルファベット」の発音 (PDF) 」 、『放送研究と調査』第67巻第6号、NHK放送文化研究所、2017年6月、 100-111頁。

関連項目[編集]