柏原駅 (兵庫県)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
柏原駅
駅外観(2006年5月)
かいばら
Kaibara
谷川 (7.0 km)
(3.2 km) 石生
地図
兵庫県丹波市柏原町柏原字松ヶ端1172-1[1]
北緯35度7分38.08秒 東経135度4分38.28秒 / 北緯35.1272444度 東経135.0773000度 / 35.1272444; 135.0773000
所属事業者 西日本旅客鉄道(JR西日本)
所属路線 G 福知山線
キロ程 80.0 km(尼崎起点)
電報略号 カラ
駅構造 地上駅[1]
ホーム 2面2線[1][2]
乗車人員
-統計年度-
816人/日(降車客含まず)
-2016年-
開業年月日 1899年明治32年)5月25日[1][3]
備考 直営駅[1]
みどりの券売機プラス設置駅
テンプレートを表示

柏原駅(かいばらえき[2])は、兵庫県丹波市柏原町柏原字松ヶ端にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)福知山線[1]

概要[編集]

上空から見た柏原駅

福知山駅を管理駅とする直営駅[1]。丹波市の玄関口であり、市内の駅で唯一特急こうのとり」が全列車停車する[1]

当駅の駅舎は、1990年(平成2年)に開催された『国際花と緑の博覧会』において、会場内アクセス路線として運行されていた『ドリームエキスプレス』の「山の駅」の駅舎を、丹波の森構想に合致するものとして閉幕後に移築したものである[1]。木造2階建てで、1階に待合室・レストラン・旅行代理店・売店がある[1]みどりの窓口は2020年に閉鎖され、みどりの券売機プラスで対応している。2階は通常開放されていない。

なお、JR線上には、当駅と同じ表記で読みの異なる駅が2つ存在する(「同じ表記の駅」を参照)。

歴史[編集]

駅構造[編集]

2面2線の相対式ホームを有する地上駅[2]列車交換が可能。かつて[いつ?]は2線の間に中線が敷設されていた。

自動改札機は導入されておらず、2021年3月13日にICOCAなどの交通系ICカードに対応した。2007年(平成19年)2月には改札内にLED式の発車標、改札外には液晶ディスプレイ式の発車標が設置された。

トイレは駅構内改札外に終日利用可能な男女別の物がある。2017年6月から同年10月にかけてリニューアル工事を行い改札外トイレはバリアフリー対応になった。かつては1番のりば上と駅前バス停付近にトイレがあったが、閉鎖・解体された。

のりば[編集]

のりば 路線 方向 行先 備考
1 G 福知山線 上り 篠山口三田方面  
下り 福知山方面 原則としてこのホーム
2 行き違い列車のみ
付記事項
  • 1番のりばが上り本線、2番のりばが下り本線であるが、1番のりばが両方向からの入線・出発に対応している。
  • 行き違いがない場合は、原則として上下線とも1番のりばに停車する。行き違いがある場合は篠山口・大阪方面の上り列車は1番のりば、福知山方面下り列車は2番のりばに停車する。

ダイヤ[編集]

日中は1時間あたり、篠山口発着の普通と特急『こうのとり』が1本ずつ停車する。朝晩には大阪駅発着の丹波路快速も設定されている。

利用状況[編集]

「兵庫県統計書[6]」によると、2016年(平成28年)度の1日平均乗車人員816人である。

近年の1日平均乗車人員は以下の通りである。

年度 1日平均
乗車人員
1998年 1,320
1999年 1,236
2000年 1,195
2001年 1,166
2002年 1,127
2003年 1,073
2004年 1,035
2005年 986
2006年 948
2007年 900
2008年 900
2009年 886
2010年 884
2011年 892
2012年 905
2013年 929
2014年 840
2015年 825
2016年 816

駅周辺[編集]

北側は国道を挟んで住宅街が続く。南側は田園地帯が広がるが、柏原川の対岸には工場がある。駅のすぐ前には、田艇吉[7][8]銅像田捨女[9]石像が立つ。

柏原図書館および丹波市役所柏原支所が入居)

バス路線[編集]

駅前にウイング神姫の以下の路線が発着している。バス停の名称は「柏原」。

  • 篠山営業所
  • 佐治
  • 青垣住民センター前 ※平日のみ運行
  • 関西記念墓園 ※墓園終着便は土日・祝日ダイヤの日時のみ運行
  • 野瀬 ※1日1本のみ運行

この他、かつては神姫バスによる三宮駅前行きの路線、三田特急の前身とも言える路線や県立柏原病院行も発着していた。

同じ表記の駅[編集]

「柏原」と表記される駅は当駅以外にも存在するが、読みはいずれも異なる[2]

これらと区別するため、マルス発行の乗車券などでは当駅を「(福) 柏原」と表記されている[2]ほか、ICOCAの使用履歴については片仮名表記されている。

隣の駅[編集]

西日本旅客鉄道(JR西日本)
G 福知山線
丹波路快速・ 普通
谷川駅 - 柏原駅 - 石生駅

脚注[編集]

  1. ^ a b c d e f g h i j k l 『兵庫の鉄道全駅 JR・三セク』神戸新聞総合出版センター、2011年12月15日、121頁。ISBN 9784343006028 
  2. ^ a b c d e f g 川口素生『思わず人に話したくなる 関西「駅名」の謎』洋泉社、2017年3月2日。ISBN 978-4-8003-1166-5 
  3. ^ a b c d e f g 石野哲(編)『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』JTB、1998年、127頁。ISBN 978-4-533-02980-6 
  4. ^ a b 広報たんば2020年1月号 > 柏原駅に「みどりの券売機プラス」が登場!” (PDF). 丹波市. p. 7 (2020年1月20日). 2021年2月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年2月27日閲覧。
  5. ^ 2021年春ダイヤ改正について』(PDF)(プレスリリース)西日本旅客鉄道福知山支社、2020年12月18日。 オリジナルの2020年12月18日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20201218075722/https://www.westjr.co.jp/press/article/items/201218_00_fukuchiyama.pdf2020年12月19日閲覧 
  6. ^ 兵庫県統計書
  7. ^ 丹波市と丹波篠山市をつなぐ道 -田艇吉-” (PDF). 兵庫県道徳副読本 小学校5・6年 心 ときめく. 兵庫県立教育研修所. 2021年11月29日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年4月22日閲覧。
  8. ^ 1. 丹波市 柏原エリア”. ぶらり丹波路. 来て・見て・歩いて 丹波まちめぐり. 兵庫丹波観光ネットワーク推進委員会. 2023年3月24日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年4月22日閲覧。
  9. ^ 田ステ女”. 丹波市観光協会. 2022年11月30日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年4月22日閲覧。
  10. ^ 事業所”. 拠点・アクセス. クレハ. 2023年4月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年4月22日閲覧。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]