天草エアライン
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法人番号 | 7330001015387 | |||
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設立 | 1998年10月12日 | |||
ハブ空港 | 天草飛行場 | |||
マイレージサービス | AMXポイントカード | |||
親会社 | 熊本県 | |||
保有機材数 | 1機 | |||
就航地 | 4都市 | |||
本拠地 | 熊本県天草市 | |||
代表者 | 奥島透(代表取締役社長) | |||
外部リンク | http://www.amx.co.jp |
天草エアライン(あまくさエアライン)は熊本県を拠点とする第三セクターのコミューター航空会社。略称はAMXだが航空会社コードはもたない。
概要
2000年3月に、天草飛行場開港と同時に運航を開始した。現在は、天草飛行場 - 福岡空港、熊本空港線、熊本空港 - 大阪国際空港線を運航している。以前は神戸空港や松山空港にも就航していた。
福岡空港線は、陸路では4時間30分前後かかるところを30分前後の飛行時間で運用していることから需要の高い路線となっている。また、九州新幹線が2011年3月12日に、鹿児島中央駅から熊本駅・博多駅と開業し、さらに新大阪駅まで直通運転も始まる事から、陸路より所要時間で有利な熊本空港 - 大阪国際空港(伊丹)までの空路に新たに就航する。
一方では、3億円を超す累積赤字を抱え地元自治体に支援を要請するなど経営面での課題に加え、運航機材がDHC8-103が1機のみのため、航空機整備や乗員訓練の際は運休を余儀なくされており、現段階では予備機導入の見通しも立っていない。
沿革
- 1998年10月12日 - 設立。
- 2000年3月23日 - 天草飛行場 - 福岡空港、熊本空港線就航。
- 2004年10月1日 - 熊本空港 - 松山空港線就航。
- 2006年4月18日 - 累計搭乗者数50万人達成。
- 2008年
- 2010年3月31日 - 熊本 - 神戸間の貨物取扱業務を終了。
- 2010年10月11日- 熊本 - 神戸空港線休止。
- 2010年12月15日- 熊本 - 大阪国際空港(伊丹)線就航。
就航路線
以上のほか、2004年10月に増収策として新設された熊本空港 - 松山空港線もあったが、当初は好調だったもののビジネス客などの利用者離れが深刻化し、2006年度の平均搭乗率は43.3%と低迷、2007年度も12月末時点で37.9%と落ち込んでいたため、2008年8月末までで休止となった。そして、同年9月4日からは新たに初の本州路線である神戸空港線が就航した。しかし、搭乗率の低迷と新たに就航したスカイマークとの競合を避けるために2010年10月11日で休止となった。同年12月15日より、熊本空港 - 大阪国際空港線に就航。
運航機材
旅客機と防災消防ヘリコプターをそれぞれ1機ずつ運用している。
- ユーロコプター AS365N3
- 機体記号:JA15KM。天草エアラインが整備・運用を行っている、熊本県の防災消防ヘリコプター[1]。愛称は「ひばり」。
予約システム
2010年3月1日より、予約システムが大幅に変更された。天草エアラインでは、就航当初から電話による予約が主で、天草エアラインの社員が個別に対応していた。料金の支払い方法も、クレジットカードの番号を口頭で伝えるか、空港の天草エアラインカウンターでの現金決済が大半を占めており、予約データの管理も、手作業で行っていた。新予約システムでは、天草エアラインのインターネットサイトから、空席照会や予約、クレジットカード決済などが可能になった。現在では携帯電話用のモバイルサイトからも予約等が出来る。
マイレージサービス
- 日本国内の航空他社とは、マイレージサービスの面ではいずれも提携しておらず、「AMXポイント」として独自にポイントカードを発行している。現在では、天草エアラインのインターネットサイトからも申し込みが可能になった。「天草~福岡(片道)」「天草~熊本(片道)」を1ポイント、「熊本~大阪(片道)」を2ポイントとして加算し、10ポイントからAMXの航空券と交換出来る。但し、ポイントの有効期限は前回利用日から1年間となっている。日本国内に在住している人のみ、AMXポイントカードの申し込みが可能。
その他
- 天草飛行場以外での空港業務は、日本航空(JAL)に委託している。委託空港での予約・発券は当日の便に限られる。
- 他航空会社との連帯輸送契約を結んでいないが、JALグループ便及びフジドリームエアラインズ(FDA)便に限り手荷物を目的地まで預けることが可能である。乗り継ぎ便の航空券提示が原則となるが、チケットレスの場合は出発地の地上係員が乗り継ぎ便が購入済みであることを確認できた場合に利用できる。その他の航空会社便に関しては、一旦到着空港にて手荷物を受け取り、再度乗り継ぎ便へ預ける必要がある。
- 「天草地区」(熊本県天草市・上天草市・天草郡苓北町)に在住している、もしくは会社(本社所在地)が、天草地区にある企業に勤務している人を対象にした、『天草住民割引カード』がある。カードの発行は、天草飛行場のAMXカウンターでのみ取り扱っている。
- 旅行代理店とは違った、独自の団体割引運賃の設定がある。利用条件は、同一便利用の10名以上(ただし12歳以上で、責任ある代表者によって引率されるグループ)で、予約受付期間は、搭乗6ヶ月前〜14日前まで。
- ICAO航空会社コードにおいて、AMXはアエロメヒコ航空を指す。