オラクルマスター

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索

オラクルマスター (ORACLE MASTER) とは、日本オラクル社が定めるデータベース認定試験のことである。情報処理ベンダー資格の中では比較的ポピュラーで知名度もあり、関連書籍も数多く出版されている。2003年10月の制度改定以後は、日本国外で実施されている Oracle Certification Program (OCP) との連携が取られるようになった。

資格の概要[編集]

この資格は、単純に1つの試験に受かれば取得できるという訳ではなく、前提となる下位レベルの資格を持った上で、各レベル毎に必要とされる試験に合格して初めてオラクルマスターとして認定される。

試験はコンピュータで行われ、結果はその場で分かる。(Platinum実技試験は除く)試験内容はOracle Databaseの管理に纏わるものやOracle Databaseを操作するためのSQL文に関するものなどがある。また受験者の目的により、データベース管理者、アプリケーションサーバ管理者、開発者の3つの道が用意されている。合格した試験の組み合わせによって認定が変わってくる。

資格レベルについて[編集]

難易度は最大で4段階あり、Bronze、Silver、Gold、Platinumの順に難しくなる。Silver以降の認定を受けると世界共通の Oracle Certification Program による認定が自動的に与えられる。従って、Silver以降の認定は世界で通用するものとなると言える。

データベース運用/管理[編集]

認定対象の製品バージョン毎に資格が存在する。最新資格はORACLE MASTER Oracle Database 11g。

  • ORACLE MASTER Oracle Database 11g
    • ORACLE MASTER Bronze Oracle Database 11g
    • ORACLE MASTER Silver Oracle Database 11g (OCA)
    • ORACLE MASTER Gold Oracle Database 11g (OCP)
    • ORACLE MASTER Platinum Oracle Database 11g (OCM)
  • ORACLE MASTER Oracle Database 10g
    • ORACLE MASTER Bronze Oracle Database 10g
    • ORACLE MASTER Silver Oracle Database 10g (OCA)
    • ORACLE MASTER Gold Oracle Database 10g (OCP)
    • ORACLE MASTER Platinum Oracle Database 10g (OCM)
  • ORACLE MASTER Oracle 9i Database

9iではBronzeは存在せず、難易度は3段階で、Silver、Gold、Platinumの順に難しくなる。なお、2003年10月以前の旧Silverに相当するポジションとして、新たにSilver fellowが新設された。

    • Oracle Silver fellow
オラクルのデータベースに関する基礎的な知識を問う試験。「Silver」という名前が入っているが、実際にはSilverの1つ前という位置付けである。厳密には資格という扱いをされておらず、日本オラクルが発行しているのも「合格証」である。
    • ORACLE MASTER Silver Oracle9i Database (OCA)
    • ORACLE MASTER Gold Oracle9i Database (OCP)
    • ORACLE MASTER Platinum Oracle9i Database (OCM)

アプリケーション開発[編集]

アプリケーション開発者向けの試験。PL/SQLというプログラムに関する問題が出題される。

  • ORACLE MASTER Silver Oracle PL/SQL Developer (OCA)
PL/SQLは9i/10gで共通。2007年7月20日、ORACLE MASTER Silver Oracle9i PL/SQLから改称。
  • ORACLE MASTER Gold Oracle9i Forms Developer (OCP)
  • Oracle Certified Developer R6/6i (OCP)

アプリケーション・サーバ運用/管理[編集]

  • ORACLE MASTER Silver Oracle Application Server 10g (OCA)
  • ORACLE MASTER Gold Oracle Application Server 10g (OCP)
  • ORACLE MASTER Silver Oracle9i Application Server (OCA)

2003年10月以前の旧制度の体系[編集]

2003年10月の大幅な制度改定[1]以前は、データベース管理者向けのSilver・Gold・Platinumの3段階を中心としたシンプルな構成であった。制度改定後の新体系ではそれぞれ SilverがSilver Fellow、GoldがSilver、PlatinumがGoldにあたる。

データベース運用/管理[編集]

  • ORACLE MASTER Silver
  • ORACLE MASTER Gold
  • ORACLE MASTER Platinum (OCP)

アプリケーション開発[編集]

  • Oracle Certified Developer (OCP)

資格取得に際しての注意事項[編集]

最高位のPlatinum資格および、Gold資格を取得するためには、試験合格とは別にoracle社認定の実機研修を受講する必要がある。また、Platinum資格においては、Goldまでの選択式の試験ではなく実技試験合格が必要となる。

脚注[編集]

  1. ^ データベースエンジニア必見 ORACLE MASTERはこう変わる!」、@IT自分戦略研究所、2003年8月27日。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]