然別湖

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然別湖

Lake Shikaribetsu (200807).jpg
然別湖畔、奥の山は天望山(左)・白雲山(右)

然別湖の位置(北海道内)
然別湖
然別湖
然別湖の位置(北海道)
所在地 日本の旗 日本
北海道十勝総合振興局
位置 北緯43度16分27秒 東経143度07分00秒 / 北緯43.27417度 東経143.11667度 / 43.27417; 143.11667座標: 北緯43度16分27秒 東経143度07分00秒 / 北緯43.27417度 東経143.11667度 / 43.27417; 143.11667
面積 3.44 km2
周囲長 13.8 km
最大水深 108 m
平均水深 57.1 m
水面の標高 810 m
成因 堰止湖
淡水・汽水 淡水
湖沼型 貧栄養型
透明度 19.5 m
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然別湖(しかりべつこ)は、北海道十勝管内鹿追町北部の大雪山国立公園内にあるである。

概要[編集]

標高810mに位置し、北海道の湖では最も標高の高い場所にある。古代の火山の噴火口の陥没によって生成されたカルデラ湖とも、火山の噴火により川が堰き止められて生成された火山性堰止湖とも言われている。周囲は13.8km、最大深度は108mである。冬季間は結氷する。湖には、「弁天島」(べんてんじま)と呼ばれる小さな島があり、小さな鳥居が立っている。

流入河川は北東部から流れてくるヤンベツ川。流出河川は南西部から流れ出す然別川(トウマベツ川)である。然別湖の周辺には、東雲湖(しののめこ)と駒止湖(こまどめこ)という2つの小さな湖がある。東雲湖や駒止湖付近は、ナキウサギの棲息地域である。

周囲は、白雲山(1,187m)や、「くちびる山」と呼ばれている天望山(1,173m)などの東大雪山系の山々に囲まれている。

サケ科イワナ属の淡水魚で、この湖に陸封されることで固有種となったオショロコマの亜種(または別亜種)であるミヤベイワナ(北海道の天然記念物に指定)が生息している。ほかに、放流され自然繁殖したニジマスサクラマスワカサギウグイなどが生息している。定期的にウチダザリガニの駆除を行っている。また、夏季には大気が安定していることが多い高原状の地形であるため、気球イベントが行われる。

交通[編集]

然別湖周辺の空中写真。1977年撮影の6枚を合成作成。
国土交通省 国土画像情報(カラー空中写真)を基に作成。

根室本線石勝線新得駅から北海道拓殖バスの然別湖畔行き利用。鹿追営業所経由で約70分、終点下車。また、根室本線帯広駅からも同じく北海道拓殖バスの然別湖畔行き(音更町役場前・鹿追営業所経由)が出ている。

なお、鹿追町の瓜幕(うりまく)地区から然別湖畔を経て上士幌町ぬかびら温泉地区を結ぶ北海道道85号鹿追糠平線のうち、然別湖畔温泉より先の山田温泉付近から幌鹿峠(ほろしかとうげ)を経てぬかびら温泉までの間の区間は、冬季間は通行止めとなる。

温泉[編集]

湖の西岸に2軒の近代的な温泉ホテルが並ぶ然別湖畔温泉が、また、ヤンベツ川の上流には一軒宿の山田温泉がある。各宿泊施設では、然別湖に生息するミヤベイワナ(鹿追町内の民間養魚場で養殖されたもの)などを使った各種料理を夕食時に味わうことができる。そのうちの1軒では館内に3つの美術館があり、宿泊客以外でも自由に見学することができる。

観光・レジャー[編集]

然別湖畔温泉には、然別湖ネイチャーセンター(株式会社北海道ネイチャーセンター)があり、年間を通じて、様々なネイチャー(自然)体験・アウトドア体験のプログラムを楽しむことができる。

湖には遊覧船が就航しているが、その他のエンジン付きボートなどの運航は禁じられている。

冬季には、然別湖氷上コタンまつりが開催され、イグルー(氷の家)内に作られた氷上露天風呂などが観光客の人気を集めている。

2005年から鹿追町役場とNPO北海道ツーリズム協会が共同で、グレートフィッシングin然別湖と称し特別解禁をおこなっている。釣りに関する厳しいレギュレーション(規則)を整備して、1年に2度(6月上旬〜7月上旬)、(9月下旬〜10月上旬)に、期間と人数(1日50名)を限定しキャッチアンドリリースでミヤベイワナを釣ることができる。

ギャラリー[編集]

参考文献[編集]

環境庁編『日本の湖沼環境』 大蔵省印刷局、1989年

関連項目[編集]

外部リンク[編集]