熊川駅
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熊川駅 | |
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駅舎(2021年4月) | |
くまがわ Kumagawa | |
◄JC 55 拝島 (1.1 km) (2.4 km) 東秋留 JC 82► | |
所在地 | 東京都福生市大字熊川字北738-5 |
駅番号 | JC81 |
所属事業者 | 東日本旅客鉄道(JR東日本) |
所属路線 | ■五日市線 |
キロ程 | 1.1 km(拝島起点) |
電報略号 | クマ |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 1面1線[1] |
乗車人員 -統計年度- |
1,408人/日(降車客含まず) -2013年- |
開業年月日 | 1931年(昭和6年)5月28日[2] |
備考 | 無人駅(乗車駅証明書発行機 有) |
熊川駅(くまがわえき)は、東京都福生市大字熊川にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)五日市線の駅である[1]。駅番号はJC 81。
歴史
[編集]1925年(大正14年)4月、五日市鉄道の路線が熊川村を通過するに当たり、同社は福生村熊川村組合に対し、
- 1926年4月までに、多摩川橋梁に通じる築堤部分に人が通行できるトンネルを建造する。
- 開業後3年以内に、停車場を村内に設置する。
との承諾書を提出した。
同月、拝島仮停車場 - 五日市駅間が開通したが、承諾書の2項目は約束通りには進まず、
- トンネルは資金難のため建造が危うくなり、建造工事に伴う営業停止の補償料という名目で福生村熊川村組合が2500円を支出した。
- 停車場は1931年(昭和6年)になって設置場所を決定し、土地買収並びに建物に掛かる経費500円は多摩製糸株式会社が200円、熊川製糸所が50円残りは停車場周辺の小売商人及び料理飲食店が寄付した。
また、多摩製糸は同停車場から同社石炭置場まで石炭運搬のための軽便鉄道を所有し、1936年(昭和11年)頃まで使用していた[3]。
年表
[編集]- 1931年(昭和6年)
- 1940年(昭和15年)10月3日:五日市鉄道の南武鉄道への合併により、同社の駅となる[2]。
- 1944年(昭和19年)4月1日:南武鉄道の戦時買収私鉄指定による国有化により、運輸通信省五日市線の駅となる[2][4]。
- 1962年(昭和37年)11月19日:車両増結により奥多摩街道の踏切にかかるため、拝島駅側に0.2km移転[4][5]。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化に伴い、東日本旅客鉄道(JR東日本)の駅となる[2][4]。
- 2001年(平成13年)11月18日:ICカード「Suica」の利用が可能となる[広報 1]。
- 2015年(平成27年)4月1日:終日無人化。
駅構造
[編集]単式ホーム1面1線を有する地上駅である[1]。拝島駅が管理する無人駅。自動改札機はなく、簡易Suica改札機、乗車駅証明書発行機が設置されている。トイレも構内にはないが、駅入口横に福生市管理の公衆便所が設置されている。
2015年に無人駅に戻った。有人駅の時はJR東日本ステーションサービスが業務を受託する業務委託駅で、原則7:35から15:55まで駅員が配置され集札業務のみを行っていた。
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改札口(2021年4月)
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ホーム(2021年4月)
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券売機の代わりに設置された乗車駅証明書発行機(2021年7月)
利用状況
[編集]2013年(平成25年)度の1日平均乗車人員は1,408人である。
近年の推移は下記の通り。
年度 | 1日平均 乗車人員 |
出典 |
---|---|---|
1990年(平成 | 2年)901 | [* 1] |
1991年(平成 | 3年)896 | [* 2] |
1992年(平成 | 4年)885 | [* 3] |
1993年(平成 | 5年)1,337 | [* 4] |
1994年(平成 | 6年)1,658 | [* 5] |
1995年(平成 | 7年)1,642 | [* 6] |
1996年(平成 | 8年)1,581 | [* 7] |
1997年(平成 | 9年)1,546 | [* 8] |
1998年(平成10年) | 1,537 | [* 9] |
1999年(平成11年) | 1,443 | [* 10] |
2000年(平成12年) | [JR 1]1,248 | [* 11] |
2001年(平成13年) | [JR 2]1,303 | [* 12] |
2002年(平成14年) | [JR 3]1,338 | [* 13] |
2003年(平成15年) | [JR 4]1,420 | [* 14] |
2004年(平成16年) | [JR 5]1,484 | [* 15] |
2005年(平成17年) | [JR 6]1,496 | [* 16] |
2006年(平成18年) | [JR 7]1,487 | [* 17] |
2007年(平成19年) | [JR 8]1,521 | [* 18] |
2008年(平成20年) | [JR 9]1,539 | [* 19] |
2009年(平成21年) | [JR 10]1,498 | [* 20] |
2010年(平成22年) | [JR 11]1,477 | [* 21] |
2011年(平成23年) | [JR 12]1,438 | [* 22] |
2012年(平成24年) | [JR 13]1,425 | [* 23] |
2013年(平成25年) | [JR 14]1,408 | [* 24] |
駅周辺
[編集]バス路線
[編集]駅南西約200メートルの奥多摩街道沿い、鍋二公園前に、立川バス福生営業所出入庫路線として、立88系統福生市役所発、熊川駅・拝島操車場経由立川駅北口行きが平日朝に1本、立89系統の立川駅北口発、拝島操車場・熊川駅経由牛浜駅入口行きが全日10本前後(うち、平日2便、土曜1便は深夜バス)走っている。このうち平日深夜バスの早便と土曜日深夜バスが最終武蔵五日市行きに接続するダイヤとなっている。
ほかに西東京バスが運行する立川駅北口発河辺駅北口行の「深夜ご帰宅バス」、及び同便の上り、拝島駅行きが同バス停を使用する。
隣の駅
[編集]脚注
[編集]記事本文
[編集]出典
[編集]- ^ a b c 『週刊 JR全駅・全車両基地』 46号 甲府駅・奥多摩駅・勝沼ぶどう郷駅ほか79駅、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2013年7月7日、24頁。
- ^ a b c d e 曽根悟(監修) 著、朝日新聞出版分冊百科編集部 編『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR』 38号 青梅線・鶴見線・南武線・五日市線、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2010年4月11日、24頁。
- ^ 『福生市史 下巻』1994年、183-185頁
- ^ a b c d e f 石野哲 編『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 II』(初版)JTB、1998年10月1日、196頁。ISBN 978-4-533-02980-6。
- ^ 『福生市史 下巻』1994年、185頁
広報資料・プレスリリースなど一次資料
[編集]- ^ “Suicaご利用可能エリアマップ(2001年11月18日当初)” (PDF). 東日本旅客鉄道. 2019年7月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年4月27日閲覧。
利用状況
[編集]- JR東日本の2000年度以降の乗車人員
- ^ 各駅の乗車人員(2000年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2001年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2002年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2003年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2004年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2005年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2006年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2007年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2008年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2009年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2010年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2011年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2012年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2013年度) - JR東日本
- 東京都統計年鑑
- ^ 東京都統計年鑑(平成2年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成3年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成4年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成5年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成6年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成7年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成8年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成9年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成10年) (PDF)
- ^ 東京都統計年鑑(平成11年) (PDF)
- ^ 東京都統計年鑑(平成12年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成13年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成14年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成15年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成16年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成17年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成18年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成19年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成20年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成21年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成22年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成23年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成24年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成25年)
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 駅の情報(熊川駅):JR東日本