はたらくおじさん
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『はたらくおじさん』は、NHK教育テレビジョンで1961年4月から1982年3月まで放送された、小学校2年生向けの社会科番組である。NHK大阪放送局が制作を担当した。
概要
[編集]「タンちゃん」と犬の「ペロくん」が気球に乗って空から望遠鏡で覗き、毎回様々な職業の「おじさん」から仕事の内容を説明して貰っていた。しかし、実際には働くのはおじさんだけではないことから、番組は後に『みんなのしごと』と改題。さらにその後は『はたらくひとたち』と題して放送されるようになった。ちなみに、「タンちゃん」の由来は探検好きなことから。
放送時間
[編集]期間 | 放送時間 |
---|---|
1961 - 1963年度 | 土曜日 11:00 - 11:15 |
1964 - 1968年度 | 木曜日 11:00 - 11:20 |
1969 - 1979年度 | 木曜日 10:45 - 11:00 |
1980 - 1981年度 | 月曜日 11:15 - 11:30 |
出演者
[編集]- 1961 - 1962年度
- 1963年度
- 1964年度
- 1965年度
- 1966 - 1981年度
- タンちゃん(声・三井洋子)
- ペロくん(声・中森孝子)
主題歌
[編集]放送期間が長いため、アレンジが違ういくつかのバージョンが存在する。歌詞も女性の社会進出に伴い、歌詞中の4箇所中2箇所の「おじさん」が「おばさん」に変更されている。
みんなのしごと
[編集]『はたらくおじさん』の基本的な内容を継承した番組[1][2]。タンちゃんとペロくんが乗る乗り物は気球からヘリコプター「ペロ号」[1]に変更される。
はたらくひとたち
[編集]『はたらくおじさん』・『みんなのしごと』からキャラクターを一新し、制作も従来のNHK大阪放送局から東京の放送センターへ移管された番組。その為、職場風景のロケ地がそれまでの大阪をはじめとした近畿地方の事業所から、東京・神奈川等を中心とした関東地方に拠点が置かれている事業所での収録となった。1992年度から小学1・2年生向けの社会科授業が廃止される為、1991年度放送分を以って終了となった。
番組の現存状況
[編集]2023年に「竹田扇之助記念国際糸操り人形館」からはたらくおじさん(1974年3月14日)[4]が1/2インチオープンリールで録画されたモノクロ映像が提供され、同局で放送されたプルルくんのリハーサル場面が収録されている[5]。
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ a b c d 「時間空間を超えた人と人とのつながりを / NHK」『放送教育』第37巻第4号、日本放送教育協会、1982年7月1日、17 - 19頁、NDLJP:2340837/9。
- ^ NHK総合放送文化研究所 放送史編修部 編『NHK年鑑'83』日本放送出版協会、1983年9月27日、153頁。
- ^ a b 「番組フラッシュ 学校放送新番組紹介 / NHK学校教育部」『放送教育』第39巻第1号、日本放送教育協会、1984年4月1日、45 - 46頁、NDLJP:2340858/23。
- ^ はたらくおじさん(社会科小学校2年) 「きぼうほうもん」 ―にんぎょうげき― - NHKクロニクル
- ^ プルルくん、50年ぶりにNHKのスタジオ登場! | NHK番組発掘プロジェクト通信
関連項目
[編集]- サラリーマンNEO
- Season 1(2006年度)以降で同じタイトルのコーナーがあり、この番組のリメイクになっている。タイトルテーマソング(「はたらくおじさんこんにちは」)も後期の同じものが使われている。こちらは「タンくん・ペロちゃん」は登場せず、「猫柳・岩田」が登場する。
- 伊集院光 深夜の馬鹿力(TBSラジオ)
- 『はたらくおじさん』コーナー(2013年12月16日 -)はこの番組のパロディとなっており、オープニングでは、この番組の主題歌が使用された。また『教えて!老害さん』コーナー(2021年-)でも、この番組の主題歌が使用された。
- コミケットプレス
- 外部企業の取材コミック、『はたらくおぢさん』が連載中。原案・コミックマーケット準備会、絵・羽柴麟。
- 探検ファクトリー
外部リンク
[編集]NHK教育テレビジョン 学校放送 小学2年向け社会科番組(1961 - 1981年度) | ||
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前番組 | 番組名 | 次番組 |
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