河辺駅

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河辺駅
北口(2008年2月)
かべ
Kabe
JC 59 小作 (1.8 km)
(1.3 km) 東青梅 JC 61
地図
所在地 東京都青梅市河辺町五丁目29-29
北緯35度47分4.4秒 東経139度17分5.2秒 / 北緯35.784556度 東経139.284778度 / 35.784556; 139.284778座標: 北緯35度47分4.4秒 東経139度17分5.2秒 / 北緯35.784556度 東経139.284778度 / 35.784556; 139.284778
駅番号 JC60
所属事業者 東日本旅客鉄道(JR東日本)
所属路線 青梅線
キロ程 15.9 km(立川起点)
東京から53.4 km
電報略号 カヘ←カベ
駅構造 地上駅橋上駅
ホーム 2面3線
乗車人員
-統計年度-
11,588人/日(降車客含まず)
-2022年-
開業年月日 1927年昭和2年)2月20日[1]
備考 業務委託駅[2]
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南口(2005年6月)
南口連絡通路(2012年3月)

河辺駅(かべえき)は、東京都青梅市河辺町五丁目にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)青梅線である[1]駅番号JC 60

歴史[編集]

駅構造[編集]

JR東日本ステーションサービスが駅業務を受託している青梅駅管理の業務委託駅[2]単式ホーム島式ホーム2面3線を有する地上駅で、橋上駅舎を持つ。出口は北と南にあるが、北口がメインである。北口は三角屋根のファサードを有する堂々とした構えであるのに対し、南口は北口から跨線橋が伸びただけとなっている。南口の旧駅舎は橋上駅移行後は手荷物取扱所として使用されていたが、1990年代に店舗に改装され、マクドナルド、後にロッテリアが営業していた。ロッテリアの閉店後は空き店舗となっている。

バリアフリー施設として、エスカレーターエレベーターが出入口 - 改札外コンコース間及び改札内コンコース - ホーム間を結んでいる。北口にあるペデストリアンデッキにもエレベーターが設置されている。

指定席券売機自動改札機設置駅。

のりば[編集]

番線 路線 方向 行先 備考
1 JC 青梅線・中央線 上り 拝島立川新宿東京方面 立川駅から JC 中央線へ直通
(東京方面行の列車)
2 JC 青梅線 下り 青梅御嶽奥多摩方面
3 JC 青梅線・中央線 上り 拝島・立川・新宿・東京方面 立川駅から JC 中央線へ直通
(東京方面行の列車)

(出典:JR東日本:駅構内図

  • 平日は朝と夜間、土曜・休日は朝のみに当駅始発の立川方面行きの列車が設定されている。
  • 平日に運転されている特急「おうめ」が停車する[8]
  • 留置線も敷設されている。
  • JR中央線と青梅線立川駅 - 青梅駅間は、2020年代前半(2021年度以降の向こう5年以内)をめどにE233系(オレンジ帯の電車)に2階建てグリーン車を2両連結させ12両編成運転を行う[9][10]。そのため当駅は、ホームの12両対応への改築工事や信号設備改良・構内配線の一部変更(2面3線化)などが実施される[11]。この改良工事は2023年3月18日のダイヤ改正時には完成する予定で、新設の3番線に当駅始発の立川・東京方面への直通列車が停車する予定である[6][7]。供用開始に先立ち、同年1月29日から既存ホームの番線を上り線が1番線、下り線が2番線に変更された[7]

利用状況[編集]

2022年(令和4年)度の1日平均乗車人員11,588人である。

近年の1日平均乗車人員の推移は下記の通りである。

年度別1日平均乗車人員[統計 1][統計 2]
年度 1日平均
乗車人員
出典
1990年(平成02年) 12,323 [* 1]
1991年(平成03年) 13,000 [* 2]
1992年(平成04年) 13,685 [* 3]
1993年(平成05年) 13,838 [* 4]
1994年(平成06年) 13,836 [* 5]
1995年(平成07年) 13,768 [* 6]
1996年(平成08年) 14,296 [* 7]
1997年(平成09年) 14,127 [* 8]
1998年(平成10年) 13,989 [* 9]
1999年(平成11年) 13,934 [* 10]
2000年(平成12年) [JR 1]13,751 [* 11]
2001年(平成13年) [JR 2]13,511 [* 12]
2002年(平成14年) [JR 3]13,407 [* 13]
2003年(平成15年) [JR 4]13,442 [* 14]
2004年(平成16年) [JR 5]13,276 [* 15]
2005年(平成17年) [JR 6]13,040 [* 16]
2006年(平成18年) [JR 7]13,089 [* 17]
2007年(平成19年) [JR 8]13,471 [* 18]
2008年(平成20年) [JR 9]13,538 [* 19]
2009年(平成21年) [JR 10]13,460 [* 20]
2010年(平成22年) [JR 11]13,211 [* 21]
2011年(平成23年) [JR 12]13,120 [* 22]
2012年(平成24年) [JR 13]13,287 [* 23]
2013年(平成25年) [JR 14]13,605 [* 24]
2014年(平成26年) [JR 15]13,452 [* 25]
2015年(平成27年) [JR 16]13,526 [* 26]
2016年(平成28年) [JR 17]13,577 [* 27]
2017年(平成29年) [JR 18]13,614 [* 28]
2018年(平成30年) [JR 19]13,635 [* 29]
2019年(令和元年) [JR 20]13,417 [* 30]
2020年(令和02年) [JR 21]10,302
2021年(令和03年) [JR 22]10,797
2022年(令和04年) [JR 23]11,588

駅周辺[編集]

駅北側には青梅街道が、南側には奥多摩街道が走っている。

再開発事業[編集]

河辺タウンビル

北口では、正面にあった住宅展示場駐車場跡地に、東京都新都市建設公社による河辺タウンビルの建設及び青梅市によるペデストリアンデッキの建設、駅前整備が並行して行われた。河辺タウンビルのA棟には核テナントとしてイオンスタイルが入店、同じくB棟にはドコモショップロッテリアと河辺温泉「梅の湯」がオープンし、2008年3月1日には青梅市中央図書館も開館した。さらに青梅河辺温泉デイサービスセンター湯梅の郷(ゆめのさと)が2011年9月1日に開設し、東京都で初の天然温泉デイサービスセンターとして注目されている。

公共施設[編集]

観光地[編集]

教育機関[編集]

商業施設[編集]

金融機関[編集]

バス路線[編集]

のりば 運行事業者 系統・行先 備考
河辺駅北口
1 都営バス
 
2 西東京バス
「河10」は平日のみ運行
3 西武バス
 
河辺駅南口
1 西東京バス 青21:青梅駅  
2 小06:小作駅西口  
3 都営バス 梅77丁:青梅駅前
河辺駅入口
都営バス 梅70花小金井駅北口小平駅前東大和市駅前 / 青梅車庫 「河辺駅北口」停留所へ乗り入れる各路線も発着

隣の駅[編集]

東日本旅客鉄道(JR東日本)
JC 青梅線
特別快速「ホリデー快速おくたま
通過青梅マラソン大会、塩船観音寺つつじまつり」期間中は臨時停車)
通勤特快(平日上りのみ)・青梅特快・通勤快速(平日下りのみ)・快速・各駅停車(以上はいずれも青梅線内は各駅に停車)
小作駅 (JC 59) - 河辺駅 (JC 60) - 東青梅駅 (JC 61)

脚注[編集]

記事本文[編集]

出典[編集]

  1. ^ a b 『週刊 JR全駅・全車両基地』 46号 甲府駅・奥多摩駅・勝沼ぶどう郷駅ほか79駅、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2013年7月7日、23頁。 
  2. ^ a b c d 2020年度営業関係施策について提案受ける!” (PDF). JR東労組八王子地本 (2020年7月15日). 2020年7月17日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年7月17日閲覧。
  3. ^ 青梅市議会史編さん委員会 編『青梅市議会史 2青梅市議会、1982年12月1日、5頁。doi:10.11501/9774307https://dl.ndl.go.jp/pid/9774307/1/17 
  4. ^ 「JR年表」『JR気動車客車編成表 '96年版』ジェー・アール・アール、1996年7月1日、183頁。ISBN 4-88283-117-1 
  5. ^ 駅の情報(河辺駅):JR東日本”. 東日本旅客鉄道. 2020年12月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年12月9日閲覧。
  6. ^ a b 2023年3月ダイヤ改正について』(PDF)(プレスリリース)東日本旅客鉄道八王子支社、2022年12月16日、2頁。 オリジナルの2022年12月16日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20221216060310/https://www.jreast.co.jp/press/2022/hachioji/20221216_hc01.pdf2022年12月16日閲覧 
  7. ^ a b c 青梅線 河辺駅・青梅駅新設ホームを供用開始します』(PDF)(プレスリリース)東日本旅客鉄道八王子支社/東京建設プロジェクトマネジメントオフィス/電気システムインテグレーションオフィス、2022年12月16日。 オリジナルの2022年12月16日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20221216103528/https://www.jreast.co.jp/press/2022/hachioji/20221216_hc001.pdf2022年12月16日閲覧 
  8. ^ (多摩版)2019年3月ダイヤ改正について』(PDF)(プレスリリース)東日本旅客鉄道八王子支社、2018年12月14日、2 - 3頁。 オリジナルの2021年9月25日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20210925000041/https://www.jreast.co.jp/hachioji/info/20181214/20181214_info01.pdf2021年9月25日閲覧 
  9. ^ 中央快速線等へのグリーン車サービスの導入について』(PDF)(プレスリリース)東日本旅客鉄道、2015年2月4日。 オリジナルの2019年9月24日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20190924030537/https://www.jreast.co.jp/press/2014/20150203.pdf2020年4月21日閲覧 
  10. ^ “JR東日本、中央線のグリーン車計画を延期”. 産経新聞. (2017年3月24日). オリジナルの2017年3月24日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20170324011255/https://www.sankei.com/smp/economy/news/170324/ecn1703240001-s1.html 2020年11月29日閲覧。 
  11. ^ 鶴通孝「中央線快速の「よくある疑問」を解明」『鉄道ジャーナル』第55巻第7号(通巻第657号)、成美堂出版、2021年7月1日、35頁、ISSN 0288-2337 
広報資料・プレスリリースなど一次資料[編集]
  1. ^ Suicaご利用可能エリアマップ(2001年11月18日当初)” (PDF). 東日本旅客鉄道. 2019年7月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年4月27日閲覧。

利用状況[編集]

  1. ^ 東京都統計年鑑 - 東京都
  2. ^ 青梅市の統計 - 青梅市
JR東日本の2000年度以降の乗車人員
東京都統計年鑑

関連項目[編集]

外部リンク[編集]