蹴手繰り

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蹴手繰り(けたぐり)とは、相撲決まり手の一つである。

概要[編集]

立合いの際に相手の足を蹴り、相手の手を手繰って倒す技。通常は自分の右足(左足)で相手の右足(左足)を狙う[1]。実際は手繰らずに蹴っただけでも相手が落ちれば決まり手として認められる。

土俵上の攻防の中で相手の足を蹴り、相手を倒せば蹴返しとなる。

大相撲における蹴手繰り[編集]

関脇海乃山藤ノ川、元小結二子岳、元幕内出羽湊星岩涛が非常に得意とし、近年では時天空が比較的よく見せている。

元来横綱など、上位と対戦する小兵力士が奇襲として利用する技というイメージが強く、1941年5月場所8日目、櫻錦(171cm)が双葉山に対して決めたものや、1964年7月場所4日目、海乃山(172cm)が大鵬に対して決め、大鵬を休場に追い込んだ一番などが有名である(ちなみに櫻錦の一番の決まり手は、手で双葉山の首のあたりを叩いて落としたので『飛び違い』とも言われる)。しかし、吉葉山は大型の横綱だったがこの技をよく使った(ただし、この技で勝った十六番のうち、十三番は平幕時代であり、横綱昇進後は一番のみである)。

2006年11月場所8日目において、横綱朝青龍小結稀勢の里に対してこの技で勝ったが、立合いの際の奇襲は横綱には相応しくないとして、横綱審議委員会から苦言を呈された。ちなみに朝青龍は、2007年7月場所9日目の雅山戦において再びこの技を仕掛けたが、失敗に終わった。勝負は朝青龍が寄り切りで勝った。

2017年5月場所11日目、荒鷲豪風に対してこの技で勝利した。

脚注[編集]

  1. ^ 『大相撲ジャーナル』2017年7月号 p75

関連項目[編集]