横山ホットブラザーズ

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横山ホットブラザーズ(よこやまホットブラザーズ)は、お笑い芸人グループ。ケーエープロダクション所属。

ダイマル・ラケットいとしこいしに始まる「しゃべくり」を基本とした漫才が大勢を占める現在、楽器を用いた「音楽(音曲)漫才」を行っている数少ないグループの一つである。

目次

[編集] メンバー

横山姓であるため横山エンタツ横山ノックらが彼らの師匠であると誤解をうけることもある。しかしホットブラザーズの舞台名は本名をそのまま用いており、エンタツ・ノックを始めとする門下の「横山」は芸名であって彼らには師弟関係はない。

[編集] 現行メンバー

[編集] 元メンバー

[編集] 略歴

  • 1954年(1952年説、1953年説もあり) - 結成。当時のメンバーはアキラ、マコトと、二人の父・東六、弟子のレイジ。当初は家族ぐるみのメンバーで父の名を取って「横山トーロクショウ」その後「横山ファミリーショウ」等を経て現在の名になった。
  • 1966年 - 三男セツオが加入。
  • 1971年 - 第6回 上方漫才大賞 奨励賞受賞。
  • 1975年 - 東六が引退、現在のメンバーに。
  • 1985年 - 第9回 日本パロディ展 優秀賞受賞。
  • 1991年 - 第20回 上方お笑い大賞 審査員特別賞。
  • 1994年 - 第29回 上方漫才大賞 審査員特別賞受賞。
  • 1996年 - 平成8年度 第51回 文化庁芸術祭 大賞受賞。
  • 2003年 - 第38回 上方漫才大賞 大賞受賞。

[編集] ネタの特徴

  • 初めと締めは「歌って笑ってホットブラザーズ~♪」。ただし、父・東六がメンバーにいた時分は歌が違った。
  • 出だしのネタは固定で、マコトが歌(ほとんどは「北酒場」だが、「無錫旅情」など、別の歌のこともある)を唄い、アキラがそれに「ヤッコラマタ、ドッコイマタ」と頬を痙攣させるような唄い方で合いの手を入れるが、徐々に合いの手の声と顔の動きが大きくなってマコトの歌を食ってしまい、マコトが「やかましわい!」とツッコミをいれて中断させるというものである。
  • その後は、掛け合い~歌合戦系のネタと、楽器演奏系のネタに分かれる。
  • 通常の掛け合いの部分はそのほとんどがアキラとマコトの間で行われる。基本的にはアキラがボケ役、マコトがツッコミ役である。セツオが絡むことは多くない。セツオが絡む場合は、セツオがツッこむが、さらにそれにアキラとマコトがツッこむという役割になる。アキラとマコトにセツオがいじられ、会話から弾き出される、というパターンが多い。
  • 歌合戦系のネタの場合は、何かのテーマ(季節ネタや時事ネタ、地方巡業の場合はご当地ネタなど、演じる場にあったテーマが選ばれる)に沿った歌を互いに出し合うという形と、しりとりなどで歌をつないでいくという形があり、この場合、マコトが仕切り役となり、アキラとセツオが対戦、という役割になることがほとんどである。テーマ型の場合、最初は普通にテーマに沿った歌を唄うが、対戦が進むにつれて語呂合わせだけの歌やむりやりにひねった歌を出し、最終的に破綻するというパターンが多く、しりとり型の場合は、マコトが、セツオにはわりとやさしく、アキラには難しくなるように仕切っていき、アキラが苦し紛れに出す歌にマコトがツッこむ、というパターンが定番である。どちらの型も、マコトによるツッコミにアキラがオチをつけて下げとなる。
  • 楽器演奏系の場合は、のこぎりなど、通常では楽器として利用しないものを使っての演奏を披露する。楽器の種類や演奏方法については後述する。こちらのネタの場合は、観客もネタ運びというよりは、彼らの楽器演奏の芸を楽しむことになる。

[編集] 使用楽器

[編集] 現在も使用中の楽器

ミュージックソー(のこぎりの形をした楽器)
大工が使用する木材を切るためののこぎりではなく、あくまでも演奏用の楽器である。横山ホットブラザーズの場合は、椅子に座り、取っ手の部分を太ももではさんで固定し、先端を左手で持ち、右手に持ったバチで叩くことによって音を出す。普通に叩くと「バンバン」としか鳴らないが、叩き方を工夫すると打音とともに「びょぉ~ん」という音が鳴る。左手の操作で音程の操作ができる。操作者はアキラで、7拍叩いて「お~ま~え~は~ア~ホ~か~」と聞かせるギャグと、マコトのアコーディオン、セツオのギター伴奏によって「荒城の月」「六甲おろし」を演奏するという芸がある。特に「おまえはアホか」については、「横山ホットブラザーズといえばコレ!」とすぐに連想できるほどの認知度を誇る。実はこのネタは、戦後間もない頃、轟一蝶(漫才師でこのネタの創始者、漫画トリオの初代横山フックの父、他にバイオリンをバラバラにするネタがある)から横山東六が教わったらしい。
欧米でもこのタイプののこぎりで音楽を演奏する方法は存在するが、バイオリンのように弓で弾いて音を出すのが一般的で、叩いて音を出す方法を持ち芸としているのは世界でも横山ホットブラザーズだけである。関ジャニ∞横山裕はこの技を直伝で教えてもらい、見事習得した。
地方の余興に出演するために飛行機に搭乗しようとしたところ、所持していたミュージックソーが空港の金属探知機に引っかかったことがある(『月亭八方の楽屋ニュース』で暴露された、サキタハヂメも同じようなエピソードがある)。
ちなみに、「おまえはアホか」を音声認識式のコンピュータに入力すると、何故か「米陸軍」と出る(『探偵!ナイトスクープ』の小ネタより)。
近年レパートリーに「世界にひとつだけの花」が加わり、笑っていいともでは香取慎吾の目の前で披露された。
ガラクタパーカッション
子供用のおもちゃの木琴を中央にして、周りに左からうちわ太鼓ひしゃくちりとり、ホーン、小型のフライパン、などを装備したパーカッションセット。操作者はマコト。小さいため台が必要だが、舞台には台がないので、アキラを座らせて肩と頭部に乗せて演奏する。この場合のアキラはクラリネットを吹く。セツオのギターの伴奏で「ドレミの歌」を演奏する。楽器演奏のネタの場合、たいていはこれが最後のネタとなる。「♪シは幸せよ、さあ唄いましょう…」の後でこれをマコトが乱打して、台のアキラが「えーい、うるさい!」とこのセットを放り出して下げとなる。
ハーモニカ
アキラがハーモニカを吹き、そのハーモニカの両端に棒を立て、皿を回し、皿回しをしながら演奏する。さらにもう一本ハーモニカの上で皿を回してその下に棒を立てて笛を吹く。父の横山東六から受け継いだネタ。(東六はハーモニカを鼻で演奏していた。)
フライパン
アキラがフライパン、セツオが釜を持ち、それぞれ裏側を撥でたたきながらアコーディオンに合わせ長唄勧進帳を演奏する。

最後は、セツオが釜を表側にし、胸から取り出した太鼓の撥で「カーン」と釜を叩き下げになる。

[編集] 過去に使用していた楽器

壊れるヴァイオリン「ストラディヴァリウス?」
父・東六のネタ。モーニング姿でヴァイオリンを持ち、舞台に登場。短く一曲を弾き終え、「これは(ヴァイオリニストの)辻久子の持っているストラディヴァリウスよりもさらに高い…明日から、見られまへんで。明日からフェスティバルホールに出まんねん・・・」などと笑わせる。「ホンマに、丈夫だんねん」とヴァイオリンを叩くと、ネックが根元から折れて「おじゃましました!」と言いながら舞台を降りる。言うまでもなく、ネックは最初から根元が固定されていない。その後、箒とはたきのネタへ移る。
はたき
東六のネタ。 家庭用の竹箒とはたきであるが、箒の柄の部分には、はたきにはが張ってあり、バイオリンのように演奏する。また、箒の柄の先には吹き込み口と穴があいており、フルートのように演奏できる。操作者は東六がバイオリン部、マコトがフルート部で、セツオのエレキギター伴奏で「お手々つないで」を演奏する。
三味線
東六のネタ。三味線に鉦をつけ、さらに胸にハーモニカを取り付け、足で太鼓を演奏できるようにし、ピックで三味線をひき、残りの薬・小指に鉦の撥をつけ叩き、足で太鼓を叩いて、口でハーモニカを吹く。

[編集] トピックス

  • 2005年11月現在、NHKラジオ第1放送の番組『上方演芸会』に170回超出演しており、現役のコンビ・グループとしては最多の出演回数を誇る(史上最多は夢路いとし喜味こいしの230回超)。
  • メンバーの「長男・次男・三男」の位置づけはあくまでもグループ内のもので、実際の順番は異なっている。三男とされるセツオは、実際は7人兄弟の末っ子である(本人談)。

[編集] 出演番組

[編集] レコード

  • 「ホットの日本列島うかれ節」(日本レコード)

[編集] 弟子

  • 立山ライン(廃業)-立山ラインは現在、昭和のまー君と言う名称で楽器・のこぎり演奏を主に漫談活動をしている。
  • 立山センター-立山センター・オーバーのコンビで活躍中。

[編集] 外部リンク