アルピーヌF1
エントリー名 |
BWT・アルピーヌF1チーム![]() |
---|---|
チーム国籍 |
![]() |
チーム本拠地 |
![]() オックスフォードシャー州エンストン(運営・シャシー部門) |
チーム代表者 |
フィリップ・クリーフ(アルピーヌ本社CEO) ブルーノ・ファミン(暫定チーム代表) |
テクニカルディレクター | マシュー・ハーマン |
2023年のF1世界選手権 | |
ドライバー |
31. ![]() 10. ![]() |
テストドライバー |
![]() |
シャーシ | A523 |
エンジン | ルノー E-Tech RE23 |
タイヤ | ピレリ |
F1世界選手権におけるチーム履歴 | |
参戦年度 | 2021 - |
出走回数 | 44 |
コンストラクターズ タイトル | 0 |
ドライバーズ タイトル | 0 |
優勝回数 | 1 |
通算獲得ポイント | 328 |
表彰台(3位以内)回数 | 2 |
ポールポジション | 0 |
ファステストラップ | 0 |
F1デビュー戦 | 2021年バーレーンGP |
初勝利 | 2021年ハンガリーGP |
2022年順位 | 4位 (173ポイント) |
(記録は2022年最終戦アブダビGP終了時) |
アルピーヌF1(Alpine F1)は、フランスの自動車ブランド「アルピーヌ」の名を冠したF1コンストラクター。前身ルノーF1チームから改称し、リニューアルして誕生した。運営はアルピーヌ・レーシング Ltd.(アルピーヌ・カーズ)。
2022年現在のエントリー名は『BWT・アルピーヌF1チーム』(BWT Alpine F1 Team)[1]。
概要[編集]
2020年まで「ルノーF1チーム」として参戦していたフランスの自動車メーカー・ルノーは、翌2021年シーズンより傘下の自動車メーカー・アルピーヌの名を冠した『アルピーヌF1チーム』にコンストラクターの改変を発表[2]。運営をルノー・スポールからアルピーヌ・レーシング・リミテッド(アルピーヌ・カーズ)に改称し[3][4]、ルノー・スポール会長ジェローム・ストールは退任[5]、チーム代表だったシリル・アビテブールも解任して組織を一新した。
設立初期の人事ではアルピーヌ本社のCEO(当時)ローラン・ロッシが指揮を執り、ダビデ・ブリビオ(元スズキMotoGPチーム代表)や[6]オトマー・サフナウアー(元レーシング・ポイントおよびアストンマーティンF1チーム代表)[7]らを招聘するなど有力な幹部を配置。車体やエンジン製造それぞれにテクニカルディレクターを配して、より効率的な分業化を強めている。
他の有力チーム同様、自社傘下のドライバー育成組織としてアルピーヌ・アカデミーを持つが、近年は育成ドライバーが他チームに流出するケースが多く(オスカー・ピアストリ/周冠宇など)、運営体制が問題となっている。
シーズン[編集]
2021年[編集]
今シーズンよりアルピーヌF1チームとして参戦。ドライバーは残留するエステバン・オコンと、今季からF1に復帰するフェルナンド・アロンソ[1]。
オコンが、第11戦ハンガリーGPでルイス・ハミルトンを抑えて自身とチームの初優勝を飾った。
2022年[編集]
メインスポンサーとして、前年までアストンマーティンF1のスポンサーだった、オーストリアのBWTを迎える。それに伴いエントリー名も「BWT・アルピーヌF1チーム」となった。アストンマーティンF1からは他にもオトマー・サフナウアーが移籍しチーム代表となる一方で、エグゼクティブディレクターのマルチン・ブコウスキー、アドバイザーのアラン・プロストらが離脱するなど、チーム首脳陣の入れ替えが進んだ[8]。
シーズン半ばにはアロンソが同年末でチームを離脱しアストンマーティンに移籍する意向を発表。それに伴いチームは育成ドライバーのオスカー・ピアストリの昇格を一度は発表するものの、ピアストリは「アルピーヌF1とは有効なドライバー契約を結んでいない」としてマクラーレンと契約済みであることを発表した。最終的に同年9月、国際自動車連盟(FIA)のドライバー契約承認委員会(CRB)が「ピアストリとマクラーレンとの契約が有効である」と認めたため、チームは代わりのドライバー探しを余儀なくされる[9]。結局チームは、既にアルファタウリとの契約延長を発表済みであったピエール・ガスリーを引き抜くことを決め、同年10月にガスリーとの複数年契約を公表した[10]。
2023年[編集]
ドライバーはオコンが残留し、アルファタウリから移籍のガスリーとコンビを組む。しかし成績は中位から抜け出せない状況が続く。
7月に入ると、チームは矢継ぎ早に体制変更を発表する。7月10日にはアルピーヌのモータースポーツ担当副社長にブルーノ・ファミンが就任[11]。続く7月21日にはアルピーヌ本社のCEOがローラン・ロッシからフィリップ・クリーフに交代することが発表され[12]、さらにその翌週の7月28日にはチーム代表のサフナウアー、スポーティングディレクターのアラン・バーメイン、最高技術責任者(CTO)のパット・フライの3人がベルギーGP後に退任することも明らかにされた[11]。後任の暫定チーム代表にはファミンが就く[11]。
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車両ギャラリー[編集]
パワーユニット型(2021年)
グラウンドエフェクト型(2022年 - )
戦績[編集]
年 | シャシー | エンジン | タイヤ | No. | ドライバー | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 | ポイント | ランキング |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2021年 | A521[13] | ルノー E-Tech 20B | P | BHR | EMI | POR | ESP | MON | AZE | FRA | STM | AUT | GBR | HUN | BEL | NED | ITA | RUS | TUR | USA | MEX | SÃO | QAT | SAU | ABU | 155 | 5位 | ||
14 | ![]() |
Ret | 10 | 8 | 17 | 13 | 6 | 8 | 9 | 10 | 7 | 4 | 11 | 6 | 8 | 6 | 16 | Ret | 9 | 9 | 3 | 18 | 8 | ||||||
31 | ![]() |
13 | 9 | 7 | 9 | 9 | Ret | 14 | 14 | Ret | 9 | 1 | 7‡ | 9 | 10 | 14 | 10 | Ret | 14 | 8 | 5 | 4 | 9 | ||||||
2022年 | A522 | ルノー E-Tech RE22 | P | BHR | SAU | AUS | EMI | MIA | ESP | MON | AZE | CAN | GBR | AUT | FRA | HUN | BEL | NED | ITA | SIN | JPN | USA | MEX | SÃO | ABU | 173 | 4位 | ||
14 | ![]() |
9 | Ret | 17 | Ret | 11 | 9 | 7 | 7 | 9 | 5 | 10 | 6 | 8 | 5 | 6 | Ret | Ret | 7 | 7 | 19† | 5 | Ret | ||||||
31 | ![]() |
7 | 6 | 7 | 14 | 8 | 7 | 12 | 10 | 6 | Ret | 5 | 8 | 9 | 7 | 9 | 11 | Ret | 4 | 11 | 8 | 8 | 7 |
- 太字はポールポジション、斜字はファステストラップ。(key)
- † 印はリタイアだが、90%以上の距離を走行したため規定により完走扱い。
- ‡ ハーフポイント。レース周回数が75%未満で終了したため、得点が半分となる。
関連項目[編集]
脚注[編集]
- ^ a b “2020 & 2021 FIA Formula One World Championship Entry List” (英語). Federation Internationale de l'Automobile (2015年3月14日). 2021年1月14日閲覧。
- ^ “ルノーが2021年から『アルピーヌF1チーム』に名称変更。マシンカラーも一新へ | F1 | autosport web”. AUTO SPORT web (2020年9月6日). 2021年1月14日閲覧。
- ^ “2021年F1エントリーリスト:レッドブルの正式チーム名に「ホンダ」が加わる”. autosport web (2021年3月24日). 2021年3月24日閲覧。
- ^ “ルノースポール・カーズをアルピーヌ・カーズに再編”. レスポンス (2021年5月11日). 2021年6月1日閲覧。
- ^ “ルノー・スポールの社長が2020年限りで退任。F1フルワークス復活に貢献”. motorsport.com (2020年12月16日). 2021年8月11日閲覧。
- ^ “スズキ戴冠後にアルピーヌF1へ移籍……「断っていれば後悔しただろう」とダビデ・ブリビオ”. motorsport.com (2021年3月3日). 2022年2月22日閲覧。
- ^ “アルピーヌF1、新代表サフナウアーの加入を正式発表。新体制構築で、PU開発責任者に元FIA上級職員が就任”. autosport web (2022年2月18日). 2022年2月22日閲覧。
- ^ アルピーヌF1チーム離脱についてプロストがコメント。正式発表前の情報漏洩に不快感 - オートスポーツ・2022年1月18日
- ^ ピアストリを失ったアルピーヌF1「新ドライバーは追って発表」レッドブル首脳はガスリーをめぐり交渉中と認める - オートスポーツ・2022年9月3日
- ^ ガスリーのアルピーヌF1加入が正式発表、2023年からの複数年契約を締結。アルファタウリはデ・フリースと契約 - オートスポーツ・2022年10月8日
- ^ a b c アルピーヌF1がサフナウアー代表をはじめとする上級職員3人の離脱を発表。パット・フライはウイリアムズに移籍 - オートスポーツ・2023年7月28日
- ^ アルピーヌ、組織改編に続いてCEO交代を発表。ローラン・ロッシが退任し新CEOにフィリップ・クリーフ就任 - motorsport.com 2023年7月21日
- ^ “ルノー改めアルピーヌF1、ニューマシン『A521』の暫定カラーリングを公開。新車発表は2月”. jp.motorsport.com. 2021年1月15日閲覧。
外部リンク[編集]
- 公式ウェブサイト
- Alpine F1 Team (@AlpineF1Team) - Twitter
- Alpine F1 Team (@alpinef1team) - Instagram
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