石本美由起

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石本 美由起(いしもと みゆき、男性、1924年2月3日 - 2009年5月27日 )は、広島県大竹市出身の作詞家。本名は美幸。

[編集] 来歴・人物

幼少からぜんそくを患い、家に閉じこもるような生活を送る。生家は宮島江田島など瀬戸内海を見渡せる風光明媚な場所に建ち、幾分救われる。そばにある文学は全て読んだが、なかでも北原白秋に夢中になり、白秋の詩『思い出』の中の一篇「ザボンのかげ」からインスピィレーションを得て「長崎のザボン売り」という詩を書き歌謡同人誌に投稿する。

これが作曲家江口夜詩の目にとまり1948年小畑実の歌でレコード発売され大ヒット。1950年暮れ、東京に住まいを移しキングレコードの専属となり作詞家としてのスタートを切る。

1951年、作曲家上原げんとに見込まれ共にコロムビアレコードに移ったことで、上原をはじめ古賀政男船村徹市川昭介らの作曲家とコンビを組み、美空ひばり島倉千代子都はるみらの楽曲を手がける。特に美空ひばりには、大ヒットとなる「ひばりのマドロスさん」、「港町十三番地」、「哀愁波止場」、「悲しい酒」、「人生一路」などの詞を提供し、ひばり伝説の一翼を担った。他に遠藤実らとこまどり姉妹のデビュー「浅草姉妹」等も手がけている。

総作詞作品は3500曲以上にも及び、作詞界の大御所的存在で、他の代表曲には、故郷の窓から遠い空を想い続けた少年の日を思い出して書いたという「憧れのハワイ航路」や「薔薇を召しませ」、「陽気なハーモニカ娘」、「こんなアベック見たことない」、「渡り鳥いつ帰る」、「逢いたかったぜ」、「東京の人さようなら」、「逢いたいなァあの人に」、「浅草姉妹」、「ソーラン渡り鳥」、「十国峠の白い花」、「おんなの海峡」、「大ちゃん数え歌」(アニメ「いなかっぺ大将」主題歌)、「長良川艶歌」(日本レコード大賞)、「矢切の渡し」(日本レコード大賞)、「河内おとこ節」などがある。「長良川艶歌」、「矢切の渡し」は二年連続の日本レコード大賞受賞だった。また星野哲郎ら優れた才能を世に出した。

要職では日本音楽著作権協会(JASRAC)理事長、日本作詞家協会会長、日本音楽作家団体協議会副会長などを歴任し、広く後進の指導にもあたった。

この他、玖波小学校校歌瀬野川中学校校歌、八本松中学校校歌、「四谷大塚進学教室の歌」、広島東洋カープ応援歌燃える赤ヘル僕らのカープ」等も手がけている。

2009年5月27日午前零時50分、病気の為に薨去。享年86(満85歳没)。

[編集] 参考文献

  • 奥山弘「艶歌の竜」と歌謡群像、1995年、三一書房

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