貴家堂子
さすが たかこ 貴家 堂子 | |
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プロフィール | |
本名 | 堀内 堂子(ほりうち たかこ)[1](旧姓:貴家[2]) |
性別 | 女性 |
出生地 | 日本・東京都[3] |
生年月日 | 1941年2月4日(83歳) |
職業 | 声優 |
事務所 | 東京俳優生活協同組合 |
配偶者 | あり |
公称サイズ([2]時点) | |
身長 / 体重 | 153 cm / 42 kg |
活動 | |
活動期間 | 1963年 - |
貴家 堂子(さすが たかこ、1941年2月4日[3] - )は、日本の女性声優[3]。東京俳優生活協同組合所属[4]。
東京府出身[5]。以前はTBS放送劇団第6期生[2]、同人舎プロダクション[6]、ぱらーた企画[5]やワンダフル・ライフ・プロジェクト[7]に所属していた。
『サザエさん』のフグ田タラオ、『ハクション大魔王』のアクビ、『天才バカボン』のハジメなど、幼児役・少女役が代表作[3]。
来歴
東京府(現・東京都北区)出身[5]。実家は病院を経営していた(貴家病院・王子3丁目)。
高校卒業後、花嫁修業が嫌だった時期に友人の誘いでTBS放送劇団のオーディションを受けたところ合格し、第6期生として入団[8][9]。最初は両親の反対を受けたり「結婚するまで」と考えたこともあったが、デビューからレギュラー出演作が一度も途絶えなかったことでそのまま声優の道を進んだといい、本人いわく「流れに乗っちゃった」とのこと[8][9]。
『サザエさん』ではフグ田タラオ役で放送開始の1969年以来、フグ田サザエ役の加藤みどりとともに出演し続けていることで著名[10]。2011年の東京アニメアワードでは、功労賞を当時の声優陣3人[注 1]と共に受賞[11]。2019年には「最も長くテレビアニメシリーズにおいて同じ役を演じ続ける声優」として加藤と共にギネス世界記録に認定された[12]。
ゲーム『ダンガンロンパシリーズ』では、2012年発売の『スーパーダンガンロンパ2 さよなら絶望学園』以降モノミ役として出演している。
人物
幼少期に兄がシェパードを飼っていたことから犬好きであり、以前は大型犬やシェルティーを飼っていたという[8]。
普段演じている役は少し高めの地声であり、自身の声を「変な声」「聞くのが苦手[注 2]」と語ったこともある[8]。また、声質から「大人の役ができない」と悩んだこともあったという[8]。
演技に関しては、デビュー後にレギュラー出演したラジオドラマ『ウッカリ夫人とチャッカリ夫人』や『わんぱくデニス』の吹き替えなどでディレクターや共演者に指導を受け、実戦経験を積む形で学んだ部分が大きいという[9]。
バラエティー番組に何度か顔出し出演したが、「タラちゃんの声をやってほしい」と言われた際には「人前では上手くできない」「『やって』とか言われてできるものではない」という対応で一貫して断っている。
『サザエさん』放送40年記念の際には、カメラの前でインタビューに答えた。そこでは「こんなに長くやるって思いませんでしたもん。1年って約束でしたよ、初め。チビちゃん(の声)をやるのは。イクラちゃん(の声優)に『私だってやってるんだから(降板は)ダメよタラちゃん』っておだてられて、その気になって40年」と話した。
出演
※太字はメインキャラクター。
テレビアニメ
- 1964年
-
- 鉄腕アトム (アニメ第1作)(ピピ、マグネットちゃん)
- 1967年
-
- 黄金バット(部落の少年)
- かみなり坊やピッカリ・ビー(カルダン)
- リボンの騎士(1967年 - 1968年、チンク[13])
- 1968年
- 1969年
- 1970年
-
- アタックNo.1
- 幽霊城のドボチョン一家(ミミー)
- 1971年
-
- 昆虫物語 みなしごハッチ(雪虫、テン子)
- 新オバケのQ太郎
- 天才バカボン(1971年 - 1972年、ハジメちゃん[16] 他)
- 1972年
- 1973年
- 1975年
-
- 元祖天才バカボン(1975年 - 1977年、ハジメちゃん[5] 他)
- みつばちマーヤの冒険(オトシブミの子)
- 勇者ライディーン(こっぺ)
- 1976年
-
- 一休さん(おたえ)
- 1977年
-
- あらいぐまラスカル(マーサ・コンウェイ)
- 1979年
-
- 赤毛のアン(リリー・ジョーンズ)
- 1980年
-
- 鉄腕アトム (アニメ第2作)(ゲン)
- ニルスのふしぎな旅(ヘンリー)
- 1983年
-
- 吾輩は犬である ドン松五郎の生活(長太郎)
- 野生のさけび
- 2008年
-
- かんなぎ(上森シゲ)
- 2013年
- 2016年
-
- ダンガンロンパ3 -The End of 希望ヶ峰学園- 未来編(月光ヶ原美彩 〈モノミ〉[17])
劇場アニメ
ゲーム
- スーパーダンガンロンパ2 さよなら絶望学園(2012年、モノミ / ウサミ[18])
- ダンガンロンパ1・2 Reload(2013年、モノミ / ウサミ)
- ハッピーダンガンロンパS 超高校級の南国サイコロ合宿(2021年、モノミ / ウサミ)
吹き替え
映画
- アラモ ※NETテレビ版
- 久遠の誓ひ(ペニー〈シャーリー・テンプル〉)
- ジャイアンツ ※NETテレビ版
- 続・激突!/カージャック(ラングストン〈ハリソン・ザナック〉)
- ハイウェイ(マーガレット〈キンバリー・ブロック〉)
- バニー・レークは行方不明(フェリシア・”バニー”・レイク〈スーキー・アップルビー〉)※NETテレビ版
- ライオン(〈パメラ・フランクリン〉)
- わんぱくデニス (デニス・ミッチェル〈メイソン・ギャンブル〉)
ドラマ
- 奥さまは魔女(エイミー #151)
- シェーン TVシリーズ (ジョーイ・スターレット)
- 逃亡者 #33(フィル・ジェラード/カート・ラッセル), #91(ロジャー/ヴィンセント・アリアス), #120(ボビー・タフト<ジョニー・ジェンセン>)
- 0011ナポレオン・ソロ(女子高校生スージー #47、シルビア #51)
- ミステリーゾーン2 #22 「長距離電話」(ビリー・ベイルス〈ビル・マミー〉)
- バークにまかせろ
- わんぱくデニス(デニス・ミッチェル〈ジェイ・ノース〉)※第2~3期
アニメ
- ウッドペッカー(チリー・ウィリー)
- スヌーピーとチャーリー(サリー・ブラウン)
CD
- 流星皇子TOMMY(まいど君[5])
- ナムコット・ゲーム・ア・ラ・モード II(「アドバンテージ・ラブ」、『ファミリーテニス』アレンジ)
CM
- ヤクルト本社・ミルミル
- 明治製菓・チョコベビー
- 湖池屋・すっぱムーチョ
- 全国農業協同組合連合会・しんたまご
- トヨタ自動車・キャミ
- 資生堂・スーパーハード
- 日産自動車・のってカンガルーキャンペーン
- 佐賀の米・麦・大豆マーケティング協議会・「さがびより」
その他
- こどもにんぎょう劇場
- 「パンをふんだむすめ」(小さな女の子)
- 「ねずみのすもう」(やせ坊)
- 人形劇・「川の子クークー」(スイスイの声)
- CR天才バカボン2(ハジメ)
- 舞台『スーパーダンガンロンパ2 THE STAGE 〜さよなら絶望学園〜』(モノミの声)
- フルタチさん(ナレーター)
- プルルくん(キッキ)
脚注
注釈
出典
- ^ 『芸能手帳タレント名簿録Vol.35('00〜'01)』連合通信社・音楽専科社、2000年、115頁。
- ^ a b c 『TVアニメ大全科part2』秋田書店、1979年、267頁。
- ^ a b c d “貴家堂子の解説”. goo人名事典. 2022年1月11日閲覧。
- ^ “貴家 堂子”. 俳協. 2020年3月26日閲覧。
- ^ a b c d e f g h 『声優事典 第二版』キネマ旬報社、1996年、415頁。ISBN 4-87376-160-3。
- ^ 『声優名鑑 アニメーションから洋画まで…』近代映画社、1985年、75頁。
- ^ “キャンペーンのCMについて教えて。”. 日産自動車. 2017年9月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年2月15日閲覧。
- ^ a b c d e f 『スーパーダンガンラジオ 緒方恵美の絶望学園放送部』第2回 ゲスト出演時の発言より。
- ^ a b c "時代を創った声 声優…貴家堂子". ラジオ深夜便. 2 January 2022. NHK。
- ^ “【麻生美代子さん死去】サザエさん役の加藤みどりさん「皆の目標でした」 タラちゃん役の貴家堂子さん「さびしいです…」。”. 産経ニュース (2018年9月3日). 2019年7月21日閲覧。
- ^ “東京国際アニメフェア 功労賞にサザエさん声優陣ら決定”. アニメ!アニメ!ビズ. 2020年4月29日閲覧。
- ^ “Longest career as a voice actor for the same character of an animated TV series”. ギネスワールドレコーズ. 2020年2月15日閲覧。
- ^ “リボンの騎士”. 手塚治虫公式サイト. 2016年5月21日閲覧。
- ^ “ウメ星デンカ”. トムス・エンタテインメント. 2016年7月3日閲覧。
- ^ “ハクション大魔王”. メディア芸術データベース. 2016年11月12日閲覧。
- ^ “天才バカボン”. メディア芸術データベース. 2016年11月8日閲覧。
- ^ “キャスト発表第5弾”. 「ダンガンロンパ3 The End of 希望ヶ峰学園」公式サイト (2016年4月25日). 2016年4月25日閲覧。
- ^ “スパイク・チュンソフト、PSP「スーパーダンガンロンパ2 さよなら絶望学園」。予約特典も「しゃべる!モノミストラップ」に決定”. GAME Watch (2012年5月11日). 2019年7月21日閲覧。