ITパスポート試験
| ITパスポート試験 | |
|---|---|
| 英名 | Information Technology Passport Examination |
| 略称 | IP |
| 実施国 | |
| 資格種類 | 国家資格 |
| 分野 | 情報 |
| 試験形式 | 筆記 ※2011年11月よりComputer Based Testing(CBT)採用予定 |
| 認定団体 | 独立行政法人情報処理推進機構情報処理技術者試験センター及び経済産業省 |
| 認定開始年月日 | 2009年 |
| 特記事項 | 初級システムアドミニストレータ試験の後継試験に当たる 2009年春期試験から開始 |
ITパスポート試験(ITパスポートしけん、Information Technology Passport Examination、略称IP)は、独立行政法人情報処理推進機構 情報処理技術者試験センターが情報処理技術者試験の一区分として行う経済産業大臣(旧通商産業大臣)認定の国家試験である。2007年12月に発表された新試験制度のスキルレベル1(スキルレベルは1~4が設定されている)に相当し、2009年春期試験から開始された。
キャッチコピーは「あなたのIT力を、国が証明します。」。
目次 |
[編集] 概要
ITパスポート試験は、初級システムアドミニストレータ試験(以下初級シスアド)の後継試験として捉えられることもあるが、対象は「職業人が共通に備えておくべき情報技術に関する基礎的な知識をもち、情報技術に携わる業務に就くか、担当業務に対して情報技術を活用していこうとする者」であり、その性格上、初級シスアドと比べて難易度は低くなっている。そのこともあってか、試験開始前には広告に堀北真希を起用した。
ITパスポート試験は初級シスアド試験の一部を後継し、初級シスアドは2009年春期試験をもって廃止された。初級シスアドはITパスポート試験のレベルを包含し、合格者はITパスポート試験の合格レベルに達しているとされている。初級シスアドの試験内容については当資格と、スキルレベル2に位置づけられた基本情報技術者試験に吸収された。
また、初級シスアドは平均28歳前後の社会人・業務経験者を対象としていたが、ITパスポートは比較的学生の受験者が多いのも特徴である。ボリュームゾーンは16歳から25歳であるが、一方合格率は社会人・業務経験者が高くなる傾向があり、21歳以下と22歳以上とでは合格率に大きな差が見られるのも本試験の特徴である。他業種資格との比較では、商業高校などでITパスポートは日商簿記2級・3級などとともに必修科目となっていることがあり、実際にITパスポート試験を受験することを推奨している高等学校も近年では増えつつある。但し、後述するように試験内容がテクノロジ系の問題だけでなくマネジメント系の問題と、ストラテジ系の問題も多くIT系の試験ではあるものの商業知識も多く求められている。 その為、前述のように21歳以下と22歳以上とで合格率に大きな差が見られ、いわゆる「社会人経験の有無」がマネジメント系問題とストラテジ系問題の正答率に関係しているといっても過言ではない。又、他のIT系資格と比較して非IT系企業出身者の資格取得が多いのも特徴であり、IT系企業でもITパスポート試験を推奨しているものの、実務としてはプログラム言語やテクノロジに関して理解度を測るには判断材料として乏しいとも云わざるを得ない為、IT系企業では基本情報技術者試験から評価の判断材料に用いるケースが多い。反面、非IT系企業ではマネジメントやストラテジの理解度と、IT系企業の人材ほどではないものの ITパスポート試験でコンピュータシステムやサーバに関する知識などの理解度を測る判断材料になっているケースもある。その為、近年では佐賀県など職員にITパスポート試験を推奨する自治体も増えつつある。
受験に関しては老若男女問わず幅広く対象としている。 試験申請に際し、年齢や実務経歴等による受験制限はない。
2011年11月25日より国家試験では初めてComputer Based Testing(CBT)方式が採用され、試験は全国101会場で随時行われる[1]。また、実施日時は会場ごとに異なる。ただし、身体の不自由によりCBT方式の試験を受験できない受験者については引き続き年2回筆記方式等によりITパスポート試験を実施する[2]。それに先立ち、2011年1月17日から2011年3月27日までCBT方式のリハーサル試験が行われた。リハーサル試験では合否判定は行わず試験結果は得点のみ表示した[3]。
2011年度の秋期試験までは基本情報技術者試験や応用情報技術者試験などと同日の4月第3日曜(春期試験)と10月第3日曜(秋期試験)の2回行われ、大学や専門学校校舎で他の情報処理試験と同じ会場で筆記試験形式で行われていた。
[編集] 試験・資格の位置付け
[編集] 試験内容
試験はマークシートによる四者択一100問を165分で回答する。1問10点の計1000点満点で採点。新試験区分において唯一午前試験のみで終了し、他の試験区分にある記述式・事例解析(論述式)といった午後試験はない。問題の内訳及び問題数は次のとおりである。総合得点の満点の60%以上、かつ、各分野別得点の満点の30%以上の両方を満たした場合に合格となる。
- 内訳
- 小問題88問(1問につき1設問)
- 中問題12問(1問につき4設問×3問)
- 問題数
[編集] 合格者
第1回の2009年春期試験では、応募者数46,845名、受験者数39,131名、合格者は28,540名で受験者数に対する合格率は72.9%になっている。
しかし第2回の秋期試験では春試験と比べ問題の極端な難化が見られ、当初は合格率が30%ほどになってしまったために急遽受験者に最大80点(ストラテジ最大40点、マネジメント最大30点、テクノロジ最大10点)を加算させるという難易度補正が施された。そのため合格率が50.7%に上がる結果となった。(応募者数71,856名、受験者数61,313名、合格者数31,080名)
第3回の2010年春期試験では、難易度補正はなく、合格率が42.3%だった。 (応募者数63,680名、受験者数52,299名、合格者数22,098名)
第4回の2010年秋期試験では、合格率が51.9%だった。 (応募者数71,574名、受験者数60,056名、合格者数31,161名)
第5回の2011年春期試験(特別試験)では、合格率が44.8%だった。 (応募者数61,984名、受験者数48,482名、合格者数21,714名)
第6回の2011年秋期試験では、合格率が61.2%だった。 (応募者数55,569名、受験者数46,545名、合格者数28,503名)
[編集] CBT方式による合格率
2011年
11月:56.4%
12月:41.9%
2012年
1月:
[編集] 関連項目
[編集] 脚注
- ^ プレス発表 - 国家試験初の “パソコンを用いた試験” を開始~ CBT方式によるITパスポート試験を全国101会場で順次開始 ~(独立行政法人情報処理推進機構)[1]
- ^ ITパスポート試験 試験概要 - 特別措置(独立行政法人情報処理推進機構)[2]
- ^ プレス発表 - ITパスポート試験へのCBT方式導入に向けたリハーサル試験の実施について(独立行政法人情報処理推進機構)[3]
- ^ a b 平成23年春期特別試験では、中問題の配分がストラテジ系3問、テクノロジ系が6問と修正されている。又、全体的な問題の傾向も社会人受験者のボリュームゾーンに合わせた出題が目立った。
[編集] 外部リンク
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