勝沼ワイン

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勝沼の葡萄園

勝沼ワイン(かつぬまワイン)とは、山梨県甲州市の旧勝沼町地域で作られているワイン

甲府盆地東縁にあたる旧勝沼町域は、大部分に扇状地が広がり水はけがよく、気候は寒暖の差が大きく、年間降水量は1,000ミリ程度と、ブドウの栽培に適した環境となっており、日本土着のブドウ品種である甲州種の栽培が江戸時代から行われていた。

1877年(明治10年)、当時の祝村(現在の甲州市勝沼下岩崎)に創設された大日本葡萄酒会社が、2人の青年(高野正誠、土屋龍憲)をワイン醸造技術の習得のためにフランスへ派遣した。2年後に帰国した両名によって、甲州種を使い本格的なワイン生産が初められたが、醸造や貯蔵の技術に問題があり、不良品が流通するなどしたため、同社は1886年(明治19年)に解散した。その後、勝沼では、この試みを引き継いで、ワイン醸造事業が様々な形で展開していった[1]

その後、勝沼では、ワイン醸造用に生産されるブドウの品種が次々と導入され、現在では多数の品種が生産されている[2]。また、勝沼には30社以上の醸造会社が全国生産量のおよそ25%に相当するワインを生産している[3]

今日では、旧勝沼町地域だけでなく山梨県の各地に多数のワイナリーが存在する。

甲州種は白ワインの原料として重視されており、勝沼産の甲州種100パーセント白ワインは、「柔らかな口当たりとスッキリとした後味の辛口[4]」「フランスワインなどとは違う味わいを持つ」などと評されている。

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