柏原駅 (兵庫県)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

これはこのページの過去の版です。Lamkova (会話 | 投稿記録) による 2012年5月7日 (月) 13:22個人設定で未設定ならUTC)時点の版であり、現在の版とは大きく異なる場合があります。

柏原駅
駅外観
かいばら
Kaibara
谷川 (7.0 km)
(3.2 km) 石生
兵庫県丹波市柏原町柏原字松ヶ端1172-1
北緯35度7分38.08秒 東経135度4分38.28秒 / 北緯35.1272444度 東経135.0773000度 / 35.1272444; 135.0773000
所属事業者 西日本旅客鉄道(JR西日本)
所属路線 福知山線
キロ程 80.0 km(尼崎起点)
電報略号 カラ
駅構造 地上駅
ホーム 2面2線
乗車人員
-統計年度-
884人/日(降車客含まず)
-2010年-
開業年月日 1899年明治32年)5月25日
備考 直営駅
みどりの窓口
テンプレートを表示

柏原駅(かいばらえき)は、兵庫県丹波市柏原町柏原字松ヶ端にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)福知山線

丹波市の代表駅は隣駅の石生駅だが、バスの利便性、タクシーの数などをとっても実質的に当駅が玄関口である。

駅構造

相対式ホーム2面2線を持ち行き違い可能な地上駅。かつては2線の間にもう1本線路が敷設されていた。駅の前後は単線で、昔の福知山線の面影がいまだに残る。

駅舎は1990年平成2年)に大阪鶴見緑地で開催された「国際花と緑の博覧会」でのドリームエキスプレス「山の駅」駅舎を丹波の森構想に合致するものとして翌年移建した。木造2階建、1階に待合室、レストラン、旅行会社、売店があり、みどりの窓口も設置されている。2階は普段開放されていないが、小さな部屋がある。

直営駅篠山口駅の被管理駅)。自動改札機は導入されておらず、有人改札で、ICOCA等のカードには非対応となっている。窓口の営業時間は始発から23時まで。2007年(平成19年)2月には改札内にLEDの発車標、改札外には液晶ディスプレイの発車標が設置された。

柏原駅プラットホーム
ホーム 路線 方向 行先
1 福知山線 上り 篠山口三田方面
下り 福知山方面
2 福知山線 下り 福知山方面

改札口側の1番のりばが上り本線、2番のりばが下り本線であるが、1番のりばが両方向からの入線・出発に対応している。そのため行き違いのない場合は、乗降客が跨線橋を渡らずに済むよう、原則として上下線とも1番のりばに停車する。行違いがある場合は上り列車は1番のりば、下り列車は2番のりばに発着する。これは、全列車停車となる特急についても例外ではない。

ダイヤ

日中時間帯は1時間あたり普通が1本、特急「こうのとり」が1本の計2本である。朝晩には大阪駅発着の快速も停車する。

利用状況

1日平均の乗車人員は884人である(2010年度)。

近年の1日平均乗車人員は以下の通りである。

  • 1,195人(2000年度)
  • 1,166人(2001年度)
  • 1,127人(2002年度)
  • 1,073人(2003年度)
  • 1,035人(2004年度)
  • 986人(2005年度)
  • 948人(2006年度)
  • 900人(2007年度)
  • 900人(2008年度)
  • 886人(2009年度)
  • 884人(2010年度)

駅周辺

歴史

  • 1899年明治32年)
    • 5月25日 - 阪鶴鉄道が篠山駅(現在の篠山口駅)から延伸した際に、その終着駅として開業。旅客・貨物取扱開始。
    • 7月15日 - 阪鶴鉄道が福知山南口駅(後の福知駅、現存せず)まで延伸し、途中駅となる。
  • 1907年(明治40年)8月1日 - 阪鶴鉄道国有化。国有鉄道の駅となる。
  • 1909年(明治42年)10月12日 - 線路名称制定。阪鶴線所属駅となる。
  • 1912年(明治45年)3月1日 - 線路名称改定。阪鶴線の福知山駅以南が福知山線に改称し、当駅もその所属となる。
  • 1973年昭和48年)4月1日 - 貨物取扱廃止。
  • 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により西日本旅客鉄道(JR西日本)の駅となる。
  • 1991年平成3年)9月21日 - 大阪花博で使われた「山の駅」を新駅舎として使用開始。
  • 1992年(平成4年)4月1日 - 篠山口鉄道部発足により、その管轄となる。
  • 2009年(平成21年)6月1日 - 篠山口鉄道部廃止に伴い福知山支社直轄に戻され、篠山口駅の被管理駅となる。

隣の駅

西日本旅客鉄道
福知山線
快速・普通
谷川駅 - 柏原駅 - 石生駅

その他

「柏原」という駅名だが、同じ漢字でも読みが異なる駅が存在する。当駅の場合、マルス発行の乗車券などでは、「(福)柏原」と表記されて区別される。

駅前には神姫グリーンバスが発着し(かつては三宮までの高速バスも発着していた。神姫グリーンバスに乗車する場合はNicoPaPiTaPaICOCAが使用可能)、時間貸しの駐車場もある。また、田捨女田艇吉の銅像が立つ。

関連項目

外部リンク