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2021年11月12日 (金) 09:57時点における版

中央本線 > 中央線快速 > ホリデー快速おくたま
ホリデー快速おくたま
ホリデー快速あきがわ
E233系「ホリデー快速おくたま・あきがわ
(2011年7月)
概要
種類 特別快速
現況 運行中
地域 東京都
運行開始 1971年7月
運営者 東日本旅客鉄道(JR東日本)
旧運営者 日本国有鉄道(国鉄)
路線
起点 新宿駅東京駅
終点 奥多摩駅武蔵五日市駅
使用路線 JR東日本:中央本線青梅線五日市線
車内サービス
クラス 普通車
技術
車両 JR東日本E233系電車豊田車両センター
軌間 1,067 mm (3 ft 6 in)
電化 直流1,500V
運行速度 最高110 km/h (68 mph)
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ホリデー快速おくたま(ホリデーかいそくおくたま)とは、東日本旅客鉄道(JR東日本)が新宿駅(上りは東京駅) - 奥多摩駅間を中央本線中央線快速)・青梅線経由で運行する定期特別快速列車及び臨時快速列車ホリデー快速)である。

なお、本項では以下の関連列車についても記す。

  • ホリデー快速あきがわ」:新宿駅(上りは東京駅) - 五日市線武蔵五日市駅間運行
  • ホリデー快速みたけ」:新宿駅 - 御嶽駅間運行(2001年まで運行)
  • おくたまハイキング号」:千葉駅 - 奥多摩駅間運行
  • あきがわハイキング号」:千葉駅 - 五日市線武蔵五日市駅間運行
  • 川崎-奥多摩ハイキング号」:川崎駅 - 奥多摩駅間運行

運行概況

1990年10月より「ホリデー快速」の一員として休日に運行される臨時列車となり、基本的には「ホリデー快速おくたま・あきがわ」と表記されている。その後、2001年12月1日に通常の土曜・休日ダイヤに組み込まれ、定期列車に昇格する。

運転本数としては各列車で3往復運行されている。運用上の種別は「特別快速」であり、駅の接近・案内放送やホーム上の発車標においても「特別快速(ホリデー快速)「あきがわ」「おくたま」」と案内されるが(東京~立川間に限って言うと、停車駅は通常の休日の特別快速と同じである)、青梅線内にも通過駅を持つため実質的には青梅特快よりも上位の種別とみなせる。一方で通勤特快は中央線内は特別快速が停車する中野・三鷹を通過するのに対し、青梅線内は各駅に停車するため、中央線内では下位、青梅線内は上位種別となる。なおJR東日本のホームページにおいては、列車種別は『特別快速』、列車名は『ホリデー快速おくたま号』と表記されている(あきがわ号も同様である。JR東日本:駅の時刻表参照)。

新宿 - 拝島間は併結して運行されるため、列車名は「ホリデー快速おくたま・あきがわ」となる。あきがわの拝島~武蔵五日市間では下りのみ各駅停車と案内される(ただし、列車の表示はホリデー快速「あきがわ」である)。

101系時代は下り列車の新宿への送り込み、上り列車の新宿到着後は共に回送列車だったが、201系になって以降、現在は通常の東京発着の快速列車をサポートする形で営業運転している。また、2009年3月14日のダイヤ改正より、上り列車のみ東京まで延長されたが[1]、東京到着後は直接車庫には入らず、そのまま通常の中央線快速電車の運用に合流する。

なお、同時期には千葉から「ホリデー快速おくたまハイキング」「ホリデー快速あきがわハイキング」という列車も存在していたが、こちらは秋の休日を中心に運転していた。

使用車両

「おくたま」「あきがわ」

  • 豊田車両センター所属のE233系H編成(6+4両編成)を使用。
    • 2007年3月18日ダイヤ改正から使用を開始した。基本的には、青梅線乗り入れの中央線快速電車の運用上の延長である。
    • 拝島連結・切り離し作業を行う。拝島以東は10両編成で、拝島以西では「あきがわ」が4両編成で、「おくたま」が6両編成で運用される。
  • E233系使用開始前は201系が運用に就いていた。2007年3月18日から、2008年3月15日のダイヤ改正まではE233系との共通運用であったが、この時はE233系に合わせて東京方から6+4両に組み替えたH編成が運用に就いていた。なお、201系の前面種別幕には「おくたま」「あきがわ」用の幕が入っているが、種別幕設置までは専用の種別板を特快表示枠に差し込んで対応していた。
    • 2023年度末をめどに、中央線快速系統に2階建てグリーン車が導入され、6両の分割編成も8両化されるが、青梅線の宮ノ平以西はホーム延長計画の対象外である。現時点でこれに伴う列車の存廃については発表されていない。

停車駅

「おくたま」

東京駅神田駅御茶ノ水駅四ツ谷駅 ← )新宿駅 - 中野駅 - 三鷹駅 - 国分寺駅 - 立川駅 - 西立川駅 - 拝島駅 - 福生駅 - 青梅駅 - 御嶽駅 - 奥多摩駅

「あきがわ」

東京駅・新宿駅 - (おくたまと併結) - 拝島駅 - 熊川駅 - 東秋留駅 - 秋川駅 - 武蔵引田駅 - 武蔵増戸駅 - 武蔵五日市駅
(五日市線内、各駅停車)
  • 「あきがわ」の東京駅・新宿駅 - 拝島駅間は「おくたま」に併結して運転するため、同一である。

おくたまハイキング号・あきがわハイキング号

千葉駅-奥多摩駅・武蔵五日市駅間でかつて運行された臨時列車。

使用車両

  • 運転開始当初は165系を使用していたが、後に201系に移行した。但し、その時も「おくたま」「あきがわ」の種別幕を使用していた。

川崎-奥多摩ハイキング号・お座敷みたけ清流号

川崎駅-奥多摩駅間でかつて運行された臨時列車。2006年を最後に運行されていない。

2009年以降は、夏の臨時列車「お座敷みたけ清流号」が同じ川崎駅-奥多摩駅間で運行されている。

停車駅

川崎駅 - 武蔵小杉駅 - 武蔵溝ノ口駅 - 登戸駅 - 稲田堤駅 - 稲城長沼駅 - 府中本町駅 - 分倍河原駅 - 立川駅 - (西立川駅) - 拝島駅 - 福生駅 - 青梅駅(青梅 - 奥多摩間は各駅停車)奥多摩駅
  • なお、西立川駅は奥多摩行きのみが停車。

使用車両

四季彩」(旧塗装)が運行に就く快速「川崎-奥多摩ハイキング」号(2004年5月2日 南武線 武蔵新城 - 武蔵溝ノ口

沿革

201系時代の
ホリデー快速おくたま
(2007年4月14日 羽村駅)
201系時代の
ホリデー快速あきがわ
(2006年6月4日 立川駅)
  • 1971年7月 - 「おくたま」「みたけ」「あきかわ」運行開始。当時は「あきがわ」と濁らず「あきかわ」であった(「あきがわ」への改称は早くとも1980年以後である)。
    • 中央本線特別快速の延長として設定され、案内の際には「特別快速」の称を与えられた。また、臨時列車であったことから冬季の運行は中止されていた。使用した車両自体も当時快速電車で使用していた101系だった。なお、その後201系へ移行した。なお、103系が充当されたことはない。
    • 運行状況としては「おくたま」と「みたけ」が各2往復、「あきかわ」が4往復で運行されていた。
  • 1983年10月 - 201系の分割運用開始に伴い、4往復中3往復を101系から201系に置き換え。
  • 1984年2月 - 1984年2月1日国鉄ダイヤ改正で101系の分割運用が中止され、4往復とも201系による運転となる。
  • 1985年 - 「おくたま」の本数を増加させるとともに、「みたけ」が上りのみ1本の運行となる。
  • 1988年 - この頃から千葉駅発着の「おくたまハイキング」「あきがわハイキング」が運行を開始する。千葉 - 御茶ノ水間の停車駅は稲毛駅津田沼駅船橋駅市川駅新小岩駅錦糸町駅秋葉原駅で、千葉 - 錦糸町間は総武快速線、錦糸町 - 御茶ノ水間は総武緩行線を経由していた。
  • 1988年12月 - 停車駅が異なる青梅特快が設定されたため、「臨時特快」の名称で案内されるようになる。
  • 1990年10月 - 「ホリデー快速」の称を愛称として冠するようになる。
  • 2000年5月27日 - 「川崎 - 奥多摩ハイキング号」が臨時列車として運転を開始。
  • 2001年12月1日 - 「みたけ」の運行を終了するとともに、「おくたま」「あきがわ」の運行本数も3往復に減少、同時に冬季減便を取り止め、毎土休日運転の定期列車に昇格する。
  • 2005年 - 連結側へのヘッドマークの取り付けを廃止し、前面と後面のみの装着となった。
  • 2007年3月18日 - E233系の使用を開始。
  • 2008年3月15日 - 201系の使用を終了。
  • 2009年3月14日 - 上り列車が東京行きとなる(下りは従来通り新宿始発)。
  • 2015年3月14日 - 下り列車の時刻が見直しになる。1号は繰り上げ。従来の1・3号が3・5号となる。