サクラメント・キングス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索
サクラメント・キングス
原語表記 Sacramento Kings
チームカラー 紫、黒
チームロゴ X字状に交差されたランスの上にSACRAMENTO KINGSの文字を綴り、その下にバスケットボール。
所属リーグ アメリカ合衆国の旗 NBA
地区 ウェスタン・カンファレンス
ディビジョン パシフィック・ディビジョン
創設 1945年
チーム史 ロチェスター・ロイヤルズ
(1945-1957)
シンシナティ・ロイヤルズ
(1957-1972)
カンザスシティ=オマハ・キングス
(1972-1985)
サクラメント・キングス
(1985 - )
本拠 カリフォルニア州サクラメント
アリーナ パワー・バランス・パビリオン
オーナー マルーフファミリー
ヘッドコーチ マイケル・マローン
優勝歴 1回(1951年)
ファイナル進出 0回
地区優勝 5回(1949年, 1952年, 1979年, 2002年, 2003年)
ユニフォーム
Kit body thinblacksides.png
Homeジャージ
Kit shorts blanksides2.png
チームカラー
Home
Kit body thinblacksides.png
Awayジャージ
Kit shorts whitesides.png
チームカラー
Away
テンプレートを表示

サクラメント・キングスSacramento Kings)は、米国はカリフォルニア州サクラメントに本拠を置く全米プロバスケットボール協会(NBA)のチーム。ウェスタン・カンファレンス、パシフィック・ディビジョン所属。チーム名はカンザスシティ時代に、MLBロイヤルズ「Royal(王侯)」、NFLチーフス「Chief(酋長)」などといった頭首のニュアンスで韻を踏んで名付けられた。

歴史[編集]

ロチェスター・ロイヤルズ[編集]

現在のサクラメント・キングスは、1946年ロチェスター・ロイヤルズとしてニューヨーク州ロチェスターで創設された。ロイヤルズは、NBL (National Basketball League) に参加した1946-47シーズンにリーグを制した。1948年にロイヤルズはNBLを離れてもう一つのバスケットボールリーグBAA (Basketball Association of America) に移った。1949年にBAAはNBLと統合し、NBAが誕生した。

ロイヤルズは1951年ニューヨーク・ニックスを破り優勝。のちのキングス時代を含め、この時がNBAのチームとしての唯一の優勝となっている。優勝チームには、のちに監督として有名になるレッド・ホルツマンもいた。

以後数年間ロイヤルズは勝率6割程度の有力チームだったが、ショットクロックが導入された1954年に苦戦し、その後も負け越しのシーズンが続いた。

シンシナティ・ロイヤルズ[編集]

1957年、チームはオハイオ州シンシナティに移転し、チーム名をシンシナティ・ロイヤルズと改めた。この頃の中心選手は、モーリス・ストークスジャック・トゥィマンだったが、ストークスは外傷後脳障害の為引退し、1959-60シーズンに勝率はチーム史上最低まで落ち込んだ。しかし1960年オスカー・ロバートソンを、1962年ジェリー・ルーカスを獲得すると、以降数年のシーズンでチームは勝ち越し、1962年から6年連続でプレイオフに進出した。しかし1960年代末になると再び低迷が始まり、ロバートソンはミルウォーキー・バックスへ移った。

カンザスシティ・キングス[編集]

1971年にチームはミズーリ州カンザスシティの実業家に売却された。翌1972年にシンシナティから移転、カンザスシティとネブラスカ州オマハが本拠地となった。カンザスシティにはメジャーリーグカンザスシティ・ロイヤルズが存在したため、新たなチーム名はカンザスシティ・オマハ・キングスとなった。1975年にはホーム戦のほとんどをカンザスシティで行うようになり、カンザスシティ・キングスと名称は再び改まった。

この時代にチームを牽引したのはネイト・アーチボルドだった。得点とアシストで同時にリーグ首位になるなどアーチボルドは奮闘したが、事実上アーチボルドのワンマンチームだったロイヤルズは1975年を除き勝率5割を越えられなかった。その後のキングスは、コットン・フィッツシモンズが指揮を採った1970年代末から1980年代初頭にかけて一時期プレイオフに出場した。

サクラメント・キングス[編集]

1983年、キングスはサクラメントの実業家に買い取られた。1985年にチームはサクラメントに移転し、名称はサクラメント・キングスとなった。

この時期が終わるとキングスは長い停滞の時代に入った。1984年から1998年までの十数年間で勝ち越しは一度もなく、プレイオフ出場は2シーズンのみだった。1991年から1998年までキングスでプレイしたミッチ・リッチモンド1996年ドリームチームⅢメンバーとしてアトランタオリンピックに出場した好選手だったが、チームの状況は苦しいままだった。

状況が好転したのは1999年だった。キングスは1996年にドラフトでユーゴスラビアプレドラグ・ストヤコビッチを指名。ギリシャでプレイしていたストヤコビッチがキングスに加わったのは1999年になってからだった。このシーズンに先立ち、チームはジェイソン・ウィリアムスをドラフトで、インサイド陣にクリス・ウェバーとユーゴスラビア人のブラディー・ディバッツをトレードで獲得していた。さらにリック・アデルマン監督を迎えたキングスは躍進し、ロックアウトで短縮されたシーズンを27勝23敗と勝ち越した。このシーズンからキングスは西地区を代表する強豪へと成長していった。

1999-2000シーズンにはタリーク・アブドゥル=ワハドとのトレードでニック・アンダーソンを加えチーム成績は44勝38敗と2年連続で勝ち越した。1999年のシーズン開幕戦で、キングスは日本を訪れミネソタ・ティンバーウルブズと対戦した。この頃からキングスの控え選手達は、ジョン・バリーが名付けた「ベンチ・モブ」と呼ばれるようになった。2000-01シーズンにはコーリス・ウィリアムソンとのトレードでダグ・クリスティを加え55勝27敗を挙げるなど、年を追うごとに戦力は充実していった。さらに翌年、ジェイソン・ウィリアムスとのトレードでマイク・ビビーを加えた2001-02シーズンにはリーグ最高の61勝21敗に達し、プレイオフではカンファレンス・ファイナル(地区決勝)へ進出。チャンピオンチームロサンゼルス・レイカーズを脅かした。

2002-03シーズンのキングスは59勝23敗、2003-04シーズンは55勝27敗、翌2005年には50勝32敗と好成績を残したが、プレイオフではカンファレンス・セミファイナル(地区準決勝)が最高だった。2004-05シーズン前にはディバッツが退団し、シーズン中にはウェバーがウィリアムソンらと交換で、翌2005-06シーズンにはストヤコビッチがロン・アーテストと交換でトレードされ、2007-08シーズンにはマイク・ビビーをトレードに出し、チームは再編の時期に入った。

シーズンごとの成績[編集]

Note: 勝 = 勝利数, 敗 = 敗戦数, % = 勝率

シーズン  % プレーオフ 結果
ロチェスター・ロイヤルズ (NBL)
(通算勝敗に含まない)
1945-46 24 10 .706 NBL準決勝勝利
NBL決勝優勝
ロチェスター 3, フォートウェイン 1
ロチェスター 3, Sheboygan 0
1946-47 31 13 .705 1回戦勝利
NBL準決勝勝利
NBLファイナル敗退
ロチェスター 3, シラキュース 1
ロチェスター 2, フォートウェイン 1
シカゴ 3, ロチェスター 2
1947-48 44 16 .733 1回戦勝利
NBL準決勝勝利
NBL決勝敗退
ロチェスター 3, フォートウェイン 1
ロチェスター 2, アンダーソン 1
レイカーズ 3, ロチェスター 1
ロチェスター・ロイヤルズ (BAA)
(通算勝敗に含む)
1948-49 45 15 .750 ディビジョン準決勝勝利
ディビジョン決勝敗退
ロチェスター 2, セントルイス 0
レイカーズ 2, ロチェスター 0
ロチェスター・ロイヤルズ (NBA)
1949-50 51 17 .750 タイブレークゲーム敗退
ディビジョン準決勝敗退
レイカーズ 78, ロチェスター 76
フォートウェイン 2, ロチェスター 0
1950-51 41 27 .603 ディビジョン準決勝勝利
ディビジョン決勝勝利
NBAファイナル優勝
ロチェスター 2, フォートウェイン 1
ロチェスター 3, レイカーズ 1
ロチェスター 4, ニックス 3
1951-52 41 25 .621 ディビジョン準決勝勝利
ディビジョン決勝敗退
ロチェスター 2, フォートウェイン 0
レイカーズ 3, ロチェスター 1
1952-53 44 26 .629 ディビジョン準決勝敗退 フォートウェイン 2, ロチェスター 1
1953-54 44 28 .611 3チームによるプレイオフ
ディビジョン決勝敗退
2-1
レイカーズ 2, ロチェスター 1
1954-55 29 43 .403 ディビジョン準決勝敗退 レイカーズ 2, ロチェスター 1
1955-56 31 41 .431
1956-57 31 41 .431
シンシナティ・ロイヤルズ
1957-58 33 39 .458 ディビジョン準決勝敗退 ピストンズ 2, シンシナティ 0
1958-59 19 53 .264
1959-60 19 56 .253
1960-61 33 46 .418
1961-62 43 37 .538 ディビジョン準決勝敗退 ピストンズ 3, シンシナティ 1
1962-63 42 38 .525 ディビジョン準決勝勝利 シンシナティ 3, シラキュース 2
セルティックス 4, シンシナティ 3
1963-64 55 25 .688 ディビジョン準決勝勝利
ディビジョン決勝敗退
シンシナティ 3, シクサーズ 2
セルティックス 4, シンシナティ 1
1964-65 48 32 .600 ディビジョン準決勝敗退 シクサーズ 3, シンシナティ 1
1965-66 45 35 .563 ディビジョン準決勝敗退 セルティックス 3, シンシナティ 2
1966-67 39 42 .481 ディビジョン準決勝敗退 シクサーズ 3, シンシナティ 1
1967-68 39 43 .476
1968-69 41 41 .500
1969-70 36 46 .439
1970-71 33 49 .402
1971-72 30 52 .366
カンザスシティ=オマハ・キングス
1972-73 36 46 .439
1973-74 33 49 .402
1974-75 44 38 .537 カンファレンス準決勝敗退 ブルズ 4, キングス 2
カンザスシティ・キングス
1975-76 31 51 .378
1976-77 40 42 .488
1977-78 31 51 .378
1978-79 48 34 .585 カンファレンス準決勝敗退 サンズ 4, キングス 1
1979-80 47 35 .573 1回戦敗退 サンズ 2, キングス 1
1980-81 40 42 .488 1回戦勝利
カンファレンス準決勝勝利
カンファレンス決勝敗退
キングス 2, ブレイザーズ 1
キングス 4, サンズ 3
ロケッツ 4, キングス 1
1981-82 30 52 .366
1982-83 45 37 .549
1983-84 38 44 .463 1回戦敗退 レイカーズ 3, キングス 0
1984-85 31 51 .378
サクラメント・キングス
1985-86 37 45 .451 1回戦敗退 ロケッツ 3, キングス 0
1986-87 29 53 .354
1987-88 24 58 .293
1988-89 27 55 .329
1989-90 23 59 .280
1990-91 25 57 .305
1991-92 29 53 .354
1992-93 25 57 .305
1993-94 28 54 .341
1994-95 39 43 .476
1995-96 39 43 .476 1回戦敗退 ソニックス 3, キングス 1
1996-97 34 48 .415
1997-98 27 55 .329
1998-99 27 23 .540 1回戦敗退 ジャズ 3, キングス 2
1999-2000 44 38 .537 1回戦敗退 レイカーズ 3, キングス 2
2000-01 55 27 .672 1回戦勝利
カンファレンス準決勝敗退
キングス 3, サンズ 1
レイカーズ 4, キングス 0
2001-02 61 21 .744 1回戦勝利
カンファレンス準決勝勝利
カンファレンス決勝敗退
キングス 3, ジャズ 1
キングス 4, マーベリックス 1
レイカーズ 4, キングス 3
2002-03 59 23 .720 1回戦勝利
カンファレンス準決勝敗退
キングス 4, ジャズ 1
マーベリックス 4, キングス 3
2003-04 55 27 .672 1回戦勝利
カンファレンス準決勝敗退
キングス 4, マーベリックス 1
ウルブズ 4, キングス 3
2004-05 50 32 .610 1回戦敗退 ソニックス 4, キングス 1
2005-06 44 38 .537 1回戦敗退 スパーズ 4, キングス 2
2006-07 33 49 .402
2007-08 38 44 .463
2008-09 17 65 .207
2009-10 25 57 .305
2010-11 24 58 .293
2011-12 22 44 .333
2012-13 28 54 .341
2013-14 28 54 .341
通算勝敗 2402 2803 .461
プレイオフ 80 107 .428 優勝1回

主な選手[編集]

現役選手[編集]

サクラメント・キングス ロースター
選手 その他
Pos # Nat 名前 身長  体重
F 5 アメリカ合衆国の旗 クインシー・エイシー (Quincy Acy) 2.01 m ( 6 ft 7 in) 102 kg (225 lb) 
C 15 アメリカ合衆国の旗 デマーカス・カズンズ (DeMarcus Cousins(C) 2.11 m ( 6 ft 11 in) 122 kg (270 lb) 
G 9 アメリカ合衆国の旗 ジャレッド・カニングハム (Jared Cunningham) 1.93 m ( 6 ft 4 in) 88 kg (195 lb) 
F 30 アメリカ合衆国の旗 レジー・エバンス (Reggie Evans) 2.03 m ( 6 ft 8 in) 111 kg (245 lb) 
F 8 アメリカ合衆国の旗 ルディ・ゲイ (Rudy Gay) 2.03 m ( 6 ft 8 in) 104 kg (230 lb) 
C 33 アメリカ合衆国の旗 アーロン・グレイ (Aaron Gray) 2.13 m ( 7 ft 0 in) 122 kg (270 lb) 
F 24 アメリカ合衆国の旗 カール・ランドリー (Karl Landry) 2.06 m ( 6 ft 9 in) 112 kg (248 lb) 
G 3 アメリカ合衆国の旗 レイ・マッカラム (Ray McCallum, Jr) 1.91 m ( 6 ft 3 in) 86 kg (190 lb) 
G 16 アメリカ合衆国の旗 ベン・マクレモア (Ben McLemore) 1.96 m ( 6 ft 5 in) 86 kg (190 lb) 
F 25 アメリカ合衆国の旗 トラビス・アウトロー (Travis Outlaw) 2.06 m ( 6 ft 9 in) 94 kg (207 lb) 
G 22 アメリカ合衆国の旗 アイザイア・トーマス (Isaiah Thomas) 1.75 m ( 5 ft 9 in) 84 kg (185 lb) 
F 34 アメリカ合衆国の旗 ジェイソン・トンプソン (Jason Thompson) 2.11 m ( 6 ft 11 in) 113 kg (250 lb) 
F 13 アメリカ合衆国の旗 デリック・ウィリアムス (Derrick Williams) 2.03 m ( 6 ft 8 in) 104 kg (230 lb) 
ヘッドコーチ

マイケル・マローン (Michael Malone)

アシスタントコーチ

記号説明
(C) キャプテン
(S) 出場停止
(-) ベンチ外
Cruz Roja.svg 故障者
(DL) Dリーグ・アサイン
(FA) フリーエージェント
(DP) ドラフト未契約

外部リンク

更新日:2014-4-18


年代別主要選手[編集]

太文字…殿堂入り選手 (C)…優勝時に在籍した選手 (M)…在籍時にMVPを獲得した選手 (50)…偉大な50人

1940年代 (プレイオフ進出:1回)

1950年代 (プレイオフ進出:7回 ファイナル進出:1回 優勝:1回)

1960年代 (プレイオフ進出:6回)

1970年代 (プレイオフ進出:2回)

1980年代 (プレイオフ進出:4回)

1990年代 (プレイオフ進出:2回)

2000年代 (プレイオフ進出:7回)

永久欠番[編集]

コーチ、その他[編集]

歴代ヘッドコーチ[編集]

殿堂入り[編集]

なし

チーム記録[編集]

サクラメント・キングスのチーム記録

外部リンク[編集]