ヤンキー・スタジアム

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ヤンキー・スタジアム
Yankee Stadium
施設データ
所在地 E. 161 St. & River Ave.
Bronx, New York
起工 2006年8月16日
開場 2009年4月16日
所有者 ニューヨーク・ヤンキース
グラウンド
ダグアウト ホーム - 一塁側
ビジター - 三塁側
建設費 15億ドル[1]
設計者 POPULOUS[2]
使用チーム • 開催試合
MLB / ニューヨーク・ヤンキース(2009年 -)
収容人員
50,086人(座席数)、52,325人(立ち見込み)
グラウンドデータ
球場規模 左翼 - 318ft(約96.9m)
左中間 - 382ft(約116.4m)
中堅 - 408ft(約124.4m)
右中間 - 385ft(約117.3m)
右翼 - 314ft(約95.7m)
フェンス -

ヤンキー・スタジアム (Yankee Stadium) とはアメリカ合衆国ニューヨーク州ニューヨークブロンクス区に建設された野球場MLBニューヨーク・ヤンキースの本拠地球場。

概要

建設中のスタジアムの様子。(2007年11月25日)

1923年から使用されていた旧ヤンキー・スタジアムが老朽化、2001年12月にルドルフ・ジュリアーニニューヨーク市長ニューヨーク・ヤンキースニューヨーク・メッツの両チームにそれぞれ8億ドルの球場を建設することに暫定的に合意[3]

2002年マイケル・ブルームバーグがニューヨーク市長に就任するとこの計画は一時凍結となったが[3]、新スタジアムを建設することが決まり、ベーブ・ルースの58回忌である2006年8月16日に起工式が行われた[4]。建設費は15億ドルであった[1]

2009年のレギュラーシーズン前の4月3日にシカゴ・カブスとのオープン戦が行われ、ヤンキースが勝利。4月16日のクリーブランド・インディアンス戦で公式戦初開催。

建設費が15億ドル掛かったことでチケット料金が高騰し、1席平均70ドル(開場当時の為替相場で約7000円)もすることが物議を醸した。

2010年6月5日にはプロボクシングWBA世界スーパーウェルター級タイトルマッチユーリ・フォアマンVSミゲール・コットが開かれた。現在のヤンキースタジアムではもちろん初めてであるが、旧スタジアムを含めても1976年9月のモハメド・アリVSケン・ノートン以来34年ぶりとなる。

また、同年11月20日にはカレッジフットボールの試合、アーミーノートルダム大学戦が行われ、ノートルダム大学が27-3でアーミーを破った。12月30日にもカレッジフットボールの試合が開催された。

左打者天国

旧スタジアムの時代から、左打者に有利なことで知られてきたが、新スタジアムでは開場以来、一試合平均4本以上の本塁打が飛び交っており、大リーグの全本拠地球場でもダントツの「本塁打量産球場」となった。 また、その本塁打の大半がライトスタンドに入っており、左打者に極端に有利な「左打者天国」となっている。ヤンキースのホームでの本塁打量産率はロードの約1.5倍であることから、ヤンキース選手の本塁打数は、他チームの選手と比べて、25%ほど「かさ上げ」されていると言われる[5]

この本塁打の乱発現象に対し、「ゲームが大味になるからつまらない、何とかしろ」「新球場は欠陥球場」などの批判的な声も上がっており、ヤンキースのブライアン・キャッシュマンGMや米国の気象会社が 原因究明に乗り出すこととなった[6] [7]。しかしシーズン途中での球場改築はMLBの規則で禁じられているだけに、ヤンキースが改善策を講じることができるのは、2009年のシーズン終了後である。

脚注

外部リンク

前本拠地:
ヤンキー・スタジアム
1923 - 2008
ニューヨーク・ヤンキースの本拠地
2009 - 現在
次本拠地:

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