ロイヤルホスト

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ロイヤルホールディングス > ロイヤルホスト

ロイヤルホスト株式会社Royal Host)は、持株会社ロイヤルホールディングスの完全子会社で、同名のファミリーレストランなどを運営する企業である。通称ロイホ[1]

ロイヤルホスト所沢店
ロイヤルホストのロゴ
枚方店、枚方市

概説[編集]

1950年昭和25年)に福岡江頭匡一が、ロイヤルホールディングスの前身であるキルロイ特殊貿易株式会社を創業した。ロイヤルホストの1号店は、フランチャイズ店として、1971年(昭和46年)に北九州市八幡西区青山にオープンした(その後、数店のフランチャイズ店が存在したが、現在は全店直営店に業態変更している)。かつては300店を超えていたが、2002年以降は不採算店舗の閉店を進めており、特に2009年以降は大量に閉店している(一部はステーキレストランの「カウボーイ家族」に業態変更)うえ、2008年から2013年11月までは新規出店がなかったため[2]、店舗数は減少傾向にあるとされる。現在は北海道から沖縄県まで226店舗(2015年4月7日現在)を展開している。なお北陸山陰四国[3]佐賀県には店舗がない。

事業会社は北海道・東北・関東がロイヤル東日本、中部・関西・岡山県がロイヤル関西、広島県・山口県・九州がロイヤル西日本(当初は九州地区のみの担当で、「ロイヤル九州」という社名であった。)。ロイヤルには外食インフラ機能のみが残った。2010年までは、ロイヤル東日本株式会社、ロイヤル関西株式会社、ロイヤル西日本株式会社の3社体制であったが、2011年1月にロイヤル東日本が他の地域会社2社を吸収合併し、「ロイヤルホスト株式会社」として一社に統合された。

関西地区は、大阪ガス子会社であった株式会社キンレイの連結会社「オージー・ロイヤル株式会社」の下で運営されていたが、2002年(平成14年)にキンレイ保有株式の大半がロイヤルへ譲渡され、残りの株式も2004年(平成16年)にすべて譲渡され、大阪ガスはロイヤルホストの事業から撤退した。その後社名を「ロイヤル関西株式会社」に変更して運営されていたが、2011年にロイヤルホスト社に統合されている[4]。2007年4月にはロイヤルから中部地方と岡山県内の事業を吸収している。その経緯から、ロイヤル関西管内は基幹システムが他地区と切り離されている。 Royal Hostとは「宮廷のもてなし役」といった意味。

歴史[編集]

ロイヤルホスト・ドリンクバー導入店の店内
  • 1950年昭和25年)4月 ロイヤルの前身であるキルロイ特殊貿易株式会社設立
  • 1953年(昭和28年)12月 フランス料理店「ロイヤル中州本店」を福岡市東中州に開店。
  • 1959年(昭和34年)11月 福岡市天神新天町に洋食レストランの1号店を出店
  • 1971年(昭和46年)12月 ファミリーレストラン「ロイヤルホスト」1号店を北九州市八幡区(現・八幡西区)青山に開店。
  • 1975年(昭和50年)12月 「ロイヤルホスト東神戸店」開店。(関西進出1号店)
  • 1977年(昭和52年)3月 「ロイヤルホスト三鷹店」開店。(東京進出1号店)
  • 1984年(昭和59年)12月 都心型「ロイヤルホスト新宿三井ビル店」を開店。
  • 1988年(昭和63年)6月 ロイヤルホスト300店突破(松戸駅前店)
  • 1993年平成5年)4月 ロイヤルホスト台湾1号店「楽雅楽(ロイヤルホスト) 南京東路店」開店。
  • 2005年(平成17年)7月 持株会社に移行。会社分割により、ロイヤルホールディングス株式会社(旧ロイヤル)並びに傘下の各社の運営に移行
  • 2010年(平成22年)11月 上海市に中国1号店上海店開店[5][6]
  • 2011年(平成23年)1月1日 ロイヤル東日本が、ロイヤル関西、ロイヤル西日本を吸収合併し、商号をロイヤルホストに変更[7]。これによりロイヤルホストの運営は、地域分社体勢から全国1社体勢となる。
  • 2012年(平成24年)11月7日 「ロイヤルホスト」1号店がロイヤル系列の新業態「カウボーイ家族」にリニューアル。フランチャイズ店が姿を消す。
  • 2014年(平成26年)6月20日 上海店を閉店し、中国から撤退[5]
  • 2014年(平成27年)4月25日 イオンモール沖縄ライカム内に同じくロイヤル系列の「カウボーイファミリー」と2店同時出店し、沖縄県に進出した[8]

店舗・メニューの特徴[編集]

  • 2007年 - 新メニュー、ハッシュドビーフハンバーグに新開発の紙鍋を採用。鉄板による具材の焦げ付きやソースの煮詰まりを防ぎ、最後まで温かいまま食べられるようになった。
  • バイキング形式の導入 - 一部店舗で、ドリンクバー(ソフトドリンク飲み放題)、スープバー(1~数種類のスープ飲み放題)、サラダバー(数種類のサラダが食べ放題)、ブレッドバー(数種類のパンが食べ放題)を展開している[9]。なお、取り扱いの種類は、各店舗で異なる(例:長崎県の長崎駅ビル店では通常メニューの他にトルコライス佐世保バーガーちゃんぽん皿うどんも取り扱っている)。
  • オニオングラタンスープ:ロイヤルホストの看板メニュー。1954年に、福岡市東中洲にあるロイヤル中洲本店(現:花の木レストラン)に、新婚旅行で来日中のマリリン・モンロージョー・ディマジオ夫妻が訪問した際、好んで食したとされる。「マリリン・モンローはロイヤルのオニオングラタンスープを3日連続で食べた。」とメニューなどには書いてある。
  • 当初は、焼肉設備のある店舗を除き洋食メニューのみであったが、近年は、和食・中華料理・イタリア料理等もレギュラーメニューに加わっている。また、定期的に各国の料理フェアを行っており、中でも夏期のカレーフェアについては定番となっている。
  • 2010年に中国に出店した際には、日本と同じメニュー構成で挑んだが、従業員の入れ替わりが激しく、調理や接客などのノウハウが定着しなかったため2014年に撤退した[10]

電子マネーへの取り組み[編集]

  • QUICPay - 全国の店舗で利用可能。
  • Suica - 都内の5店舗で利用可能。2014年4月14日からは全店舗で利用可能となった。相互利用可能なKitacaPASMOTOICAmanacaICOCASUGOCAnimocaはやかけんも利用可能。
  • 楽天Edy - 2011年8月31日に一度終了したが、2014年4月14日に再開した。全国の店舗で利用可能。
  • iD - 2014年4月14日より全国の店舗で利用可能。

ただし、長崎駅ビル店、CELEO八王子店、大宮ステラタウン店、沖縄ライカム店については入居施設の方針により、一部利用できない電子マネーがある。

その他[編集]

脚注[編集]

  1. ^ 出典:『現代用語の基礎知識1988年版』
  2. ^ 2013年12月16日(月)多摩センター店オープン
  3. ^ 1988年から2002年までは香川県に出店していた。
  4. ^ キンレイ自体も現在は大阪ガスグループから離脱している。
  5. ^ a b 遠山和宏(2014年6月20日). “ロイヤルホスト:中国撤退 サービス質維持厳しく”. 毎日新聞 (毎日新聞社)
  6. ^ ロイヤルホスト、上海店舗を閉鎖”. NNA.ASIA (2014年6月20日). 2015年1月28日閲覧。
  7. ^ 当社グループにおける組織再編(連結子会社間の合併)に関するお知らせ ロイヤルホールディングス株式会社 2010年11月25日
  8. ^ 沖縄初!全国展開する人気洋食ファミリーレストラン「ロイヤルホスト」&「カウボーイファミリー」オープンロイヤルホールディングス株式会社 2015年4月7日
  9. ^ 現在は一部を除いてスープバー・サラダバー・ブレッドバーは統合され、「シェフズバー」と名づけられている
  10. ^ “ロイヤルホスト、中国から撤退へ 従業員も定着せず”. 朝日新聞社. (2014年6月20日). http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140620-00000013-asahi-bus_all 2014年6月20日閲覧。 

関連項目[編集]

外部リンク[編集]