しき小股
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しき小股(舗小股、しきこまた)とは、相撲の決まり手の一つである。相手に後ろ向きになられ、腰をかがめて相手の足が自分の両足の間から前に出るようにして、その足を両手でつかみ、後ろに倒す技。日本相撲協会が定める決まり手82手(非技を含めると87手)には数えられていない。
1968年11月場所9日目の幕下の取組で東幕下50枚目の松前洋が東三段目5枚目の坂をこの技で破った[1]。
相撲評論家の彦山光三が相撲記者の三宅充から「是非見たいと思う珍手(珍しい決まり手)がありますか?」と聞いたところ、彦山は「しき小股」と「五輪砕き」の二つを答えた。しかし、彦山はこれら二つの決まり手を見ることなく1965年に死去。彦山の死後にこれらの決まり手が世に出ることになった[2]。
脚注
関連項目
参考文献
- 三宅充著『大相撲なんでも七傑事典』講談社+α文庫、1995年。