オクラホマシティ・サンダー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

これはこのページの過去の版です。エリクセン (会話 | 投稿記録) による 2016年3月22日 (火) 14:20個人設定で未設定ならUTC)時点の版であり、現在の版とは大きく異なる場合があります。

オクラホマシティ・サンダー
Oklahoma City Thunder
チームロゴ バスケットボールの模様の入った盾にOKCのロゴ、その上にTHUNDER
所属リーグ  NBA アメリカ合衆国の旗カナダの旗
カンファレンス  ウェスタン・カンファレンス 
ディビジョン  ノースウェスト
創設 1967年
チーム史

シアトル・スーパーソニックス  SEA 
1967 - 2008

オクラホマシティ・サンダー  OKC 
2008 -
本拠地
オクラホマシティ・サンダーの位置(アメリカ合衆国内)
オクラホマシティ・サンダー

オクラホマ州の旗 オクラホマ州オクラホマシティ
アリーナ チェサピーク・エナジー・アリーナ
収容人数 18,203人 開設2002年
チームカラー ライトブルー、オレンジ、ネイビーブルー、金
オーナー クレイ・ベネット
社長 サム・プレスティ
GM サム・プレスティ
ヘッドコーチ ビリー・ドナヴァン
優勝歴 1回  SEA 1979年)
(当時の優勝トロフィーと優勝記念バナーはシアトル市所有)
ファイナル進出 4回( SEA 1978年, 1979年, 1996年, OKC 2012年)
ディビジョン優勝 11回( SEA 1979年, 1994年, 1996年, 1997年, 1998年, 2005年, OKC  2011年, 2012年, 2013年, 2014年, 2016年)
永久欠番  1 , 10 , 19 , 24 , 32 , 43 (永久欠番バナーはシアトル市保有)
NBAGL提携チーム オクラホマシティ・ブルー
Homeのジャージ
チームカラー
Home
Awayのジャージ
チームカラー
Away
Alternateのジャージ
チームカラー
Alternate
テンプレートを表示

オクラホマシティ・サンダーOklahoma City Thunder)は、アメリカ合衆国オクラホマ州オクラホマシティに本拠を置く全米プロバスケットボール協会(NBA)のチーム。ウェスタン・カンファレンス(西地区)のノースウェスト・ディビジョンに所属。本拠地はハリケーン・カトリーナの被害のためニューオーリンズ・ホーネッツが2005/06、2006/07シーズンに使用していたチェサピーク・エナジー・アリーナ

歴史

オクラホマシティのホームコートであるチェサピーク・エナジー・アリーナ

シアトル時代

シアトル・スーパーソニックスとしてチームは1966年に設立されて、翌1967-68シーズンよりリーグに参加した。1970年代終盤に黄金期を迎えて、オールスター選手ジャック・シクマデニス・ジョンソンを擁し、レニー・ウィルケンズに率いられたチームは1978年1979年NBAファイナルに進出、2年連続でワシントン・ブレッツと対戦し、このうち1979年には優勝を果たした。1991-92シーズンよりジョージ・カール監督を迎え入れると次第にソニックスは西地区有数の強豪へと成長して行き、1993-94シーズンは63勝19敗の成績でウェスタンカンファレンス首位の第1シードとなったが、プレーオフ1回戦でディケンベ・ムトンボ擁する第8シードのデンバー・ナゲッツに敗れた。1995-96シーズンにはフランチャイズ最高の64勝をマークし再びNBAファイナルに進出した。ゲイリー・ペイトンショーン・ケンプデトレフ・シュレンプ、そして長年チームを支えてきたネイト・マクミランらが活躍したが、NBA新記録のシーズン72勝を挙げたシカゴ・ブルズに2勝4敗で敗れた。その後1998年にカール監督が退任するまで好成績を残したがプレイオフ1回戦を突破できなかった。2000年にマクミランが監督に就任し、1998年に指名した高卒のラシャード・ルイス2003年にペイトンとのトレードで獲得したレイ・アレンが中心となり、2005年にはカンファレンス準決勝まで進んだ。その後低迷期に入り、2007年のオフにはルイスとアレンを一度に放出し、2007年のNBAドラフトで2位指名で獲得したケビン・デュラントを中心に再建モードに入った。

オクラホマシティ移転 デュラントの時代

2008年4月18日のNBAのオーナー会議でオクラホマシティへの移転が28対2で承認された [1]キーアリーナとの2010年までのリース契約などの問題が残ったが同年7月2日、チームはオクラホマシティへの本拠地移転について違約金7,500万ドルを支払うことでシアトル市との和解が成立、移転することに対する合意に達したことが発表された[2]。チーム名・チームカラー・チームロゴマーク・ソニックス時代の優勝記念バナーと永久欠番バナーなどはシアトル市が保有することとなった。同年9月3日、新チーム名としてオクラホマシティ・サンダーとなること、ロゴが発表された[3]

2008-09シーズンは序盤は連敗続きで泥沼状態だったが、ヘッドコーチのP・J・カーリシモを解雇しアシスタントコーチのスコット・ブルックスを暫定HCとし、2008年のNBAドラフト4位でラッセル・ウェストブルックを指名し、ネナド・クリスティッチターボ・セフォロシャの加入などでチームは若返りを図り23勝59敗と低迷しシーズンを終えたが、ルーキーのウェストブルック、2年目のデュラントが活躍し来シーズン以降に向けて可能性を感じさせるシーズンとなった。

西の強豪へ

オクラホマシティ移転2年目の2009-10シーズン、デュラント、ウェストブルック、ジェフ・グリーンが核となり、そこに2009年のNBAドラフト4位でジェームス・ハーデンを指名し、若さ溢れるチームに多くの専門家とファンが期待を寄せた。サンダーは期待に応じ開幕から勝率5割を維持しシーズン中頃には9連勝を記録。その後もシーズン終盤まで好調を維持し最終的には50勝32敗となり前年の23勝から実に27勝分を積み上げ、これはリーグ史上でも6番目の飛躍となった。チームの躍進に立役者のデュラントは平均30.1得点7.6リバウンド2.8アシストで史上最年少となる21歳と197日での得点王となった。またレギュラーシーズンMVPの投票でレブロン・ジェームズに次ぐ第2位の票を集め、オールNBAチーム選考では1stチームに初選出された。その他ブルックスHCはNBA最優秀コーチ賞を受賞している。サンダーとしての初のプレーオフは一回戦でいきなり前年度チャンピオンのロサンゼルス・レイカーズと対戦。2勝4敗で敗退したものの、プレーオフ未経験者が大半を占める若いチームが、古豪から2勝上げ健闘を見せた、

2010-11シーズン、シーズン途中グリーン、クリスティッチとの交換トレードでケンドリック・パーキンスネイト・ロビンソンを獲得し、弱点だったインサイドの強化とベンチの層を厚くし、さらにサージ・イバカの成長とウェストブルックはオールスターに選ばれるほどリーグ屈指のガードとして認められ、デュラントは2年連続得点王となり、チームは55勝27敗とさらに躍進した。プレーオフでは順調に一回戦でデンバー・ナゲッツを4勝1敗で破り、続く二回戦ではザック・ランドルフ擁するグリズリーズに苦しめられるものの4勝3敗で退け15年ぶりにカンファレンスファイナルに進出しマーベリックスと対戦。若さ溢れるサンダーとダーク・ノヴィツキージェイソン・キッドをはじめ経験豊富なベテランのマブスとの戦いとなった。デュラントは一人気を吐いたがチームを牽引することができず、経験の差が露呈し、1勝4敗で敗れた。それでもドアマットチームから3年でカンファレンスファイナルに進出し優勝争いできるチームに成長した。

2011-2012シーズンは1995-1996シーズン以来、オクラホマシティ移転後初となるファイナル進出となるが、マイアミ・ヒートの新生BIG3に敗れた。

2012-2013シーズンは、契約交渉が難航していたジェームス・ハーデンヒューストン・ロケッツに放出しながらも、リーグ最高勝率でシーズンを終えた。しかしプレーオフ一回戦のヒューストン・ロケッツ戦で、ラッセル・ウェストブルックが、右膝に重傷を負い、プレーオフ絶望に。ロケッツ戦は勝ち抜いたものの、続くメンフィス・グリズリーズに1勝4敗で屈した。

2013-2014シーズンは、カンファレンスファイナルまで勝ち上がってきたが、サンアントニオ・スパーズに2勝4敗で敗退した。

2014-2015シーズンは、主力に怪我人が続出し、5割前後の苦しい戦いを強いられる中、2015年に入り次々と大型トレードを敢行し、ディオン・ウェイターズD・J・オーガスティンエネス・カンターなどを獲得するなど、積極的に戦力補強を行い、6年連続プレーオフ出場を目指したが、ケビン・デュラントを欠いたのが響き、45勝37敗ながらプレーオフ出場を逃し、スコット・ブルックスヘッドコーチを4月22日に解任。4月30日にビリー・ドナヴァンを新ヘッドコーチに招聘し、再出発することになった。

シーズンごとの成績

Note: 勝 = 勝利数, 敗 = 敗戦数, % = 勝率

シーズン % プレーオフ 結果
シアトル・スーパーソニックス
1967-68 23 59 .280
1968-69 30 52 .366
1969-70 36 46 .439
1970-71 38 44 .463
1971-72 47 35 .573
1972-73 26 56 .317
1973-74 36 46 .439
1974-75 43 39 .524 1回戦勝利
カンファレンス準決勝敗退
ソニックス 2, ピストンズ 1
ウォリアーズ 4, ソニックス 2
1975-76 43 39 .524 カンファレンス準決勝敗退 サンズ 4, ソニックス 2
1976-77 40 42 .488
1977-78 47 35 .573 1回戦勝利
カンファレンス準決勝勝利
カンファレンス決勝勝利
NBAファイナル敗退
ソニックス 2, レイカーズ 1
ソニックス 4, ブレイザーズ 2
ソニックス 4, ナゲッツ 2
ワシントン 4, ソニックス 3
1978-79 52 30 .634 カンファレンス準決勝勝利
カンファレンス決勝勝利
NBAファイナル優勝
ソニックス 4, レイカーズ 1
ソニックス 4, サンズ 3
ソニックス 4, ワシントン 1
1979-80 56 26 .683 1回戦勝利
カンファレンス準決勝勝利
カンファレンス決勝敗退
ソニックス 2, ブレイザーズ 1
ソニックス 4, バックス 3
レイカーズ 4, ソニックス 1
1980-81 34 48 .415
1981-82 52 30 .634 1回戦勝利
カンファレンス準決勝敗退
ソニックス 2, ロケッツ 1
スパーズ 4, ソニックス 1
1982-83 48 34 .585 1回戦敗退 ブレイザーズ 2, ソニックス 0
1983-84 42 40 .512 1回戦敗退 マーベリックス 3, ソニックス 2
1984-85 31 51 .378
1985-86 31 51 .378
1986-87 39 43 .476 1回戦勝利
カンファレンス準決勝勝利
カンファレンス決勝敗退
ソニックス 3, マーベリックス 1
ソニックス 4, ロケッツ 2
レイカーズ 4, ソニックス 1
1987-88 44 38 .537 1回戦敗退 ナゲッツ 3, ソニックス 2
1988-89 47 35 .573 1回戦勝利
カンファレンス準決勝敗退
ソニックス 3, ロケッツ 1
レイカーズ 4, ソニックス 0
1989-90 41 41 .500
1990-91 41 41 .500 1回戦敗退 ブレイザーズ 3, ソニックス 2
1991-92 47 35 .573 1回戦勝利
カンファレンス準決勝敗退
ソニックス 3, ウォリアーズ 1
ジャズ 4, ソニックス 1
1992-93 55 27 .671 1回戦勝利
カンファレンス準決勝勝利
カンファレンス決勝敗退
ソニックス 3, ジャズ 2
ソニックス 4, ロケッツ 3
サンズ 4, ソニックス 3
1993-94 63 19 .768 1回戦敗退 ナゲッツ 3, ソニックス 2
1994-95 57 25 .695 1回戦敗退 レイカーズ 3, ソニックス 1
1995-96 64 18 .780 1回戦勝利
カンファレンス準決勝勝利
カンファレンス決勝勝利
NBAファイナル敗退
ソニックス 3, キングス 1
ソニックス 4, ロケッツ 0
ソニックス 4, ジャズ 3
ブルズ 4, ソニックス 2
1996-97 57 25 .695 1回戦勝利
カンファレンス準決勝敗退
ソニックス 3, サンズ 2
ロケッツ 4, ソニックス 3
1997-98 61 21 .744 1回戦勝利
カンファレンス準決勝敗退
ソニックス 3, ウルブズ 2
レイカーズ 4, ソニックス 1
1998-99 25 25 .500
1999-2000 45 37 .549 1回戦敗退 ジャズ 3, ソニックス 2
2000-01 44 38 .537
2001-02 45 37 .549 1回戦敗退 スパーズ 3, ソニックス 2
2002-03 40 42 .488
2003-04 37 45 .451
2004-05 52 30 .634 1回戦勝利
カンファレンス準決勝敗退
ソニックス 4, キングス 1
スパーズ 4, ソニックス 2
2005-06 35 47 .427
2006-07 31 51 .378
2007-08 20 62 .244
オクラホマシティ・サンダー
2008-09 23 59 .280
2009-10 50 32 .610 1回戦敗退 レイカーズ 4, サンダー 2
2010-11 55 27 .671 1回戦勝利
カンファレンス準決勝勝利
カンファレンス決勝敗退
サンダー 4, ナゲッツ 1
サンダー 4, グリズリーズ 3
マーベリックス 4, サンダー 1
2011-12 47 19 .712 1回戦勝利
カンファレンス準決勝勝利
カンファレンス決勝勝利
NBAファイナル敗退
サンダー 4, マーベリックス 0
サンダー 4, レイカーズ 1
サンダー 4, スパーズ 2
ヒート 4, サンダー 1
2012-13 60 22 .732 1回戦勝利
カンファレンス準決勝敗退
サンダー 4, ロケッツ 2
グリズリーズ 4, サンダー 1
2013-14 59 23 .720 1回戦勝利
カンファレンス準決勝勝利
カンファレンス決勝敗退
サンダー 4, グリズリーズ 3
サンダー 4, クリッパーズ 2
スパーズ 4, サンダー 2
2014-15 45 37 .549
通算勝敗 2,084 1,804 .527
プレイオフ 146 144 .503 優勝1回

主な選手

現役選手

オクラホマシティ・サンダー ロースター
プレーヤー スタッフ
Pos. # 名前 国籍 年齢 身長 体重 出身
C 15 ビスマック・ビヨンボ (Bismack Biyombo) コンゴ民主共和国 31 (1992/08/28) 6 ft 8 in (2.03 m) 255 lb (116 kg) コンゴ民主共和国 
F 13 ウスマン・ジェン (Ousmane Dieng) フランス 20 (2003/05/21) 6 ft 10 in (2.08 m) 216 lb (98 kg) フランス 
G/F 5 ルゲンツ・ドート (Luguentz Dort) カナダ 25 (1999/04/19) 6 ft 4 in (1.93 m) 220 lb (100 kg) アリゾナ州立大学 
G 14 アダム・フラグラー (Adam Flagler)  アメリカ合衆国 24 (1999/12/01) 6 ft 3 in (1.91 m) 180 lb (82 kg) ベイラー大学 
G 3 ジョシュ・ギディー (Josh Giddey) オーストラリア 21 (2002/10/10) 6 ft 8 in (2.03 m) 216 lb (98 kg) オーストラリア 
G 2 シェイ・ギルジャス=アレクサンダー (Shai Gilgeous-Alexander) キャプテン カナダ 25 (1998/07/12) 6 ft 6 in (1.98 m) 195 lb (88 kg) ケンタッキー大学 
F 33 ゴードン・ヘイワード (Gordon Hayward) アメリカ合衆国 34 (1990/03/23) 6 ft 8 in (2.03 m) 227 lb (103 kg) バトラー大学 
F/C 7 チェット・ホルムグレン (Chet Holmgren) アメリカ合衆国 22 (2002/05/01) 7 ft 1 in (2.16 m) 208 lb (94 kg) ゴンザガ大学 
G 11 アイザイア・ジョー (Isaiah Joe) アメリカ合衆国 24 (1999/07/02) 6 ft 3 in (1.91 m) 180 lb (82 kg) アーカンソー大学 
G 18 キヨンテ・ジョンソン (Keyontae Johnson)  アメリカ合衆国 23 (2000/05/24) 6 ft 5 in (1.96 m) 238 lb (108 kg) カンザス州立大学 
F/C 50 マイク・マスカラ (Mike Muscala) アメリカ合衆国 32 (1991/07/01) 6 ft 10 in (2.08 m) 240 lb (109 kg) バックネル大学 
C 30 オリヴィエ・サー (Olivier Sarr)  フランス 25 (1999/02/20) 6 ft 11 in (2.11 m) 240 lb (109 kg) ケンタッキー大学 
G 22 ケイソン・ウォーレス (Cason Wallace) アメリカ合衆国 20 (2003/11/07) 6 ft 4 in (1.93 m) 193 lb (88 kg) ケンタッキー大学 
G/F 12 リンディ・ウォーターズ3世 (Lindy Waters III) アメリカ合衆国 26 (1997/07/28) 6 ft 6 in (1.98 m) 215 lb (98 kg) オクラホマ州立大学 
G/F 21 アーロン・ウィギンズ (Aaron Wiggins) アメリカ合衆国 25 (1999/01/02) 6 ft 6 in (1.98 m) 200 lb (91 kg) メリーランド大学 
F 8 ジェイレン・ウィリアムズ (Jalen Williams) アメリカ合衆国 23 (2001/04/14) 6 ft 6 in (1.98 m) 211 lb (96 kg) サンタクララ大学 
F/C 6 ジェイリン・ウィリアムズ (Jaylin Williams) アメリカ合衆国 21 (2002/06/29) 6 ft 9 in (2.06 m) 240 lb (109 kg) アーカンソー大学 
G/F 34 ケンリッチ・ウィリアムズ (Kenrich Williams) アメリカ合衆国 29 (1994/12/02) 6 ft 6 in (1.98 m) 210 lb (95 kg) テキサスクリスチャン大学 

記号説明


外部リンク


更新日:2016年03月22日


年代別主要選手

太文字…殿堂入り選手 (C)…優勝時に在籍した選手 (M)…在籍時にMVPを獲得した選手 (50)…偉大な50人

2000年代 (プレイオフ進出:3回)

永久欠番

歴代ヘッドコーチ

殿堂入り

  • レニー・ウィルケンズ (Lenny Wilkens)

チーム記録

オクラホマシティ・サンダーのチーム記録

脚注

外部リンク