後藤正文
後藤正文(Gotch) | |
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別名 | Gotch |
生誕 | 1976年12月2日(44歳) |
出身地 |
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学歴 |
静岡県立島田高等学校 関東学院大学経済学部卒業 |
ジャンル |
ロック ポップス(J-POP) |
職業 |
シンガーソングライター ボーカリスト ギタリスト 作詞家・作曲家 コラムニスト |
担当楽器 |
ボーカル ギター |
活動期間 | 1996年 - |
レーベル |
Ki/oon Music(2003年 - ) (ASIAN KUNG-FU GENERATIONとして) only in dreams(2014年 - ) (ソロアーティストとして) |
共同作業者 | ASIAN KUNG-FU GENERATION |
後藤 正文(ごとう まさふみ、1976年12月2日 - )は日本のミュージシャン、ボーカリスト、ギタリスト、作詞家・作曲家・コラムニストであり、ASIAN KUNG-FU GENERATIONのボーカル、ギター担当。Gotch(ゴッチ)名義でも活動し、数枚のアルバムをリリースしている。
来歴[編集]
1976年12月2日に静岡県島田市に生まれる[1][2][3]。静岡県立島田高等学校では野球部に入っていたが、レギュラーにはなれなかった[4]。高校卒業後、1年間東京都立川市で浪人生活を送った後、関東学院大学経済学部に進学[5]。在学中の1996年にASIAN KUNG-FU GENERATIONを音楽サークル内で結成[6]。大学卒業後は、小さな出版社の営業として働いており、このときの経験から裏方の気持ちがわかると語っている[7]。2003年ASIAN KUNG-FU GENERATIONのメンバーとして、メジャー・デビュー[5]。
2011年の東日本大震災の際には、ソロでチャリティ活動を積極的におこなっており、おもにライブ会場で募った通称「ゴッサン基金」を元に、現地のニーズに合わせた[要出典]物品を購入し被災地へと送る活動を実施した[8]。また同年には、《The Future Times》というおもにインタビュー記事で構成される[要出典]「未来について考える新聞」を自費発行[9]。同年配信限定リリースした初のソロ音源「LOST」(ヴォーカルにYeYeを迎える)の売上は、同誌の運営資金とした[10]。
2013年ごろよりザ・タイマーズを模した覆面バンド「エセタイマーズ」の一員も務めている[11]。2014年の『Can’t Be Forever Young』以降、Gotch名義で複数のソロ・アルバムをリリースしており、ライブ活動もおこなっている[12]。《朝日新聞》や《ロッキンオン・ジャパン》などでコラムニストとしての活動もおこなっており、複数の書籍が刊行されている[12][13]。
ASIAN KUNG-FU GENERATIONでの活動についてはASIAN KUNG-FU GENERATIONの#概要や#来歴の節を参照。
デビュー以前の各時期に影響を受けた音楽については本項の#影響を受けたアーティストなどの節を、アルバムやライブの履歴については本項の#作品および#ライブの節を参照。
おもな発言など[編集]
音楽活動について[編集]
後藤はソロ活動について、音楽がだれでも発信できるようになってきて、一方で技術がコンピューターに置き換わり誰でもいい仕事が増えているが、その危機感から、だれでもよくない、この人でないとできないことを追求したと述べている[14]。
影響を受けたアーティストなど[編集]
小学生のころはサザンオールスターズ、井上陽水、マイケル・ジャクソンなどをカー・ステレオで聴いていた。とくにサザンオールスターズは、両親が大ファンであったため印象に残っており、『KAMAKURA』(1985年)は当時もカッコいいと思っていたが、2020年現在に聴いても凝ったサウンド・デザインだと感じると語っている。また、ジャニーズのアイドルも好きであったという。自分で初めて買ったCDはTHE BLUE HEARTSの「青空」(「リンダリンダ」や「TRAIN-TRAIN」のような激しい曲のほうがよかったが、売っていなかった)である。[5]
バンドへの興味という点では、中学生のころ聴いていたユニコーン(とくに奥田民生)の影響が大きかったという。高校時代は、パンクやオールディーズなどの洋楽も聴き始めている。その後、浪人時代にオアシス、ベック、ティーンエイジ・ファンクラブなど傾倒し、リーフ、フー・ファイターズなどのライブにも足を運んだという。とくに、曲作りにはオアシスのノエル・ギャラガーの影響が大きく、当時は作詞もノエルを真似ていたという。大学卒業前の時期には、eastern youth、ナンバーガール、サニーデイ・サービスなどの影響を受けて、日本語での作詞をはじめている。[5]
その他好きなアーティストは、ウィーザー、ティーンエイジ・ファンクラブ、レディオヘッド、thee michelle gun elephantなど。また、親交の深い細美武士の大ファンであり、インタビューなどで細美による楽曲を高く評価している。[要出典]
私生活について[編集]
私生活の公表については否定的な立場をとっている。2007年9月22日付の《日刊スポーツ》にて、プライベートについて書かれた[15]際には、同日ASIAN KUNG-FU GENERATIONの公式サイト上のの日記において、デビューごろのインタビューで友人のことを話して傷つけてしまったことを後悔しており、職業柄好奇心にさらされることは当然かもしれないが、生活があるのでプライベートについてはノーコメントを貫きたい、そっとしておいてほしい、という旨のコメントを発表している[16]。
作品[編集]
シングル[編集]
発売日 | タイトル | 規格品番 | 備考 | |
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1st | 2012年8月1日 | LOST | ODEP-002 | 7inchEPでの発売 NANO-MUGEN FES. 2012 会場でのみ限定販売 |
2nd | 2013年4月20日 | The Long Goodbye | ODEP-003 | 7inchEPでの発売 |
3rd | 2014年3月12日 | Wonderland / 不思議の国 | ODEP-004 | 7inchEPでの発売 |
4th | 2014年11月28日 | Route 6 | ODEP-007 | 7inchEPでの発売 |
5th | 2017年4月24日 (ライブ会場・デジタルダウンロード) 2017年6月21日(一般販売) |
Taxi Driver | ODEP-010 | 7inchEPでの発売 |
アルバム[編集]
発売日 | タイトル | 規格品番 | 備考 | |
---|---|---|---|---|
1st | 2014年4月19日 2014年4月30日 |
Can't Be Forever Young | ODJP-001(12inch LP+バックアップCD付) ODCP-006(通常盤CD) |
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ライブアルバム | 2014年11月19日 2014年12月3日 |
Live in Tokyo | ODJP-002(12inch LP+バックアップCD付) ODCP-008(通常盤CD) |
|
2nd | 2016年7月13日 2016年9月7日 |
Good New Times | ODCP-014(通常盤CD) ODJP-005(12inch LP+バックアップCD付) |
DVD[編集]
発売日 | タイトル | 規格品番 | 備考 | |
---|---|---|---|---|
1st | 2016年10月1日 | 「Good New Times」at Billboard Live TOKYO | ODBL-001 | 通信販売限定 |
参加作品[編集]
- SPECIAL OTHERS「SPECIAL OTHERS」(2011年11月30日、SPEED STAR RECORDS)
- 「DANCE IN THE TSURUMI」を作詞、ボーカルで参加
- チャットモンチー「きらきらひかれ」(2012年7月4日、Ki/oon Music)
- プロデュースを担当。「カリソメソッド」を作曲、ボーカルで参加
- Dr.DOWNER「幻想のマボロシ」(2013年7月3日、Ki/oon Music)
- プロデュースを担当
- the chef cooks me「回転体」(2013年9月4日、only in dreams)
- プロデュースを担当
- 長谷川健一「my favorite thing」(2013年12月18日)
- レコーディング・ディレクションを担当。一部の楽曲ではコーラスとして参加
- ART-SCHOOL「YOU」(2014年4月9日、Ki/oon Music)
- 「革命家は夢を観る」のプロデュースを担当
- THE BED ROOM TAPE「Undertow」(2016年3月9日、SPACE SHOWER MUSIC)
- 「音符の港 feat.Gotch」にボーカルで参加
- ACE『STRAIGHT』(2015年9月23日、戦極CAICA)[17]。
- レキシ「Vキシ」(2016年6月22日、ビクターエンターテイメント)
- 「やぶさめの馬 feat. ハッピー八兵衛」にボーカルで参加
書籍[編集]
発売日 | タイトル |
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2006年3月17日 | ゴッチ語録-GOTCH GO ROCK! |
2012年1月18日 | ゴッチ語録 A to Z |
2016年4月27日 | 何度でもオールライトと歌え |
2016年5月12日 | ゴッチ語録 決定版ーーGOTCH GO ROCK! |
おもな連載など[編集]
使用機材[編集]
ギター[編集]
- Gibson Marauder - 2本所有しており、かつてはメインとして使用していたが、パワー不足などの理由で現在はほとんど使用していない。ボディーには、ステッカーが何枚か貼られている。また本人の発言では、本機材にてレコーディングされた曲は驚くほど少ない。
- Gibson Les Paul Standard - 過去に細美武士に貸し出されていた。
- Gibson Les Paul Special
- Gibson Les Paul Jr. - 現在のメインギター。2004年7月22日付の日記で購入を報告している。
- Gibson Les Paul Jr.(John Lennon Model)
エフェクター[編集]
アンプ[編集]
ライブ[編集]
ツアー[編集]
日程 | タイトル | 会場(共演者) | 備考 |
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2014年5月16日 - 6月12日 | Tour 2014 「Can't Be Forever Young」 | 10公演
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初のツアー。 |
2016年9月6日 - 9月29日 | Tour 2016 "Good New Times" | 10公演
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Gotch & The Good New Times名義でのツアー。 |
出演イベント[編集]
- 2013年11月 6日 - RA RA RIOT JAPAN TOUR 2013
- 2014年 4月30日 - THE FUTURE TIMES Gallery&Live 2014
- 2014年 5月11日 - THE FUTURE TIMES Gallery&Live 2014
- 2014年 6月 1日 - POWER STOCK 2014 in MIYAKO
- 2014年FUJI ROCK FESTIVAL '14 7月24日 -
- 2014年RISING SUN ROCK FESTIVAL 2014 in EZO 8月16日 -
- 2014年11月16日 - うづくしまLIVE 2014
- 2014年11月23日 - LITHIUM ROCK FESTIVAL 2014
- 2014年12月29日 - COUNTDOWN JAPAN 14/15
- 2015年11月27日 - NO NUKES 2015 Acoustic Night
- 2016年 4月27日 - Knockin'on the Next Door3
- 2016年 5月29日 - Barbate Rock 5th Anniversary ~Hige Mirage~ Powered by QUATTRO MIRAGE
- 2016年 6月 5日 - 頂 -ITADAKI- 2016
- 2016年 6月 8日 - 「Good NewTimes」at Billboard Live <TOKYO>
- 2016年 6月 9日 - 「Good NewTimes」at Billboard Live <TOKYO>
- 2016年 6月12日 - Yasei Collective「WE ARE ALL "LIGHT"TOUR 2016」
- 2016年 6月20日 - 「Good NewTimes」at Billboard Live <OSAKA>
- 2016年 7月10日 - Niw! Records & kit gallery PRESENTS "DON'T TRASH YOUR VOTE"
- 2016年SUMMER SONIC 2016 <OSAKA> 8月20日 -
- 2016年12月 3日 - POWER STOCK EXTRA GIG DAY.2
脚注[編集]
出典[編集]
- ^ “About”. Gotch / 後藤正文 / ASIAN KUNG-FU GENERATION / ゴッチ. 2020年12月28日閲覧。
- ^ “Gotch (後藤正文)”. TOWER RECORDS ONLINE. 2020年12月28日閲覧。
- ^ “後藤正文が語る「もう都会に住む必要はない」 故郷・島田の思い出 - インタビュー”. CINRA.NET. 2020年12月28日閲覧。
- ^ “ベンチだから見えた景色も アジカン後藤さんの球児時代 - 高校野球:”. 朝日新聞. 2020年12月28日閲覧。
- ^ a b c d 森朋之 (2020年4月28日). “後藤正文(ASIAN KUNG-FU GENERATION)のルーツをたどる | アーティストの音楽履歴書 第18回”. 音楽ナタリー. ナターシャ. 2020年12月28日閲覧。
- ^ “アジカンは楽器を始めて3ヶ月で結成された! ブレイクまでの軌跡【特集】”. J-WAVE NEWS. 2020年12月28日閲覧。
- ^ 千葉真子 (2011年4月29日). “千葉真子 ×後藤正文(ASIAN KUNG-FU GENERATION) - TALKING ABOUT THE X vol. 3”. only in dreams. Spectrum Management. p. 3. 2020年12月28日閲覧。
- ^ “ゴッサン基金活動報告...”. Gotch / 後藤正文 / ASIAN KUNG-FU GENERATION / ゴッチ (2018年7月27日). 2020年12月28日閲覧。
- ^ 後藤正文 (2011年7月13日). “未来について話そう”. TheFutureTimes. 2020年12月28日閲覧。
- ^ “『LOST』後藤正文”. TheFutureTimes. 2020年12月28日閲覧。
- ^ 「日記」 ASIAN KUNG-FU GENERATION、2014年9月23日。
- ^ a b “works”. Gotch / 後藤正文 / ASIAN KUNG-FU GENERATION / ゴッチ. 2020年12月28日閲覧。
- ^ a b “連載「後藤正文の朝からロック」記事一覧”. 朝日新聞デジタル. 2020年12月28日閲覧。
- ^ 『ロッキング・オン・ジャパン』(ロッキング・オン)2015年1月号、2014年冬、後藤正文、「ソロの1年」を締めくくるライブアルバム、そしてアジカンの今を語る、p120-123
- ^ アジカン後藤が一般女性と結婚(日刊スポーツ)
- ^ 後藤正文 (2007年9月22日). “留萌”. ASIAN KUNG-FU GENERATION. 日記. Ki/oon Music. 2008年12月7日時点のオリジナル[リンク切れ]よりアーカイブ。2020年12月28日閲覧。
- ^ gotch_akgのツイート(632462628766412800)
外部リンク[編集]
- Gotch / 後藤正文 / ASIAN KUNG-FU GENERATION / ゴッチ
- 後藤正文 (@gotch_akg) - Twitter
- The Future Times (@thefuturetimes) - Twitter(後藤が作る新聞用のアカウント。かつては"g_interview"のアカウント名で、アルバム『マジックディスク』の質疑応答に使用していた。その後しばらくは"g_info"のアカウント名で『大喜利専用アカウント』としていた。)
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