レンズマメ

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レンズマメ(ヒラマメ)
Lens culinaris
Lens culinaris
分類APG III
: 植物界 Plantae
階級なし : 被子植物 Angiosperms
階級なし : 真正双子葉類 Eudicots
階級なし : コア真正双子葉類 Core eudicots
階級なし : バラ類 Rosids
階級なし : 真正バラ類I Eurosids I
: マメ目 Fabales
: マメ科 Fabaceae
亜科 : マメ亜科 Faboideae
: Fabeae
: ヒラマメ属 Lens
: ヒラマメ L. culinaris
学名
Lens culinaris
Medik.
和名
レンズマメ、ヒラマメ(扁豆)
英名
lentil
亜種
  • L. c. subsp. culinaris
  • L. c. subsp. odemensis
  • L. c. subsp. orientalis
  • L. c. subsp. tomentosus
レンズマメ、生
100 gあたりの栄養価
エネルギー 1,477 kJ (353 kcal)
60.08 g
糖類 2.03 g
食物繊維 30.5 g
1.06 g
飽和脂肪酸 0.156 g
一価不飽和 0.189 g
多価不飽和 0.516 g
25.8 g
トリプトファン 0.232 g
トレオニン 0.924 g
イソロイシン 1.116 g
ロイシン 1.871 g
リシン 1.802 g
メチオニン 0.22 g
シスチン 0.338 g
フェニルアラニン 1.273 g
チロシン 0.689 g
バリン 1.281 g
アルギニン 1.994 g
ヒスチジン 0.727 g
アラニン 1.078 g
アスパラギン酸 2.855 g
グルタミン酸 4.002 g
グリシン 1.05 g
プロリン 1.078 g
セリン 1.19 g
ビタミン
ビタミンA相当量
(0%)
2 µg
(0%)
23 µg
0 µg
チアミン (B1)
(76%)
0.873 mg
リボフラビン (B2)
(18%)
0.211 mg
ナイアシン (B3)
(17%)
2.605 mg
パントテン酸 (B5)
(43%)
2.14 mg
ビタミンB6
(42%)
0.54 mg
葉酸 (B9)
(120%)
479 µg
ビタミンB12
(0%)
0 µg
コリン
(20%)
96.4 mg
ビタミンC
(5%)
4.4 mg
ビタミンD
(0%)
0 IU
ビタミンE
(3%)
0.49 mg
ビタミンK
(5%)
5 µg
ミネラル
ナトリウム
(0%)
6 mg
カリウム
(20%)
955 mg
カルシウム
(6%)
56 mg
マグネシウム
(34%)
122 mg
リン
(64%)
451 mg
鉄分
(58%)
7.54 mg
亜鉛
(50%)
4.78 mg
マンガン
(63%)
1.33 mg
セレン
(12%)
8.3 µg
他の成分
水分 10.4 g
%はアメリカ合衆国における
成人栄養摂取目標 (RDIの割合。
出典: USDA栄養データベース(英語)
レンズマメアミノ酸スコア[1][2]

レンズマメ学名: Lens culinaris[3])は、マメ科ヒラマメ属一年草、およびその種子和名は、ヒラマメ(扁豆)。

光学用途で使われる「レンズ」の語源は、このレンズマメであり、当初作成された凸レンズがレンズマメの形状に似ていたことからこの名前が付いた。

特徴

高さは40cmほどで、小さな豆果の中に種子が2個できる。種子は丸くて扁平な形で、直径 4-9 mm。

分布

西アジア原産で、コムギオオムギエンドウなどと同時に栽培化されたと考えられる。

利用

カレースープ煮込み料理など、インド料理イタリア料理フランス料理で使用される食材のひとつ。

旧約聖書創世記にも登場し、エサウ狩猟に失敗して飢えていた際に、弟ヤコブにレンズマメの煮物を食べさせてもらう代償に、その長子権を譲ったとされる。

2006年3月27日アメリカ合衆国健康専門月刊誌『ヘルス(World's Healthiest Foods: Lentils (India))』による世界の 5 大健康食品が発表され、スペインオリーブ油をはじめ、日本の大豆ギリシャ水きりヨーグルトインドのレンズマメ、韓国キムチの 5 品目が選出された。

脚注

参考文献

  • 桑嶋幹『よくわかる最新レンズの基本と仕組み : 身近な現象と機器に学ぶ』秀和システム〈図解入門〉、2005年、10-11頁。ISBN 4-7980-1028-6 

関連項目

外部リンク