「カベルネ・フラン」の版間の差分
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2017年12月13日 (水) 08:13時点における版
カベルネ・フラン | |
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ブドウ (Vitis) | |
色 | 赤 |
種 | ヨーロッパブドウ |
主な産地 | フランスなど |
主なワイン | ロワールワイン |
VIVC番号 | 1927 |
カベルネ・フラン(フランス語: Cabernet Franc)は、赤ワイン用ぶどう品種である。世界的に最も人気のある赤ワイン用ぶどう品種カベルネ・ソーヴィニョンの交配親として知られている。主にフランスで栽培されている。
特徴
ボルドー地方ではカベルネ・ソーヴィニヨン種に比べて排水のよくないところでも育つため、ドルドーニュ川右岸のサンテミリオンやフロンサック地区などで比較的多く見られている。ジロンド川左岸のメドック抔では、ほんの数パーセント作られているだけである。
フランス国内でもっとも栽培面積が多いのはロワール地方であり、シノン、ソミュール、ブルグイユなどの赤ワインはこの品種を主体にして作られている。カベルネ・ソーヴィニヨン種によく似たブルーベリーのような香りと、ほどよい渋み、豊かな酸味を持っているが、カベルネ・ソーヴィニヨン種に比べるとおとなしい感じのワインが多い。AOCワインでは安価なものの一つである。心地よい薄甘口の味わいとサーモンピンクの色合いが美しいアンジュー・ロゼやカベルネ・ダンジューも、この品種を中心に作られている。
フランス以外では、アメリカ合衆国のカリフォルニア州やオーストラリアでもわずかながら栽培されている。
カベルネ・ソーヴィニョンに比べて高温多湿に強いため、日本では山梨県を中心にこの品種を導入しているワイン園がいくつかある。