黒井駅 (兵庫県)
黒井駅 | |
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駅舎 | |
くろい Kuroi | |
◄石生 (4.3 km) (6.5 km) 市島► | |
所在地 | 兵庫県丹波市春日町黒井1338-3 |
所属事業者 | 西日本旅客鉄道(JR西日本) |
所属路線 | ■福知山線 |
キロ程 | 87.5 km(尼崎起点) |
電報略号 | クロ |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 2面2線 |
乗車人員 -統計年度- |
570人/日(降車客含まず) -2010年- |
開業年月日 | 1899年(明治32年)7月15日 |
備考 |
業務委託駅 POS端末設置 |
黒井駅(くろいえき)は、兵庫県丹波市春日町黒井にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)福知山線の駅である。
江戸幕府3代将軍徳川家光の乳母である春日局生誕の地である、旧春日町の玄関口で、通勤時間帯などには特急も停車する。
駅構造
相対式ホーム2面2線を持つ行違い可能な地上駅になっている。互いのホームを結ぶ跨線橋がある。以前は2面3線であったが、一番遠い線路は撤去されている。貨物用ホーム跡がある。待合室が2番のりばにある。
篠山口駅が管理し、ジェイアール西日本福知山メンテックが駅業務を受託する業務委託駅。営業時間は7時5分から16時55分で、POS端末による発券を行っている。かつてはキオスクがあったが撤退し、飲料水の自動販売機が置かれている。
ホーム | 路線 | 方向 | 行先 | 備考 |
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1 | ■福知山線 | 上り | 篠山口・三田方面 | 主に普通・快速 |
下り | 福知山方面 | |||
2 | ■福知山線 | 上り | 篠山口・三田方面 | 特急のみ |
下り | 福知山方面 | 特急(一部普通・快速) |
2番のりばを上下本線、1番のりばを上下副本線とした一線スルー配線であるため、上下線とも特急は一部の例外を除き2番のりばに停車あるいは通過するが、普通(快速)列車は行違いがない場合は上下線とも1番のりばに停車する。普通列車同士の行き違いの場合は、上り列車が1番のりば、下り列車が2番のりばを使用する。
ダイヤ
日中時間帯は1時間あたり1本が停車する。朝晩には大阪駅発着の設定もある。
利用状況
1日平均の乗車人員は570人である(2010年度)。
近年の1日平均乗車人員は以下の通りである。
- 802人(2000年度)
- 784人(2001年度)
- 727人(2002年度)
- 693人(2003年度)
- 636人(2004年度)
- 638人(2005年度)
- 604人(2006年度)
- 582人(2007年度)
- 595人(2008年度)
- 583人(2009年度)
- 570人(2010年度)
駅周辺の人口の減少や、モータリゼーションの影響もあって、毎年利用者が減少傾向にある。複線化を願っている丹波市にとっては、篠山口以北のこの駅を含む利用者の減少は深刻な問題である。2007年度は鉄道利用促進を図るべく、近距離利用時の特急料金の一部を自治体が助成する社会実験を実施した。当駅もその対象となった。ちなみに伊丹駅 - 宝塚駅間は毎年利用者が増え続けている。
駅周辺
周辺はやや市街地化しており、工場などもある。
- 丹波市役所春日庁舎(旧・春日町役場)
- 春日歴史民俗資料館
- 春日郷土資料館
- サンウエキ(大型スーパーマーケット)
- 黒井城(国指定史跡)
- 興禅寺(春日局生誕地)
- 兵主神社
- 兵庫県立氷上高等学校
- 国道175号
歴史
- 1899年(明治32年)7月15日 - 阪鶴鉄道の柏原駅 - 福知山南口駅(のちの福知駅、現存せず)間延伸により開業。旅客・貨物取扱開始。
- 1907年(明治40年)8月1日 - 阪鶴鉄道が国有化。国有鉄道の駅となる。
- 1909年(明治42年)10月12日 - 線路名称制定。阪鶴線所属駅となる。
- 1912年(明治45年)3月1日 - 線路名称改定。阪鶴線の福知山駅以南が福知山線に改称し、当駅もその所属となる。
- 1956年(昭和31年)6月 - 駅舎改築[1]。
- 1973年(昭和48年)4月1日 - 貨物取扱廃止。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により、西日本旅客鉄道(JR西日本)の駅となる。
- 1992年(平成4年)4月1日 - 篠山口鉄道部発足により、その管轄となる。
- 2009年(平成21年)6月1日 - 篠山口鉄道部廃止に伴い福知山支社直轄に戻され、篠山口駅の被管理駅となる。
その他
信越本線にも新潟県上越市に同名の「黒井駅」があることから、乗車券類の券面には「(福)黒井」と表記される。
隣の駅
関連項目
脚注
- ^ 『福知山鉄道管理局史』(1973年)P620