新三田駅
新三田駅 | |
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駅舎
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しんさんだ Shin-Sanda |
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◄JR-G61 三田 (3.2km)
(2.8km) 広野* JR-G63►
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所在地 | 兵庫県三田市福島字道野上 |
駅番号 | JR-G62 |
所属事業者 | ![]() |
所属路線 | G 福知山線(JR宝塚線) |
キロ程 | 36.9km(尼崎起点) 大阪から44.6km |
電報略号 | シサ |
駅構造 | 地上駅[1] |
ホーム | 2面4線[1] |
乗車人員 -統計年度- |
14,694人/日(降車客含まず) -2016年- |
開業年月日 | 1986年(昭和61年)11月1日[1] |
備考 | 直営駅 みどりの窓口 有 |
新三田駅(しんさんだえき)は、兵庫県三田市福島にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)福知山線の駅である。駅番号はJR-G62。
概要[編集]
「JR宝塚線」の愛称区間に含まれており、1986年11月1日の福知山線全線電化と同時に開業した[1]。運行上の境界駅の一つとなっている。
直営駅(宝塚駅の被管理駅)で、ICOCAや相互利用対象のICカードが使える。
福知山線は、尼崎駅 - 当駅間が近畿統括本部の管轄であり、北隣の広野駅 - 福知山駅間は福知山支社の管轄となる。近畿統括本部・福知山支社の境界は、当駅の上り第1場内信号機である。当駅はアーバンネットワークに属しているが、福知山線のJR宝塚・JR東西・学研都市線運行管理システム (SUNTRAS)による運行管理は、当駅が北限である。
歴史[編集]
- 1986年(昭和61年)11月1日 - 日本国有鉄道福知山線の三田駅 - 広野駅間に新設開業[1]。旅客のみ取り扱い。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により、西日本旅客鉄道(JR西日本)の駅となる。
- 1988年(昭和63年)3月13日 - 路線愛称の制定により、「JR宝塚線」の愛称を使用開始。
- 1992年(平成4年)11月1日 - みどりの窓口営業開始。
- 2003年(平成15年)11月1日 - ICカード「ICOCA」の利用が可能となる。
- 2011年(平成23年)3月8日 - JR宝塚・JR東西・学研都市線運行管理システム導入。接近メロディ導入。
- 2018年(平成30年)3月17日 - 駅ナンバリングが導入され、使用を開始。
駅構造[編集]
島式2面4線のホームを持つ地上駅[1]。駅舎はペンション風の三角屋根になっている[1]。ホームは盛土上にあり、コンコースとホームは地下道や跨線橋で結ばれている。バリアフリーの一環として、跨線橋にエレベーターが設置されている。
外側の2線(1番のりば・4番のりば)が本線、内側の2線(2番のりば・3番のりば)が下り副本線で、当駅で折り返す列車はすべて内側の2・3番のりばを使用する。篠山口駅・福知山駅を発着する列車は、朝のラッシュ時を除いて外側の1・4番のりばに停車(または通過)する。
改札外にはキヨスクとハートイン(コンビニエンスストア)があったが、キヨスクは2014年12月28日限り閉店し、ハートインはセブンイレブンへの改装のため2015年10月28日限り閉店したが2016年1月10日にセブンイレブンとして再オープンした。
のりば[編集]
のりば | 路線 | 方向 | 行先 | 備考 |
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1・2 | G JR宝塚線 | 下り | 篠山口・福知山方面 | |
3・4 | 上り | 宝塚・大阪・北新地方面 | 一部2番のりば |
- 上表の路線名は旅客案内上の名称(愛称)で表記している。
- 3番のりばからは篠山口方面への発車も可能。
- 夜間滞泊の設定もある。
ダイヤ[編集]
日中は1時間に6本(丹波路快速が2本、普通電車が4本)のパターンダイヤとなっている。普通電車は当駅で大阪方面へ折り返しとなり、篠山口方面(下り)は丹波路快速のみの運行となる(一駅手前の三田駅から、終点の篠山口駅まで各駅に停車)。半数は篠山口駅で福知山行きの列車に接続する。
大阪方面への上り普通電車は川西池田駅で宝塚発の快速大阪行きか篠山口発の丹波路快速に接続する。朝の普通電車の一部には、宝塚駅で後続の快速・特急を先に通す列車の設定もある。
朝晩にはJR東西線や学研都市線に乗り入れる列車もある。朝ラッシュ時には当駅始発で大阪方面・東西線直通の上り快速が多数設定されており、始発時点でほぼ満席となる。また、特別料金が必要な列車の特急『こうのとり』は通勤利用客向けに朝の新大阪行き上りと夕方以降の福知山・豊岡行きの下りが停車し、利便性が向上している(一駅隣の三田駅には全便停車)。
2011年3月12日のダイヤ改正では、以前に設定されていた湖西線直通の当駅始発近江舞子行きの普通列車1本が、土曜・休日ダイヤの夜に限り復活した。当駅始発の列車では、最長距離を走破する列車となる(合計125.1km、2時間48分)。
始発列車は4時台で、終電の到着時刻は1時を過ぎる。
利用状況[編集]
利用客数は隣の三田駅とほぼ同じで、福知山線内では5番目に多い。
ウッディタウンなどの北摂三田ニュータウンからバスやマイカー、バイクや自転車(原付含む)などで当駅まで出て、大阪方面へと向かう住民が多い(駅周辺には駅を利用する住民のための駐車場や駐輪場も多数ある)。当駅が始発となる列車が多く、おおむね座って大阪方面に行くことができるため、神戸電鉄の公園都市線経由で三田駅に出るよりも利便性に優れる。所要時間も短く、運賃も安い。混雑時には送迎のマイカーが多く見られる。
なお、近隣の工業団地・テクノパークなどの開発などもあり、朝の下り列車、夕方以降の上り列車への通勤客の利用も多い。
「兵庫県統計書[2]」及び「三田市統計書[3]」によると、近年の1日平均乗車人員は以下の通りである。
年度 | 1日平均 乗車人員 |
---|---|
1995年 | 11,114 |
1996年 | 11,481 |
1997年 | 11,963 |
1998年 | 12,452 |
1999年 | 12,760 |
2000年 | 13,210 |
2001年 | 13,501 |
2002年 | 13,513 |
2003年 | 13,670 |
2004年 | 13,882 |
2005年 | 13,844 |
2006年 | 14,277 |
2007年 | 14,413 |
2008年 | 14,650 |
2009年 | 14,600 |
2010年 | 14,782 |
2011年 | 14,753 |
2012年 | 14,756 |
2013年 | 15,020 |
2014年 | 14,639 |
2015年 | 14,802 |
2016年 | 14,694 |
駅周辺[編集]
国鉄末期に開業した当時[1]、周囲にはほとんど何もなかったが[1]、三田市のニュータウン開発によりウッディタウン・カルチャータウン等の玄関口として急激に発展していった。
三田市の、三田駅周辺を主核、ニュータウンを副核と位置付ける都市計画により、その他の地域では開発が抑制され、新三田駅周辺も市街化調整区域に指定されて開発が行われなかった。このため駅周辺には農地が広がり、立ち寄るような施設は何もない。しかし乗降客からの要望もあり三田市が方針転換し、2016年(平成28年)春に駅周辺の土地が市街化区域に指定変更され、商業施設やオフィスの集積地となるように開発が行われることになった。2017年(平成29年)9月に土地区画整理事業が認可され、2018年(平成30年)1月に着工し、5.3ヘクタールの土地を10億5600万円を投じて開発し、2021年(平成33年)3月の工事完成を見込んでいる[4]。
下記の施設等へは、ほとんどの場合バスやタクシーへ乗り継ぐことになる。駅前には大規模な立体駐輪・駐車場があり、パークアンドライドを行う利用客も少なくない。マイクロバス用の駐車スペースもあり、送迎バスなども発着している。
- ウッディタウン
- カルチャータウン
- 三田工業団地
- 三田市民病院
- 有馬富士公園
- 神戸医療福祉専門学校
- 関西学院大学 神戸三田キャンパス(神姫バスを利用)
- 東条湖おもちゃ王国・ホテルグリーンプラザ東条湖(加東市、無料送迎バスが運行されている)
- 国道176号
- 兵庫県道141号黒石三田線
- 兵庫県道570号有馬富士公園線
- 武庫川
路線バス[編集]
神姫バスの新三田駅バスターミナルがあり、6つののりばといくつかのおりばが設けられている。同社の主要停留所の一つとなっており、定期券発売所やタクシー用ののりばも併設されている。
ニュータウンへの玄関口として機能しており、特に朝の上りは相当数の便が設定される。また深夜帯の運行も充実しており、最終便は松井山手始発の普通電車と接続するため、一般路線のバスとしてはかなり遅い24時55分発である(2013年5月現在・平日ダイヤ)。
- 1番のりば
- すずかけ台方面、三田市民病院・三田駅方面
- 2番のりば
- あかしあ台方面、えるむプラザ経由 学園7丁目方面
- 3番のりば
- ゆりのき台方面
- 4番のりば
- けやき台・センチュリープラザ前・ゆりのき台4丁目方面、けやき台経由 学園7丁目方面
- 5番のりば
- 関西学院大学・学園7丁目、つつじが丘方面
- 6番のりば
- テクノパーク方面、渡瀬方面、上津台方面
隣の駅[編集]
脚注[編集]
- ^ a b c d e f g h i 『鉄道ジャーナル』第21巻第1号、鉄道ジャーナル社、1987年1月、 69-82頁。
- ^ 兵庫県統計書
- ^ 三田市統計書
- ^ “新三田駅前、第2の玄関口へ 区画整理が本格着工”. 神戸新聞NEXT (2018年1月12日). 2018年1月12日閲覧。
関連項目[編集]
外部リンク[編集]
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