西湖 (富士五湖)
| 西湖 | |
|---|---|
| 所在地 | 山梨県南都留郡富士河口湖町 |
| 面積 | 2.10[1] km2 |
| 周囲長 | 9.85[1] km |
| 最大水深 | 71.7[1] m |
| 平均水深 | - m |
| 貯水量 | - km3 |
| 水面の標高 | 900[1] m |
| 成因 | 堰止湖 |
| 淡水・汽水 | 淡水 |
| 湖沼型 | - |
| 透明度 | 8.2 m |
ウオッちず Google Map 西湖
西湖(さいこ)は、山梨県南都留郡富士河口湖町にある湖。富士五湖の一つ。
目次 |
概要 [編集]
山梨県南部、富士河口湖町の中央付近に位置する。富士山の火山活動によって生じた堰止湖。面積は富士五湖では4番目の大きさで、最大水深は2番目の深さ。山梨県指定天然記念物フジマリモの群落地である。富士箱根伊豆国立公園の特別地域内にある[2]。
かつて富士山北麓には、剗の海という広大な湖があった。やがてその西部に溶岩流が流れ込んで分断され、本栖湖が生まれた。さらに平安時代初期の貞観6年(864年)に富士山が大噴火(貞観大噴火)を引き起こし、流れ出た膨大な量の溶岩流によって剗の海は大半が埋め尽くされた。この時に埋め残された東端が現在の西湖で、精進湖は北側の湾の一つである。現在でも雨水による増水時に、それぞれの湖で水位が一定して同じく推移するため、3つの湖は地下でつながっていると考えられている。
西湖には本来、自然排水による河川が存在していなかったが、近年人工的に河口湖に放流する排水路が完成し、標高差を利用した発電も行われている。1981年(昭和56年)には湖中から中世の丸木舟が発見され、山梨県指定有形文化財となっている。
絶滅種クニマスの再発見 [編集]
火山性堰止湖によくあるように、もともと西湖は魚の棲む湖ではなかったが、近代以降漁業目的で魚が放流されるようになり、1913年(大正2年)にはヒメマスが放流され、今日では漁業だけではなく、ヒメマス釣りは西湖でのレジャーのひとつとなっている。
1935年(昭和10年)には同じ富士五湖の本栖湖とともに、秋田県の田沢湖にのみ生息していた固有種であるクニマスの受精卵十万粒が送られ、ふ化後放流されたが[3]、その後の西湖での生息は長年にわたり不明であった。元々の生息地である田沢湖では電源開発に伴う酸性水の流入により絶滅してしまったため、1990年代になって関係者により西湖を含めた過去の移植放流先の探索調査が行われたが、クニマスを見つけることは出来なかった。しかし、2010年(平成22年)京都大学研究チームの調査で、約70年ぶりに西湖での生息が確認された[4]。
クニマスは環境庁レッドリストによる分類では絶滅種であったが、絶滅種の再発見は魚類としては日本国内における初の事例である[5]。
この発見がきっかけとなって、2011年(平成23年)11月に田沢湖との姉妹湖提携が行なわれた[6]。
観光 [編集]
西湖の南側には青木ヶ原樹海が広がる。湖岸には「西湖民宿村」と「根場(ねんば)民宿村」があり、ほかに閑静なキャンプ場等が点在するが、富士五湖の中では最も観光化が進んでいない。2つの民宿村やキャンプ場は、小・中学校の林間学校やスポーツ、音楽等のサークルの合宿などによく利用されており、そのための設備(小体育館やテニスコート、音楽室など)を備えた民宿も多い。
脚注 [編集]
- ^ a b c d “富士五湖”. 山梨県. 2012年2月1日閲覧。
- ^ “富士箱根伊豆国立公園の区域図 (PDF)”. 環境省. 2012年2月1日閲覧。
- ^ ■幻の魚クニマス 田沢湖に生命を育む会
- ^ 絶滅種クニマス、70年ぶり確認=秋田・田沢湖の固有種、山梨・西湖で-京大教授ら 時事ドットコム、2010年12月15日
- ^ 絶滅クニマス西湖にいた、田沢湖産と遺伝子一致70年ぶり確認『山梨日日新聞』2010年12月16日付朝刊、第2版、第1面及び21面。
- ^ “クニマスの縁…田沢湖と西湖が姉妹湖提携”. 読売新聞社 (2011年11月2日). 2011年11月4日閲覧。
関連項目 [編集]
外部リンク [編集]
座標: 北緯35度29分53秒 東経138度41分11秒 / 北緯35.49806度 東経138.68639度
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