ロイヤルホールディングス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動先: 案内検索
ロイヤルホールディングス株式会社
Royal Holdings Company, Limited
Royal Group Logo.png
Royal Center from Morooka River.jpg
ロイヤルホールディングス福岡本社のあるロイヤルセンター
種類 株式会社
市場情報
東証1部 8179
1983年8月上場
福証 8179
1978年8月上場
大証1部(廃止) 8179
1978年7月 - 2003年9月
略称 ROYAL
本社所在地 日本の旗 日本
812-0893
福岡県福岡市博多区那珂三丁目28番5号
〒154-8584(東京本部)
東京都世田谷区桜新町一丁目34番6号
本店所在地 812-0893
福岡県福岡市博多区那珂三丁目28番5号
設立 1950年4月4日(キルロイ特殊貿易株式会社)※特記事項を参照
業種 小売業
法人番号 2290001017525
事業内容 持株会社および高速道路内レストランおよび売店の事業
代表者 菊地 唯夫(代表取締役社長)
資本金 13,676百万円
発行済株式総数 40804189株
売上高 133,025百万円(2016年12月期)
営業利益 5,222百万円(2016年12月期)
経常利益 5,205百万円(2016年12月期)
純利益 2,377百万円
純資産 48,234百万円
総資産 94,070百万円
従業員数 2617人
主要株主 主要株主の項を参照
主要子会社 ロイヤル株式会社 100%
関係する人物 江頭匡一(創業者)
外部リンク www.royal-holdings.co.jp
特記事項:※(初代)ロイヤル(株)は1956年5月設立。株式の額面変更のため1971年5月にキルロイ特殊貿易(株)が(初代)ロイヤル株式会社を吸収合併しキルロイ特殊貿易(株)が(2代目)ロイヤル(株)に社名を変更。[1]
テンプレートを表示

ロイヤルホールディングス株式会社: Royal Holdings Co., Ltd.)は、ロイヤルホストシズラー等を展開する外食チェーン店の純粋持株会社である。

概説[編集]

1950年江頭匡一福岡県で創業し、航空機機内食給食事業などを展開した。のちにファミリーレストランにも進出するなど様々な事業を展開している。

2005年7月1日持株会社に移行、(旧)ロイヤル株式会社からロイヤルホールディングス株式会社に社名変更。同時に会社分割により事業会社として(新)ロイヤル株式会社などを設立。当初高速道路店舗事業は出店契約の関係上ロイヤルホールディングスに残されたため、純粋持株会社ではなかったが、2011年1月1日にロイヤル空港レストラン(現:ロイヤル空港高速フードサービス)に移管されたため、これをもって純粋持株会社となった。

沿革[編集]

  • 1947年 - 江頭匡一が米軍春日原ベース内のPX(売店)の指定商人となる[2]
  • 1950年 - 事業拡大に伴い、キルロイ特殊貿易株式会社設立[3]
  • 1951年10月 - 日本航空福岡空港に国内線を運航開始時に福岡空港にて機内食の納入を始める。それと共に、空港内で食堂と売店をオープンする(空港レストラン・機内食事業の始まり)。
  • 1953年11月 - 有限会社ロイヤルを設立し、レストラン「ロイヤル」(現・花の木)を開業。
  • 1956年5月 - (初代)ロイヤル株式会社設立。
  • 1959年 - 「ROYAL」1号店出店。
  • 1971年5月 - (初代)ロイヤル株式会社の株式額面の変更のためキルロイ特殊貿易株式会社(初代)ロイヤル株式会社を吸収合併。キルロイ特殊貿易株式会社(2代目)ロイヤル株式会社に社名を変更する。[1]
  • 1971年12月 - 「ロイヤルホスト」1号店オープン。
  • 1978年8月 - 福岡証券取引所上場。
  • 1978年7月 - 大阪証券取引所2部上場。
  • 1981年8月 - 東京証券取引所2部上場。
  • 1983年6月 - 東京・大阪証券取引所1部に指定替え。
  • 2005年7月 - 持株会社に移行。ロイヤルホールディングス株式会社に社名変更するとともに、会社分割を行い、連結子会社のロイヤル株式会社(2代目)、ロイヤル北海道株式会社(後に(初代)ロイヤル東日本となる)、ロイヤル九州株式会社(現・ロイヤル西日本株式会社)、ロイヤル空港レストラン株式会社、ロイヤルカジュアルダイニング株式会社、ロイヤルマネジメント株式会社が事業承継。
  • 2005年12月 - 株式会社伊勢丹ダイニング(現・セントレスタ株式会社)の株式を取得し、連結子会社化。
  • 2006年6月 - 株式会社テンコーポレーション(てんや運営)の株式を取得し、連結子会社化[4]
  • 2007年4月 - セントレスタ株式会社の株式を取得し連結子会社化。
  • 2007年8月 - 会社分割によりロイヤル関東株式会社及びミセスエリザベスマフィン株式会社に一部事業を承継。
  • 2009年1月 - ロイヤル関東株式会社が(初代)ロイヤル東日本株式会社(旧ロイヤル北海道)を吸収合併し、(2代目)ロイヤル東日本株式会社に改称。
  • 2011年1月 - ロイヤルホールディングス株式会社の高速道路店舗事業をロイヤル空港レストラン株式会社に移管し、純粋持株会社となった。同社はロイヤル空港高速フードサービス株式会社に商号変更。ロイヤル東日本が他の地域会社2社を吸収合併し、「ロイヤルホスト株式会社」として一社に統合される。
  • 2016年1月 - 子会社のセントレスタ株式会社ロイヤルコントラクトサービス株式会社に吸収合併され、解散。

主要株主[編集]

2014年末現在

事業展開[編集]

2005年7月の持株会社化に伴い、複数の事業会社が設立された。なお、グループ会社の経理・人事業務はロイヤルマネジメントとして分社化している。

持株会社化前から展開[編集]

北海道から沖縄県まで全国226店舗を展開(2015年4月7日時点)。
(新)ロイヤルの他に北海道近畿九州山口県を含む)に地域子会社があり、2007年に東北関東中部、山口県を除く中国地区も地域子会社化された。事業会社は北海道・東北・関東がロイヤル東日本、中部・関西・岡山県がロイヤル関西、広島県・山口県・九州がロイヤル西日本(当初は九州地区のみの担当で、「ロイヤル九州」という社名であった。)。(新)ロイヤルには外食インフラ機能のみが残った。2010年までは、ロイヤル東日本株式会社、ロイヤル関西(旧近畿冷熱[5]ロイヤルホスト部門→旧オージー・ロイヤル)株式会社、ロイヤル西日本株式会社の3社体制であったが、2011年1月にロイヤル東日本が他の地域会社2社を吸収合併し、「ロイヤルホスト株式会社」として一社に統合された。
アメリカの同名レストランの国内フランチャイズ首都圏を中心に展開するが初期には近畿圏にも展開していた。事業会社はアールアンドケーフードサービスで、2010年1月に吸収合併したロイヤルカジュアルダイニングから承継。
事業会社はアールエヌティーホテルズ(福岡地所との共同出資。かつては大和ハウス工業を含めた3社合弁)。
当初は大和ハウス主導のダイワロイヤルに出資し、ロイネットホテルの名称で展開していたが、2004年にダイワロイヤルを大和ハウス100%出資に切り替えたため、ロイヤル主導の別会社を新たに設立した。ホテルの名称は、アールエヌティーホテルズ運営がロイネットホテル、ダイワロイヤル運営がダイワロイネットホテルとなったが、会員カードの共通利用などの提携は続けられていた。しかし2007年10月、ロイネットホテルの名称をリッチモンドホテルズに変更することになり、これを機に提携は終了した。
  • 亜欧旬感グリル 夜光杯
アールエヌティーホテルズ運営のイタリアンレストラン。
三井物産との共同出資で首都圏を中心に展開。事業会社はアールアンドケーフードサービス(旧カフェクロワッサン~物産ロイヤル)。
  • 空港レストラン
全国11空港に展開し、以前は中部国際空港にも出店していた。事業会社は一部を除きロイヤル空港高速フードサービス(旧ロイヤル空港レストラン)。
新千歳空港
仙台空港
成田空港(第1・第2旅客ターミナルビル)
羽田空港(第1旅客ターミナルビル・マーケットプレイス)
関西国際空港
伊丹空港
神戸空港
広島空港
福岡空港
鹿児島空港
那覇空港
  • ハイウェイレストラン
ロイヤルホールディングスの直轄事業だったが、前述の通り2011年1月1日をもってロイヤル空港高速フードサービス(旧ロイヤル空港レストラン)に移管された。
川登サービスエリア店(長崎自動車道上り線)
北熊本サービスエリア店(九州自動車道上り線)
めかりパーキングエリア店(関門自動車道上り線)
古賀サービスエリア店(九州自動車道上り線)
淡路サービスエリア店(神戸淡路鳴門自動車道上り線・下り線)
ロイヤルマリンコート(東京湾横断道路"海ほたる")
上里サービスエリア店(関越自動車道上り線)
駒寄パーキングエリア店(関越自動車道)
ロイヤル佐世保バーガーショップ Pasar羽生店(東北自動車道羽生パーキングエリア下り線)
那須高原サービスエリア店(東北自動車道)※那須高原フードサービスが担当していたが、2010年1月1日付でロイヤルホールディングスが吸収合併[6]
折爪サービスエリア店(八戸自動車道上り線・下り線)
  • コンベンションシティレストラン
東京ビッグサイト東京国際フォーラム幕張メッセホークスタウン等の国際会議場や大規模イベントセンターに大型レストランを展開。日本万国博覧会アジア太平洋博覧会長野オリンピック(メディアセンター)への出店実績もある。主な事業会社はアールアンドケーフードサービス(旧ロイヤルカジュアルダイニングから承継)。
  • 給食事業
    企業・病院・大学などで展開。事業会社は住友商事との共同出資によるロイヤルコントラクトサービス(2008年に改称、旧エスシーロイヤル←ロイヤルマリオット&エスシー)。
  • ベーカリー・スイーツ事業
    スイートポテトを福岡空港那覇空港などで販売。1951年に福岡空港の民間機初便が飛んだ日から連綿と販売が続けられているロングセラーで、長年空港の土産品として親しまれている。ロイヤルホストでもスイートポテトを扱う店舗がある。
    ベーカリーアペティートを福岡を中心に九州に5店舗、東京に1店舗を展開。
    マフィン専門店のミセスエリザベスマフィンを九州に1店舗、関東に1店舗展開。2007年に分社化したが、のちにカフェクロワッサンに事業譲渡後、現在はアールアンドケーフードサービス運営。
  • スペシャリティレストラン
    • いねや(和食)
    • モディッシュ(洋食)
    • コンチネンタルカフェロイヤル
    • 公公婆婆(ごんごんぽぽ:中華)事業会社はドゥ・レストランツ・ファン→ロイヤルカジュアルダイニング→アールアンドケーフードサービス。
    • イルフォルノ(イタリア料理)
      東京・ヴィーナスフォートと福岡・マリノアシティの2店。
    • ロイヤルデリ
      惣菜や軽食中心の喫茶店。羽田空港を残すのみ。
    • コンチネンタルカフェロイヤル
    • ザ・グローバルビュッフェクーリア
    • 花の木(フランス料理)
      福岡・大濠公園にあり、マリリン・モンローが福岡滞在中に同店の前身である「ロイヤル中州本店」のオニオングラタンスープを好んで連日賞味したことが"伝説"となっていた。2013年5月31日を以て、老朽化の為閉館した。その後福岡県の大濠公園便益施設の公募コンペを勝ち取ったことから、2014年秋に復活する予定で工事が進められ[7]、2015年2月に「ボートハウス 大濠パーク」内の一店舗として復活した。なお、今回は他の店舗(ロイヤルガーデンカフェ、パークショップ、レンタルボート)も含めてアールアンドケーフードサービス運営になる[8]
      この「花の木」が入居していた大濠観光会館もグループ企業だが、営業規模が小さいため連結対象にはなっていない。
  • 機内食事業
    関西国際空港福岡空港那覇空港はロイヤルインフライトケイタリング、成田国際空港と羽田空港(国際線)は日本航空との共同出資による持分法適用会社:ジャルロイヤルケータリングが担当。ロイヤルインフライトケイタリングの前身となる関西インフライトケイタリング(KIC)は全日本空輸(ANA)系機内食会社の事業譲渡を受けた関係上、JALグループとは取引がなかったが、日本航空の経営破綻後、かつてのグループ会社だったエイエイエスケータリング(現在はグルメ杵屋傘下)との取引を打ち切ったため、JALグループとの取引が始まった。2008年7月1日には同じくANA系だった福岡ケータリングサービスの全株式を取得、ロイヤル株式会社の機内食事業を移管して2009年に福岡インフライトケイタリング(FIC)に改組・再編している。また2015年7月にはFICが那覇空港に機内食工場を設置した。その後、KICがFICを吸収合併する形で2016年7月ロイヤルインフライトケイタリングに再編された。
  • 食品事業
    食品製造に関するノウハウを生かし、ビーフ・ケーキ・アイスクリーム・パン生地など高品質で多様な食品を社内外に供給。事業会社はロイヤル食品。

持株会社移行後に展開[編集]

  • はなび(和食)
  • ロイヤルガーデンカフェ
  • バーグスターキッチン(洋食)
  • カウボーイ家族
    ステーキ、ハンバーグ、サラダバーに特化した新業態。2010年12月に関東と関西の11店舗でテスト展開を開始し、2012年3月から福岡県春日市の春日店を皮切りに全国展開を開始[9]
  • ザ・プレミアムロイヤルホスト
    ロイヤルホストから生まれた新コンセプトレストラン。2013年2月に、『カフェ ロイヤル パーク』としてオープン。店で焼き上げる自家製パンやファーマーズデリ(前菜ビュッフェ)が特徴。福岡市博多区住吉に店舗がある[10]。2014年4月に、同店のエッセンスをそのままにリニューアルした[11]
  • スパイスプラス
    2012年7月に、「野菜のおかず(サブジ)&洋食カレー」専門店の『カレー家族』としてオープン。その後、2012年11月9日に現在のスパイスプラスに変更[12]
  • ピンクベリー
    アメリカのフローズンヨーグルト専門店(en:Pinkberry)の日本国内フランチャイズ。2014年7月にヴィーナスフォートに一号店を開業した[13]

消滅した業態[編集]

  • 豚国とんとこ亭(豚肉を中心とした実験店。札幌市内にあったが2009年2月25日閉店)
  • WAO!VIKING(福岡市内で実験店を展開していたブッフェ業態の店舗)
  • YYグリルパーク134(ハンバーグレストラン。持株会社移行後に展開)
  • roy-hot(ロイホ:ロイヤルホストのカジュアル版。持株会社移行後に展開)
  • Patisserie Frai's(福岡市中央区新天町にあったケーキ店。2006年に閉店)
  • 毘沙門(東京ドームホテルに出店していた焼肉店。2011年閉店)
  • 焼肉万歳(焼肉店。ロイヤルホスト黎明期には焼肉コーナーを併設していた。2007年3月にロイヤルカジュアルダイニングに移管。2010年1月の合併でアールアンドケーフードサービス運営となる。2012年11月18日で閉店。)

持株会社化後に資本参加および業容拡大[編集]

店舗がない県[編集]

青森県岩手県秋田県山形県栃木県岐阜県三重県北陸3県、鳥取県島根県四国地方全県。このうち岩手県、栃木県、岐阜県、香川県は以前出店していたが撤退している。佐賀県には川登サービスエリア内にのみ出店している。

その他[編集]

  • 店で新しく出される予定の料理は江頭自身が必ず試食し、ダメ出しを行っていた。この時必ずすべての料理を完食していたため、後に体調を崩すきっかけになったとされている[15][16]
  • ロイヤルホールディングスとグループ各社では「ロイヤルグループ労働組合」が組織されている。UAゼンセンに加盟している。

関連項目[編集]

脚注・出典[編集]

  1. ^ a b 有価証券報告書 - 第52期ロイヤル株式会社 第52期 有価証券報告書
  2. ^ 私の履歴書 江頭匡一 (6) 私の履歴書、1999年、日本経済新聞社
  3. ^ ロイヤルホールディングス株式会社 「第61期 有価証券報告書」4頁
  4. ^ これまでは日清オイリオグループ丸紅が共同で資本参加、人事介入していた。
  5. ^ 大阪ガスグループで現在の大阪ガスリキッド。但し、略称「キンレイ(近冷)」は日本酒メーカーの月桂冠によってチルド食品メーカーとして新規設立された「キンレイ」社に継承され、現在は独立系投資会社・キャスキャピタルによる組成ファンドに売却された。
  6. ^ 当社による連結子会社の吸収合併に関するお知らせ(PDF)” (2009年11月20日). 2010年1月3日閲覧。
  7. ^ おかげさまで大濠公園に戻ることが決りました。 - 大濠公園ボートハウス 2013年10月11日
  8. ^ 2月6日、福岡市に「ボートハウス 大濠パーク」が誕生 - ロイヤルホールディングス 2015年1月13日(2015年2月20日閲覧)
  9. ^ ロイヤルホストの新業態 ステーキ・ハンバーグ・サラダバーの専門店「カウボーイ家族」3月より全国展開(PDF)
  10. ^ 3月5日(火)に女性向けの新業態『カフェ ロイヤル パーク』を福岡にオープン!(PDF)
  11. ^ カフェロイヤルパークは4月4日(金)に「ザ・プレミアムロイヤルホスト」としてリニューアル!(PDF)
  12. ^ 11月9日より 「カレー家族」 は 「スパイスプラス」にバージョンアップ!
  13. ^ 日本初上陸!!世界2200カ国で大人気のフローズンヨーグルト店「pinkberry(ピンクベリー) ヴィーナスフォート店」 7/18(金)オープン
  14. ^ 当社のグループ内組織再編に関するお知らせ(PDF)” (2009年11月20日). 2010年1月3日閲覧。
  15. ^ 報道ステーション』内2005年「さよなら…」による。
  16. ^ 江頭は大量の消化剤下剤を飲み、それに浣腸まで打ちながら、1日10回以上の試食をこなしていた。そのため体が悲鳴を上げ、何度も開腹手術を受けたという。(「日経トップリーダー2009年11月1日号、勝者の心得 08)、http://bizboard.nikkeibp.co.jp/kijiken/summary/20091109/NV0302H_1542146a.html

外部リンク[編集]