季節の中で

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
季節の中で
松山千春シングル
初出アルバム『起承転結
B面 青春IIセカンド
リリース
ジャンル フォークソング
ニューミュージック
レーベル キャニオン/F-LABEL
作詞・作曲 松山千春
チャート最高順位
  • 週間1位(オリコン
  • 1978年度年間26位(オリコン)
  • 1979年度年間24位(オリコン)
  • 1位(ザ・ベストテン
  • 1978年年間順位14位(ザ・ベストテン)
松山千春 シングル 年表
青春
(1978年)
季節の中で
(1978年)

(1979年)
テンプレートを表示

季節の中で」(きせつのなかで)は、松山千春1978年8月21日にリリースした5枚目のシングルである。

解説[編集]

山口百恵三浦友和共演のグリコアーモンドチョコレートCMソングに起用され、1979年春開催の『第51回選抜高等学校野球大会』の入場行進曲としても使用された。

B面の「青春IIセカンド」は、前シングル「青春」の続編として製作された。

楽曲制作逸話[編集]

この楽曲は曲先行で作られた。その後、松山が音楽を担当していた倉本聰脚本のテレビドラマ『一年』[1]のワンシーンを見ていたところ、歌詞がひらめいたという[2]

チャート成績[編集]

松山にとって初となるオリコンのシングルチャートで1位獲得となった。累計売上はミリオンセラーを達成[2]

松山のオリコン売上では「長い夜」に次ぐセールスを記録した。

テレビ出演[編集]

当時、松山は音楽番組への出演を拒否していたが、多くのファンの出演要望に応える形で、「1度限り」という条件でTBS系『ザ・ベストテン』にコンサート会場(旭川市民文化会館)からの中継で初の生出演、「季節の中で」を熱唱した[注 1]

この日「絶体絶命」で第7位にランクインした山口百恵が別番組の収録で到着・登場が遅れ、松山の後に歌う予定だったが、松山が歌以外にテレビを通じてファンへのトークを行い[注 2]、トークの時間が長引いたため時間が押してしまい、山口の歌唱時間がなくなってしまうハプニングもあった[注 3]

収録曲[編集]

EPレコード[3]
全作詞・作曲: 松山千春
#タイトル作詞作曲・編曲編曲時間
1.季節の中で松山千春松山千春清須邦義
2.青春IIセカンド松山千春松山千春松井忠重
合計時間:

メディアでの使用[編集]

# 曲名 タイアップ
A-1 「季節の中で」 グリコ『アーモンドチョコレート』CMソング

カバー[編集]

曲名 アーティスト 収録作品 発売日 備考
季節の中で 石川さゆり アルバム『春一輪』 1979年3月25日
大橋純子 アルバム『Terra』 2007年7月19日
三浦祐太朗 シングル「旅立ち 2012年8月1日
青春IIセカンド 高田みづえ シングル「青春IIセカンド 1979年5月1日
ニューロティカ アルバム『誰がバカやねんロックンロールショウ』 2002年12月18日

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ その後1981年にも「長い夜」の第1位獲得により、再び中継で同番組に出演した。
  2. ^ これ自体は当初より予定されていた。
  3. ^ 最後の写真撮影のみ参加。

脚注[編集]

  1. ^ 一年 - ドラマ詳細データテレビドラマデータベース。(2012/3/14閲覧)
  2. ^ a b 富澤一誠『フォーク名曲事典300曲〜「バラが咲いた」から「悪女」まで誕生秘話〜』ヤマハミュージックメディア、2007年、474-475頁。ISBN 978-4-636-82548-0
  3. ^ 松山千春* - 季節の中で”. Discogs. 2020年3月1日閲覧。

関連項目[編集]