脳 (食用)
動物の脳(のう)は世界各地で食用とされている。ウシ、ブタ、鶏、ヤギ、ウマ、サルなどのものが食べられている。
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各国の料理[編集]
アメリカ合衆国南部では、グレイビーソースで味付けされたブタの脳の缶詰が売られている。これはスクランブルエッグと混ぜて炒めたエッグ・アンド・ブレイン (Eggs n' Brains) として食べることが多い[1]。町の料理店で出されることも多い。
フランス料理ではセルヴェル・ド・ボー (cervelle de veau) (子牛veauの脳cervelle)、テット・ド・ボー (fr:Tête de veau) (子牛veauの頭Tête)などの名で食べられる。
メキシコ料理でも、タコス・デ・セソス(牛の脳のタコス)が食べられる[2]。
カメルーンのアニャン族(Anyang)は、ゴリラの脳は族長が食べる御馳走である[3]。
インドネシア料理、特にミナンカバウ人は牛の脳を肉汁とココナッツミルクを使ったカレー風味料理グライ (id:Gulai) に牛の脳(otak)を入れたグライ・オタック(gulai otak)が食べられる。インド南部では焼いた、あるいは揚げたヤギの脳が食べられる。また、インドのベージャーフライはヒツジの脳(bheja)を揚げたものであり、カレーの具としても使われる。
キューバ料理では、脳にパン粉をまぶして揚げたフリッターが食べられる。
健康上の問題[編集]
脂肪とコレステロール[編集]
脳はその働きを支えるために60%が脂肪であり、それは主要部分である髄鞘の70%が脂肪のためである[4]。また、「ブタの脳のミルク肉汁漬け」(pork brains in milk gravy)140グラム缶の中には、コレステロール3.5グラムが含まれており、これは米国推奨食物摂取量 (USRDA) の11.7倍である[5]。
プリオン[編集]
牛海綿状脳症やクロイツフェルト・ヤコブ病など、伝達性海綿状脳症に感染している動物の脳を食べると、感染してひどい場合には死ぬこともある[6]。また、かつてパプアニューギニアで流行していたクールー (kuru) という病気は、長寿の儀式として死者の脳を食べる習慣が原因であった[7]。
関連項目[編集]
参考文献[編集]
- ^ Lukas, Paul. “Inconspicuous Consumption: Mulling Brains”. New York magazine. 2005年10月14日閲覧。
- ^ “Weird Foods: Mammal”. Weird-Food.com. 2005年10月14日閲覧。
- ^ Meder, Angela. “Gorillas in African Culture and Medicine”. Gorilla Journal. 2005年10月14日閲覧。
- ^ Dorfman, Kelly. “Nutritional Summary: Notes Taken From a Recent Autism Society Meeting”. Diet and Autism. 2005年10月14日閲覧。
- ^ “Pork Brains in Milk Gravy”. 2005年10月14日閲覧。
- ^ Collinge, John (2001). “Prion diseases of humans and animals: their causes and molecular basis”. Annual Review of Neuroscience 24: 519–50. doi:10.1146/annurev.neuro.24.1.519. PMID 11283320.
- ^ Collins, S; McLean CA, Masters CL (2001). “Gerstmann-Straussler-Scheinker syndrome,fatal familial insomnia, and kuru: a review of these less common human transmissible spongiform encephalopathies”. Journal of Clinical Neuroscience 8 (5). PMID 11535002.