宮崎市フェニックス自然動物園
宮崎市フェニックス自然動物園 | |
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施設情報 | |
正式名称 | 宮崎市フェニックス自然動物園[1] |
所有者 | 宮崎市 |
管理運営 | 宮崎市フェニックス自然動物園管理株式会社(指定管理者)[2] |
開園 | 1971年3月 |
所在地 | 宮崎県宮崎市大字塩路字浜山3083-42 |
位置 | 北緯31度58分57.0秒 東経131度28分43.8秒 / 北緯31.982500度 東経131.478833度座標: 北緯31度58分57.0秒 東経131度28分43.8秒 / 北緯31.982500度 東経131.478833度 |
宮崎市フェニックス自然動物園(みやざきしフェニックスしぜんどうぶつえん)は、宮崎県宮崎市にあるフェニックス・シーガイア・リゾートに隣接する動物園。指定管理者制度に基づき、宮崎市が出資する第三セクターの宮崎市フェニックス自然動物園管理株式会社が管理・運営している。
概要
- シーガイア開園以前より存在する県民に愛されている動物園。遊園地併設。
- 園内のなだらかな坂を登った先では、日向灘が一望できる。
- クジャク等一部の鳥類が園内の道路を普通に闊歩しているユニークな動物園でもある(現在は中止)。
- 約100種、1,500点の動物がいる。
- 野生動物を混合飼育した、日本で初めての生態動物園である。日本初のダチョウの繁殖成功や、飼育数日本一のフラミンゴ、特にフライング・フラミンゴショーは、有名である。
- カドリー・ドミニオン所属のアニマルトレーナーである宮沢厚がかつて所属しており、オランウータンのさくら(TBSのテレビ番組「どうぶつ奇想天外!」に出演していた)を担当した事で有名。1997年に北海道で放送された北海道テレビ(HTB)制作のバラエティ深夜番組「水曜どうでしょう」での企画「宮崎リゾート満喫の旅」[3] でさくらと共に登場しており、当時は番組に出演する機会がなかった為、かなり貴重な映像である[4]。
- 現在、カドリー・ドミニオンに住んでいる天才チンパンジーパンくんの出生場所。
- レッサーパンダも存在。
- 遊園地は15種の遊具を備えており、流れるプールは2013年夏季にリニューアルオープン予定である。(夏季営業)(竣工時西日本最長のウォータースライダー設置)もある。
- マッドマウスというジェットコースターのミニチュア版は方向転換の急角度さからジェットコースターよりもスリル度は高い。
- かつて隣接する土地に1972年開業で木製36レーンを保有したボーリング場の「フェニックスボウル」が存在したが2015年(平成27年)3月31日をもって閉鎖され解体された。
- 日本の動物園でマサイキリンの飼育頭数は僅か8頭しかいない。その内、3頭を飼育している。更にキリンのメスは生まれにくいが本園では産まれており、「コナツ」と名付けられたが現在は熊本市動植物園に嫁入りしている。キリンは3歳でないと繁殖に適さないが、3歳での移動は難しい為、容易に移動出来る1歳で嫁入りした。
沿革
- 1971年(昭和46年)3月 - フェニックス国際観光(フェニックスリゾートの関連企業)がフェニックス自然動物園を開園。
- 2001年(平成13年)9月 - 宮崎市が、会社更生法を適用したフェニックス国際観光から動物園を買収、宮崎市フェニックス自然動物園となる。
- 2010年(平成22年)5月~8月 - 宮崎県内の口蹄疫流行の感染予防のため5月17日より無期限臨時休園していたが、終息を受けて8月8日に営業を再開する [1]。
チンパンジーの脱走事件
2019年4月4日、オスのチンパンジー・ゲンキ(31歳)が幅6メートル、深さ1.2メートルの水堀を渡り施設から脱走した。園は入場者を全員レストランに避難させることで安全を図り、幸い犠牲者を出さずに済んだ。脱走から1時間後、獣医が麻酔の吹き矢を利用して捕獲した。脱走した原因は、園側がチンパンジーが水を嫌い泳げないものと楽観して施設を設計したことにあった[5][6]。
最寄り駅
脚注
- ^ 宮崎市フェニックス自然動物園条例
- ^ 指定管理者制度について
- ^ 放送当時の企画名は「宮崎シーガイア」。
- ^ この企画は後に水曜どうでしょうDVD全集の第5弾に収録され、DVD化されている。
- ^ 「チンパンジーが施設脱走 宮崎 動物園内うろうろ」『産経新聞』2019年4月20日
- ^ 「チンパンジー水路から脱走か 泳いで電気柵くぐり抜け? フェニックス自然動物園 /宮崎」『毎日新聞』2019年4月10日